2012/12/25
本日は世田谷で東京道場の稽古収めとなります。
2012/12/23-2
速報 本日 目黒道場(三宿中)においてOrikasa初段が15人組手を見事完遂しました。詳細は追って。
Orikasa一家と一緒に
Ito初段、Daiki君(少年部)、Tobe1級も久々の参加で稽古も盛り上がりました。
2012/12/23
本日は世田谷三宿中でOrikasa初段の15人組手を行います。多くの参加を期待しています。
2012/12/19
コラムを追加しました。
2012/12/15
本日は忘年会我孫子の部を行いました。
Kimura師範、Iizuka(酔っ払い)師範はじめ、Nito三段、Kamioka(アビ)二段、Watanabe(レスラー)二段などいつものメンバーに加えて、クラさんことKuramochi二段、Sakaki(サカ坊)初段などのベテラン組、今回10人組手を達成して新しく黒帯を締めたKunii初段、それから次回10人組手を控えたArai1級、Takeda1級、そしてAbe3級、Oyuri4級、女子部のWatanabe4級(Mikiちゃん)、新会員のMiyajima君、Izumi君が加わります。
それとSakaki(サカ坊)初段の友人、オーストラリア人のHeath君も参戦です。
参加予定だったTakagi一家がお父さんのTakagi二段のアクシデントで急遽参加できなくなりましたが、Noguchi3級が駆け込みで参戦となりました。
Noguchi3級は現在は40歳ですが入門は高校生の時です。
当時はそれなりのヤンチャでしたが、今ではしっかりとした社会人で長いブランクを乗り越え復会しました。
今回はベテラン組と新会員が入り乱れましたので、新しい人は自己紹介、ベテラン組も体験談や昔話を入れてのお話をしてもらいました。
年齢、職業、経歴も様々ですが、皆空手という共通項で結ばれた仲間たちです。
ついつ時間オーバーして3時間の宴になりましたが道場とはガラリと変わった雰囲気で盛り上がった本当に楽しいひと時でした。
まずは乾杯
左 さか坊 右クラさん 風貌は相変わらずです。
左 レスラー二段 そのとなりTakeda1級です。右端は酔っ払い師範 Mikiちゃんもついに4級になりました。
Takeda1級は国家資格を持つ鍼灸師です。彼はものすごい勢いで強くなっています。いよいよ黒帯が目前に迫ってきました。
左 酔っ払い師範 右 Kimura師範 Kimura師範
全くタイプは違いますが二人とも空手の実力はピカ一です。
新会員のIzumi君です。 職業はIT関係です。 格闘センスあります。 Abe3級 出版関係の自営業ですが 総合格闘技の経験が長く空手もぐんぐん強くなっています。
今期10人組手を達成しいよいよ黒帯の仲間になりました。 Noguchi3級 いろいろ昔の怖かった話をしてくれました。
左よりIzumi君、Abe3級、Arai3級 Arai3級は67歳ですが体は柔らかく、体力も30歳代のもを持っています。伝統系四段ですが、フルコンでも強い。
来年は現空研の黒帯に挑戦です。
オーストラリアから来たHeath君、オーストラリアではプロのサーファーでした。現在は神田外語学院で子供たちに英語を教えています。
日本語が随分上手になっていてびっくりしました。 また道場で稽古しましょう。 彼は身長が2m近くあります。
さか坊、相変わらずのさか坊節さく裂です。 そしてクラさん。怖い顔ですねー。 両名とも本格的な復帰を期待しています。
新会員のMiyajima君です。ロッククライマーです。彼も格闘センスがあります。 おどけてもちっともかわいくない。
Nito三段です。 まだまだ伸びています。
Oyuri4級 Fujituに務めるビジネスマンで格闘技は全くの未経験でしたが4級まできました。 努力家です。身長180cmですがまだ自分の長所を生かし切っていません。これからぐんぐん強くなるでしょう。
Heath君 さか坊 Kamioka(アビ)二段 ここのところ勝ち抜き戦で圧倒的な強さを見せています。
レスラー二段。先日プロのプロレスラーとのエキシビションマッチで腰を痛めてしまいました。
そのビデオは恐ろしいシーンでしたが、何とか復活。現在リハビリをかねて稽古を続けています。
今年のしめくくり。 Heath君との議論。今回は正当防衛、勇気、決断について
勇気を称賛し素直に肯定する感覚は、現在の日本ではほとんど見られません。
現在の日本人が最も国際感覚と乖離している事を改めて感じさせられました。
Heath君英語が上手になったな。
2012/12/13
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
とても寒かったのですが、先日15人組手を完遂したYanagi初段(新二段)や強豪のレスラー二段、Takagi二段、アビ二段、Kitajima二段、Ikeda三段らが揃い、熱気のある好組手が続きました。
特に勝ち抜き戦の後半は高段者同志のレベルの高い組手で多くの会員の勉強になったと思います。
また、Abe3級が、上段回蹴で受けの強いKitajima二段から技ありを取ったり、女子部のMikiちゃん(4級)の積極的な組手が見られたり面白い展開が続きました。
今日一番目立ったのはアビ二段でしょう。
Takagi二段との巨漢同士の戦いはいつも迫力がありますが、今日はアビ二段の最近得意にしている上段回蹴がさく裂し、技ありを取りました。
Takagi二段は身長180cm以上あり、しかも鋭い上段突きを持っていますからなかなか接近するのが難しいのですが、そうした中での技ありですから意味があります。
しかも、技ありとまではいかないが結構強力な上段蹴りが多数でていましたから決してまぐれではありません。
決勝戦のIkeda三段とはもはや、ど突き合いを楽しんでいる風情でした。
なかなか中身の濃い勝ち抜き戦でした。
最後に東京道場でも最近行っている基本の見直しの一環として高段者を中心として三戦を検証しなおしました。
体ならしの乱取 左 Abe3の級の見事な上段回しけり
奥 Miki4級の上段回蹴 右 Miki4級の上段突
左 新会員のMiyajima君 バワーとセンスがあります。 左 Kitajima二段 右 Arai1級 二人とも伝統系高段者ですがフルコンも強い。
左 Takagi二段 右 アビ二段の強烈な上段回蹴 技あり 左 アビ二段 右 Ikeda三段 死闘の末延長引き分け
最後の乱捕り Kumagai初段の後回蹴 奥は レスラー二段VS Ikeda三段 基本の見直し
2012/12/03
現空研道場専用電話番号が本日から変わりました。
会員専用ページで確認お願いいたします。
2012/12/02
本日は我孫子道場で昼の部の稽古を行いました。
久しぶりのTakagi夫妻とFumiya君(初段)の参加がありました。
またIkeda三段の息子さんのTakumi君も出稽古で参加しました。
Uno一家も奥さんとManaちゃん、Tetuo君も参加し、Nakabachi師範、酔っ払い師範、アビ二段、Kitajima二段、Kunii初段などで昼の部としては多彩なメンバーとなりました。
勝ち抜き戦もなかなか白熱し、特に少年部の組手はすばらしいものがありました。
Fumiya君は中学二年生でずいぶん身長も伸びました。
Takumi君は中学一年生ですがお父さんのIkeda三段仕込みの強烈な回し蹴りが武器です。
二人の対戦は本当に見事なものでした。
Manaちゃんは足の怪我で基本のみでしたが柔らかい体は相変わらずです。
Tetuo君もKitajima二段を相手に上段突きの有効をとるなど大活躍でした。
一般部は全員黒帯ですから勝ち抜き戦は全試合迫力がありました。
基本稽古 上段突き
基本稽古 四股立 中段下突
左 Takuni君 右 Fumiya初段の上段回蹴 左 Takuni君の上段回し蹴 右 Fumiya初段
左 Kitajima二段を果敢に攻める 右 Tetuo君(9級)
2012/11/30-2
本日は忘年会東京の部を行いました。
ロボコップ師範をはじめ、Kin三段、コマちゃんことIkoma初段、Oyama初段、Ito二段、Ozaki初段などベテランの強者がそろいました。
また、東京の常連、Suematu二段、Saisyo二段、Sonoda(T)二段、Tasiro初段、Morikawa初段、Sinozaki1級、Saito4級、Iriyama4級、Simada4級、新会員のIwakiさんなど多くのメンバーがそろいました。
初顔合わせの会員も多いので自己紹介など含めて4時間近くの宴になりました。
皆の大いなる意気込みも聞け本当に楽しいひと時でした。
Orikasa君はきょうのため岩手からかけつけてくれましたが、いよいよ12月23日には今年最後の15人組手に臨みます。
今日のメンバーの多くも参加しそうで、今年最後の大きなイベントとして楽しみです。
特に手前に怖そうな顔がそろっています。 東京道場の常連組
仕事で遅れてきたSimada4級ですが自己紹介で打ち解けます。 言わずと知れたロボコップ師範。体験談と若い会員にむけてのアドバイス。
新会員のIwakiさんのユーモアあふれる自己紹介
2012/11/30
本日は東京(三軒茶屋)で忘年会を行います。
コラムを追加しました。
2012/11/28
忘年会東京の部(30日金曜日)が迫ってきました。
参加希望でまだ連絡していない方(会員ページで確認できます)は本日中にご連絡下さい。
メールまたは現空研専用電話で
2012/11/26
昇級・昇段者の認定証と帯の授与を今週から各道場で行います。
2012/11/25
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
東京道場に入門したMiyajima君が我孫子道場へ出稽古に来ました。
新会員のOyuri君も来て充実した稽古となりました。
また、先日のMizuo二段の結婚式でバット折りを披露したNito三段が奥さんとかわいいお子さん(kokoroちゃん)と一緒に来ました。
1才にして空手衣を着こなしています。
記念の集合写真 左のTetuo君がずいぶん大きく見えます。 右がkokoroちゃん
Orikasa初段の15人組手を12月23日(日曜)世田谷、三宿中で行います。
今年最後の15人組手となりますので多数の参加を期待しています。
2012/11/24
忘年会我孫子の部のお知らせです。
12月15日(金) 20時〜22時 柏で開催します。
詳細は会員ページで確認下さい。
2012/11/23-3
本日はついこの間15人組手を完遂したMizuo二段の結婚式が行われました。
奥さんは、東大出で某官庁にお勤めのキャリアウーマンですが、とてもかわいらしい方です。
道場に来られた事もあったので会った会員もいると思います。
結婚前にいろいろ悲しい状況などがあり、Mizuo二段からもその話は伺ってアドバイスをしたこともあったのですがついに全てを克服して今日のおめでたい日を迎えました。
本当にすばらしい結婚式でした。
もちろん現空研は恒例の演武を行いました。
バット折りと板割を行いました。
見事成功したのですがいろいろ予期せぬ事もあり、詳細は会員ページか忘年会で披露します。
いまごろは二次会で盛り上がっているでしょう。
2012/11/23-2
女子部で今回4級に合格したゆうさんがツイッターを始めました。(リンクページでも紹介しています)
毎日の感想が生き生きと語られています。
彼女はもともと極真会館で基本を鍛えられていましたから最近顔面突きに慣れてきて現空研ルールでの実力をぐんぐん挙げています。
楽しみです。
他にも現空研会員でホームページやブログ、ツイッターをやっておられる方はご連絡下さい。
皆に紹介したいと思います。
2012/11/23
忘年会東京部のお知らせです。
11月30日(金) 19時〜22時 三軒茶屋で開催します。
詳細は会員ページで確認下さい。
(我孫子の部も追って連絡いたします。)
2012/11/20
本日は世田谷総合運動場体育室で稽古を行います。
最近雑用に追われてホームページの更新が滞っています。
10人組手、15人組手でさまざまなドラマが演じられていますし、一般稽古でも1対多人数などの面白い試みも多数行われています。
今月中には動画のアップも含めて一新しますのでいましばらくお待ちください。
あと、忘年会の企画ももうくす発表いたします。
2012/11/17-2
本日は世田谷三宿中でIguchi初段が見事15人組手を完遂しました。詳細は追って。
2012/11/17
本日は世田谷三宿中でIguchi初段の15人組手を行います。多くの参加を期待しています。
2012/11/14-2
本日我孫子道場においてYanagi初段が見事15人組手を完遂しました。詳細は追って。
2012/11/14
本日は我孫子道場でYanagi初段の15人組手を行います。
可能な方はなるべく参加してください。
2012/11/11
本日の稽古は野沢区民集会所 (ヴィルヌーブタワー駒沢2階)で稽古を行います。最寄り駅は田園都市線の駒沢大学で三軒茶屋の隣の駅です。
開始時刻も午後6時からといつもより早くなっています。
2012/11/03
Iguchi初段の15人組手の予定が決まりました。11月17日(土曜日)三宿中で行います。その他稽古予定日も更新していますので予定表で確認しておいてください。
2012/10/28-2
速報 本日 目黒道場(三宿中)においてSaisyo初段が15人組手を見事完遂しました。詳細は追って。
2012/10/28
本日は昼は我孫子道場で通常稽古を行います。
夜は東京三宿中にてSaisyo初段の15人組手を行います。
多くの参加を期待します
2012/10/25
会員専用の現空研事務のメールアドレスを変更しました。
詳しくは会員ページをご覧下さい。
2012/10/24
23日は世田谷道場に見学の方が来られました。
24日は我孫子道場に自衛隊空手部から出稽古にこられました。Nakagawa初段(自衛隊四段)の後輩の方で体格も良く、体力があり技もスピードがありました。乱取のあと勝ち抜き戦にも参加してもらい活躍しました。
詳しくは追って
2012/10/20-2
速報 本日 世田谷道場においてHituji初段が15人組手を見事完遂しました。詳細は追って。
2012/10/20
本日世田谷道場にてHituji初段の15人組手を行います。
多くの参加を期待します。
2012/10/19
昇級・昇段者 現時点での合格者を会員ページに掲載いたしました。
2012/10/15
総合稽古予定日更新しました。
11月11日(日曜日)東京は野沢区民集会所 (ヴィルヌーブタワー駒沢2階)で稽古を行います。最寄り駅は田園都市線の駒沢大学で三軒茶屋の隣の駅です。
11月20日(火曜日)は世田谷区総合運動場体育室です。この総合運動場は昨年現空研大会を行った大蔵第二運動場のすぐそばです。
2012/10/14-2
速報 本日 目黒道場(三宿)においてMizuo初段が15人組手を見事完遂しました。詳細は追って。
2012/10/14
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
昨日は我孫子のキャンプ場で盛大なバーベキュー大会が行われ、泊組もあったそうです。
千葉県警のSiba二段(身長190Cm)が道場に来訪。奥さん(現空研初段)とお子さん二人も一緒です。
2012/10/13
本日は我孫子道場の酔っ払い師範主催で恒例のバーベキュー大会を行います。
私は所用で参加できませんが、行ってみたい方は酔っ払い師範に問い合わせて下さい。
連絡方法がわからない方は現空研電話にお問い合わせください。
2012/10/10
我孫子道場は少し肌寒いくらいで稽古にはもってこいの気温となりました。
新会員もいますし、今日は基本をみっちりと稽古しました。
また来月15人組手を控えたYanagi初段が調子を上げていたので今日も彼を先頭にした勝ち抜き戦を行いました。
今日は上級者も含めて色帯も実力者が多かったのですが、なんと見事全員抜きを果たしました。
さすがに後半戦はかなりのスタミナを消耗していましたがまだ十分に余裕が感じられます。
順調に調整が進んでいるようです。
勝ち抜き戦初戦 左 Abe4級 VS 右 Yanagk初段 左 Eguchi初段 右 Yanagi初段
左 Yanagi初段 右 新会員のIzumi君(良い蹴りが出ています) 最終戦の激闘 左 Ikeda三段 右 Yanagi初段
乱取 Kitajima二段 VS Arai2級 乱取 Takeda2級 VS Izumi君
2012/10/03-2
今日は審査のない通常稽古です。
道路が混んでいて我孫子に到着したのが30分くらい遅れました。
道場はそこそこ人数があつまっており、早速稽古を始めました。
上級者が比較的多かったで15人組手を控えたYanagi初段の準備も兼ねて勝ち抜き戦を行いました。
Yanagi初段は勝ち抜く事を期待して初戦からの対戦となるように順番を決めました。
期待にたがわず大量の勝ち抜きを果たし、準備は順調に整っているようです。
(Yanagi初段の15人組手は当初予定の11月21日(水)から11月14日(水)に変更になりました)
初戦 左 Yanagi初段の上段回蹴 右 Kumagai初段 主審はKimura師範
また今日はめずらしい見学者の方が来られました。
ロッククライミングを10年位やっているMさんです。
ぜひ入門したいということで、身長も180cmあり基本的な身体能力が高いので楽しみです。
レスラー二段との体験組手もとまどいながらもなかなかスムーズで空手は初めてということですがパワーがあり潜在能力を感じさせます。
2012/10/03
先日の台風は凄かったですね。
中止したのは正解でした。
4時の時点ではまだ晴れていましたからね。その後はあのとおりの急変でした。
本日は我孫子道場で稽古を行います。 特に15人組手を控えた会員は怪我をしないように準備を進めて下さい。
2012/09/30-2 16:00
緊急連絡
稽古・審査中止
台風17号が関東に近づいており、現在東京23区全域に暴風警報が出ました。
東京は9時から深夜にかけてピークに達するということなので、帰りの交通機関の状況を考えて稽古・審査は中止することに致しました。
たがって今日の15人組手は延期になります。
※ Hituji初段の15人組手は10月20日(土)世田谷道場で行うことになりました。
2012/09/30
緊急連絡
本日は我孫子道場(13:00〜15:00)と東京目黒道場(池ノ上18:30〜21:00)が予定されています。
しかし強い台風17号が接近しており、夕方から夜にかけて関東を直撃する恐れがあります。
我孫子道場は稽古は行いますが飯塚(酔っ払い)師範にお任せしております。
遠方の会員は天気予報などに注意して帰りの足などを考慮して参加、非参加を判断して下さい。
東京(池ノ上)道場は本日はHituji初段の15人組手が予定されています。
こちらも台風の影響がなければ実施致しますが、台風がその時間に直撃しそうな状況だと中止もあり得ます。
午後3時すぎから細かく情報を出しますので当サイトを参照して下さい。
2012/09/26
本日は我孫子道場でKunii1級の10人組手と女子部のMikiちゃんの3人組手を行いました。
両名とも見事完遂しました。
東京道場からもSuematu二段やTakagi二段が参加し、我孫子も上級者の参加者も多く、対戦者を厳選しました。
主審は酔っ払い師範とNakabachi師範に交代で行ってもらいました。
Kunii1級は水曜の夜、日曜の昼と稽古量も豊富で走り込みも行っており準備は十分だったのですが、やはり10人組手となると精神的な緊張感もあり、かなり前半でスタミナもかなり消耗する展開となりました。
また、後半は二段、三段との厳しい組手となり疲労はピークに達しますが、最後まで平常心を失わず見事完遂しました。
Kunii1級は合気道も高段者で、これで合気道、空手道とも黒帯を締めることになりました。
Mikiちゃんも屈強な男子部を相手に最後は強豪レスラー二段から上段前蹴で技有を取るなど十分に実力を発揮しました。
ちょっと残念なのはその決定的な瞬間がカメラの位置の関係でちょうど審判のかげに入り捉えられていなかったことです。(下の写真)
でも十分にわかります。
またYanagi初段の15人組手の予定日が11月21日(水曜日)となりました。
審査前の乱取 中央 Mikiちゃん VS 酔っ払い師範 左 Mikiちゃん VS Takagi二段 左 Kunii1級 VS 酔っ払い師範
10人組手初戦 左 Arai2級 VS 右 Kunii1級 10人組手 8人目 左 Hayasi二段 VS Kunii1級
3人組手初戦 Abe4級 VS Mikiちゃん 3人目 左 Mikiちゃん上段前蹴りで技有 右 レスラー二段
2012/09/25-2
10月28日Saisyo初段の15人組手が予定されました。
各15人組手の実施日が総合稽古予定日にアップされていますので、確認しておいて下さい。
余談
Windows8が来月正式に発売されることになり、90日の限定版がリリースされたので早速ダウンロードしました。
大学の講義の内容にもかかわるので早速走らせてみました。
ちなみにこのホームページの更新は画像編集も含めて23日から全てWindows8環境でのものです。
もともと私はマイクロソフトの基本的なアプローチは好きではないのですが、このWindows8に関しては賛否半ばするものです。
まずダメなところはそれこそ言い出せばきりがありません。
根本的なマンマシンインターフェイスの考え方が私と違うのでいちいち細かいところを言い出したら一冊の本になってしまいますが、これまでのでWindows文化に馴染んで来た(Windows肯定派)の人でも、戸惑うところは多いでしょう。
ネットでも盛んに言われている「メトロ」画面のとっつきにくさ、スタートボタンが無い、アプリはどうやって始めるの、どうやって終わるの、といった基本的なところで初心者でなくてもウロウロしそうです。
スマートフォンやタブレット端末(マウスを使わないデバイス)との操作の統一を図ろうとする考え方は理解できますが、コンピュータ教室なんかでやっとWindows に慣れた熟年層は混乱することは間違いありません。
携帯電話などでマウスを使わないインターフェイスに慣れた人は割と早く慣れるかもしれませんが、まだまだ練れてないなという感はぬぐえません。
しかし、基本的にマウス文化の根本的な欠陥から脱却を図ろうとするこの悪あがきは、私は多少は評価します。
とは言え、従来のアプリを使えば一気に画面は陳腐化せざるを得ません。(馴染みやすいと言うこともできる)
従来のソフト資産や人的なスキルの継続性や連続性を考えるとやむを得ない所です。
しかしソフト技術屋の目でみると、全体的な動きは軽く、これだけの巨大なソフトをトータルとして上手にまとめたなという印象はあります。
vistaが出た時、大学の講義でそのできの悪さをボロクソに批判しましたが、そういった点では逆の評価となります。
市場はどう評価するでしょうか。
2012/09/25
更新が滞っておりますが、稽古も審査も順調に活発に行っております。
来月から15人組手審査も始まりますし、挑戦者の準備も着々と進んでいます。
先日Nakabachi師範から夏合宿の新しい写真ももらいましたので、それも含めてたまっている写真その他の情報をホームページにアップいたします。
2012/09/23
我孫子昼の部の稽古を行いました。
Nakabachi筆頭師範、酔っ払い師範も来ましたので、二人に審判をお願いして今日は正式の試合形式での組手稽古を行いました。
Kunii1級の10人組手が近いので、今日は二分間の本番を想定した稽古を行いました。
左 アビ二段 右 Uno(T)君(9級) 左 酔っ払い師範 右 アビ二段
手前 Noguchi3級 奥 アビ二段の上段回蹴 左 Kunii1級 右 アビ二段 中央 Nakabachi師範
2012/09/12
先週、今週と各道場で昇級・昇段審査を実施しています。
特に組手審査は毎回印象的な熱戦が続いています。
先日は少年部の10人組手も二組行われ、二人とも苦しい中、全力を出し切る見事な組手を展開し10人組手を完遂しました。
もちろん一般部もすばらしい組手が続いています。
明日から大学の後期の講義も始まり、現在多忙でなかなかホームページの更新ができませんが、合宿も含めて審査や稽古の写真や動画も一挙にアップしますので今しばらくるお待ち下さい。
本日は我孫子道場で審査を行います。
※10人組手・15人組手の日程が決まった会員は総合稽古予定日に記載してありますので、その日はなるべく参加するようにして下さい。
2012/09/06
平成24年度夏期合宿その1 アップしました。
2012/09/01
明日から各道場で昇級昇段審査を行います。
受審資格のある会員はどしどしチャレンジして下さい。
申し込みは会員ページより行って下さい。
2012/08/28
世田谷道場の稽古です。
少年部は参加が少なかったのですが先日入会したKanazuru君が元気に参加しました。
今日の指導、審判はSonoda(T)二段にまかせました。
組手は全員気合が入っており中身の濃い稽古となりました。
勝ち抜き戦の後は、全員Sonoda(T)二段の胸を借りて果敢にチャレンジしますが全員上段回し蹴りをきれいに決められます。(もちろん寸止め)
この後一般部の稽古が始まりましたが、新会員のKanazuru君はそのまま一般部の稽古にも参加します。
左 Tuji4級 右 Iwaki6級 の上段回蹴 左 Iwaki6級 右Tuji4級の上段回蹴
左 Tuji4級の中段順突 右 Kanazuru君 左 Kanazuru君の上段突 右Tuji4級
左 Kanazuru君の中段回蹴 右 Mikawa1級の中段回蹴 左 Mikawa1級 右 Kanazuru君の中段回蹴
左 Sonoda(T)二段 右 Kanazuru君の中段回蹴 左 Sonoda(T)二段の上段回蹴(技有) 右 Kanazuru君
左 Sonoda(T)二段の上段回蹴(技有) 右 Kanazuru君
左 Iwaki6級の上段回蹴 右 Sonoda(T)二段 左 Iwaki6級 右 Sonoda(T)二段の上段回蹴(技有)
左 Tuji4級の上段突 右 Sonoda(T)二段 左 Tuji4級 右 Sonoda(T)二段の上段回蹴(技有)
左 Mikawa1級の中段前蹴 右 Sonoda(T)二段 左 Mikawa1級 右 Sonoda(T)二段の上段回蹴(技有)
2012/08/25-2
本日は目黒道場の振り替え稽古を世田谷第二道場で行いました。
今日の体験入会者はKさんです。
合気道二段のお持ちで、空手は初心者ですが、格闘技のセンスはさすがで、間合いの取り方や反応がとても良く、回蹴も写真でもわかるように本当に自然に繰り出してきます。
次回を楽しみにしています。
今日は近く15人組手を予定しているSaisya初段の特訓を行いました。
何と言っても多人数組手ではスタミナの配分が大きな鍵をにぎまります。
スタミナはただ温存すれば良いというわけにはいきません。
出し惜しみしすぎると相手の勢いに飲まれて力を出しきる前に撃沈されるからです。
今日は防具無しで二分間のフルコンタクトを試合形式で5人連続で行ってみました。
なかなか良い仕上がりを見せていましたが、いろいろと自分で課題は見つかったと思います。
左 体験入会者のKさん 右 Namekawa二段 左 体験入会者のKさん 右 Suehiro二段
左 Saisya初段 右 Goro初段 左 Saisya初段 右 Enomoto初段
左 Namekawa二段 右 Saisya初段 左Suehiro二段 右Saisya初段
左 Nito三段 右 Saisya初段
2012/08/25
合宿一日目の紹介です。
合宿一日目の最初の昇段試合はKumagai1級の10人組手から始まりました。
対戦相手は
Goto 初段
Takamori 初段
Watanabe(R) 初段
Kitajima 二段
Suematu 二段
Namekawa 二段
Suehiro 二段
Watanabe(レスラー) 二段
Kin 三段
Sonoda(T) 二段
というそうそうたるメンバーです。
最終戦の10人目は同じ大学生同士でSonoda(T) 二段を当てました。
Kumagai君の祖父のKumagai氏には学生の頃からお世話になり、空手道場設立の時や会社を興した時も多大な尽力をいただきました。
その娘さんは一時私が家庭教師をしたこともあり家族同然のお付き合いをさせていただきました。
その娘さんがKumagai君のお母さんなのです。
Kumagai君は入門以来着実に実力を上げていき、今回10人組手に挑戦することになったのです。
就職も決まり、学生時代の集大成とも言える黒帯取得のシャレンジを今日行ったのです。
私の息子であり大学生のSonoda(T)二段とはメールのやりとりもしている仲ですが、今日の10人組手の最終戦を戦わせたいと思っていました。
10人目のKumagai君はほとんど体力も使い果たした状態でしたが、10人組手をやりとげようという強い意志に支えられて立っていました。
炎天下の冷房無しの道場内の温度は40度近かったかもしれません。
審査する私でも汗びっしょりになるほどです。
その状況でのSonoda(T)二段との対戦は過酷なものでした。
しかし、その前に多数の殺人的な二段との対戦をこなした後にもかかわらずKumagai君は、信じられないような大技を繰り出すのです。
足元はフラフラです。一度倒れたら起き上がる力はもはや残ってないでしょう。
以下の写真は終了まで全力を出しつくしたKumagai君の姿を如実に物語っています。
左 Sonoda(T)二段 右 Kumagai1級の上段回蹴 左 Sonoda(T)二段の上段回蹴 右 Kumagai1級
左 Sonoda(T)二段 右 Kumagai1級の上段回蹴 左 Sonoda(T)二段の上さそり蹴 右 Kumagai1級
左 Kumagai1級の上段横蹴 右 Sonoda(T)二段の上段後蹴
戦い終わって互いの健闘を讃え合う。 Kumagai1級10人組手完遂
2012/08/21
8月3日私は山本権之兵衛師範のカフェ開店パーティー(山本権之兵衛師範 宮永東野役員 に面白い昔話を伺った)の帰りにサカ坊に誘われていた飲み会の二次会に出席しました。
サカ坊から来る事は内緒にしておいて欲しいという要望があったので突然の乱入となりました。
私が登場した時の様子をサカ坊が携帯で録画しており、なかなかリアクションが面白いのでここに掲載してみました。
ファイルがでかいのでサカ坊がYouTubeにアップし、それをキャプチャしたものです。
現空研の動画は基本的に個人情報保護の立場から解像度が高く個人が特定できるものは現空研会員ページにアップするようにして、YouTubeなどの公開サイトには投稿しないようにお願い指定していますが、今回は特にそういう心配はなさそうなファイルだったので許可しました。
サカ坊投稿のYouTubeはこちら→ 現空研ドッキリ企画
二次会現場
この時の話を合宿の宴会で披露するサカ坊
2012/08/18
平成24年の夏季合宿を行いました。
今年は今までの合宿の中でも一番暑い(熱い)暑い合宿だったかもしれません。
15人組手完遂1名、10人組手完遂1名、6人組手完遂3名、4人組手完遂1名、3人組手完遂1名が出、それぞれ形審査も合格しました。
なお15人組手はあと一名が急遽挑戦することになりましたが、途中で審判団の中止命令を受けて完遂できませんでした。
しかし、もともと9月挑戦意思を表明しており、諸般の事情から周りや私が本日けしかけた事実があったので、再度、本来の意思どおり挑戦することを許可し指示しました。
審査以外の指名合も大変内容の良いものが多く、最終日の師範同士の組手は皆に多くの感銘を与えました。
今合宿の詳細は別途コラムで記載する予定ですが、取り急ぎいくつか写真をアップいたします。
また会員ページで動画もアップする予定です。
合宿初日
記念撮影 ちょっと前
記念撮影 本番
記念撮影 ちょっと後
女子部の模範組手 Sonoda(M)初段 Kikuchi初段
2012/08/17
先日サカ坊が飲み会を催し、私は二次会からいきなり参加して皆を驚かせましたが、その日は、神田のあるカフェの開店のご招待を受けておりそちらに伺ったのでした。
そのときの事をコラム山本権之兵衛師範 宮永東野役員 に面白い昔話を伺ったに書きました。
2012/08/17
明日からいよいよ夏合宿です。
今日急遽、Suzuki(R)二段の参加表明がありました。
民宿は貸切なので、余裕があります。今からでも参加表明可能なので参加可能な会員はどしどし参加して下さい。
なお、今年は翌日の昼食付きになっています。詳しくは会員ページを参照して下さい。
2012/08/15
合宿直前でお盆の最後なので、今日は参加者はあまりいないのではないかと思いながら着てみると案の定、居るのがレスラー一人。
異様に暑いし、今日は集まらないかもしれないなと話していると思いがけない人物が登場。
Yositake君です。
彼は我孫子道場の女子部Yositakeさんの旦那さんです。
と言っても私は奥さんより彼との付き合いのほうがはるかに古い。
彼は福岡の修猷館高校の同級生なのです。
とても優秀な成績で東大に行き、厚生省(現厚生労働省)に入り、年金局長まで務めます。
年金問題の真っ只中で国会で叩かれ、孤軍奮闘で苦しい答弁を強いられたり、たまたま同窓会の打ち合わせで私と弁護士のHatanoと厚生省を尋ねた日にエイズ問題でデモ隊に庁舎を囲まれるという事態に遭遇したり、いろいろ日本の歴史の1ぺーじになるような状況に置かれた彼でしたが、素顔の彼は温厚でまじめな好青年でしたし現在もそうです。クラリネットを愛好する音楽通でもあります。
今日もたまたまここの図書室に来ていたところでした。
しばらくするとHayasi二段やTakeda2級が来ましたので記念写真をとりました。
右端がYositake君
そうこうするうちにだんだん人数も集まってきましたので少し遅れましたが稽古を開始しました。
2012/08/14
今日はお盆の中日で合宿も控えているので参加人数は少ないのではないかと思っていましたが、少年部も一般部もそこそこ集まり充実した稽古ができました。
少年部は新しい会員が今日から増えました。
Kanazuru君です。神田錬成館のYamamoto先生のご紹介です。
ブリティッシュスクールに通っていて日本で言えば中学生に相当します。
日本語もしゃべれますが英語、フランス語、中国語が堪能で、英語でいくつか質問してみましたが、ネイティブのイギリス英語でとてもきれいな発音でびっくりしました。
まず押忍(オス)を覚えてもらいました。
早速皆と一緒に稽古しましたが、ダンスやバスケットもやっておりとても運動のセンスがあります。
初日ですが同じ中学生で1級のMikawa君や大学生のSonoda(T)二段とも組手を体験してもらいましたが、少しの注意で飲み込みが早いのに驚きました。
そのまま一般部の稽古にも参加することになりました。
少年部基本稽古
左 Take(O)9級 右 Iwaki6級の上段回蹴 左 Take(O)9級の上段回蹴 右 Iwaki6級
左 Iwaki6級 右 Watanabe(Y)9級の上段回蹴 左 Iwaki6級の上段突 右 Watanabe(Y)9級
左 Mikawa(Y)1級 右 Iwaki6級の上段突 左 Iwaki6級 右 Mikawa(Y)1級の中段回蹴
左 Mikawa(Y)1級 右 Kanazuru君 基本の構え
左 一般部のSinozaki1級の胸を借りる 右Mikawa(Y)1級の中段突 左 Mikawa(Y)1級の上段回蹴 右 一般部のSinozaki1級
左 大学生のSonoda(T)二段 右 Kanazuru君の前蹴 左 大学生のSonoda(T)二段の上段回蹴(寸止め) 右 Kanazuru君
一般部基本稽古
実戦的内受の指導 左 Endo二段 右 Morikawa初段
肘を思い切り内側に持ってくるも左腕の位置が重要
中段はレバーを防御する
右手をフリーにすることが目的 右手がフリーになればこんなことも簡単にできる
ギリギリで相手の突をかわす。 最小限の動きで体制を壊さず、当てられても目を閉じない
2012/08/12
我孫子の昼の部の稽古では、Takagi一家とUno一家が久しぶりの顔合わせです。
15人組手を控えたYanagi初段も参戦して変化に富んだ稽古ができました。
昼の最高に暑い時間帯ですがここはクーラーが効いているのが救いです。
基本稽古 Takagi一家
Uno一家 左 Takagi(F)初段 右 Uno(T)10級
左 Takagi(F)初段 右 Uno(T)10級 左 Uno(T)10級 右 Takagi(F)初段
.左 Uno二段 右 Yanagi初段 .左 Uno二段 右 Yanagi初段
左 Manaちゃん 右 Takagi初段 左 Manaちゃん 右 Takagi初段
2012/08/11
目黒(世田谷第二)道場で稽古を行いました。
合宿も近いので、実戦的な稽古を主体に行いました。
運足は全ての格闘技で大変重要な技術なのですが、案外日常悪阻の稽古では疎かにされがちなところでもあります。
まず運足を初心に帰って確認することにしました。
全員で号令にあわせて運足
下段を払わない受
運足 実戦的内受の指導
実戦的な上段のガードを確認する
左 Sugiyama4級の上段回蹴 右 Yokozeki 左 Sugiyama4級 右 Yokozekiの上段突
左 Yokozeki2級 右 Takamori2級の上段回蹴 左 Yokozeki2級の連突 右 Takamori2級
左 Sinozaki2級の上段回蹴 右 Takamori2級 左 Sinozaki2級 右 Takamori2級の中段回蹴
左 Sinozaki2級 の上段突 右 Takamori(K)初段 左 Sinozaki2級 右 Takamori(K)初段の上段前蹴
左 Sinozaki2級の上段回蹴 右 Yuさん 左 Sinozaki2級 右 Yuさんの中段回蹴
左 Sinozaki2級 右 Yuさんの上段突 左 Sinozaki2級の上段回蹴 右 Yuさん
2012/08/05-2
本日は夜は目黒道場で稽古を行いました。
今日は力をコントロールすることで実戦的なスタミナの強化や体力の温存ということをメインの集中的な稽古を行いました。
最後に15人組手を合宿に控えたUchida初段の準備として1試合2分間で11人と連続組手を行うという特別稽古も実施しました。
今日は全員が上級者だったのでUchida初段もかなり消耗しましたが、成功に向けての良い実戦稽古になったと思います。
いくつかの課題も自分で把握できたはずです。
今日はMorikawa初段、Nito三段が特に良い動きをしていました。
また Watanabe(R)初段、Iguchi初段も気迫のこもった組手を疲労していました。
左 Nito三段 右 Uchida初段 左 Watanabe(R)初段 右 Iguchi初段
2012/08/05-1
我孫子の昼の部の稽古を行いました。
今日も昼はものすごい暑さとなりましたが、クーラーが効いているのが救いです。
今日は東京道場のSuzuki(R)二段が久々の我孫子道場への出稽古です。
またIKeda三段が息子さんのT君と一緒に稽古を行いました。
レスラー二段やNoguchi3級も顔を見せ、なかなか普段見られない対戦が多く、なかなか面白い稽古ができました。
足場が通常の道場と違ってクロス張りなので感触が異なりこれもある意味では良い稽古となりました。
酔っ払い師範とIKeda三段との模範組手はさすがと思わせるスピード感、緊迫感があり良い模範となりました。
レスラー二段、Suzuki(R)二段も普段なかなか実現しない組み合わせですがさすが二段同士のレベルの高い攻防となりました。
Noguchi3級もだいぶ感覚が戻ってきて、今日は良いコンピネーションが見られました。
しかし、なんと言っても今日はIKeda(T)君が大活躍しました。
ほぼ全員と組手をしましたが、酔っ払い師範が相手でも臆するとこなく果敢に攻めました。
圧巻はお父さんのIkeda三段との組手です。 まだまだ圧倒的に強いお父さんに全力で挑戦し良い蹴り技をたくさん披露していました。
左 Ikeda三段 右 酔っ払い師範 左 レスラー二段 右 Suzuki(R)二段
左 酔っ払い師範 右 Ikeda(T)君の下突 左 IKeda三段 右 Ikeda(T)君の上段回蹴
2012/07/31
ロンドンオリンピックでの柔道の審判のひどさはあきれ返ります。
オリンピックの始まる前から道場で最近の審判のレベルの低さをお話しましたが、それがそのまま目の前で展開されました。
今話題になっている海老沼選手の試合だけに限りません。
日本人が絡んでいない外国人同士の試合でもまともな審判の方が少ないという印象さえ持ちます。
一言で言えばこの人たち(審判)は本当に(書類レベルではなく)柔道をやった経験があるのだろうかというレベルなのです。
相撲界でも相撲をやったこともない人たちが大きな顔をしていろんな事を言っています。
現場を知らない者が現場を指揮するとろくな事は起きない事はどんな分野、社会でも同じです。
本日は世田谷第二道場で稽古を行います。
2012/07/28-2
本日は世田谷道場(三宿)に神田錬成館のYamamoto先生はじめ、中央大学拳友会監督のNojiri二段とその先輩で拳友会指導者のSibuya二段、主将のOtake君が出稽古に来られました。
大変暑い日であったのですが、稽古の内容も熱いものとなりました。
Nojiri二段は筋トレで更にたくましくなっており、主将のOtake君(初段)も筋肉質の良い体です。
Sibuya二段にいたっては柔道も三段体重100kを超える重量級で、拳友会は剛柔流ではありますが、稽古、試合内容はまったくのフルコン空手です。
普段はいわゆる極真ルールで行われており、現空研のように顔面突きはありません。
拳友会の方々は普段と違うルールでの組手となるわけです。
今日は現空研も人数は少なかったのですが強豪が揃っており稽古は大変迫力のあるものになりました。
基本稽古 拳友会の猛者たち
基本稽古
今日は、組手は乱取(スパー)の後、普段の勝抜戦ではなく、拳友会と現空研の年齢の近い強豪同士を当てた模範組手を行ってもらうことにしました。
ルールは顔面ありの現空研ルールです。
まず20歳代の大学生同士 中央大学拳友会主将のOtake君と東京海洋大学学生、現空研大会無差別級優勝者のSonoda(T)二段です。
この試合はある意味最も興味深いものでした。
中央大学拳友会は歴史も長く、もちろん大学公認の体育会として活動していてOtake君は現監督のNojiri二段の愛弟子なので実力は推し量られます。
一方Sonoda(T)二段もまだまだ多くの課題を残してはいますが現空研大会では毎回優秀な成績を残している強豪です。特に今年は一般部軽中量級と無差別級の2冠を達成しています。
まず注目すべきは二人は全くの初対面であること、普段は異なるルールで研鑽を積んでいることです。
普段道場で稽古をしている仲間はどんなに強い相手であってもお互い気心は通じているのである種の安心感があります。
初対面の相手となると相手はどのくらい強いのか、どんな性格なのかが分らないゆえ何倍もの緊張を強いられるのが普通です。
ある意味真剣勝負に近い緊迫感があるのです。
そういった意味で本番的な面白さがそこにあります。
ただ、今回は現空研ルールで行うので、当然アウェーで戦う Otake君には何倍ものハンデがあります。
そうした点を考慮しなければただ勝敗のみで判断するのは極めて不公平な見方であることを付記しておきます。
全体的には抑制された中にも互いの鋭い技の攻防があり本人同士はもちろん、回りで見ている者たちにも勉強になる多くの点が見出せたのではないでしょうか。
勝負は本戦で双方技を出し合いますが互いに遠慮もあり決定的な差はありませんでした。(Sonoda(T)二段が上段突の有効を取りましたが、1ポイント差なので延長戦にはいります。)
延長戦になると硬さもややほぐれ双方気合の入った攻防となります。
しかし、顔面に慣れていないOtake君は、本戦同様顔面突で有効ポイントをとられ僅差判定でSonoda(T)二段の勝ちとなりました。
しかし内容的には全く互角で双方とも良い刺激を受けた内容でした。
左 Otake初段 右Sonoda(T)二段の軽い回蹴で戦いの火蓋はきられた。 左 Otake初段 右Sonoda(T)二段の上段突(止まっていないので注意が与えられる)
左 Otake初段 右Sonoda(T)二段の上段突 左 Sonoda(T)二段 右 Otake初段の重い回蹴
左 Sonoda(T)二段 右 Otake初段の良く伸びた回蹴 左 Otake初段のタイミングの良い上段回蹴(やや浅い) 右Sonoda(T)二段
左 Otake初段 右Sonoda(T)二段の的確な上段突 左 Otake初段の鋭い上段回蹴 右Sonoda(T)二段
左 Otake初段 右Sonoda(T)二段のさそり蹴気味の後蹴 左 Otake初段 右Sonoda(T)二段の鋭い上段突
戦い終わって互いの健闘をたたえる。
次の対戦は30歳代の拳友会監督のNojiri二段とNito三段の対戦です。
この二人は過去に何度も対戦しておりお互い手の内はよく分っているはずです。
30歳代というのは、現在は一昔前の20歳代と同等あるいはそれ以上の基本的な体力を保持しているアスリートが多いのは空手などの武道だけにとどまらずあらゆるスポーツ界で見られる現象です。
その理由は栄養状態が良くなったことや、トレーニング方法自体の進化その他いろいろな要因が重なっていると思います。
その一方二極分化が進み、コンピュータや携帯電話、ゲーム機だけが接触相手のスポーツとは程遠い病的な運動不全者たちが増えているのも情けない現実ですが。
この二人は、基本的な身体能力の高さを保持しているのは当然、まだまだ成長過程にあります。(技や技術とは別に)
この二人が決してコンピュータなどに疎いと言っているわけではありません。
バランスが取れていると褒めているのです。
今日の組手も大変レベルの高い厳しいものとなりました。
お互いフルパワーでガチンコでぶつかったわけではないのですが、抑制、コントロールされた中にも高度な攻防が見られました。
全体的には下段、上段の蹴りを上手に使い分け距離を詰めようとするNojiri二段と突や前蹴で自分得意の間合いで決定打を狙うNito三段とのせめぎあいといった内容です。
互いに決定的なポイントを与える事なく延長戦に入ります。
延長戦では多少動きが激しくなり互いに勝敗を決めようとした動きになりましたが双方とも攻めきれず結果引き分けとなりました。
内容としてはレベルが高く見ている会員もいろいろ勉強になったと思います。
手前 Nojiri二段の腰の入ったきれいな上段回蹴 奥 Nito三段 左 Nito三段 右 Nojiri二段の上段回蹴
左 Nito三段の上段突 右 Nojiri二段 左 Nojiri二段 右 Nito三段の前蹴
左 Nito三段の上段回蹴 右 Nojiri二段 互いの健闘をたたえあう
次は40歳代の対戦です。
拳友会の指導者Sibuya二段とTasiro初段との対戦です。
Sibuya二段は体重100kg、柔道も三段です。一方Tasiro初段は大変運動神経が良く、空手以外のスポーツも何でもこなせるスポーツマンです。
仕事の関係で大きな怪我をしてしばらく激しい運動を控えていたのですが持ち前の身体能力で復帰し調子を取り戻しつつあります。
刃物を持った相手との奇想天外の対戦経験(飲み会の席でのいろいろ昔話)もあり、そういう意味での対応能力は非常に大きいです。
Sibuya二段は、現空研大会に出場する事になっていたのが何かの関係で流れた経緯もあり、お名前は存じ上げていました。
しかし組手を拝見したのは初めてだと思います。
第一印象は「突が速い」ということです。
現空研は伝統系出身者も多く、突の速い選手も多いのですが、重量級でこれだけのスピードを持った者はごく少数です。
また常にフルコンでの稽古を行っていて効かせる感覚もお持ちです。
Tasiro初段もパワー、スピードも合わせ持っていますので噛み合った良い組手となりました。
これも延長戦の末引き分けとなりましたが、全般的にSibuya二段が攻勢をかける場面が多く、押し気味の展開でした。
左 Sibuya二段の開始早々の上段突攻撃 右 Tasiro初段 手前 Tasiro初段の上段回蹴 奥 Sibuya二段
左 Tasiro初段 右 Sibuya二段の重い中段回蹴 左 Sibuya二段 右 Tasiro初段の中段回蹴
左 Sibuya二段の上段突、場外で取らなかったがきれいに入っている。
次の試合は、ある意味現空研空手を説明する良い材料になった組手です。
Otake初段対Uchida初段です。
Uchida初段は現空研大会ではいつも上位に顔を見せる、無差別級での優勝経験もある猛者で夏の合宿では15人組手に挑戦します。
100kg超級の体重でありながら筋肉質で突のスピードも軽量級の上位者とも比べても遜色ないものを持っています。
Otake初段には倒しても良いから思いっきり行くように言いました。
しかしOtake初段は顔面有のルールではいかに突、蹴を効かすことが難しいか実感したと思います。
例えば下の写真でOtake初段が中段の逆突を入れている場面があります。
腰も入っており伝統系では間違いなくポイントになる突です。フルコンでも相手が打たれ弱かったら倒せるかもしれません。
しかし現空研ルールあるいは実戦では極めて危険な攻撃です。
下のシーンではUchida初段は何のダメージも受けずカウンターで上段突を返しています。これは寸止ですが実戦であればOtake初段はかなりのダメージを受ける場面です。
蹴りも顔面を警戒しなければならない状況ではサンドバッグを蹴るような間合いでは蹴ることができません。
顔面ありという状況で顔面なしのルールで蹴るような重い威力のある蹴りを出せるようにというのが現空研空手の一つの目標なのです。
(そういった意味では次のNojiri二段が一つの強力な技をを見せてくれます。)
この試合はUchida君が突で有効を重ねて勝利しますが、初めてのルールということを考えるとOtake初段の潜在能力を強く感じさせる試合でした。
左 Otake初段の抜群のタイミングでの中段突。しかし全く効かない。 右 Uchida初段がすかさずカウンターで上段を捉える。
左 Uchida初段の腰の入った上段突 左 Otake初段のきれいな上段回蹴
互いの健闘をたたえる
次の試合はNojiri二段がすばらしい技を披露してくれました。
相手はSinozaki2級です。Sinozaki2級はまだ茶帯ですが、中国拳法、キックボクシングの経験もあり、最近急激に力を付けてきた強豪の一人です。
筋トレも熱心でパワーもあります。
Sinozaki2級には胸を借りるつもりで思いっきり行けと指示しました。
なかなか迫力ある戦いとなってのですが結果はNojiri二段の一本に近い上段の回蹴技有で勝負がつきました。
この上段回蹴なのですが、この技こそ現空研でも伝統系でもフルコンでも通用するテクニックの一つです。
下の写真の@からDをご覧下さい。
Sinozaki2級は相手が前蹴で来る反応を示しています。
おそらく途中から蹴り足の軌道は見えなかったでしょう。
マウスピースをしていたのですが口の中を切る衝撃を受けています。
しかし、決して危険な蹴りではなくNojiri二段は最後は勢いを殺しています。
現空研ルール、上段回蹴の指針、振り抜かなければ多少の接触は可という規則にも外れていません。
蹴に入る前の上段突に対するガードの構えも完璧です。
この蹴りは現空研の基本技、猫足からの回蹴そのままです。頭を上下させずにな蹴足を前蹴のように上げ、腰の捻りで回蹴に持っていく。
現空研の会員は全員基本技としては稽古を積んでいるのですが実際の組手でここまできれいに出せる者は数えるほどです。
今日はNojiri二段が良いお手本を見せてくれました。Sinozaki2級も全体としては善戦したと思います。
@ 左 Sinozaki2級 右 Nojiri二段はほぼ自然体で構えています A Nojiri二段は蹴り技にはいるべく膝を上げます。
B 左 Sinozaki2級は反応良く後の先を取るべくカウンターの前蹴を繰り出します。 CしかしNojiri二段の蹴りは前蹴ではなく一瞬の腰の捻りで上段を捕らえるのです。
D Nojiri二段は振り抜いてはなく、そのまま足を上げて残心の体勢を保つ余裕です。
次は少し遅れて道場に着いたNamekawa二段とSibuya二段に対戦してもらいました。
タイプは全く誓います。というか外観から違います。
まず外観が絵に描いたような重量級対軽量級。
片変幻自在の蹴技を得意とするNamekawa二段に対し、パワーとスピードを生かした正攻法の正面攻撃をしかけてくるSibuya二段。
互いにスピードと勝負勘の鋭さは共通するところですが。
初対面かと思ったら過去に合同稽古をしたことが何度もあるそうですね。
どうりで双方リラックスして大技の攻防を展開するはずです。
どちらも退かないので緊迫した噛み合った組手となりました。
Sibuya二段も全く体重感じさせない上段の回蹴を放ったかと思うとNamekawa二段は豪胆な踵落で対抗します。
本戦ではSibuya二段が上段突の有効を撮りますが、延長戦ではNamekawa二段が同じく上段突で取り返します。
最終的には引き分けで決着しましたが、なかなか見ごたえのある攻防でした。
左 Nameakawa二段 右 Sibuya二段の上段回蹴 左 Namekawa二段の踵落 右 Sibuya二段
右 Sibuya二段の上段突 左 Namekawa二段の上段回蹴
右 Namekawa二段の上段突 双方健闘をたたえあう
特別講話 現空研を倒す方法
左 Yamamoto師範 右 Nito三段 左 Yamamoto師範 右 Namekawa二段
つづく
2012/07/28
本日からロンドンオリンピックが開始されました。
と言ってもサッカーは既に始まってり、男女とも1勝を上げるという幸先の良いスタートです。
そのロンドンから神田錬成館のYamamoto先生が帰国され、今日は現空研の三宿での稽古に参加されます。
中央大学拳友会監督のNojiri二段と現主将の方も来られる予定です。
ぜひ多数の参加を期待します。
2012/07/27
夏期合宿の現在までの参加表明者の一覧を会員ページに発表いたしました。
これから随時更新していきます。
前日まではキャンセルも可能ですので、行けるか行けないか未定の方もなるべく早めに申し込みをお願いします。
2012/07/26
本日は東京造形大学のコンピュータ技術論前期試験を行いました。
今年は女子学生が多く約7割が女子ですが、ここ数年では最も積極的な学生が目立つ年となりました。
去年と違って講義の後も質問に来る学生が少なくありません。
コンピュータ技術論は教職課程の必修科目となっていますので、そうした点もあるのかとは思いますがそれは今までも条件は同じです。
ただ、勉強する学生としない学生の二極分化は顕著になっています。
外国からの留学生もいるし、英語の堪能な学生も少なくないので今年から論文の解答は英語で記述しても良い事にしました。
まだざっと目を通しただけですが早速しっかりとした英文の論文がありました。
試験に失敗した学生(成功してても)は現空研の空手稽古に体験参加すると何か良い発見があるかもしれません。
前期試験の様子
2012/07/25
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
今日も代替道場で初めての我孫子北近隣センター並木本館多目的ホールで行いました。
なかなかきれいな建物で設備も整っています。
エアコンも完備で空調は申し分ないのですが、残念なことに床の硬いのです。
ほとんどの多目的ホールといわれているものは床が硬く作られています。
柔道場のようにスプリングを効かせるわけにはいかないでしょうが、床材の下にちょっとしたクッション材を敷くだけで随分違います。
武道だけでなく踊りやダンス、軽いエクササイズなどでも怪我のリスクは激減します。
学校の体育で、床の硬さが原因の怪我は私は正式な統計を見たわけではありませんが、一般の方が想像しているよりはるかに多いことは間違いありません。
建築家の方やそうした行政で決定権のある方はちょっと心に留めておいていただければと思います。
それでも、こういう(放射能除染)状況で使わせていただける場所があるだけでも感謝しておりますが。
今日は夏休みの25日とういこともあってか道路がめちゃくちゃに混みました。
したがって上級者で先に稽古を始めるように電話で指示しました。
着くとHayasi二段の指導のもと基本稽古が終わるところでした。
なかなか気合の入った稽古でした。
その後は私が引き継いで、関節技、そして組手稽古を行いました。
充実した稽古ができました。
左 Kumagai2級の上段回蹴(技有) 右 Abe4級 左 Kumagai2級 右 Abe4級の上段回蹴
2012/07/24-3
世田谷道場の稽古です。
最近世田谷道場の稽古参加者が増えてきました。
また猛暑がぶり返してきましたが、道場で汗をかいて一杯のビールを飲む。
これがモチベーションの維持には一番です。
今日は多彩なメンバーになりました。
Morikawa初段、Sinozaki2級を初め常連のメンバーに加え、復会したKojima初段、Yamada初段、強豪のKin三段、Sonoda(T)二段、Suehiro二段、Endo二段、Suematu二段、15人組手を控えたMizuo初段、Suzuki(S)3級 Yagi3級そして新会員のSaito君、フルコンのスペシャリストSimada君他などなどです。
我孫子道場、目黒道場で行った間接技(短刀取)から初め、顔面有のライトコンタクトの勝抜戦、そして今日は特別メニューとしてパワーファイターのKojima初段とSimada君に極真ルールでのフルコン組手を行ってもらいました。
特に勝ち抜き戦は大変白熱した展開で充実していました。
今日は特にMizuo初段の突き技が冴えていましたが、宿敵Sonoda(T)二段に僅差で敗れました。
優勝は決勝で技有2、合わせ1本勝したKin三段です。
世田谷道場でも関節技(短刀取)の講習 まずお手本(相手はSonoda(T)二段 全員で基本演武
左 Kojima初段 右 Morikawa初段 二人交代で模範演武
勝抜戦 初戦 左 Saitou君(伝統系経験者) 右Simada君(フルコン) 右 Saitou君の左上段順突
左 Simada君(フルコン)の重い中段前蹴(技有) 右 Suzuki3級 左 Simada君 右 Suzuki3級の上段突
左 Simada君 右 Sinozaki2級の上段突 左 Simada君の前蹴 右 Sinozaki2級
この試合は双方有効ポイントはありませんでしたが、Sinozaki2級が茶帯である事を考慮してSimada君の僅差判定勝としました。
左 Simada君 右 Hirayama初段の絶妙のタイミングの上段突(有効) 左 Hirayama初段 右 Simada君の重い中段回蹴(ポイントには至らず)
長年にわたり着実に実力を上げ続けているHirayama初段はもともとは突きを得意としていました。(最近は蹴りに磨きがかかっていますが)
Simada君は上段突きの対策を研究中のように見えますが、まだすばやい上段突の対応策は未完で、ここが現時点での強化ポイントでしょう。
ナイスファイトでした。
左 Yagi3級の後蹴気味の逆回蹴 右 Hirayama初段 左 Hirayama初段の踵落 右 Yagi3級
Yagi3級は今月テレビの渡辺篤史の建物探訪で新築の自宅が紹介されました。
友人の建築士に設計してもらったものだそうです。とてもモダンでモデルルームのような内装でした。
家具とかごたごたした生活臭のあるものがなんにもないので、それをとうしたのと聞いてみると全て収納できる構造になっているそうです。
現在独身のドクターですが、ちゃんと彼女も一緒に映っていました。
仕事、生活ともバイタリティーにあふれていますが、大学時代から続けている空手も大変アグレッシブなものです。
先日はどうも骨折したように見えたのですが、自分でレントゲンを撮り、骨折ではないと主張しています。
Hirayama初段とはタイプは違うのですが共通点も多くしります。スピードの速さ、特に飛び込みのスピードと突の集中力は抜きん出たものを持つ二人です。
今回はHirayama初段の僅差判定勝となりました。
左 Morikawa初段 右 Hirayama初段 左 Morikawa初段 右 Hirayama初段
Morikawa初段とHirayama初段はまったくタイプが異なりますが、世田谷の強豪同士です。
大体Morikawa初段が圧力をかけ、Hirayama初段がカウンターを狙うという展開が多いのですが、今日はHirayama初段も積極的に自分からしかける場面が多く見られました。お互い積極的な攻めに徹しますが共に決定打はなく僅差判定でMorikawa初段が制しました。
左 Mizuo初段 右 Morikawa初段 左 Mizuo初段 右 Morikawa初段
Mizuo初段は15人組手と結婚を控えここのところ大変充実しています。
もともと前蹴が大変得意だったのですが、最近は使える技の種類も増え、オールラウンドに戦えるようになってきました。
最近は目立つのはタイミングの良い上段の突です。
今日も体力で勝るMorikawa初段の良さを上手に封じ込めノーモーションの鋭い上段突で有効技をとりました。Morikawa初段も反撃を試みますが功を奏さないうちにタイムアップとなりました。
左 Mizuo初段 右 Kojima初段 上段突きの相打ち 左 Mizuo初段の上段前蹴 右 Kojima初段
次の相手のKojima初段ですが、体調を崩してしばらく休会しいました。
まだ本調子ではありませんが潜在的なパワーと地力はなかなかのものです。
ただ単にパワーがあるだけでなく、突のスピードや感の良さも合わせ持っています。
今日も相打ちになるような鋭い上段突の交錯が何度もありました。
Mizuo初段の得意技である前蹴で技有を取られますが、これから徐々に調子を取り戻していくでしょう。
左 Mizuo初段 右 Suematu二段の飛び込んでの横蹴 左 Mizuo初段のカウンターの突 右 Suematu二段
次の相手はSuematu二段です。
Suematu二段は最近勝抜戦では目立った活躍は少ないのですが、それは彼が弱くなったからではありません。
多くの上級者たち、特に二段をそろそろ狙おうといった会員たちが彼の癖を良く観察し、研究しているからです。
特に飛び込んでの横蹴りや至近距離からの上段回蹴は皆一度は食らっているのでしっかり対策しています。
今日はMizuo初段が上手にカウンターの上段突を合わせていました。
Suematu二段は常に全力に近い豪快な組手を行いますがこれが逆に言えばリズムが類型化してしまう原因になっています。
もう少し緩急の幅を広げると、野球で言えばカーブを上手に使うような攻撃を行えば、強打(直球)が更に生きてくるでしょう。
左 Mizuo初段の回蹴 右 Sonoda(T)二段 手前 Sonoda(T)二段の上段突(有効) 奥 Mizuo初段
次の相手はSonoda(T)二段です。
Mizuo初段は現空研大会以来好調を保っているのですが、いつも肝心な所をSonoda(T)二段に敗れるケースが多いのです。
体重が近いことあり対戦の機会は多くなっています。
互いに突きのスピードが速いところや前蹴のタイミングの良いところも似ています。
そうすると圧倒的に稽古量の多いSonoda(T)二段にわずかなタイミングの差で不覚をとるケースが増えるのです。
上段突によるカウンター攻撃は特に相手が重量級のパワーファイターには極めて有効な攻撃手段の一つですが互いにカウンターパンチャーの場合は紙一重で勝敗が決しますので、リスクの多い攻撃方になります。
本来カウンターは構えを作らず自分の体の反応に任せて行うべきで、「カウンターを狙う」という心構えは武道の本来の姿ではありません。
二人ともまだカウンターを狙うという気持ちが外部から見えている限り本物ではありません。
たまたまわずかなタイミングの差で勝っても負けても、それは本来強さではないからです。
もう一度武道の原点に戻って根本から取り組みなおすのも更なる上を目指すには必要な事です。
本日は夕方我孫子で稽古を行いますが、場所は我孫子北近隣センター並木本館多目的ホールです。
明日は東京造形大学の私のコンピュータ技術論の前期試験を行います。筆記用具のみ資料、参考書の持ち込みは不可です。
2012/07/24-2
世田谷道場少年部の稽古です。
最近世田谷道場の稽古参加者が増えてきましたが夏休みに入ったためか少年部の参加者は逆に少なくなっています。
それだけに熱心な少年たちがあつまり内容は濃いものになっています。
勝抜戦となると低学年の子も一般部顔負けの組手が展開されます。
今日は勝抜戦の後、一般部の大人を相手の乱取稽古も行いました。
圧倒的に強い相手との稽古も子供達にとっては大切な経験です。
2012/07/24
神田錬成館のYamamoto先生がイギリスから三年ぶりに帰国されました。
先生はロンドンでも空手を続けておられました。
日本について間もないのですが早速今月の28日(土)に現空研に出稽古に来られるそうです。
そのとき中央大学拳友会の監督になられたNojiri二段と現主将の方と同行される予定です。
Nojiri二段は何度も現空研に出稽古に来られその実力は周知の事実ですが、まだお会いしていない会員も大勢いますので、この機会にぜひ稽古に参加してお互い切磋琢磨できたらと思います。
また、来年の現空研大会の出場も考えておられる由伺っております。
いろいろ楽しみが増えてきました。
2012/07/22-2
午後は三宿で稽古を行いました。
こちらは目黒道場の上級者があつまり、Uchida初段の15人組手(合宿)も近づいてきましたので、彼のスタミナ養成も兼ねて勝抜戦を先頭に近いところに配置しました。
また、先週調子の良かったNito3段も中間くらいに配置し、故障を抱えているSonoda(T)二段やNamekawa二段、久しぶりのKawabe二段を後方に配置しました。
Uchida初段も長い風邪から復帰したばかりで、筋トレで上げていたバーベルも本調子のころの7割くらいした戻っていないということでした。
しかし実戦はいつどんな時に起こるかわからず、体調が万全の時敵が攻めてくるというのは殆どありえません。
そうした意味で体調不完全の中でどういうふうに戦うかということも武道の立場では大切なことです。
そういった意味で今日は体調不完全の会員が多かったのですが、あえて勝ちにこだわる組手を行ってみました。
現空研の稽古は普通は「勝ちにこだわるな」といった指導方針で行っています。
それを今日は敢えて勝ちにこだわれといった方針で行ったのです。
体調も含めて与えられた条件の中でいかに最善を尽くすかといった訓練も意義深いからです。
体調不完全でもUchida初段は大変パワフルな組手を行ってくれました。
この条件でこれだけ戦えれば15人組手は大いに期待がもてます。
今日もっとも良い動きを見せてくれたのはUchida初段を破ったNito三段です。
最近伸長著しいMorikawa初段との対戦で接近戦で不用意な膝受けの体制で待つ場面がめだったので、Morikawa初段にこういう体勢の時は軸足を柔道の出足払いのタイミングで払うと相手を宙に舞わせる事ができるよとアドバイスしました。
そのとたんにNito三段は受けの足の配置に修正を加え簡単にかからないばかりか、逆にそれを相手にしかける感の良さを見せました。
それを次のSonoda(T)二段との対戦でも実行し、不完全ではありましたがその探究心とチャレンジ精神を評価して有効ポイントとしました。
言われた事をすぐ修正したり、チャレンジしてみるという事は簡単なようでなかなかできません。
頭ではわかるということとそれを実際の動作として行なえるはやはり距離があります。
しかし第一歩はやってみる、チャレンジしてみるという事です。
Nito三段はチャレンジ精神が旺盛で、この気持ちがある限り伸び続けるでしょう。
このNito三段を破ったのはNamekawa二段です。
彼は膝の調子が今一のようですが、今日は攻撃を上下に散らし、上手に戦いました。
内容は殆ど引き分けにちかかったのですが攻勢点をとりNamekawa二段の勝ちとしました。
決勝はKawabe二段です。
Kawabe二段は受けが強くなかてか相手に攻撃させないタイプなのですが、今日は上段のガードに甘さが見られました。
そさを試合巧者のNamekawa二段につかれ、顔面突の有効をとられます。
重い前蹴りで反撃しますがポイントを取るにはいたりません。
核抜き戦はNamekawa二段の優勝となりました。
その後、今日はパワーファイターが揃ったのでUchida初段の15人組手の稽古も兼ね、顔面突きなしのいわゆる極真ルールで重量級の強豪を選んで対戦しました。
選抜したのはKawabe二段、Nito三段、 Morikawa初段です。
三人とも大変パワフルで良い組手を見せてくれました。
Uchida初段も病み上がりにしては上出来でした。この時期に一端体力を完全消耗させてみる事は精神的にも向上のバネになります。
この中で今日一番調子が良かったのはNito三段で、消耗したあともそれを相手に感じさせない巧みな攻防を行っていました。
もう少し徹底すれば脱力したフルパワーを出せるようになるでしょう。
鏡を前に基本稽古
自分の姿勢を常に確認することで自分の脳内の認識と現実を一致させる事ができるようになります。
簡単な四股立でも鏡で見ると自分が思っていた姿勢と違うことに気がつきます。
Sonoda(T)二段相手に短刀取の模範演技 その1
Sonoda(T)二段相手に短刀取の模範演技 その2
Sonoda(T)二段相手に短刀取の模範演技 その3
私を仮想の敵として全員に演じてもらいます。
仮想の敵を想定した一人演技
仮想の敵を想定した一人演技。ここは難しいところ。
実技 左 Nito三段 右 Kawabe二段
実技 左 Kawabe二段 右 Nito三段
実技 左 Morikawa初段 右 Namekawa二段
実技 Yokozeki2級 右 Saisyo初段
実技 左 Sugiyama4級 右 Morikawa初段 Namekawa二段が姿勢を矯正。
武道の本質の話 禁じ手の問題。
かわずがけ 相撲にも柔道にもある技。 その1
かわずがけ 相撲にも柔道にもある技。 その2
柔道ではかなり昔から禁止技になっている。私はこの技が得意で中学生の時校内の相撲試合でこれを使ったら体育の教師にそれは反則技だと注意された記憶がある。
大相撲ではゆるされている。
柔道では危険ということで国際ルールでも禁じ手になっている。最近では「もろ手刈り」(いわゆるタックル)も禁じ手になるという話を聞いた。
レスリング出身の外国の選手がよく使っていた技だ。危険と言えば危険だが、スプリングの効いた本格的な柔道場であれば問題ないのではと思う。
危険以外にも「柔道らしくない」というような点が上げられているようだが、これは本末転倒と言わざるを得ない。
現空研ではこういった禁じ手も相手は普通に使ってくるという前提で稽古を行う。
「短刀取り」なんて技も相手が反則するなんて生易しい想定ではない。
あらゆる場面で最適な対処ができるというのが武道の本質であることを忘れないでほしい。
2012/07/22
本日は我孫子道場の代替道場で稽古を行いました。
新木近隣センターです。
ここは数年前にも一度臨時の稽古場所として借りた事があります。
きれいなホールで、ピアノや鏡もあります。
今日は筑波大学に留学していたZoiちゃんがアメリカに帰ることになり日本での最後の稽古となりました。
彼女は日本で就職したいそうですがお母さんが心配して帰国のための航空券まで用意されシブシブ帰国となったようです。
電話で大喧嘩したそうですが結果はママの判定勝ちだったようです。
母親の気持ちは万国共通ですね。
しかし彼女は決して日本へ戻る事をあきらめていず、必ず戻って来ると言っていました。
空手の他に三味線も習っていて、数曲弾けるようになったということです。彼女のお父さんはジャズベーシストということで音楽の素質もきっとあるに違いありません。
どんな曲が弾けるのと聞くと、ソーラン節や炭坑節、あとサムシング節ということでした。メロディーをきれいに歌ったので、ちょうどピアノがあり、じゃあピアノでちょっと弾いてみるから歌ってといってピアノのふたを開けようとしたらカギがかかっています。
まあカギを開けてもらってまでもやることでもないので彼女の歌は聴けず。
坂本九の上を向いて歩こうとかハミングしていました。三味線でも弾いていて大好きだそうです。
この歌は昔「スキヤキソング」という題名でアメリカで大ヒットしたのですが、この事実は彼女は知りませんでした。
空手でもとてもリズム感が良く運動神経も発達していますので音楽も期待できそうです。
今度日本に戻って来た時合奏してみましょう。
このホールはもう一つ大きな鏡が壁面にあることです。
ですから今日は全員鏡に向かって自分の姿を見ながらの稽古を行ってみました。
いやー、これが大成功。
みんな見る見る自分の欠点を修正していくではありませんか。
リアルタイムで自分の行動をフィードバックして修正するというシステムは、工学分野ではフィードバック制御といって基本中の基本ですが、あらためてその効用を確認したしだいです。
客観的に自分の行動を見るというのは本当に学習効率があがりますね。
あらためて再認識しました。
鏡に向かっての基本恵子
四股立も自分の目で確かめるとあっというまに正しくできるようになります。
前屈立も注意されたことがすぐ修正できます。
今日は最近稽古が少なくなっている間接技の応用である「短刀取」の形一つ上段を稽古しました。
最初は一つ一つの動きを分解して正確に体に覚えこませることが大切です。
どんなに複雑な動きでも最小単位まで分解すれば、単純な動作になります。
単純な動作の積み重ねで複雑な動作を滑らかに的確に行えるようになるのです。
最初からたくさんの技を覚えようとしてもどれも消化不良になって結局一つも身につかないという結果になります。
そして、自己流でそれらしく振舞ってみても、よほどの天才でもないかぎり、中途半端な効かない技にしかなれず、自信にもつながりません。
本当に強い敵に遭遇したときも己が技を信じて冷静に対処するには、まず伝統的な基本を確実に自分のものとし、それを自分流に磨き上げるというやり方が王道です。
そのどちらが欠けても大きな進歩はありません。
下の分解写真は私(園田)が酔っ払い(飯塚)師範を相手に短刀取りを行ったところです。
これを教わった会員は良く見て反復稽古をして下さい。
鏡があり自分の姿を見ながら行えればベストです。
自然体で構えます。
相手の突き(上段順突)をもろ手(手刀)で受けます。
手首を極めます。
手首を極めたまま、あるところを支店にある動作を行います。(相手の反撃のチャンスを潰すためです)
・・・・・・・・・
そして・・・・・・・・
それから・・・・・・・・・・
というわけで必然的にこうなり・・・・・・・・・
こういう形になります。
最後は顔面へめの正拳突で極めます。
Zoiちゃんに日本で教えた最後の技です。
2012/07/20
コラムを追加しました。
NHKの特別番組 ケニアマラソン最強軍団(2012/07/20)
2012/07/18
本日は我孫子で稽古を行いました。
稽古の後は有志で中鉢師範のご母堂のお通夜に参列させていただきご母堂のご冥福をお祈りさせていただきました。
さて稽古の内容ですが、
臨時の道場で狭いのですがこの猛暑の中クーラーが効いているのは結構ありがたいことです。
東京からNamekawa二段も参加し二段がずらりと勢ぞろいしました。
床のコンディションも普段と異なるので稽古は軽めに行い、乱取や勝抜戦は省略し、実力者同士の寸止による模範組手を中心に行いました。
寸止とは言え、一癖も二癖もある連中ですから面白い試合が続出しました。
また普段あまり見ない組み合わせも多く、その上こうした非日常的(広い道場ではないという意味)な空間での対戦は試合尾を行う者、見る者それぞれ得る所が多かったのではないでしょうか。
こういった普段とは異なる環境で普段とは違う相手と対戦するということは武道の本質から考えると大変有意義な稽古となります。
そういった意味で大変意義のある稽古は合宿です。
今年の夏合宿も来月となり楽しみです。
まだ会員ページに参加者の発表をしておりませんがNito三段をはじめ早々と参加表明をしている会員もあり近いうちに発表します。
今年は15人組手もあり、普段できないいろんな稽古も予定しております。
会員ページを参照の上多数の参加を期待しています。
また、現在休会中やしばらく稽古に出ていなかった会員の方も夏合宿を一つの契機として復帰の足がかりにされたらいかがでしょうか。
モチベーションの維持向上には多くの仲間と共に汗を流し、語り合うことが何よりです。
今年は職業や経験もユニークな新人が多く、また復帰組も多いので面白い合宿になることは間違いないでしょう。
基本稽古 上級者も常に基本に基本をチェックすることは大事なことです。
裏拳顔面打
左 Takagi二段 右 レスラー(Watanabe)二段 左 Kitajima二段 右 パオ(Hayasi)二段
左 Kitajima二段 右 パオ(Hayasi)二段 左 Namekawa二段 右 Eguchi初段
左 Eguchi初段 右 Namekawa二段 左 Nakagawa初段 右 Takeda2級
左 Takagi二段 右 Ikeda三段 左 Takagi二段 右 Ikeda三段
左 Ikeda三段 右 Takeda2級 左 レスラー(Watanabe)二段 右 パオ(Hayasi)二段
左 Eguchi初段 右 Kitajima二段 左 Namekawa二段 右 Nakagawa初段
左 Nakagawa初段 右 Namekawa二段 左 Namakawa二段 右 Kikuchi初段
左 Takagi二段 右 Hayasi二段 左 Takagi二段 右 Hayasi二段
左 Kitajima二段 右 Nakagawa初段 左 Kitajima二段 右 Nakagawa初段
左 Kikuchi初段 右 Takeda2級 左 Takeda2級 右 Kikuchi初段
左 Namekawa二段 右 Ikeda三段 左 Ikeda三段 右 Namekawa二段
2012/07/17
世田谷道場の稽古は今年一番の猛暑の中で行われました。
関東地方の一部では39度にも達する熱波の到来です。
世田谷でも36度くらいになったそうです。
最近の気象は何かけたたましい事が多くたまたまでしょうが世情と似たような現象に感じます。
しかし道場には元気な子供たちが顔をみせてくれました。
いつも通って来る子は着実に強くなっています。
しばらく休会していたMikawa1級も調子を取り戻して良い組手を披露していました。
一般部は今日は珍しい参加者がありました。
仕事の関係で関西に転勤し休会中のOkosi初段です。
空手衣は持参していなかったのですが仕事の合間を見つけての参加です。
勝抜戦にも参加しブランクを感じさせない動きを見せてくれました。
最近復会したYamada初段も今日は体調が悪いにもかかわらずモチベーション維持のため道場に顔を出していました。
社会人はなかなか自由な時間が作れないのですが、体調が悪い場合や故障している時でも基本稽古や乱取ならできる場合もあります。
できるだけ参加することでモチベーションのアップや新しい発見もあります。
Yamada初段も勝抜戦などを注意深く観察していろいろ勉強になったと後で話していました。
膝を痛めて休会し最近復帰したNakazawa初段も今日は勝抜戦に参加して一人抜くなど調子を取り戻しつつあります。
Suehiro二段も久しぶりの参加だと思います。
今日も勝ち抜き戦で活躍したのはHirayama初段で、最近彼の強さが目立つ場面が増えています。
突きのスピードがある上に長身を生かした懐の深さが彼の利点で対戦者は突きや前蹴のカウンターを警戒してなかなか中に入り辛いようです。
勝抜戦では多数を勝ち抜いて決勝戦はSuehiro二段との対決となり延長の末引き分けとなりました。
Morikawa初段とSinozaki2級はほぼ皆勤で着実に地力を上げています。
今日は勝抜戦の後、Morikawa初段と他流フルコン二段のSimada君に防具なしの極真ルールで組手を行ってもらいました。
顔面ありの場合は遠慮が先にたち控えめな組手になりがちなSimada君ですが、さすがに極真ルールとなると別人のような動きを見せます。
年齢、体格も近いこの二人は今日も大変噛み合った迫力ある組手を展開しました。
お互い全く引くところなく本戦を終了し、延長戦となりました。これも厳しい展開でしたが狙いすましたMorikawa初段お得意の接近してからの上段回蹴がきれいに入り勝敗が決しました。
他の会員にも参考になる点の多い組手でした。
Simada君が上段突きのタミングを覚えると大変な強者になります。
最後にOkosi初段とSinozaki2級にも極真ルールのフルコン組手を行ってもらいました。
最近急速に地力を上げてたSinozaki2級とボクシング経験もあるパワフルなOkosi初段との組手もお互い噛み合った好試合となりました。
勝敗は延長にもつれこんでも決着がつかず引き分けとなりました。
女子部のYuさんはそのファイティングスピリッツは男以上のものがあります。
勇猛果敢という言葉を女性に使うのが適当か否かはわかりませんが、まさにその言葉がぴっりりの攻め方をします。
その分防御がおろそかになる点は否めませんが、これは組手経験を重ねるにつれ修正されていくでしょう。
現時点ではこれくらいの方が将来伸びます。
基本稽古 猿臂
上段受け
乱取
勝ち抜き戦第一試合 左 Higano4級 右 Nakazawa1級の上段突 後方のトレーニングウエア姿がOkosi初段
2012/07/15-2
我孫子昼の部の稽古です。
拳誠会からの復帰組Noguchi3級から、足払いの掛け方の質問を受けました。
足を払う方法はいろいろありますが、柔道と違って空手は相手の突、蹴をさばきながら技に入らなければてらないところが難しいところです。
しかし基本は柔道と同じで崩しから技への連携がポイントです。
出足を払うにせよ軸足を刈るにせよ、崩しができなければ技はかかりません。
今日披露したのは体重移動をシンクロさせ相手が浮いた瞬間にもろ足を刈るという方法です。
タイミングが合えば力は殆ど必要としません。相手はフアッと浮いて空中を舞います。
自然体で対峙します。 突きの攻撃に見せます。
相手の動きにシンクロさせ浮き足だつ瞬間を待ちます。 腰が浮いた瞬間に足を払います。
力は殆ど入れません。 下はクロス張りで滑りにくい条件ですがきれいに倒せます。
2012/07/15
昨日は世田谷道場で黒帯対象にした黒帯研究会の実施と一般稽古を行いました。
共に中身の濃い内容となりました。
本日は連休の中日ではありますが、我孫子で昼の部の稽古を行います。
我孫子地区公民館第3学習室で時間はいつもより早めの12:00〜15:00です。
手賀沼ぞいで図書館やその他の施設もきれいで時間のある方はご家族もご一緒にいかがですか。
2012/07/14
本日14日は世田谷道場で黒帯研究会を実施します。
下の写真は7月1日我孫子地区公民館第2学習室で行った稽古の一部です。
Murakosi初段が久しぶりに参加し、相変わらず切れのある蹴り技を披露しています。
左 Kitajima二段 右 Murakosi初段 左 Kunii1級 右 酔っ払い師範
2012/07/13
現空研筆頭師範である中鉢師範のご母堂が亡くなられました。
現空研一同でご冥福をお祈りいたします。
お通夜が18日(水曜日)18時から、告別式は19日(木曜日)11時から行われます。
場所はウイングホール柏斎場です。
住所 〒277-0825 千葉県柏市布施281-1
電話 04-7131-6649
18日(水曜日)は我孫子地区公民館第3学習室で稽古を行います。
ウイングホール柏斎場は場所が近いので稽古の後お通夜に伺える人は私と一緒に伺いましょう。
2012/07/11
我孫子道場(我孫子地区公民館)の稽古です。
床の材質が滑りやすいので、その点注意して稽古を行いました。
滑りやすいという事で稽古は慎重に行う必要がありますが、実戦はどんな環境で起こるかわかりません。
そういった意味ではこうした環境もまた意味があることになります。
ただ冷房が効いているということはここのところの猛暑を考えるとありがたいことでもあります。
稽古の前、この建物のロピーで休会中のソウちゃん(Watanabe初段)と偶然遭遇ししばし歓談しました。
稽古は寸どめで軽めの組手を中心に行いましたが、メンバーも揃って良い稽古ができました。
2012/07/06
我孫子の稽古日が7月25日と8月5日追加されましたので稽古予定日で確認して下さい。
2012/07/03
本日は世田谷第二道場に古参のYamada初段(シガレット)が2年ぶりに復帰します。
Yamada初段(シガレット)は現空研の古参の一人で先日復帰したNoguchi君を除くと師範クラス以外ではサカ坊初段に次ぐ最古参のベテランではないでしょうか。
楽しみです。
2012/07/02
6月24日の分を更新しました。順次更新していきます。
2012/07/01
本日は 我孫子地区公民館第2学習室で稽古を行います。昼の12時から15時までです。
駐車場はありますが、最初の1時間は無料。以後1時間ごとに100円かかります。
昨日の世田谷第二道場での稽古は上級者が揃いレベルの高い組手が多く見られました。
24日からの分を少しづつ更新していますがこれから我孫子に向かいますので本日の分も含めて追って更新の予定です。
2012/06/30
本日は目黒道場の稽古を世田谷第二道場で行いました。
今日はいつもの常連としばらく顔を見せてなかった強豪がそろいました。
Namekawa二段、Kawabe二段、Uchida初段、Hituji初段、Watanabe初段、Iguchi初段、それに常連の実力者たちが揃いました。
稽古の内容は私が現空研のコンセプトから偏ったものにならないように、また個人個人を大きく飛躍させるように参加者の顔ぶれを見て毎回テーマを変えて行ってています。
今日のようにパワーファイターから技の切れるテクニシャンまで揃うと組手の組み合わせの自由度もあがりますし、突きや蹴りに特化したルールや寸止め、フルコンの選択なども高い目標値で設定できます。
レベルの違う会員同士をわざと組み合わせるといった選択も可能になります。
結果的に時間の割りに密度の高い稽古ができることになります。
強い人の参加は本人のためは勿論、仲間のためにも大変意義がありますからこれからも高段者の参加を期待します。
基本の後は軽い乱取で体を慣らします。
乱取
乱取
勝抜戦はHiguchi2級対Yokozeki2級で始まりました。
この二人はタイプはまったく異なりますが共に空手に対する取り組みは真面目で熱心です。
技の切れで勝負するHiguchi2級に対しパワーで押し込もうとするYokozeki2級は本戦では決着がつかず、延長戦でも明確なポイント差はありませんでした。やや押し気味だったYokozeki2級の僅差判定勝ちとなりました。
左 Higuchi2級のきれいな回蹴 右 Yokozeki2級の力強い突
次の対戦者はWatanabe(R)初段です。彼もパワーがあり、技でも黒帯ですから当然レベルの高いものを持っています。
Yokozeki2級も善戦しますが明確にポイントをとられ本戦で決着がつきます。
左 Yokozeki2級の下段回蹴 左 Watanabe(R)初段のパワフルな中段回蹴
次の対戦者は大学の同窓生(武蔵工業大学、現東京都市大学)のUchida初段です。Uchida初段は現空研大会無差別級の優勝経験もある強豪で今年の夏合宿では15人組手にチャレンジします。
しかしここのところ風邪で体調を崩していたようで、今日は久しぶりの稽古参加でした。
この二人は共にパワー系で入門当時から友人でありながら組手となると激しくぶつかり合っていました。
今日もその例にもれない迫力ある対戦となりました。
本戦では決着がつかず延長戦で上段突のポイントでUchida初段の勝利となりました。
左 Uchida初段 右 Watanabe(R)初段の重い中段回蹴 左 Uchida初段の鋭い上段突 右 Watanabe(R)初段
つづく
講話 武道の実践者は何が正しくて何が間違いかを現在の視点だけでなく、歴史的な流れも踏まえて・・・・・・・・
2012/06/27-2
本日の我孫子道場は高段者、強豪がそろいました。
Ikeda三段、Hayasi二段、アビ二段、Kitajima二段、Takagi二段 そしてYanagi初段、Nakagawa初段と続きます。
またその他の色帯も強豪がそろいました。
乱取
手前 レスラー二段対Nakagawa初段 奥 Takagi二段対Ikeda三段 右 Kitajima二段対アビ二段
女子部もレベルが上がっています。
2012/06/27
これから我孫子道場の稽古に向かいます。
今夜は遅くなり明日は大学の講義がありますので24日、26日の続き、そして本日の稽古の内容については週末にアップする予定です。
2012/06/26-2
少年部の後は一般部の稽古です。
今日は黒帯も揃いなかなか面白い稽古ができました。
また他流派フルコン二段の新会員Simada君も空手衣を持参で初参加です。
一般部の勝抜戦にも途中参加してもらいましたが、まだ遠慮があって殆ど攻撃を控えるような組手でした。
それで最後に最近調子を上げているMorikawa初段と顔面突き無しのいわゆる極真ルールで組手をやってもらいました。
とたんに組手はがらりと変わりまさに水を得た魚のような動きです。
まだまだ遠慮した攻撃ですが先程とは重みが違います。
最初の体験入会の時Sonoda(T)二段との対戦では上段回蹴に対してインローのカウンターを当てる一瞬があったのですが、今回もそれを上手に使って相手の出鼻をくじいていました。
Morikawa初段も押し込んでの上段回蹴などの得意技も繰り出し噛み合った良い組手となりました。
試合は延長の末引き分けとなりましたがお互い勝敗にはこだわってなく技を披露しあうといった内容で充実したものでした。
様々な流派の人との対戦は互いにとても勉強になります。
現空研は他流派の人のみならず他武道、他スポーツの経験者も初心者同様大歓迎いたします。
それはどんな相手にも対応できる幅広い技能を互いに練磨できる機会を作るからです。
対決ではありません。より良い技術を磨くため手段として互いに貴重な体験となるからです。
左 Morikawa初段の下段回蹴に対して右Simada君はインローのカウンターを当てる。
左 Morikawa初段の上段回蹴を 右Simada君は外受けでブロック
勝抜戦です。
緒戦はHigano4級とSaito君です。
Saito君は伝統系の経験者ですが少しづつフルコンにも慣れてきました。
まだ無駄な力みがあり後半はスタミナ切れになりがちです。今日も序盤は鋭い回蹴などで良い攻めがみられたのですが、後半せジリジリ押されてしまいます。リラックスしてパワーのロスを少なくしかも集中すべきところは集中すればすぐ強くなります。
Higano4級は緑帯を取得してからは見違えるような組手になりました。もともとスピードはありましたがバワーに欠ける動きが時折見られました。
それが最近は全体にパワフルに変貌してきました。
左 Higano4級 右 Saito君の鋭い中段回蹴 左 Higano4級の上段突(有効) 右Saito君
次の対戦者はSuzuki(S)3級です。
Suzuki(S)3級は普段は物静かな性格なのですが精神的には強いものが感じられます。
また突き、蹴りともにパワーがあります。今日は突き、蹴りとも中段を意識した攻撃のように見えました。
本戦はHigano4級がスピードを生かした上段突で有効を先取しましたが、ポイント差が1で延長に入ります。
延長でも両者持ち味をいかした拮抗した展開となりますが、突然Higano4級がゆっくりとした動きで立てなくなります。
二動作くらい前にもらった中段回蹴が時間差で効いてきたのです。
中段を効かされたときは大体このような状態になります。
攻撃を受けた瞬間は「まだまだ」と思うのですが後からじんわり効いてきてダウンしてしまうのです。
これは蹴りだけでなく重い中段の突きで効かされた時もこうなります。
Suzuki(S)3級の一本勝ちとなりました。
左 Suzuki(S)3級 右 Higano4級の上段突(有効) 左 Suzuki(S)3級の重い中段回蹴(この後効いてきます)
次は世田谷でも最近の稽古参加回数では1,2を争うSinozaki2級の登場です。
彼もパワーがあります。開始早々互いに中段の突き合いでがっぷり四つの組手を展開します。
まず、Suzuki(S)3級が接近戦での上段突(有効)を決めますがすぐSinozaki2級は踵落とし(技有)で返します。
その後も双方一歩も退かずに力対決となりお互いにポイントを取り合いますが、最終的には僅差判定でSinozaki2級が勝ち残ります。
ナイスファイトでした。
左 Sinozaki2級 右 Suzuki(S)3級の上段突(有効) 左 Suzuki(S)3級 右 Sinozaki2級の踵落とし(技有)
次は女子部のYuさんの挑戦です。
Yuさんは他人の組手も良く観察していて自分に参考になる技を常に取り入れようとしています。
女子は一般的には格闘技などに関しては教わるという姿勢が強すぎて自分で積極的に工夫したり技を盗もうという気持ちにやや欠けるところがあります。
最初はそれで良いのですが初心者のレベルを過ぎるとそれでは足りない面がでてきます。
その点Yuさんの姿勢は常に積極的で男子も見習う点が多いにあります。
今日も最初は少し前に私が道場で話した相手の腕を攻めるということう積極的にやっていたのがわかります。
また前のSuzuki(S)3級との組手も良く観察していました。
圧倒的な体力の持ち主のSinozaki2級に上段突で有効をとるなど成果を出していました。最後は上段回蹴で技有を取られるのですが良い内容の組手でした。
左 Sinozaki2級を中段の連打で攻めるYuさん 右 Sinozaki2級の豪快な上段回蹴
次のHirayama初段は、もともとスピードのある上段突を得意としていましたが、最近は蹴技も上手になりいわゆるオールラウンダーとしてレベルを上げています。
序盤戦は互いに突きを主体とした攻防で延長戦となりますが、開始早々逆回しで相手を霍乱しすかさず上段回蹴をきれいに決めて技有で勝敗を決しました。仕事は海外の不動産投資事業会社の日本に゛おける代表者で忙しい身でありながら暇を見つけて道場で汗をかくという文武両道を地で行く存在です。
左 Sinozaki2級の上段突(有効) 右 Hirayama初段 左 Sinozaki2級 右 Hirayama初段の上段回蹴(技有)
次はフルコン他流派の二段を所持している新会員のSimada君の登場です。
Simada君はまだ入門したばかりで現空研の組手に慣れていないこともあり、全体的に様子見の感じが強かったのですか、少しづつルールにも慣れてきたようです。
Hirayama初段も力をセーブしながら相手の出方を伺っています。本戦は静かな展開となりました。
延長戦に入りHirayama初段がやや攻勢にでます。Simada君も応戦しますがまだまだ様子見の感じが強い印象でした。
勝敗は後半の攻勢をとってHirayama初段の勝ちとしました。
左 Simada君の膝受け 右 Hirayama初段の下段回蹴 右 Simada君の中段回蹴
左 Hirayama初段の上段突 右 Simada君の下段回蹴 左 Hirayama初段の上段回蹴 右 Simada君
次の対戦者はEndo二段です。
圧倒的な圧力と破壊力を持つEndo二段です。
壮絶だった15人組手は伝説となりつつあります。
今日も試合巧者のHirayama初段にぐんぐん圧力をかけた攻撃を行います。最初の中段突の連打にはさすがのHirayama初段も後退を余儀なくされます。
しかし自分の間合いになると鋭い前蹴などで反撃します。 Endo二段の常套手段ですが相手に圧力をかけて一瞬防備が手薄になっこところに大技をしかけるといった攻め方を今回も行います。結果的にはこれが功を奏してEndo二段の勝利となります。
左 Endo二段 右 Hirayama初段の上段前蹴 左 Hirayama初段 右 Endo二段の踵落(技有)
次はYokozeki2級です。
Yokozeki2級は最近スタミナの配分もだいぶできるようになってきました。(まだまだ無駄な力みは時々みられますが)
実力もかなり向上してきたので今日はこの位置での参戦です。
相手がEndo二段ですから最初からまっこう勝負に行きました。Endo二段も互いのど突きあいを楽しんでいるようでした。
延長に入ってもパワーとパワーのぶつかり合いをはわらず最終的にはEndo二段がパワーで押し切ります。
左 Endo二段 右 Yokozeki2級は膝蹴りで攻める 左 Endo二段のえぐるような横蹴 右 Yokozeki2級
決勝戦はEndo二段とMorikawa初段の対戦となりました。
この二人は現在のSetagaya道場で最も充実しているグループに入る二人です。
タイプは違うのですが共にパワー、技術兼ね備えています。
今日の対戦もなかなか力強いものになりました。二人とも小技でポイントを稼ぐタイプではなく、勝敗は関係ないパワー、技の応酬となりました。
延長戦でもポイント差はなく惜しい上段蹴のあったMorikawa初段を僅差判定勝ちとしました。
左 Endo二段の打ち下ろすような上段突 右 Morikawa初段 左 Morikawa初段の上段突 右 Endo二段
そして次に冒頭に紹介したMorikawa初段とSimada君との極真ルールでの組手を行ってもらったのでした。
2012/06/26
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
少年部勝抜戦、今日は防具を付けずに寸止の試合です。
左Watanabe(Y)9級 右 Iwaki6級の左上段回蹴
Watanabe君は技も切れるのですが一番すばらしいのは勇気があることです。
世の中には、多くの才能に恵まれているのに勇気に欠ける子は本当にたくさんいます。
勇気は格闘技に限らず何がしかの志を持った人間に最も必要な素地です。
勇気は後天的に得られるものです。武道の大きな目的の一つは勇気の獲得にあります。
上級生のIwaki君は勿論勇気もあり圧倒的に強いのですがWatanabe君は少しもこの強敵に臆することなく果敢に攻めていきます。
勝負は負けますが内容はとてもすばらしいものでした。
左Watanabe(Y)9級の右上段回蹴 右 Iwaki6級
次はIto(T)6級とIwaki6級との対戦です。
この二人はライバルです。いつも熱戦を展開します。
この二人もとても勇気があります。
今日は防具を付けずに寸止めの試合なのですが二人とも皮一枚を残した本来の寸止の試合を行いました。
手前 Iwaki6級のすばらしい上段突 左 Ito(T)6級の腰の入った中段回蹴
次の試合はTuji(R)4級とIto(T)6級の対戦です。
Tuji(R)4級の勇気も少年部のトップクラスです。
フルコンの試合では大人顔負けの厳しい下段攻撃を得意としますが寸止での上段突もとても上手です。
一方Ito(T)6級も兄のIto(Y)1級に鍛えられていて勇気では負けません。
今日はこの二人がとても白熱した試合を行いましたので下に7枚の決定的な瞬間の写真を掲載しました。一般部の会員も顔負けの試合でした。
左 Ito(T)6級の上段突 右 Tuji(R)4級の上段突
右 Ito(T)6級の上段突 右 Ito(T)6級の上段回蹴
左 Tuji(R)4級の上段突 右 Tuji(R)4級の上段突
左 Ito(T)6級の上段突
Tuji(R)4級の次の対戦者はIto(T)6級のお兄ちゃんのIto(Y)1級です。もとも技が切れるタイプでしたが最近は体も大きくなり、少年部では抜きん出た一人です。
Tuji(R)4級もこの学年前後では敵なしの強さを誇りますが、やはり茶帯の実力者にはなかなか通用しません。
それでも今日は勇気を持って中へ飛び込む気魄を何度も見せてくれました。
左 Ito(Y)1級 右Tuji(R)4級の中段回蹴 左 Ito(Y)1級の的確な上段突 右Tuji(R)4級
決勝戦はIto(Y)1級 とMikawa1級の茶帯決戦となりました。
Mikawa1級も同クラスでは常に上位の実力者ですが年下のto(Y)1級も急激に力を伸ばしており、今日は互いに譲らぬ好試合を演じました。
二人とも黒帯が目前にあります。ますます稽古を積んで実力を上げていきましょう。
左 Ito(Y)1級 右Mikawa1級 左 Ito(Y)1級 右Mikawa1級
2012/06/24
今日は三宿で稽古を行いました。
我孫子道場でもお話しましたが、突きの威力、中段を効かせる事、上段突との連携、ボクシングで参考になる事などをお話しました。
皮一枚の寸止、本当に倒せる突を皮一枚を残して止める技術の効果的な稽古の方法を紹介しました。
それは硬い壁(例えばコンクリートの壁)にわずかな隙間を作って半紙あるいはレポート用紙のようなものを吊るします。
その紙を正拳で突きます。ピシッという大きな音が出るくらいの勢いで突きが入らなければなりません。
そして瞬時に止めなければ壁を強打してしまいます。壁を叩きたくない気持ちだけが大きいとスピードが落ちてしまい音が出ません。
振りぬく時と同じような音が出てしかも寸前で静止させるテクニックが必要なのです。
その技術を完全なものにできると当てる、止めるという事が自分の意思で自由にコントロールできる事になります。
ここまで出来るとその紙を人の顔の前に置いても同じような威力のある突きを寸止めできるようになります。(下の写真、動画を参照)
顔面すれすれに吊るした紙を全力で突き相手には当てない。これが本当の寸止め(動画)
女子部もがんばっています。
中段突の稽古 左 Saisyi初段 右 Sonoda(M)初段
内受けのコツを伝授するSonoda(T)二段 右 Yuさん
勝ち抜き戦は特に中段突を意識して行うように指示しました。
顔面有の状態での中段突はとても勇気がいります。
最初の対戦は元プロボクサーでキックの試合でも1勝無敗のSugiyama4級と東大大学院理学系研究科の研究員(博士)Higuchi2級の対戦です。
Higuchi2級はどちらかというと蹴技が得意ですが突き技もスピードがあります。しかし突き技に関してはボクサーのSugiyama4級は効かすコツを体が覚えこんでいてこの対戦でも腰の入った突き技を連発していました。
プロボクサー対博士という対戦も現空研ならではの光景です。
左 Sugiyama4級 右 Higuchi2級の上段突 左 Higuchi2級 右Sugiyama4級の上段突
次に登場したのはTobe1級です。
Tobe1級は派手なところは無いのですが入門以来持ち前の根性と前に出る圧力は他を圧倒しており、一発の重さは特筆すべきものがあります。
一時故障で中段したのですが復帰し前にも増して圧力が強くなっています。10人組手も目前に控え気力も充実しているようです。
今日も厳しい組手を展開しました。
蹴りの威力では圧倒的にSugiyama4級を上回りますが、突きに関してはさすがプロボクサー空手のルールにはまだ不慣れのところはありますがストレートのタイミングと威力はさすがと思わせるものがあります。
今回は、本戦引き分けで延長戦となりました。延長戦でも明確なポイント差はなかったのですが若干突きのタイミングが良かったSugiyama4級の僅差判定勝ちとしました。
左 Tobe1級の上段回蹴 右 Sugiyama4級 左 Tobe1級 右 Sugiyama4級の上段突
次の対戦者はNito三段です。
彼は帯順で並ぶと最後尾に来ることが多く、多くの対戦者と当たる回数が少なくなりがちです。それで今日は少し前に移動してもらい、緑帯のSugiyama4級との対戦となったのです。
Sugiyama4級は空手は緑帯ですがボクシング暦は長く海外で活躍していました。そのSugiyama4級との突き合いが見ものです。
Nito三段もそれを意識したのか突きを試すシーンが多く見られました。
開始早々の上段突(有効)はさすが上級者といったものできれいに決まります。Sugiyama4級もすかさず反撃にでますが紙一重でかわされなかなか有効打までは至りません。
試合は白熱した良いものでしたがやはり実力差は歴然としておりNito三段が有効の山を築き圧勝します。
しかしSugiyama4級の突は破壊力があり、実戦においてはかなりの威力があることは間違いありません。これからが楽しみです。
左 Sugiyama4級 右 Nito三段の上段突(有効) 左 Sugiyama4級の上段突わずかに及ばす 右 Nito三段
次の対戦者はIguchi初段です。彼は体は決して大きい方ではありませんが、その闘志と動きの良さは誰にも負けません。
相手がどんなに強くても臆するところなく常に全力でぶつかっていきます。というか相手が強ければ強い程闘志をみなぎらせ試合を楽しんでいるかのようです。こういうタイプは必ず強くなります。
今日は相手がNito三段ですから、待ってましたと言わんばかりで臨みます。
飛び込ませるとうるさい相手ですからNito三段は蹴りで距離を保とうとします。しかしIguchi初段はいさいかまわず接近戦に持ち込もうとします。
しかしやはり一日の長、Nito三段を相手になかなか自分の距離を作る事ができません。善戦とはなりましたが攻略はかないませんでした。
左 Nito三段の膝蹴り 右 Iguchi初段の中段突 左 Nito三段の上段突(有効) 右 Iguchi初段
次は今年15人組手を控えたSaisyo初段です。
Saisyo初段は東京道場ではベテラン組の一人で派手なところはないのですが中段突の威力については定評のあるところです。
今日は開始早々Nito三段の強烈な上段突(有効)をもらいますが、すぐ上段突(有効)を返し、延長戦になります。
延長戦でもSaisyo初段は積極的に上段突で攻めますが紙一重でかわされポイントが取れません。
逆に一瞬の隙をうまくつかれ僅差判定でNito三段の勝利となります。
左 下段回蹴で崩そうとするSaisyo初段 右 Nito三段 左 Saisyo初段の上段突(有効) 右 Nito三段
左 Saisyo初段 右 Nito三段の上段突(有効) 左 Saisyo初段の上段突決まらず 右 Nito三段
今日はYuさんはこの位置でチャレンジです。
Yuさんはいつも他の組手をしったり見ていてそれを自分に生かそうとする積極性に満ちています。
また相手が誰であっても常にパワー全開で立ち向かう積極性があります。
まだまだそれが空回りする事は多いのですがこの姿勢があるかぎり着実に伸びていくでしょう。
毎回言っていますが稽古の試合では勝つことは目的ではありません。小さな勝敗にこだわって小さくまとまった組手ばかりしていては伸びるものも伸びなくなってしまうからです。
不得意技や本試合ではなかなか出せない大技なども負けてもともとという覚悟でどんどん試すことが大切です。そのための稽古なのですから。
そういった意味でもYuさんのチャレンジ精神は男子一般部の上級者も見習う点はおおいにあります。
左 Nito三段に果敢に攻撃をしかける右Yuさん 手前 Nito三段のカウンターの上段突が決まります。
次はKawabe二段です。はでさは無いのですが地力の強さではNito三段にも劣りません。
しばらく仕事の関係で稽古にでられなかったのですが復帰してからはあっというまに調子を上げてきました。
今日も相譲らぬ迫力のある展開となりましたが上段突の的確さでポイントをとったNito三段の勝利となりました。
左 Kawabe二段の上段突 右 Nito三段 左 Nito三段の上段突(有効) 右 Kawabe二段
今日の決勝戦はNito三段対 Sonoda(T)二段です。
Sonoda(T)二段は現空研大会で無差別級優勝して、さらにミットの打ち込みなどの豊富な稽古量でスピードとスタミナに大きな向上が見られます。
Nito三段も常に向上のための研究心は絶やしていないので今日も内容の濃い試合展開となりました。
Nito三段はKawabe二段との対戦でも前蹴を効果的に使っていたのですがこの試合でも良い前蹴が見られました。
一方Sonoda(T)二段も重い突き蹴りでもスタミナを切らさない稽古を積んでいて重い中段蹴りを接近戦で放つなど成果を見せていました。
左 Sonoda(T)二段 右 Nito三段の鋭い上段前蹴 左 Sonoda(T)二段の重い中段回蹴 右 Nito三段
左 Sonoda(T)二段 右 Nito三段の上段順突 左 Sonoda(T)二段の裏拳振打 右 Nito三段
本戦、延長戦でも決着が着かず最終戦でもあるので再延長を命じましたがそれでも明確な差はなく引き分けとしました。
今日は武道に関する歴史を交えたお話をしました。
力を持つものはその力を行使しなければならない場面に遭遇したとき高いレベルの状況判断能力が必要になります。
それは普段から自分を含めた家族や友人、会社や地域社会、そして国民、広い意味での人間社会の中での善悪の判断能力です。
自分を弱者として判断放棄することがあたかも正義であるかのような昨今の風潮がありますが、それは自立した個人や社会、国家の取るべき態度ではありません。
重大な状況においての最終的な判断は一律には決定できないものですが普段からこうした意識を持って考えておくことは大切なことです。
いくつかの道場で断片的にこういうお話をしています。大体5分から10分の短い話でエピソードも書く道場で漏れたり重複しているかもしれません。
私がなぜこういうお話をしているのかという理由も含めて近いうちにコラムで取り上げようと思っています。
歴史を交えた武道のお話
2012/06/20
我孫子道場夜の部の稽古です。
今日は女子部のKikuちゃん(初段)も夜の部へ久々の参加です。
新会員のOyuri君はまだ空手衣ができていないのでトレーナーでの参加です。
乱取 左はし Mikiちゃん(左)とKikuちゃんの乱取 中央 アビ二段 とレスラー二段
乱取 新会員のOyuri君(黒トレーナー)とIkeda三段 右側 Kikuちゃん(左)とアビ二段
乱取 左側 Sonoda(M)初段 と Mikiちゃん
今日は勝抜戦に良い試合が続きました。
道場でもいつも話ますが勝抜戦は勝ち抜く事が目的ではありません。様々なタイプの人と対戦することで、レベルの応じた自分の技を試すことができるということが一番の目的です。
勝ちだけにこだわると得意技のみを使った無難な攻撃に終始しがちです。
負けても構わないという気持ちで自分の不得意技やリスクの多い大技などきも積極的に出す事で自分を高めることができるのです。
馴れ合いのスパーではなく勝ち抜き戦といった模擬実戦の形でこれを行うことに意味があります。
そういった意味で今日はなかなか中身の濃い展開となりました。
緒戦はAbe4級対Takeda2級の対戦となりました。
この二人はタイプは違いますがともに格闘センスがあり、とても良い勝負勘を持っています。
いつも対戦は接戦になるのですがレベルは毎回向上しています。
今日も甲乙付けがたい展開となりました。
内容は一日の長があるTakeda2級が若干押し気味の展開でしたが、今回は突きの的確さをわずかな判定差としてAbe4級の勝ちとしました。
いずれにせよ内容的には殆ど差はありません。
左 Abe4級 右 Takeda2級の上段突(有効) 左 Takeda2級 右 Abe4級の上段突(有効)
今日 はAbe4級が最もかんばったのは次のNakagawa初段との対戦です。
勿論実力はNakagawa初段が圧倒的に上ですが、今日はAbe4級が大変活躍します。
最初のポイントはAbe4級がとります。
それは大変微妙な上段突きです。互いが殆ど相打ち状態となったのですが若干の差でAbe4級がポイントを取ります。
後でビデオで確認しましたがやはりAbe4級のポイントは間違いありませんでした。
このタイミングでNakagawa初段から突きのポイントはとるのはなかなか難しくAbe4級の勝負勘の良さが分ります。
その後すぐ上段突きを返されるのですが、最後にまたしても微妙な差で突きのポイントをとりこの勝負に勝利しました。
彼にとって今日の体験はとても意義のある事となりました。
しかし、この試合で全体力を使いきったAbe4級は勝ち残りを辞退してNakagawa初段が次の対戦者と戦うことになります。
左 Nakagawa初段 右 Abe4級の上段突が一瞬速く決まる。 手前 Nakagawa初段の上段突ですぐ返される。
次のYanagi初段とNakagawa初段の試合も緊迫した好試合となりました。
突得意のNakagawa初段と蹴得意のYanagi初段の対戦はいつ見ても面白いものになります。
Yanagi初段はいつも圧力をかけて攻勢にでる展開が多いのですが今日も展開としてはそうなりました。
しかしNakagawa初段は良く見ていて絶妙のカウンター攻撃を行います。
今日も先制点はNakagawa初段の上段突でした。しかし今日はYanagi初段もすぐ上段突を返します。
お互い厳しい攻防となりますが、Yanagi初段の放った上段回蹴が見事に決まります。
しかしこの技の一瞬前にNakagawa初段の上段突きが寸止めで決まっており、こちらを有効ポイントとしました。
結果有効2で技有1相当で本戦が終了しNakagawa初段が勝利しました。
左 Nakagawa初段の上段突(有効) 右 Yanagi初段 手前 Yanagi初段の上段突(有効) 奥 Nakagawa初段
左 Nakagawa初段の上段突(有効) 右 Yanagi初段 手前 Yanagi初段の上段回蹴 奥 Nakagawa初段
左 Nakagawa初段 Oyuri君(新会員) 左 Nakagawa初段 Oyuri君(新会員)
Oyuri君(新会員)はまだ空手そのものを動きを覚える段階なのですが、最初は自己流でも良いので喧嘩のつもりで切って戦ってみます。
強い人に立ち向かうといかに思うように動けないものかということを実感します。この体験が大切なのです。
格闘技だけではありませんが、まず実体験して自分の力を客観的に知る事が全ての出発点であるべきです。
Oyuri君は体が大きく体力もありますので続ければ上達は速いでしょう。
次の試合は今日の試合の中で好試合の一つに数えられます。
Nakagawa初段と Kitajima二段は体格、゛年齢も近く、空手暦も長く、ともに鋭い上段突きの名手なのでこの二人の対戦はいつも緊迫した接戦になります。
今日も例外ではなく、すばらしい展開となりました。
結果は本戦ではNakagawa初段が上段突で有効を取りましたが、ポイント差1なので延長戦に入ります。
延長戦ではjまず最初にKitajima二段が上段突で有効ポイントを先取します。
ここでポイントとしてはイーブンになります。
その後は厳しい攻防となりますがKitajima二段が放った中段の逆突がきれいに決まり、これで勝敗が決しました。
直後にNakagawa初段が上段突きを入れたのですが、これば中段が決まった後なので取りません。
この試合では主審の私が「止め」を宣告した後も攻防が続くことがありましたので注意しました。
自分がどんな状態でも審判の声を聞く能力は、自分自身のコントロール能力を表します。
一方「止め」が入ったからと言って無防備になってはいけません。
攻撃は直ちに止めますが、相手が止めない場合の防御の体制はしばらくは保持しなければなりません。これを残心といいます。
左 Nakagawa初段の上段突き(有効) 右 Kitajima二段 左 Nakagawa初段 右 Kitajima二段の上段突(有効)
左 Nakagawa初段 右 Kitajima二段の中段突(有効)
次は我孫子の壮年部の花Arai2級です。Arai2級は還暦を過ぎていますが、心身ともに若々しく、伝統系で四段を持ちながら、フルコンタクトをやりたくて現空研に入門したという異色の存在です。
柔軟性もあり、パワーもそこいらの若者は足元にも及びません。
今日は帯色を無視して上級者の位置で出場してもらい、Kitajima二段との対戦が実現しました。
内容は期待以上でした。
開始早々Kitajima二段の強力な中段回蹴から上段突に入る連絡技で有効を取られますが、すかさず刻みで上段順突(有効)を決めます。
この後も双方譲らぬ攻防が続きますが、Kitajima二段のさそり蹴気味の後上段回蹴で体制を崩しての右上段突(有効)を決められこれで勝敗が決します。
しかし敗れたとはいえArai2級の実力を如実に示した組手でした。
左 Kitajima二段の中段回蹴 右 Arai2級 左 Arai2級の上段突(有効) 右 Kitajima二段
右 Kitajima二段のさそり蹴 左 Arai2級 左 Kitajima二段の上段突(有効) 右 Arai2級
次はレスラー(Watanabe)二段の登場です。
Kitajima二段とレスラー(Watanabe)二段は全くタイプが違います。
Kitajima二段は研ぎ澄まされた必殺の技をチャンスの一瞬にかけるタイプですがレスラー(Watanabe)二段はレスリングで鍛えた並外れる体力とその体型からは想像できない鋭い上段突き、上段回蹴で相手を圧倒して倒すタイプです。
今日は面白い展開となりました。
開始早々Kitajima二段が裂ぱくの気合とともに放った一発の上段前蹴が相手の顔面に正に皮一枚を残した状況で入り技有をとります。
その後レスラー(Watanabe)二段も重い中段回蹴などで攻めますが技有まではいたりません。
終了間際にKitajima二段の上段突とレスラー(Watanabe)二段の中段突が同時に入る場面がありましたが、Kitajima二段の突が止まっていない事や双方同時であることを考慮して双方無効としました。結果としてKitajima二段が技有1で勝ち残りました。
左 Kitajima二段の上段蹴 右 レスラー(Watanabe)二段 左 Kitajima二段 右 レスラー(Watanabe)二段の中段回蹴
左 レスラー(Watanabe)二段の中段突 右 Kitajima二段の上段突
次はKumagai1級の登場です。彼も最近格段に上達したので今日は二段の間に入っての挑戦です。
彼は就活中の大学生ですが、いくつもの大手企業の内定を取っています。
空手をやっている事が面接の時良い感触を得られたそうです。
どんな企業でも、気持ちが前向きでがんぱっている学生は魅力的です。
空手でこれだけがんばっている彼は就職しても必ず良い結果を残すでしょう。
そんな彼ですが、今日の対戦相手は二段です。やはり力の差は歴然としてあり、開始早々に上段突(有効)をもらってその後も得意の回蹴で反撃はしますが相手に見切られて空振りに終わってしまいます。しかし黒帯の実力はすぐ目の前です。
左 Kitajima二段の上段突 右 Kumagai1級 左 Kumagai1級の上段回蹴 右 Kitajima二段
決勝戦はIkeda三段とKitajima二段の対戦となりました。
開始は静かに始まりました。
互いに手の内は知り尽くしていますので、うかつには飛び込めません。
双方蹴り技で崩しにかかりますがなかなか攻めのきっかけができず本戦は引き分けに終わります。
延長戦も双方攻めますがなかなか均衡は崩れません。それを破ったのは残り10秒になってからのIkeda三段の動きです。
さすがにスタミナの切れ掛かったKitajima二段に下段蹴で崩し上段突の連撃が功を奏し上段突(有効)が決まります。
そして終了間際にも連撃をしかけて右上段突(有効)決め勝敗を決しました。
実力の伯仲した二人ですからいつもこの二人の対戦は激闘になりますが今日はIkeda三段の優勝となりました。
左 Ikeda三段の上段突(有効) 右 Kitajima二段 左 Ikeda三段の上段突(有効) 右 Kitajima二段
最後に女子部のKiku初段とMikiちゃんの組手を行いました。
Kiku初段はもちろん受け主体となりますが、とMikiちゃんには思い切った攻撃をこころがけるように言います。
Mikiちゃんも声はだいぶ出るようになりましたが、ここというときの気合が物足りません。
心技体が一致すれば声は自ずから出るよさうになります。逆言うと声を出すという気持ちが心技体を一体化させる手助けになるのです。
お互いに礼 左 Mikiちゃんの上段蹴 右 Kikuちゃん
左 Mikiちゃんの中段蹴 右 Kikuちゃんの上段回蹴 右 Mikiちゃんの上段回蹴
もっと思い切って遠慮せずに攻めるように。 しっかりと大きな声を出すようにすればもっと技が切れてきます。
最後の乱取の前に現空研の中段突の特長を説明しました。
従来の空手の中段突ではなかなか敵を倒すまでには行きません。特に着衣の相手は軽量の防具を付けたようなもので、これを効かすには当てにいくような突きでは殆ど効果はありません。
逆に中途半端(倒せない)な突きでは相手の顔面へのカウンターを呼び込むことになります。
ボクシングでも効果的なボデーブローを打てる選手はそう多くはありません。
相手の寸止めではない顔面攻撃を前提に効果的な中段突を決めるのは並大抵ではないのです。
それを理解した上で中段突を研究し稽古して欲しいと思っています。
効かせる中段突きとは
2012/06/19
本日は台風4号のため大雨となりました。
東京は午後まだ警報がでていなかったので中止はしませんでしたが、夕方になって急に雨脚が速くなり、これは中止にすれば良かったかなとおもいましたが後の祭り。
今日は誰も来られないだろうと思っていたら、少年部の一番小さな二名が元気に顔を見せました。
しばらくすると先日我孫子道場に見学に来た見学者のK君が顔を見せてくれました。
後は来ないだろうと思って少年部に混じって基本稽古を行っていると、次から次へと一般部の会員が集まってくるではありませんか。
ものすごい豪雨の中です。
それだけ熱心な会員が多いという事ですね。
でも帰りの電車が心配なので早めに切り上げる事にしました。
左Watanabe(Y)9級は右Take(O)9級 この二人はとても上達が速く、すばらしい組手をします。
一般部もこんなに集まりました。
先日見学に来られたSimada君も正式入会しました。
組手の解説は後ほどアップします。
手前 Saito君の上段突 奥 Aizawa3級 左 Saito君 右 Aizawa3級の中段回蹴(技有)
Saito君は新会員ですが、伝統系の経験があります。まだフルコンに慣れてないのですが突は速く、すぐ上達するでしょう。
Aizawa3級は今日は川崎から台風の中参加です。この組手では重い中段回蹴がきまり一瞬スタンディングダウンを取りました。
左 Aizawa3級の中段前蹴 右 Higano4級 左 Aizawa3級 右 Higano4級の中段回蹴
Aizawa3級と.Higano4級は厳しい展開となりました。Higano4級も組手が積極的になり、稽古量も豊富なのでぐんぐん上達しています。
まだ地力ではAizawa3級が上回っていますが、今日は的確な上段突があり僅差の判定勝を収めました。
左 Sinozaki2級の上段突 右 Higano4級 左 Sinozaki2級 右 Higano4級の中段回蹴
Sinozaki2級は対黒帯でも好試合を演ずる実力の持ち主です。Higano4級も決して臆さず果敢に攻撃を仕掛けますがSinozaki2級の的確な攻撃が上回りました。
Sinozaki2級は日一日と強さを増しています。
左 新会員のSimada君 右 Sinozaki2級 両者の技が交錯 左 Simada君の前蹴 右 Sinozaki2級
今日正式入会したSimada君ですがフルコン他流派の二段でキックボクシングのジムにも通っています。
大変礼儀正しい人でまだセーブした組手ですが慣れてくると本領を発揮されるでしょう。
左 Sinozaki2級の後回蹴 右 Morikawa初段 左 Sinozaki2級の後回蹴 右 Morikawa初段の下段回蹴
この二人は近所てので普段から自主トレーニングも積んでいます。
その成果は顕著でともにすばらしい上達ぶりです。その二人の対戦ですが、さすがに手の内を知り尽くした者同士簡単には技が決まりません。
しかし地力で勝るMorikawa初段が総合的には制する事が多く、今日も順当な勝利となりました。
左 Morikawa初段 右 見学者のK君の前蹴 左 Morikawa初段の上段回蹴 右 見学者のK君
見学者のK君は我孫子に続いて二回目の体験組手です。
フルコンの長い経験があり松涛館流も二年位の経験があります。さすがに組手に慣れていて、まだルールの違いから遠慮はありますが、なかなかの実力の持ち主です。
今日は台風の中埼玉から参加です。(仕事の関係で東京に来ていたそうですが)
左 Kojima初段 右 Morikawa初段の上段前蹴(技有) 左 Morikawa初段 右 Suematu二段の上段突(有効)
次の Kojima初段とMorikawa初段の試合は大変迫力のあるものとなりました。
Kojima初段は5年のブランクのあとの復帰でまだ本調子ではありませんが、そのパワーやスピードはいささかも衰えを感じさせません。
Morikawa初段もパワーも技術もぐんぐん伸びている状況ですから前回の対戦同様大変すばらしい組手となりました。
開始早々のMorikawa初段の前蹴が決まり、後半はKojima初段は強力に反撃しますが、技有を返すにはいたりませんでした。
しか双方とも組手のレベルは高くこれからの対戦が楽しみです。
今日はMorikawa初段の調子が大変良く、次のSuematu二段との対戦も見所の多い試合となりました。
Suematu二段はさすがに二段の技術の持ち主で簡単にはMorikawa初段のペースにはさせません。
下段蹴りで柔道の小内刈りのような形で相手の体制を崩して上段突(有効)を決めます。
ポイント差1のまま延長戦に入りこのままSuematu二段の優勢勝ちとなるかと思えた瞬間またもMorikawa初段の必殺の上段前蹴(技有)が炸裂し劇的な逆転勝利となりました。
左 Morikawa初段の逆転の上段前蹴 右 Suematu二段 左 Morikawa初段 右 Iriyama(Yu)さんの上段突
次は女子部のIriyama(Yu)さんが挑戦します。
Iriyama(Yu)さんは高校、大学時代K会館で茶帯まで行った強豪です。最近は顔面攻撃にも慣れてきてバワフルな組手を見せます。
今日は強豪のMorikawa初段を相手に終始積極的な攻めで大変良い組手を見せてくつれました。
特に顔面を狙う突きに鋭どさが出てきました。
まだ、攻撃に夢中になるため上段のガードの甘さがありますが、これは稽古回数を重ねる事て改善されるでしょう。
左 Iriyama(Yu)さん 右 Morikawa初段の上段逆回蹴 左 Morikawa初段の踵落 右 Kin三段
左 Kin三段の上段後回蹴(技有) 右 Morikawa初段
今日の決勝戦はKin三段とMorikawa初段となりました。
いつも白熱した組手を見せる二人ですが今日もなかなか見所のある試合となりました。
最初から両者積極的な攻めを見せ目が離せない展開となったのですが今回は劇的な結末となりました。
それは狙い済ましたKin三段の上段後回蹴が見事に決まったからです。
この技はKin三段の得意とするところで連続攻撃の中で至近距離から放たれるこの技は食らう時は全く見えません。
特に絶妙のタイミングで放たれると分っていてもなかなか防ぐ事ができないものです。
優勝者はKin三段でした。
今日はKin三段はこの勝ち抜き戦だけでなく、乱取(スパー)でもこの大技を多く決めていました。
このように台風の暴風雨の真っ只中で世田谷道場では熱い稽古が行われました。
でも全員無事この日に帰宅できたのだろうか?
2012/06/17
我孫子道場昼の部の稽古です。
今日は少年部に新しい見学者がありました。
Uno(T)君の近所の友達のY君です。
学年は一つ下の一年生ですが、とても活発で元気な子です。運動神経も良く、続ければきっと強くなります。
早速皆と一緒に稽古しましたがとても楽しそうでした。
Iizuka師範じ直々に三戦の立ち方を教えます。 足先を内側に向けるのが最初はなかなか難しい。
全員の乱取
最初の模範組み手 Iizuka師範 対 Kitajima二段
左 Iizuka師範 右 Kunii1級の上段回蹴 左 Iizuka師範の上段回蹴 右 Kunii1級
左 Kitajima二段 右 Noguchi3級の中段回蹴 左 Kitajima二段の上段突 右 Noguchi3級
左 Iizuka師範 右 Uno(T)10級の上段回蹴 左 Iizuka師範 右 Uno(T)10級の鋭い前蹴
左 Iizuka師範 右 Uno(T)10級 左 Y君が正しい突き方を教わります。 右 Uno二段
左 Y君の初めての中段回蹴 右 Uno二段
2012/06/16
世田谷第二道場で稽古を行いました。
本日はめずらしい人が多く集まり大変楽しい稽古ができました。
まず紹介しておきたいのがMizuo初段の婚約者です。
前から話を聞いていたのですが今日道場に来られて初めてお会いしました。
大変明るくてかわいらしい方です。(でも東大出のキャリアウーマンです)
今年結婚の予定だそうですがその前にMizuo初段は二段への15人組手を控えています。
大変なイベントの連続となりそうです。
左端 組手を観戦するMizuo初段の婚約者Yさん。
今日は仕事が一段落したKawabe二段も復帰し、いつもの精鋭に加えてSuzuki(R)二段やEnomoto初段、Takamori初段、Tasiro初段などの実力者も勢ぞろいしました。
勝抜戦は久しぶりの人が多いのでライトコンタクトのルールで行いましたが、なかなか激しい熱戦が続きました。
Mizuo初段も多くの強豪を破る活躍をみせてくれました。
婚約者のYさんは空手の観戦は初めてで、その迫力に大変感動したそうです。
今度来るときはぜひ体操着を用意して実体験して下さい。良い意味でのカルチャーショックを受けること間違いありませんから。
今日は乱撃は相手の攻撃を皮一枚でかわす稽古を行いました。
人間の腕の動きの生理的、物理的な特性を理解したうえでより安全な方向へ反射的に避ける稽古です。
これは一朝一夕でできることではありません。
まず体で覚えこませる事。閉ループの神経回路を作る事が肝要です。
Sonoda(T)二段に模範を動作を行ってもらいます。(動画)
左 Yokozeki2級 右 Takamori(Kazuyuki)2級 左 Yokozeki2級 右 Takamori(Kazuyuki)2級
Takamori(Kazuyuki)2級は最近稽古に復帰したばかりですが、天性の感の良さをもっており急激に感覚を取り戻しています。
今日もよく上がる足技を使って善戦しましたが、パワーに勝るYokozeki君の僅差判定勝ちとなりました。
手前 Sinozaki2級 奥 Yokozeki2級 左 Takamori(Keiji)初段 右 Sinozaki2級
Sinozaki2級も、豊富な稽古量に裏打ちされた多彩な技をもって着実に実力を向上させています。
Yokozeki2級を接戦の末破り、Takamori(Keiji)初段との対戦です。
Takamori(Keiji)初段は久しぶりの参加でしたがそれを感じさせない良い動きを見せました。
手前 Takamori(Keiji)初段 奥 Sinozaki2級 左 Takamori(Keiji)初段 右 Sinozaki2級
パワー技術とも黒帯に迫る実力を持つSinozaki2級に終始圧力をかけ、蹴り技も使って優勢に試合を進めました。
Sinozaki2級も延長戦の終了まぎわに重い中段突の連打攻撃を見せますが、Takamori(Keiji)初段の判定勝ちとなります。
左 Takamori(Keiji)初段 右 Sinozaki2級 左 Takamori(Keiji)初段 右 Mizuo初段
そして今日婚約者を紹介してくれたMizuo初段の登場です。
さすがに二段審査を控えた実力で冷静に試合を進めていきます。
今日は調子の良いTakamori(Keiji)初段ですが、突、蹴ともに一日の長をかんじさせる攻撃で勝利します。
左 Mizuo初段 右 Takamori(Keiji)初段 左 Enomoto初段 右 Mizuo初段
次の対戦者のEnomoto初段も今日は久しぶりの参加となりますが、もともと地力があり、今日も下段、上段を上手に使い分けに試合巧者ぶりを発揮しました。
攻守が交錯する厳しい接戦となりましたがこの戦いもMizuo初段が制します。
左 Mizuo初段 右 Enomoto初段 左 Enomoto初段 右 Mizuo初段
左 Otani君 Mizuo初段 左 Otani君 Mizuo初段
次の対戦者は白帯のOtani君です。Otani君は東大で合気道の経験があり初段を持っています。
たまたま今日見学のMizuo初段の婚約者のYさんも東大出で共に中央官庁に勤めています。
Otani君はまだ稽古回数は少ないのですが吸収が速く今日は合えて黒帯の上級者と対戦してもらいました。
まだまだ実力差はありますが、リラックスして組手ができていました。上段蹴などの大技も出しており、試合としては大差のポイント差になりましたが内容はすばらしいものでした。
左 Tasiro初段 右 Mizuo初段 左 Mizuo初段 右 Tasiro初段
次の対戦者はTasiro初段です。asiro初段も肩の故障でしばらく調整していましたが今日は久しぶりの参加となりました。
まだ本調子ではなさそうですが、もともと運動神経もありパワーも併せ持っていますので今日は控えめですが中身の濃い組手を展開していました。
手前 Morikawa初段 奥 Mizuo初段 手前 Mizuo初段 奥 Morikawa初段
勝抜きを進めていくMizuo初段の連勝を止めたのはMorikawa初段です。
彼は黒帯を締めてからも上昇のスピードは落ちず、技の研究心も旺盛でますます強くなっています。
今日のMizuo初段との対戦は双方がポイントを取り合う白熱した接戦となりました。
左 Sonoda(T)二段 右 Morikawa初段 奥 Sonoda(T)二段 右 Morikawa初段
Morikawa初段とSonoda(T)二段は最近は必ずと言って良いほど道場で乱取稽古していて互いに手の内をよく知っています。
タイプは違うのですが毎回噛み合った好試合を展開しています。
蹴り技を主体としてパワーで押していくMorikawa初段ですが、スピードのあるSonoda(T)二段のカウンター攻撃があってラフな攻め方をすると墓穴を掘ってしまいます。今日は互いに接近戦を演じましたが、上段突のポイントで上回ったSonoda(T)二段の勝利となりました。
左 Sonoda(T)二段 右 Kawabe二段 左 Sonoda(T)二段 右 Kawabe二段
次のKawabe二段もパワー、技術ともに備えた実力者です。仕事のため数ヶ月来られませんでしたが今日は久々の参加となりました。
ブランクを感じさせない地力はさすがですが、ちょっと実戦から遠ざかっていたこともあって微妙な距離感で、稽古量の豊富なSonoda(T)二段で遅れをとるところがあり僅差で敗れます。
左 Suzuki(R)二段 右 Sonoda(T)二段 左 Suzuki(R)二段 右 Sonoda(T)二段
決勝戦はこれまた地力のあるSuzuki(R)二段です。
勝負勘の鋭いSuzuki(R)二段は、パワーで押すことは得策ではないと判断し、待ちの体制で臨みます。
互いに一瞬の虚を狙う緊迫した展開となりました。
しかし二人とも消極的なカウンター狙いだけに陥ることはなく、ここと思うときは上段蹴りなどの大技を出します。
延長も含めて明確なポイント差はなく両者引き分けで勝ち抜き戦は終了しました。
今日は、ベテランの参加が多く、多彩な組手を見る事ができました。
梅雨に入り天気は悪い日が続きますが、こういう時期こそ積極的に稽古に参加して体調を整えましょう。
2012/06/14
本日は我孫子道場での稽古です。
今日はレスラーが復帰しました。
レスラーは知り合いのレスリング道場でエキシビジョンの試合で腰を痛めていたのです。
まだ痛みは多少あるそうですが様子を見ながらの復帰となりました。
しかし勝ち抜き戦では良い動きを見せていましたので心配はなさそうです。
それから今日は空手経験の長い見学者が来られました。
まだ若いのですがフルコンタクトと松涛館の両方の経験を持っておりスパーをやってもらうと動きがとても良いので、勝抜戦の後、Kumagai1級とIkeda三段とライトコンタクトの組手を行ってもらいました。
まだルールに慣れていないのでお互い軽く当てる程度で行ってもらいましたが、遠慮の中にもなかなか鋭い動きも見られ潜在能力の高さがうかがい知れます。
アビ二段は今日は風邪でダウン見取り稽古です。
我孫子は壮年グループがとても充実しており今日もTakasima2級、Arai2級はとても若々しい組手を見せてくれました。
今日目立ったのはKumagai1級です。
今日はこれまた着実に実力を上げているTakeda2級と互いにポイントを取り合うシーソーゲームとなりましたが、Kumagai1級が要所で上段回蹴を決め今日は見事な勝ち抜きを演じました。
さすがに地力のあるNakagawa初段には敗れますが好試合でした。
そのNakagawa初段と激闘を演じたのはYanagiと初段です。
前蹴、回蹴と押し気味に試合を進めますが要所での詰めの甘さをつかれポイントを奪われます。
Nakagawa初段は多数を勝ち抜く事が多いのですが今日はKitajima二段に阻止されました。
この二人はいつも接戦の好試合を展開します。
今日も判定はなかなか困難となりました。僅差でのKitajima二段が制しました。
そのKitajima二段と対戦したのはTakasima2級です。
善戦し上段突を決めるシーンもありましたが場外でポイントならず。
Kitajima二段は最近研究している重い中段突を見事に決めて勝ち抜きます。
そのKitajima二段をくHayasi二段が接戦の末破ります。
Hayasi二段は久々に復帰したレスラー二段とも好試合を展開しこれを破ります。
Hayasi二段がそのまま決勝戦まで進むかと思われましたが、それを阻止したのがArai2級です。
ほんとに僅差となりましたが1つのポイント差で勝利しました。
そして決勝戦はIkeda三段との対戦です。
Ikeda三段は今日は静かな動きでしたがここというときの的確さでポイントを取り優勝しました。
最後にMikiちゃんと特別試合を行いました。
Mikiちゃんも最近は足がおくあがるようになり突きのスピードも付いてきました。
しかしまだ運足がギコチなく、注意すればできるのですがまだまだ身に付いてはいません。
これをマスターすれば一皮むけるでしょう。
左 Mikiちゃん 右 Kitajima二段 乱取 勝ち抜き緒戦 左 Kumagai1級 右Takeda2級の上段突(有効)
左 Kumagai1級の上段回蹴(技有) 右 延長戦でもKumagai1級の上段回蹴(技有)が決まる
左 Kumagai1級上段突(有効) 右 Nakagawa初段 左 Kumagai1級 右 Nakagawa初段 上段突(有効)
左 Yanagi初段 中段前蹴 右 Nakagawa初段 手前 Nakagawa初段の上段突(有効)
左 Kitajima二段の上段突(有効)
左 Takasima2級の上段突 右 Kitajima二段の中段突 場外で双方取らず
左 Takasima2級 右 Kitajima二段の中段突(有効) 左 Hayasi二段の上段突(有効) 右 Kitajima二段
左 Hayasi二段の上段突(有効) 左 Hayasi二段 右 レスラー二段の上段回蹴
左 Hayasi二段の上段突 右 レスラー二段 左 Hayasi二段の上段突 右 Arai2級
左 Hayasi二段 右 Arai2級の上段突 左 Arai2級 右 Ikeda三段の上段突(有効)
左 Ikeda三段の中段回蹴 左 Mikiちゃんの上段蹴 右 Ikeda三段
Mikiちゃんの運足の間違いを指摘
左 Kumagai1級 右見学者K君のタイミングの良い中段逆突 右 Kumagai1級の上段後回蹴
左 Ikeda三段 右 見学者K君の鋭い前蹴り 左見学者K君のタイミングの良い中段逆突
右 Ikeda三段の上段突 右 Ikeda三段の中段回蹴
左 見学者K君の上段回蹴 左 Ikeda三段の上段回蹴
2012/06/11
稽古予定日を更新しました。
7月、8月は我孫子道場は公立中学校の放射能除染工事のため使用できません。
そのため、我孫子市の他の公共施設を一時的に利用させて頂く事になりました。
総合稽古予定日に場所のリンクを張ってありますので参照して下さい。
2012/06/10
我孫子昼の部の稽古
Nakabachi師範、酔っ払い師範、そしていつものメンバーに加えてOrikasa初段が初参加です。
Zoiちゃんが今日は空手衣姿で登場。
実は、Uno二段の妹ジュンコちゃんの空手衣を借りてきたそうです。
サイズはぴったり、でも本当はまだ緑帯ではありません。
女子部だけで記念撮影
乱撃の基礎
左 酔っ払い師範 右 Uno二段 模範組手 左 Zoiちゃん 右 Sonoda(T)二段
乱取
2012/06/09-3
本日は世田谷道場で一般稽古に先立ち黒帯研究会を実施しました。
久しぶりの黒帯研究会ですが、昨今の社会情勢、特に武道やダンスの必修化の問題なども踏まえて武道の実践者の立場から武道とは何か、空手とは何かを根本的に理解し、それを第三者に説明できる事を目標とするお話をしました。
黒帯研究会
また一般部の稽古では今日は強力な見学者の方が来られました。
空手暦10数年のK会館の二段の方です。
空手衣は持参されてなかったのですが、乱撃やスパーに参加してもらいました。
最初ということでかなり遠慮された攻撃でしたが、Sonoda(T)二段との対戦では上段回蹴に対してインローのカウンターを当てるなど高度な技術の一片を見せていました。
顔面攻撃に対しては戸惑いを感じたと後でお話を聞きました。
来週も来られるので楽しみです。
見学者の方に組手における上段突きのルールなどを説明
2012/06-09-2
先日目黒道場で少しお話した「猫の妙術」をアップしました。まだ書きかけですが。
2012/06/09
本日は世田谷道場にて午後5時より黒帯研究会を実施します。
参加資格は現空研の初段以上の会員です。
午後6時半からは一般部の稽古を行います。
ふるってご参加下さい。
2012/06/05
目黒道場(池ノ上)では、怪我で休会だったSugiyama4級(元プロボクサー)やTakamori2級(大学生)が稽古に復帰しましたが、今日世田谷でも懐かしいメンバーが復帰しました。(目黒道場の稽古は後でアップする予定です)
一人は黒帯目前で膝の故障のため休んでいたNakazawa1級です。そしてもう一人は知る人ぞ知るパワーファイターのKojima初段です。
Nakazawa1級は1度膝を故障してしばらく休み、やっと直った直後にまた同じ場所を捻ってしまい再度治療のため休まなければならないという不運に見舞われたのでした。
そして今日やっとめでたく稽古再開となったのです。
膝は、特に運動にかかわりなく年齢とともに痛める人が多い場所です。
そのため現空研では特に膝を怪我しないように配慮した対策を行っております。
今日は再度その点の注意を行いました。
しかし怪我をしないようにするということは、安静にして何もしないことがベストではありません。
鍛えることが一番大切なのです。
オーバートレーニングにならない範囲で安全を考慮していかに効率的に鍛えるかといった事が最重要課題となるのです。
Kojima初段も直接空手が原因ではないようですが、体調に異変があってしばらく休むことになったのですが、結果的には5年も休むことになってしまったのです。
第一回の現空研大会で顔を見せてくれたのですが、その時体調が思わしくなかったのか参加を見送ってビデオ撮影をお願いしました。
この前現空研大会は五回をむかえましたのでやはり5年のブランクがあったわけです。
本人も感覚的にはちょっと休んだ気持ちだったようで改めて5年間と知って驚いたようです。
しかし、鋭い眼光とパワー、スピードはいささかの衰えも感じさせないもので、早速勝ち抜き戦にも参加しました。
進境著しいMorikawa初段と対戦することになりましたが、開始早々鋭い上段突きを決め、その後は双方相譲らぬ激戦となりました。
ポイント差1のまま延長に突入。
ほぼ互角の展開で延長戦も過ぎていきましたが、終了間際に放ったMorikawa初段の前蹴が見事に入りここで勝負は決しました。
これが無ければ僅差判定でKojima初段の勝利が濃い展開でしたが見事なMorikawa初段の逆転勝です。
Morikawa初段もすばらしかったが、5年のブランクを一切感じさせないKojima初段もさすがでした。
これからが楽しみです。
Nakazawa1級も乱取スパーは行いましたが、本格的な組手は膝まわりをもう少し鍛えてから行ってもらうことにしました。
それでも今日のミット打では良い音をだして蹴り込んでいました。
相手にダメージを与える効かせる蹴りの原理を解説しました。
ゴルフで言えばコックを使った溜めの効いた打ち方(レイトヒッティング)、野球で言えばイチロー選手のように捻りが先行した柔らかいバッティング。
これがバワーを無駄に消費しない効かせる蹴のコツです。
蹴る前の畳み込みが大切。 蹴り足を腰に乗せる感覚です
Morikawa初段のしなりの効いた蹴り Kojima初段のパワフルでスムーズな蹴り
Kojima初段の左の回蹴 Kin三段の重さ、スピード兼ね備えた蹴
Nakazawa1級も膝をちゅういしてチャレンジ 軽めと言いながらけっこうパワフルな蹴り
左 Morikawa初段 右 Kojima初段の上段正拳 左 Morikawa初段の下段回蹴 右 Kojima
左 Morikawa初段 右 Kojima初段の逆回蹴 手前 Morikawa初段の上段回蹴
2012/06/03
本日は久々の目黒道場での稽古です。
しばらく勉強や資格試験のため休会していた大学生のTakamori2級が目的を達し復帰しました。
Takamori2級は高校生で入会し大学受験のためしばらく休会していましたが、大学に合格した後復帰した経緯があります。
今回も自分の目標を達成してまた空手の稽古に来るという事で、武道をうまく実生活に生かしたすばらしい例だと思います。
久々の稽古でしたが実力者のMorikawa初段との特別組手でも大変良い動きをみせてくれました。
大学在学中にぜひ黒帯取得まで行って欲しいと思います。
また、もう一人今日は珍しい参加者がありました。
漫画作家のOrikasa初段です。現在連載中の漫画 "I am"は単行本になるそうです。
今日はNIto三段との模範組手で変幻自在の彼独特の妙技を十分に発揮してくれました。
それからIguchi初段も久しぶりの参加ですが、あいかわらずパワフルな空手は健在でした。
今日は体を鍛えるとはどういう事か。
丈夫で全てを粉砕する拳の作り方、日常の心構え、そして実戦での攻撃方法などを講習しました。
今日は達人の話もしました。達人と言っても主人公は猫なのです。
途中まで話してましたが長くなるので続きはネットでという約束でしたがまだアップしていません。
この話は今回私がお話したい内容の一部として取り上げたのですが、ちょっと長くなりますのでいましばらくお待ち下さい。
拳は鍛えなければ使い物にならない。生来の拳は決して丈夫ではないのです。
鍛える事を日常の中に取り入れる事が最強への近道です。
鍛えた拳は意外なポイントで相手にダメージを与えることができます。
蹴も鍛えこんだ足では意外なポイントで有効な攻撃が可能になります。
左 Nito三段の上段突 右 Orikasa初段 手前 Orikasa初段のきれいな上段回蹴
右 今日から復帰したTakamori2級の上段回蹴 左 Morikawa初段 左 Morikawa初段 の上段回蹴
2012/06/02
本年度の夏期合宿が会員ページに発表されました。
今年は、締め技や関節技、そして外れた関節の入れ方や仮死状態になった者の蘇生法など従来以上に講習することにしました。
それらのテクニックは武道だけでなく、日常生活においてもいざという時に大変役立つものです。
空手は本質的には殺傷テクニックの集大成です。
しかし殺す術を知る者は生かす術も知っておかなければ武道の道に外れてしまいます。
そういった観点から術としての活の入れ方やAEDなどの電子機器の原理や使い方も含めて総合的な講習を行う予定です。
会員のみでなく会員の家族や空手に興味のある友人の方々も参加可能なのでぜひそういった方たちにも声をかけて下さい。
2012/05/30
我孫子道場の稽古です。
我孫子道場はベテランや新人が入れ替わり立ち代り参加しますので毎回新鮮な対戦が実現します。
今日は勝ち抜き戦を帯準でない方法で行いましたので初戦から高段者が登場したりなかなか面白い組手を見ることができました。
乱取
左 Kitajimal2段の上段突 右 Takeda2級 左 Kitajimal2段 右 Takeda2級の振り打
左 Kitajimal2段 右アビ2段の中段回蹴 左 アビ2段の上段突
左 アビ2段 右 Yanagi初段の上段回蹴 左 アビ2段の上段突き 右 Yanagi初段
左 アビ2段の中段回蹴 右 Kumagai1級 左 Kumagai1級の上段回蹴
左 Kumagai1級 右 Abe4級の上段回蹴 左 Kumagai1級の上段突 右 Abe4級
左 Kumagai1級の上段回蹴 右 Ikeda3段 左 Kumagai1級 右 Ikeda3段の上段回蹴
今日の組手は初戦でTakeda2級が敗れはしましたが実力者のKitajima二段を相手に善戦しました。
Takeda2級は本職は鍼灸師ですが格闘センスは抜群で稽古も熱心にこなすのでものすごい勢いで実力が伸びています。
Kitajima二段は現在農業に興味をもち無農薬農家を目指して修行中です。もともと大学も北海道の帯広畜産大学ですので農業とはちょっと違うかもしれませんが食品の源流という共通項はあります。
来週は田植えの実習があるということでした。
空手の実力も高いものがあり、大学時代は和道流で二段を取得しています。彼も最近は昼、夜両方参加して益々技術が向上しています。
後今日はKumagai1級の活躍も目立ちました。
まだ大学生ですが就職も内定し黒帯を目指して稽古に励んでいます。
今日は巨漢で技、パワー兼ね備えたアビ二段を相手に延長の末上段回蹴を決めて勝ち抜きました。
そして新人ではありますが、伝統空手、総合格闘技の経験も豊富なAbe4級とも接戦となりましたが判定で下し、決勝戦でIkeda三段と対戦しました。
善戦しましたが地力で大きな差があるIkeda三段には敗れます。しかし大変中身の濃い組手でした。
2012/05/22
第5回現空研空手道大会少年部入賞者 を発表いたしました。
2012/05/19
三宿中学で稽古を行いました。
先週の我孫子道場から、脛当て(サポータ)を外して組手を行う特別メニューの稽古を始めました。
もちろん全ての稽古ではありません。
故障や怪我の無いもの同士で相手の技量や鍛え方に合わせてですが、サポータをつけずに当て合う事を目的とした稽古です。
狙いはいくつもありますが、端的に言うと効率良く体を鍛えるためです。
昔、拳誠会時代は一切のサポータ類は無しでガチンコの組手を行っていました。
確かに細かい擦り傷や打撲は多かったのですが、大きな事故はありませんでした。
人間は環境に耐えられるように自分自身を強化する機能を生まれつき備えています。
適切な外的な刺激を与える事で、この機能を最大限に発揮させることができるのです。
目安は次の稽古までに完全復帰できる程度のダメージが最大値だと思って下さい。
社会人であれば翌日の仕事に支障が出るようではオーバーワークです。
次の日、適度な痛み(痛気持ち良い程度)があるのがベストでしょう。
全く痛くないというのでは刺激が足りないと考えます。
私が道場でよくお話する拳ダコの作り方を皆さんはご存知でしょう。
原理は同じなのです。
今日は適度な刺激を皆受けたと思います。
以下はその稽古の写真です。
2012/05/18
第5回現空研空手道大会感想 無差別級決勝戦をアップしました。
2012/05/16
我孫子道場夜の部の稽古です。
2012/05/13-3
本日の我孫子道場昼の部には珍しい来訪者がありました。
現空研の前身、拳誠会時代の会員Noguchi君です。
彼が昔道場に通っていたのはもう20年以上前の話です。
当時彼はまだ高校生でしたが、合宿にも参加しており名前は記憶していました。
し.かし顔がどうしても結びつきません。
それはしかたがありません。彼にはもう既に高校生の息子がいる年齢なのですから。
しかし、当時の空手衣や帯(緑)をちゃんと持参しており、拳誠会の刺繍もしっかりと残っています。
道場ではしばし昔話に華が咲きました。
左端がNoguchi君。 なかなかの暴れん坊だったのでいろいろなエピソードがあります。
Noguchi君も乱撃に参加(右端) 基本はしっかりと覚えています。
全日本実戦空手道連盟拳誠会の刺繍もしっかりと読めます。
左 Noguchi君 右酔っ払い師範、久々の対戦です。 ちょっと帯が短くなったのが月日の経過を感じさせます。
彼の訪問の目的は稽古復帰でした。
ずっと運動らしい運動もやっておらず40歳になったのをきっかけに健康増進の目的で少しづつ空手を再開してみようと思ったとのことです。
もちろん大歓迎ですが彼はまだ一抹の不安もあるようなので、まずは組手なしで体を慣らす程度からはじめるように薦めました。
とはいえ、今日乱撃と乱取(スパー形式のライトな自由組手)を行ってもらいましたが、良く動けていました。
我孫子は最近復帰組みが増えており、今日はTakahasi初段(彼も10年近くブランクがあります)も稽古に参加しました。
休会中でしばらく稽古に参加していない会員の方々も気候もよくなってきましたで、ぜひ道場に来てみて下さい。
いきなり組手からはじめず、体慣らしから初めてもやがて勘は戻ってきます。
2012/05/13-2
本日から国際高校での稽古が再開されることになりました。
新しいセキュリティーシステムが導入されましたので、決められた入館方法を守って下さい。
新システムの説明を行いますので決められた場所(正面玄関)に午後6時に集合して下さい。
国際高校での稽古は遅れて来た会員は入館前に現空研専用電話に必ず連絡するようにして下さい。
2012/05/13
第5回現空研空手道大会感想 無差別級準決勝 その2をアップしました。
2012/05/12
6月の稽古予定日をアップしました。
6月9日に一般部の稽古の前に黒帯研究会を実施します。
現空研の意義、目的、ルールや指導要領の講習を行います。
参加資格は現時点で現空研で初段以上を取得している会員となります。
2012/05/08
第5回現空研空手道大会感想 無差別級準決勝 その1をアップしました。
2012/05/06-2
第5回現空研空手道大会感想プロローグをアップしました。
2012/05/06
第5回現空研空手道大会入賞者を発表いたしました。
2012/05/05-2
本日は第5回現空研空手道大会を実施しました。
今年は悪条件が重なって有力選手の参加が減少すると予想していたのですが、ベテラン勢の直前参加も相次ぎ、結果的には精鋭が多数参加する極めてレベルの高い大会となりました。
ただし参加者が重量級にかたよる結果となりましたので、一般部、壮年部とも軽量級、中量級を合わせて、軽中量級という形で行いました。
それだけに、軽中量級は厳しい戦いをしいられました。
特に、軽量級でエントリーした選手には過酷な条件となりましたが、今年は劇的な結果が待っていました。
今年は昨年の異なり白帯の参加者は一人もなく、若干の色帯の他はほぼ全員が黒帯で二段以上の高段者の割合が多いこともあり、内容としては見るだけで勉強になる試合が多かったのも特徴です。
詳細な結果は追ってアップいたします。
会員ページには動画のアップも準備中です。
2012/05/05
本日は世田谷道場で現空研空手道大会を実施します。
開場は午後5時です。(5時前は入館できませんので入り口付近でお待ち下さい)
本日の飛び込み参加も可能です。もちろん見学・観戦は自由です。
2012/05/04
いよいよ明日は現空研大会です。
今回は連休の中日ということと、有力選手にお子さんができるというおめでたいハップニングが続出、そのため連休に帰省する有力選手が多かったりで当初予定の二日間を一日に縮小するという事態となりました。
しかし、大会の華である無差別級には他流派からの出稽古組や過去の優勝者、準優勝者、その他の有力選手が揃いますのでこれまで以上の熱戦が期待できます。
諸事情で参加できない会員の方も時間の都合がつけば途中からでもかまいませんのでぜひ見学、応援に駆けつけて下さい。
2012/05/02
本日は我孫子夜の部稽古です。
試合の時は審判の指示が全てであり、特に試合の終了は審判の「止め」の号令があるまでは試合は続いている事を特に注意しました。
時計係の「時間です」は審判に対する連絡であり、試合中の選手に対してのものではありません。
どうしても、この時計係の声に惑わされる人が多いため、特に今日は「ひっかけ」でわざと時間が来ても「止め」の号令を遅らせてみました。
多くの会員が罠にかかりました(笑)
これも慣れが必要です。
最後は誰もひっかからなくなりましたから。
現空研大会でも最後の油断で不覚をとらないように気をつけてください。
乱取 女子部も元気です。
全員「時間です」の声で構えを解いていません。これは見事です。これは「残心」の一つの形でもあります。
2012/05/01
世田谷第二道場で稽古を行いました。
少年部は皆どんどん強くなっており、一般部顔負けの蹴り技をくりだす子もいます。
一般部は今日も審判の稽古を重点的に行いました。
一月前とは見違えるように的確な判断ができるようになりました。
審判の稽古はこれからも重点的に行います。
必ず自分の組手の技術向上につながると思います。
副審も自分の判断で判定を行っています。
乱取
2012/04/29
我孫子道場昼の部の稽古を行いました。
各自準備運動と体力強化の運動を行いました。
組手は寸止で行い、審判の稽古も重点的に行いました。
昼の部は初心者が多いのですが今日はSonoda(T)二段やKitajima二段、Uno二段、Ando初段など強豪も集まりましたので乱取も数をこなしました。
Kouzu4級も出稽古で参加です。
Sonoda(T)二段のブレイクダンス?
全員で逆立ちにトライ
2012/04/28-2
世田谷第二道場での稽古です。
目黒道場の振替稽古です。
新会員が多かったので、乱取をみっちり行い、現空研ルールの解説、意義などをお話しました。
また大会も近いので審判の稽古も合わせて行いました。
中身の濃い稽古となりました。
2012/04/28
連絡
5月5日、6日開催予定の現空研空手道大会ですが、6日開催予定の無差別級も5日に行う事にいたしました。
したがって大会は例年通りクラス別と無差別級の両方は5月5日に行うこととなります。
連休中のため二日間は難しいということで断念されていた会員の方のあらためての参加を期待しております。
なお、入会間もない白帯の会員でも参加資格はあります。
ダメモトでどんどんチャレンジしてみましょう。
何事も体験が一番です。
見学希望者の方へ
現空研に入会しようかご検討中の方の現空研空手道大会見学、観戦も受け付けております。
見学申し込み の中の「ご連絡」欄に「現空研空手道大会見学希望」とご記入の上お申し込み下さい。
2012/04/25
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
連日試合時方式で審判も含めたルールの説明と実践を通した稽古を行っています。
黒帯には主審をメインに指導しました。
選手としての経験は長くても審判には慣れていない会員が多いので、ルールや技術は熟知していてもそれを審判の立場で取り仕切るのはまた別の技術と慣れも必要です。
副審は色帯にも体験してもらいました。
ここ一月くらい集中的に実践してもらっていますので、だいぶ慣れてきた会員もいますが、まだまだ稽古が必要だと感じました。
おそらく試合よりも緊張した会員が多かったのではないでしょうか。
一方木村師範が的確なのは当然ですが、Kitajima二段、Nakagawa初段の指示の的確さはめだちました。
主審は全体的にできが良かったのですが、副審は主審とは違った難しさがあり、課題は少なくありません。
審判の稽古はやがて自分の試合の技術向上にも還元されていきますので皆さんがんばって下さい。
最初に私が主審を行い、お手本を示します。
木村師範が主審です。Ikeda三段とKitajima二段の接戦の末の延長で旗判定が割れました。
最後の審判は主審が下します。
緑帯、茶帯の会員にも副審を体験してもらいました。
左 木村師範(五段)が久しぶりに試合 右上段突きが決まる。右はAbe4級、彼も実力があります。
主審 Kitajima二段の迅速な判定。副審Ikeda三段も遅滞なく旗を上げます。
副審 Hayasi二段も笛とともにすばやく判定
2012/04/24
世田谷道場の稽古
2012/04/22
我孫子道場昼の部の稽古です。
今日は親子で見学者の方が来られました。
何と我孫子少年部のUno(T)君と同年で生れ月も同じです。
お父さんは極真で10年も経験のある実力者です。
Manaちゃんも参加して少年部は楽しく稽古ができました。
Uno(T)君は今回の昇級審査で見事10級に合格し今日から黄帯になりました。
Nito(兄)三段が出稽古に来ましたので、今日は審判の稽古を主体にやってもらいました。
主審、副審はそれぞれ難しさが違いますが、一番大切な事は、自分の判断を的確に遅滞なく動作として表現することです。
笛を吹くべきところでは遠慮なく明確に吹きます。
主審は試合においては総大将ですからルールと伝統に従って自らの判断を明確にアピールし、副審も主審の号令や指示にも的確に反応しなければなりません。
初めて審判を経験する会員もいましたが、何とか遣り通せました。
初心者はまだまだ修正すべき事は山ほどありますが、まずは実際にやってみて慣れる事です。
失敗は恐れてはいけません。失敗を重ねることで技術は上達していくのです。これは稽古ですから。
見学者の方に乱取を体験してもらいました。まずルールの説明。 そして体験稽古。
二人ともとても活発で元気ですぐ打ち解けました。
Manaちゃんも元気に乱取 一般部は審判の稽古を重点的に行いました。
2012/04/21
4月21日に行われたEndo初段の15人組手の詳細です。
当日は、15人組手にふさわしい精鋭が多く集いました。
上級者、実力者のみを選抜し体重が近い二段は二回参加させ、重量級の実力者も多く、かなり厳しい展開が予測されました。
まず、先に昇級者の認定証、帯の授与を行い、準備運動の後軽めで基本稽古を流した後は全員参加の乱取でウォーミングアップを行い、いよいよ本番の15人組手の開始です。
今回の15人組手はEndo初段の実力(パワー、技術、精神力)の充実度から、ある意味楽観的な予想も多く、私も多少の安心感を持って望んだのですが、やはり15人組手は誰もが易々とは達成できないものだという事を再認識させられるものとなりました。
しかし、結果から見れば、殆どの試合を一本あるいは優勢勝ちで進め、数回の軽いダウンはありましたが圧倒的な気魄はいささかも衰えることなく、最後のTakagi二段との15人組手は壮絶な内容でしたが、表情だけ見れば笑みも浮かぶ程でまさしく試合を楽しんでいるかのごとくでした。
取り急ぎ8人目までの写真をアップします。
ウォーミングアップの乱取 左 Sonoda(T)二段 右 新会員のOtani君。 同じく左 新会員のSaito君 右 Hituji初段
ウォーミングアップの乱取 左 Yokozeki2級 右 Endo初段 同じく 左 Takagi二段 右 Namekawa二段
以下15人組手の詳細
一人目 Suzuki(s)3級
二人目 Yokozeki2級
3人目 Sinozaki2級
4人目 Suematu二段
5人目 Sonoda(T)二段
6人目 Namekawa二段
7人目 Hituji初段
8人目 Tasiro初段
以下順次アップ
15人組手最終戦 左 Endo初段 右 Takagi二段 15人目なのに開始早々踵落との大技をみせるEndo初段
2012/04/22
速報 昨日 Endo初段 15人組見事完遂しました。詳細は追って。
2012/04/21-2
本日は世田谷道場(三宿中)でEndo初段の15人組手を実施します。
昇級・昇段者の認定証及び帯の授与も合わせて行います。
2012/04/21
第五回現空研空手道大会を5月5日、6日に実施します。
会員であれば誰もが参加できます。
また出稽古に来られた他流派、他道場の方も参加を歓迎いたします。
詳しくは現空研メール宛てお申し込みあるいはお問い合わせ下さい。
実力を試す絶好の機会ですから皆さん参加しましょう。
今年は各クラスにおいて前回優勝者の連覇がなるかどうか、また新人の活躍も期待できそうです。
会員の方は会員ページにてお申し込み下さい。
なお、現空研入会をご検討中の方も見学、観戦できます(無料)ので現空研メール宛お申し込みあるいはお問い合わせ下さい。
2012/04/18
我孫子道場での稽古です。
世田谷道場に続き、現空研ルールの再確認と主審、副審の体験と稽古も行いました。
世田谷道場でもお話しましたが審判を行う事は、審判としての技能の獲得は勿論ですが、客観的に他者の組手を判断することで、自分の組手の問題点や課題を見つけること、ひいては自己の技術の向上に寄与することが多く、広い意味での稽古となるからです。
主審は最終判定者でもありますので一番難しいのですが、副審も主審とは違った難しさがあります。
まず審判の初心者は、なかなか笛が吹けません。
自分の判断に自信が持てない事もありますが、判断は出来ても瞬時の自分の意思を表明する事に慣れていないことに一番の原因があります。
瞬時に自己で判断し、責任をもって意思表示をするという事は特に現代の日本では訓練されていない部分でもあります。
命令や指示つまり上意下達(じょういかたつ)の技術は、集団を機能させるに絶対訓練が必要なものなのですが、戦後日本では軍国主義を連想させるものは全て忌み嫌われていましたので、こうした訓練は一部の体育会系の場でしかなかなか体験できないものになっています。
このことはあらためてコラムなどで取り上げたいと思っている事なのですが、私は集団をシステムとして機能させるには大切な技術であり、上意下達は命令を発する側、受ける側両方の訓練が必要だと思っています。
そうした意味で主審、副審の経験を皆にやってもらっているのです。
下の写真は、主審をアビ二段が行い、副審はNakagawa初段とTakasima2級です。
試合はYanagi初段とArai3級の対戦です。
左はYanagi初段が右上段回蹴で攻めているところです。ここで主審のアビ二段が「まて」を命じます。
この段階では技が決まったのか、場外での中断なのか定かではありません。
副審のすべき行動は、なんらかの意思表示です。このケースでは二人の副審は適切な行動をすばやく取りました。
手前のNakagawa副審は「無効」の判定、Takasima副審は赤Yanagi初段の「技有」を判定します。
副審の判定が割れた見本となりました。
この位置関係では主審は見えたか見えないか微妙です。Nakagawa副審ははっきり見える位置ですが距離がありますのでこれも微妙です。
一番近いTakasima副審は蹴りの位置が死角になっていてこれまた難しい判定です。
しかし二人の副審は割れてはいますが瞬時に判定を下しています。なかなか見事です。
主審は一瞬ためらった後、技有を宣告しました。
私には技有にはやや不十分でNakagawa副審の判定に近い感想を持ちましたがここは審判の稽古でしたから、そのまま続行させました。
いずれにせよ三者ともそれぞれの役目は十分果たした良い判定だと思います。
Yanagi初段が上段回蹴でArai3級を攻める。主審の「待て」 副審二人は間髪を入れずに判定(旗は割れる)
副審初体験のKunii1級に動作の注意点など指摘 Nakagawa主審の審判、副審もだいぶ慣れてきてほぼ合格点
2012/04/17
少年部はMikawa(Y)君(1級)が復帰しました。今度中学一年生になりました。
久しぶりの稽古でしたが、体も良く動き久しぶりの組手を楽しんでいるようでした。
今日は乱取組手を中心に稽古を行いました。
手前左 Mikawa(Y)1級 右Kakizaki1級
左 Mikawa(Y)1級 右 Tuji4級 左 Oya7級 右 Take(O)9級
一般部は現空研大会が近づいていることもあり、ルールの確認および審判を色帯以上の会員に体験してもらいました。
上級者は慣れていますが、審判も初心者にはなかなか難しいものです。
やってみると分かりますが、見ていて感じる何倍も難しいものです。
私は武道に限らず、あらゆるスポーツ、競技で上達するには審判の経験は不可欠なものだと思っています。
スポーツによっては競技者と審判が完全に分業となっているものもあります。
それはそれぞれの競技や伝統などもあって軽々しく批判はできないのですが、少なくとも武道の世界では、その武道を実践したものでないと真の審判はできないと考えています。しかし競技だけやっているものに急に審判をやれといっても簡単にはできません。
両方やることによって双方の技能が向上していくのです。
特に空手は「寸止め」という独特の試合方法があり、これを正確に判定することは並みの技術ではできません。
特に現空研は実戦空手であり、倒すあるいは倒せる事が勝利の絶対用件になっています。
これを危険防止のための苦肉の策である「寸止め」という概念を顔面に限って融合させるのですから簡単なわけがありません。
競技者あるいは実践者としての技術向上には己の姿を常に客観視できる心のゆとりと冷徹な目が不可欠だと思います。
今日はKin三段とGoto初段、それにMorikawa1級(初段合格)に主審をやってもらいました。Kin三段も久しぶりなのでやや緊張気味でしたがすぐ勘を取り戻していました。
旗が割れた瞬間 Goto初段の上段突きの場面(相手はHigano4級) Yagi副審は取らず、Morikawa副審は有効の判定。
こうした微妙な判定でも副審は自分の信じた結果を勇気を持ってしかも迅速に意思表示しなければなりません。
この瞬間の判断の訓練がやがて自分の技術の向上にも大きな力となってくるのです。
旗判定を指示するKin主審 Yagi副審が旗を交差させて無効を宣しています。
女子部のYuさんは高校、大学時代に極真会館で鍛えていただけあって、基本がしっかりしているうえに突き、蹴りに威力があります。
今日もSonoda(M)初段を相手に力強い組手を見せてくれました。
だいぶ現空研ルールにも慣れてきました。
2012/04/15
我孫子昼の部は珍しい参加者がありました。
Takahasi初段です。彼が入門したのは10年位前で東京理科大学の学生でした。私の後輩です。
大学卒業後就職して関西の方に移ったのですが時々出張などのおりには顔を見せてくれていました。今回も仕事の関係で東京に来ていて(数ヶ月)その間はできるだけ道場に顔を出したいということでした。
今日は久しぶりの稽古ということでしたが、どうして動きは良く、ブランクがあったとは思えない組手を披露していました。
先週京都に旅行に行っていたZoiちゃんも戻ってきて元気に復活です。
「京都はどうだった」と聞くと観光地はガイジンばっかりと言って完全に日本人になりきっていました。
京都では軽乗用車に乗って交差点で何人も人を跳ねたあげく電柱に激突してドライバーも死亡した悲惨事故があったばかりでしたが、彼女はその事件は初めて知ったようで詳しく話をするとびっくりしていました。
今日は東京からNito(兄)三段も出稽古に来ましたのでいつものメンバーとなかなか面白い稽古ができました。
Tetuo君も前蹴が上手になりました。 Tetuo君とZoiちゃんは同期のライバル同士です。
Zoiちゃんが休憩タイムに畳に回し蹴りを打ち込んでいます。足腰がしなやかで威力 もあります。
Uno二段とNito三段のパワフルな組手 左 Ando初段と対戦する右Takahasi初段(初顔合わせ?)
酔っ払い師範の顔面を狙うZoiちゃん Nito三段を上段回蹴で攻めるTetuちゃん。足があがっています。
Sonoda(M)初段と乱取するZoi 久しぶりに酔っ払い師範の胸を借りるTakahasi初段
Nito三段の上段回蹴がZoiちゃんの顔面にクリーンヒット(ちゃんと寸止めしてあります)
2012/04/13-2
稽古予定日を更新しました。
目黒道場が来月より使えるようになりましたが、使用可能日数が少ないので土日は従来通り世田谷道場への振り替えも行います。
2012/04/13
恒例の現空研大会を5月5日(土曜日)行います。
参加人数が多い場合は無差別級あるいは決勝戦を5月6日に行います。
詳細は追って本ページと会員ページにアップします。
なお、Endo初段の15人組手が4月21(土曜日)三宿中にて行われます。
対戦希望者、見学希望者はふるって参加下さい。
対戦相手は当日決定いたします。
2012/04/03
緊急連絡 本日(4月3日)は関東各地に暴風警報が発令され、交通機関等の乱れが予測されますので稽古を中止いたします。(13時18分)
2012/04/01
本日の夜の部は三宿です。
東大大学院のHiguchi2級も復会して今日から稽古に参加です。
基本稽古は普段あまりやらない技を中心に行いました。
蹴技は剛柔流の基本である猫足立からの攻撃を主体に稽古しました。
勝抜戦は今日はパワーファイターが多かったのですが多彩な技の応酬も見られました。
緒戦は進境著しいYokozeki3級とSinozaki3級の対戦です。
二人ともパワーがあります。
Yokozeki3級はフルパワーでスタミナを使い切るシーンが多かったのですが最近は配分もかなりできるようになりました。
Sinozaki3級はMorikawa1級と普段から秘密の特訓を行っているようで、スタミナも十分で突、蹴の威力も磨きがかかってきました。
今日は技有1でSinozaki3級に軍パイが上がりました。
左 Sinozaki3級 右 Yokozeki3級
次は東大で博士論文をパスしたHiguchi2級の登場です。
Higuchi2級は軽量ですが技の切れがあります。
Sinozaki3級はパワー系ですが技の切れも併せ持っていて興味深い対戦となりました。
最初からスピード感のある厳しい対戦となりました。
互いにきれのある蹴技を主体に攻防が続きますが、久しぶりに組手を行うHiguchi2級はややスタミナが切れかかってきます。
それでも本戦では決着がつかず延長戦となりました。
延長戦ではスタミナに余裕あるSinozaki3級が押し気味に試合を進め、このまま押し切るからと思われた終了間際にHiguchi2級の狙いすました右上段蹴が見事に決まりここで勝負がつきました。
最後まであきらめないHiguchi2級の見事な勝利となりました。
左 Sinozaki3級の後回蹴 右 Higuchi2級 延長戦の終了間際 右 Higuchi2級の上段回蹴(技有)
つづく
2012/04/01
いよいよ新年度入りです。
私はしばらく九州へ帰っておりましたので久しぶりの稽古です。
我孫子道場の昼の部は、遠方の会員も参加することがありますので面白い顔合わせが出現します。
今日は中鉢師範、酔っ払い師範も顔を見せ、復会したMurakosi初段や新会員のAbe君、そして春休み中の大学生Sonoda(T)二段やSonoda(M)初段などが常連のUno二段一家やAndo初段らと手合わせてしました。
新鮮な組み合わせで充実した稽古ができました。
左 Murakosi初段の上段回蹴 右 Sonoda(T)二段 左 Murakosi初段 右 Sonoda(T)二段の上段回蹴
この対戦は技の切れる同士で持ち味は違いますが共に上段回蹴を得意としています。
模範組手ということもあり、上段蹴の応酬となりなかなか面白い組手でした。
左 Ando初段 右 Abe君の良く上がる蹴り 左Abe君 右Ando初段の回蹴が顔面を捉える
二人ともリラックスした組手ができました。Abe君は入門間もないのですがメキメキ腕を上げています。
左 Uno二段 右 酔っ払い師範 左 酔っ払い師範 右 Uno二段
酔っ払い師範とUno二段はさすがに上級者同士でレベルの高い組手となりました。
しかし、ベテラン同士のわりには結構力が入っており(悪い意味ではない)模範組手の範疇を超えた迫力ある展開となりました。
お互いにパワーがあるので見ごたえがあります。
今日はTetuo君がSonoda(T)二段に果敢にチャレンジしました。
受けもしっかりできるようになりました。
Manaちゃんは女子一般部のSonoda(M)初段にチャレンジです。
構えも良くなり、柔らかい身体を生かして積極的な攻めに徹しました。
一般部は珍しい顔合わせになったので防具を付けたコンタクトの組手も行いました。
お互いに効かす事を主眼とした攻撃になりますので脱力を上手にやらないとスタミナが持ちません。
特に初顔合わせとなると緊張感もありますのでスタミナ配分はなかなか難しいものとなります。
こういう稽古も大変意義があります。
左 Sonoda(T)二段 右 Abe君の重い中段回蹴 左 Sonoda(T)二段の効かせる中段 右 Abe君
左 Murakosi初段の鋭い上段回蹴 右 Uno二段 左 Uno二段の体重の乗った中段突 右 Murakosi初段
左 Ando初段 右 酔っ払い師範の的確な中段突
乱取
2012/03/30
法事で郷里の九州福岡へ帰っておりました。
父の3人の弟達の二番目、私の叔父さんの17回忌です。
日大の土木出身の典型的な九州男児で炭鉱、土建業で園田組として大規模に活躍していました。
一方子供会やボーイスカウト等の活動も積極的に行い、私も小さい頃はかわいがってもらいました。
従兄弟たちやその子供(いとこ甥、いとこ姪)達とも久しぶりに会いました。その多くは大学生や若き社会人たちで、皆りっぱに大きくなっています。
法事は直方の圓徳寺さんで行われました。圓徳寺は園田家代々が祭られています。
圓徳寺のご院家は私と同年代で当地の名門鞍手高校出身です。
檀家の管理に私の開発したデータベースμCOSMOSを初期の頃から使っておられ、これは昔母の葬儀の時知ってびっくりしましたが、ご院家もまさか私が作ったソフトだとは長い間知らずにいてお互いびっくりしたものです。
これも園田と圓徳寺の縁だと思っています。
その上、このご院家は大学時代は空手をやっており松涛館の有段者でもあります。
今回も献杯の席では空手談義に花を咲かせました。ビール瓶切や牛の骨を折る話、昔の試合の話など。
後で写真もアップします。
4月1日からまた道場の稽古に参加します。
2012/03/18
我孫子道場の昼の部の稽古を行いました。
今日は昼の部としてはメンバーがそろいました。
酔っ払い師範を先頭にNito(兄)三段、Sonoda(T)二段、Sonoda(M)初段が我孫子に連続出稽古に来ました。
また常連のUno二段やKitajima二段、Ando初段、Murakosi初段と実力者がづらりと顔をそろえました。
Kunii1級も今日は参加です。
初心者はZoiちゃんとTetuo君(10級)だけです。
久々に顔を合わせるメンバーも多かったので普段あまり対戦しな組み合わせを組んで模範組手を行ってもらいました。
なかなかレベルの高いおもしろい展開となりました。
特に今日は個性の強い会員が多かったので見ているだけでも勉強や参考になる組手のオンパレードでした。
初心者には今日は猫足立ちからの攻撃を重点的に稽古しました。
猫足立は剛柔流の基本的な姿勢の一つで、慣れれば攻めて良し受けて良しの大変応用の効く構えですが初心者にはなかなか難しいところがあります。
まずは基本をしっかり身につけることが大切です。
猫足立からの中段回蹴の稽古
前蹴は先週の復習
しっかりとした構えをまず身に着けます。
個別に指導
模範組手はなかなか見所の多いものとなりました。
最初はNito(兄)三段とSonoda(T)二段の組手です。
お互いに手の内は知り尽くしていますが今日はリラックスし脱力できた組手になったと思います。
左Nito(兄)三段 右Sonoda(T)の後蹴 左Nito(兄)三段のしなりの効いた回蹴 右Sonoda(T)
Uno二段とMurakosi初段はあまり対戦したことがないと思いますが双方とも重い突、蹴の持ち主でタイプは違いますが共通点も多い二人です。
今日は白熱した接近戦で両者パワフルな打ち合いが続きました。
左 Uno二段の上段蹴 右 Murakosi初段 左 Uno二段 右 Murakosi初段の上段回蹴
左 Uno二段 右 Murakosi初段の前蹴 左 Uno二段の上段回蹴 右 Murakosi初段
酔っ払い師範とKitajima二段の組手はある意味今日最も緊迫感のあった試合です。
双方とも抜きん出たスピードの持ち主です。
今日は酔っ払い師範の上段突が冴え渡りました。
Kitajima二段も絶妙のタイミングじ上段回蹴などで反撃しますが及びませんでした。
いづれにせよ中身の濃い試合となりました。
左 酔っ払い師範の上段突の連撃(有効) 手前 Kitajima二段が良く上がる上段回蹴を打つもブロックされる
奥 酔っ払い師範 絶妙のカンウターで上段突(有効)
今日はKunii1級が良い組手を行いました。
Kunii1級は6人組手の後一皮むけた感じで組手に力強さがでてきました。
今日は実力者のAndo君がやや不調気味ではあったのですが、彼を終始攻め続けました。
左 Ando初段 右 Kunii1級の上段回蹴 手前 Ando初段の後蹴
Zoiちゃんは今日も積極的な空手を見せてくれました。
彼女は稽古の後にいつも質問をしてきます。
アメリカでは剣道をやっていたそうですが、空手も少しやったことがあり、「先生がこんな蹴りをやっていましたがこれは何という技ですか」とか(それは二段蹴で彼女が実演してくれました。)
「引き蹴りで重心を移動せずに蹴ることはフィジックス(物理学)として不可能ではないですか」とか結構理論派です。
稽古熱心ですからどんどん上手に強くなっています。
今日も先週に続きSonoda(M)初段と対戦しました。
まだ、蹴技の防御が身についていなので得意の突をカウンターの蹴で取られる事が多いのです。
突のスピードは男子並みで威力もあります。蹴技を覚えたら手がつけられなくなるでしょう。
この後の勝抜戦で対戦したNito(兄)三段も突のスピードに驚いていました。
左 Zoiちゃん 右 Sonoda(M)初段 Sonoda(M)初段の回蹴を内受で防御
左 Sonoda(M)初段の回蹴 左 Sonoda(M)初段の上段回蹴
右 Zoiちゃんのパワフルでスピードのある突
今日は少年部はTetuo君(10級)のみですが一般部のSonoda(T)二段相手にチャレンジです。
今日の課題は相手の目を見る事。
だいぶできるようになりました。
Sonoda(T)二段の上段回蹴を受ける 良く上がる回蹴で攻撃
果敢に上段突で攻撃。背伸びしているところがちょっとかわいい。 Sonoda(T)二段の上段回蹴を受ける
2012/03/17
平成24年3月昇級昇段者を会員ページにて発表いたしました。
14日の我孫子道場での稽古の写真をアップしています。
2012/03/15
今春稽古に復帰する連絡を下記二名の会員からもらいました。
一人はIto二段です。
Ito二段は応援団団長を務めていた硬骨漢で、現在はラングランドという外国語学校の経営者です。
そのパワフルで破壊的な組手は型破りではありますが闘争の原点を再確認させられるものです。彼の生き方そのものでもあります。
もう一人はHiguchi2級です。
Higuchi2級は東大工学部在学中か院に進学したばかりの頃に入門し現在は大学院の博士課程にいます。
博士論文の仕上げでなかなか稽古の時間が取れなかったようですがメールによると無事論文も仕上げることができ学位をとれるところまできたようです。
今年は東大で研究を続けるようですがその後は海外での活動も考えているようです。
現在2級ですから東大にいる間にぜひ黒帯をとってもらいたいものです。
実戦空手の有段者で最先端の研究者、文武両道の極みですね。
2012/03/14-2
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
今日はめずらしくNito(兄)三段が東京から出稽古にきました。
先週突で筋力をオールアウトさせるトレーニングを行い、自宅でも行うように指示したのですが、実際にそれを行ったのはわずか数名でした。
いかに一人でのトレーニングが難しいかモチベーションの持続が難しいかの証でもあります。
これは非難しているのではありません。
何事かを成し遂げるのは継続的な努力が必要であり、これは人間が最も苦手とするところなのです。
一言で言えば熱しやすく冷めやすいのが人間の性なのです。
道場で一斉に稽古を行う一番大きな意義は、この人間の苦手な継続を達成しやすいところにあります。
まあこのトレーニングは週に一回でもかなりの効果がありますので(体験済み)自宅での稽古は必須ではないのですが。
今日はこのトレーニングを蹴りで行いました。これは突よりもっと辛い。
これも自宅でも行うように指示しました。
基本稽古 効かす中段前蹴。単純に蹴り上げては効きません。腰を入れて貫くように蹴ります。
細かく訂正していきます。
後蹴はバランスを取る稽古にもなります。
今日は効かす技を重視したルールで勝抜戦を行いました。先週と違う点は蹴技も使えるところです。
通常の組手とルールは同じですが各自効かす事をテーマとして取り組んでもらいました。
最初はAbe4級とTakeda2級です。(表記の段、級は今期3月の昇級・昇段審査後のものです)
この二人はまだ稽古暦は短いのですが大変な潜在力の持ち主です。
今日も帯色を凌駕した展開を見せてくれました。
ともに身体能力も高くその上稽古熱心なので夏の合宿の頃には大きくレベルアップしていることでしょう。
左 Abe4級の上段回蹴 右Takeda2級 左 Takeda2級の飛び込んでの上段突(有効)
次の試合は大変面白い事になりました。
Ikeda三段は本来は最後尾前後に位置する帯順ですが今日は体調が悪いので前にずらせて下さいということで色帯の所に移動したのです。
ところが今日はそれが裏目にでました。
絶好調のTakeda2級は元気一杯です。最初からIkeda三段はどうもやりにくそうな様子でした。
それが本戦で寝技に引き込もうとする動作にも現れたようです。
今日は特に寝技、間接に関しては使って良いとも禁止とも指示してなかったのですが、思わず体が動いたのでしょう。
今日は突かす突き、蹴りがメインテーマだったのでここは分けを入れました。
本戦は引き分けで延長戦に入りますが、開始早々Takeda2級の上段突がカウンター気味に入ります。これが有効ポイントとなりTakeda2級は三段を破る大金星を上げます。
上Takeda2級を寝技に引き込もうとする下Ikeda三段 右Takeda2級の上段突(有効)
次はYanagi初段の登場です。
変則的な上段回蹴は来ると分かっていても貰います。
好調のTakeda2級は序盤戦は善戦しますが、集中力の途切れた一瞬こ回蹴を食ってしまいました。
最後に上段突で有効ポイントはかえしたのですが反撃もここまででした。
左 Yanagi初段の上から振り下ろすような回蹴(技有) 左 Takeda2級の上段突(有効)
次の対戦も白熱した展開となりました。
Arai2級は伝統系四段をお持ちで今回現空研のフルコンタクト審査に合格して2級となりました。
66歳ですが常に前向きで探求的な稽古をされます。
今日もYanagi初段の得意技を宣告承知で相手の蹴りを封じ込める接近戦に徹していました。
延長戦に縺れ込むも突の有効ポイントで僅差判定勝ちを収めました。
左Arai2級の中段回蹴は右Yanagi初段にきれいに防御される。 左Arai2級の飛び込んでので上段突きが決まる(有効)
次は我孫子でもトップクラスの実力者Hayasi二段です。
今日はどうも番狂わせが多い日のようです。
奇襲と言って良いかどうかはわかりませんが、Arai2級は普段見せたこともない技を出しこれを見事決めます。
それは上段の逆回蹴です。
それも絶妙のタイミングでした。不意を付かれたHayasi二段はノーガードでこれを貰ってしまいます。
試合とすれば技有を取るには今少し決めに欠ける点はあったのですがこれは稽古なので技有を宣しました。
その後Hayasi二段は怒涛の攻めに転じますが技有を取り貸すことはできませんでした。
右 Arai2級の上段逆回蹴(技有) 左 Hayasi二段の上段突
次の対戦相手はNakagawa初段でなかなか面白いものになりました。
面白いと言っても私にとっての部分もかなりあるのですが。
この二人は共に伝統系の四段の持ち主です。
Nakagawa初段は自衛隊空手でArai2級は糸洲流です。
趣は違いますが共に突技を得意としています。
面白かったのは途中見せたArai2級の構えです。
何度も剛柔流の後屈立での構えを見せたのです。右構えも左構えもありました。
剛柔流の後屈立は特徴があるのですぐ分かります。
というか糸洲流は松涛館の源流なのではこういう構えはあまりやらないのでは、と思っていました。
それで後で聞いたのですがArai2級は糸洲流をやりながら一時剛柔流の道場にも通ったことがあり、そこで教えられたそうです。
なるほどこれで合点できました。
これでもArai2級の研究心というかあくなき探究心の一端がうかがえます。
勝敗は延長をいれても殆ど差がなく上段突、回蹴などで攻勢をとったNakagawa初段の僅差判定勝ちとしました。
奥 Arai2級の後屈立の構え 手前 Nakagawa初段の蹴
決勝戦はNakagawa初段対Nito(兄)三段の試合となりました。
この二人は久しぶりの対戦です。
結論から言うと少々物足りないものとなりました。
理由は互いに勝負に徹したからです。
もっともたまに対戦する相手ですから勝負にこだわるなというほうが無理なのですが。
物足りないとは言ってもそれは稽古という立場であって試合として見たならば大変中身の濃いものです。
一瞬の判断が勝敗を分ける張り詰めた緊迫感がただよい正に勝負といった感じです。
結果しては延長戦も含めて引き分けだったのですが、勝敗の分かれ道は最初のコンタクトでした。
待ちの体制でカウンターを狙うNakagawa初段を終始揺さぶり崩しを仕掛けたのはNito(兄)三段です。
この仕掛けはややNito(兄)三段に分がありました。
双方同時でしかも当たっていましたので判定は取らなかったのですが若干Nito(兄)三段が早く試合であれば判定の材料になったでしょう。
しかしこれは稽古です。
もっと勝敗を離れた技の交換があっても良かったと思いますが、次回が楽しみです。見ていた会員も大変良い勉強になったと思います。
双方間合いを探る緊迫した睨み合い。 左Nakagawa初段の上段突き 右Nito(兄)三段の上段突きが交錯
今日は我々が目指す空手のお話をしました。
プロの格闘技家はその身体能力やそれを鍛錬する法など大いに参考なりまたその話も傾聴に値しますが、即ちそれが目標となったり完成形としてイメージすべきものではないといった話です。
武道としての空手と見せる事で生計をたてているプロとは立場が違うといった内容の話です。
武士道としての空手を我々は目指します。
乱取稽古
最後に蹴りを使った筋力トレーニング。あっというまにオールアウトします。
2012/03/14
緊急連絡 3月18日に予定していた三宿中学の稽古は本日学校から連絡があり卒業式の関係で急遽使用できなくなる連絡を受けました。したがって3月18日の三宿中の稽古は中止いたします。なお同日の我孫子道場での稽古は行います。
その他の連絡は会員専用ページの会員連絡を参照してください。
2012/03/13
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
少年部は今日は一般部の大人相手の組手を体験してもらいました。
大人と言っても相手は東京海洋大学の学生Sonoda(T)二段です。
少年部出身です。
ルールは一般部は寸止、少年部は顔面も含めたフルコンです。要するに好きなように当てて良いわけです。
少年たち嬉々として立ち向かって勇敢に戦いましたが全員上段回蹴で技有、あるいは一本負を喫してしまいました。
当然の結果ですが子供の頃から世の中には想像を絶する強い人がいるということを肌で感ずる経験は大切な事です。
空手だけではありません。
どんな分野でも自分とは比べ物にならない名人、達人が大勢いることを知り、そして努力してそれに追いつき、追い越すという目標を立てることが成長の源なのです。
今日の少年部は全員すばらしい体験をしました。
左 Iwaki君の全力の突き 奥 Sonoda(T)二段の左上段回蹴をもらいます。(寸止)
左 Oya君の腰の入った右上段(中段?)回蹴 奥 Sonoda(T)二段の右上段回蹴をもらいます。(寸止)
左 Ito(T)君のきれいな左中段回蹴 右 Sonoda(T)二段の左上段回蹴をもらいます。(寸止)
左 6年生のIto(Y)君の力強い中段回蹴 左 Ito(Y)君に効かす中段突の指導
左 Ito(Y)君は早速効かす中段突を実践 善戦するも最後はSonoda(T)二段の上段回蹴をもらいます。(寸止)
一般部は、先週の我孫子道場同様、突技に特化した稽古を中心に行いました。
足を負傷しているYagi3級も今日も稽古に参加しましたが、どうみても完治からは程遠い感じです。
足技は使わないように言ったのですが、乱取を始めるや否やパワフルな蹴りを繰り出しています。
自分が医者で自分でレントゲンを取って骨折していないという報告を私は受けたのですが、きっと細かく見てはいません。
またEndo初段から15人組手の希望日を聞きました。4月21日の土曜日です。
追って正式に発表いたしますが、取り急ぎお伝えしておきます。
体験入会中のSさんIさんが本日正式入会され現空研会員となりました。
今日はIさんとSonoda(M)初段の女子部同士で突技のみのフルコン組手を行ってもらいました。
極真1級の実力を持つIさんは現空研の空手にもだいぶ慣れてきており今日は女子同士ということもありリラックスしたパワフルな組手を見せてくれました。
今日の男子一般部は重量級が多く、フルコン組手はパワーとパワーの激突が見られました。
脱力して効かせる突は丹念に稽古を重ねることで誰でも身につけることができます。
大事なことは常に理想的な突の明確なイメージを持ちそれを想起しながら実践を重ねるということです。
技術を身につけるコツはどんな分野でも共通です。
左 Iさん 右 Sonoda(M)初段 中段の打ち合い
2012/03/11
今日は我孫子道場昼の部に珍しい来訪者がありました。
Uno二段の妹で会員のJyunkoちゃんです。
入会時はまだあどけなさの残る女子大生でした。松涛館の経験が長く、突、蹴りのスピードは女子部でもぴか一の存在でした。
やがて卒業して仕事などの関係で稽古の時間がだんだんとれなくなり5、6年前に休会しました。
筑波大の留学生Zoiちゃんがステイしている所がJyunkoちゃんのお母さんの家でJyunkoちゃん一家も一緒に住んでいます。
お子さんのMikuちゃんもだいぶ大きくなり(集合写真前列中央)久しぶりの道場来訪となったのです。
ですから今日はUno家は7名の大部隊で二台の車での登場でした。
Jyunkoちゃん復帰の日も近いことでしょう。
皆で集合写真 私の左Zoiちゃん 右Jyunkoちゃん
帯を水平に張って前蹴の稽古 蹴は後蹴を特訓
皆の注目の中Tetuo君の上手な前蹴 左でManaちゃんとZoiちゃんも一緒に稽古
お手本を見せます。
今日はまずUno二段とAndo初段に模範組手を行ってもらい、その後全指名して組手稽古を行いました。
左 Ando初段 右 Uno二段の回蹴 左 Uno二段 右Ando初段の前蹴
今日面白かったのは女子部のSonoda(M)初段とZoiちゃんの対戦です。
Sonoda(M)初段はしばらく体調を崩していて稽古に参加してなかったのですがやっと回復してきたので今日から稽古を再開することになったのです。
久しぶりの稽古の割にはまあまあ体は動いていて、急激に力を付けてきたZoiちゃんと良い組手となりました。
反射神経の良いZoiちゃんは常に積極的で自分からどんどん攻撃に行くところがすばらしい。
Sonoda(M)初段も黒帯ですから簡単に引き下がるわけには行きません。
なかなか噛み合った良い試合となりました。
特にZoiちゃんが前回教えた内受を組手の中で何回も使っている点が評価できます。
左 Zoiちゃんの上段回蹴 右Sonoda(M)初段の軸足攻撃 右Sonoda(M)初段の前蹴をきちんと内受でブロックするZoiちゃん
相打ち気味だが奥Sonoda(M)初段の上段突が決まる Sonoda(M)初段の上段回蹴を内受で防御
右Zoiちゃんのバネの効いた蹴 右Zoiちゃんのの回蹴を左Sonoda(M)初段が内受で防御
左Sonoda(M)初段の前蹴 左Sonoda(M)初段の回蹴を内受で防御
少年部は今日は姉弟対決です。
寸止の試合でしたがTetuo君は元気がありすぎてなかなか止まりません。
相手がお姉ちゃんでまったく遠慮していない点もあるのですが。
それでもおねえちゃんのManaちゃんは上手に受けていて決して直撃はもらわないところが大したものです。
左 Manaちゃん 右Tetuo君の中段回蹴 左 Manaちゃん 右Tetuo君の中段突
左 Manaちゃんの前蹴 右Ando初段 左 Tetuo君の上段回蹴 Sonoda(M)初段
2012/03/07
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
今日は参加人数も多く、審査期間も終了しましたので、本来の稽古にもどり、特に「フルコンタクトでの倒せる突」をテーマに稽古を行いました。
また、短時間で超高効率の筋力トレーニングの方法を紹介し、全員でこれを行いました。
筋力トレーニングの基本原理は超回復にありますが、問題はいかに効率良く、しかも危険なく筋肉に適正のダメージを与えるかということに尽きます。
筋力を増大させるために大事な事はオールアウトさせること。
これが簡単ではありません。
簡単ではないというのは方法が難しいとか器具が必要であるといった意味ではありません。
人間の楽をしたいという本能に逆らう行動を一定期間続けるという意志力、モチベーションの持続が難しいのです。
私が今日指示したトレーニングを来週までに自宅で行ったサムライが何人いるか次回が楽しみです。
突の形で行う筋トレ 短時間でオールアウトさせる方法です。
筋力トレーニングの意義の説明を聞く
女子部の組手稽古 .左Takagi初段 右Mikiちゃん 左 Kimura師範に稽古をつけてもらう右Abe君
左Kimura師範と右Kitajima二段のレベルの高い組手 左 Ikeada三段 右 Kimura師範
中段の突に特化したフルコン稽古です。
防具の上からでもダウンを奪えるような突を目指します。
防具を着用していますので上級者もあまり手加減せずに打ち込むことができます。
防具無しの方が本気でやれば実戦に近いのですが、本当に強い人はどうしても遠慮しがちになります。
防具を着用することで互いに遠慮なく本気モードになれる所がこの稽古の利点です。
今日は多彩面なメンバーが揃い、レベルの高い迫力ある試合が多く展開されました。
しかしまだまだ脱力と集中という観点からは改善すべき多くの点が見られます。
左 Abe君 右 Arai3級 左 Arai3級 右 Takeda3級
左 Kumagai2級 右 Takeda3級 左 Kumagai2級 右 Nakagawa初段
左 Nakagawa初段 右 Kitajima二段 左 Kitajima二段 右 Yanagi初段
左 Yanagi初段 右 Hayasi(パオ)に段 左 Hayasi(パオ)に段 右 Takagi二段
左 Hayasi(パオ)に段 右 Ikeda三段
2012/03/06
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
参加人数は少なかったのですが、基本技を集中的に行い中身は濃いものになりました。
少年部は基本の細かな修正を行い自己流の悪い癖が出やすいところを個人個人修正しました。
三戦立ちや四股立ち、猫足立ちなどは膝を曲げたり腰を引かなければならないところをどうしても楽をしようとしがちなのでその点を注意しました。
少年部 三戦立ちからの正拳顎突き
少年部 前屈立ちでの中段順突
一般部は先週に引き続きSさん、Yさんが体験されました。
今日は先週やらなかった乱取を中心に突きに対する防御の方法などを説明しました。
突は一番単純な攻撃方法ですが、本当に効かす突はなかなか難しいもので、手首の固定と脱力の関係は頭では理解してもなかなか体に覚えさせるのは一定の手順を踏まないと出来ません。
上級者でもなかなか完成の域に達するのは難しくそれぞれで課題を持って工夫や研鑽を積んでいる人も多いはずです。
まずKin三段とHirayama初段にまずお手本を見せてもらい、それから全員で稽古をしました。
極真で鍛えられたYさんは突も蹴も腰が入っており威力があります。
まだ慣れない分緊張していますのでなかなか完全な脱力できませんが一旦脱力のコツを飲み込んだら飛躍的に強くなることまちがいありません。
今日は簡単な筋トレを行い要点の説明をする予定だったのですが乱撃や組手稽古で時間を取られ、これらは次回にまわすことにしました。
左 Kin三段 右 Hirayama初段の模範乱撃 右Yさん まず力を抜いて肘をズムーズに動かせるようにするのがコツです。
全員で交代しながら乱撃稽古。結構スタミナを消耗します。
今日は寸止による自由組手の乱取稽古を行いました。 左Yさん 腰の入った重い蹴りです。相手はKin三段
2012/03/04
我孫子道場昼の部です。
今日は久しぶりにKouzu君の登場です。
過去二回仕事などで昇級審査を逃しましたので、今回はぜひチャレンジするように薦めました。
彼は財務省の若手官僚ですが、財務省の空手部に属しているだけでなく、神田錬成館のYamamoto師範や中央大学の拳友会とも関係があります。
また郷里が福岡で高校は福岡高校、私の出身の修猷館とはライバル校でもあります。
今日は対戦相手に恵まれました。
まずMurakosi初段です。実力は二段級です。それからUno二段、Takagi二段、そして最後は酔っ払い師範です。
この四人を相手に四人組手を戦ってもらいます。
今まで過酷な四人組手の構成は何回もありましたがこれは最悪、いや最高の布陣ではないでしょうか。
Kouzu君は経験も長いし動きも良いのでチャレンジしてもらうことにしました。
一人目はMurakosi初段です。
Kouzu君は鋭い上段突、中段突を主体に積極的に攻めていきますが、Murakosi初段の重い突、蹴の圧力はなかなか切れ崩せません。この試合で一番注目したい所はMurakosi初段の中段突です。
どちらかと言うと蹴り技が目立つMurakosi初段ですが今日はすばらしい中段突を見せてくれました。
防具の上からスタンディングダウンに該当する中段の連打で技有をとりました。試合形式なら一本の宣告を受けたでしょう。
Kouzu君は動きも速く簡単には打たれる間合いには入らないのですがその動きを読んでの中段突きは見事です。
私が普段から言っている理想の中段突きに近いものです。
その後も上段回蹴などでMurakosi初段から技有を取られますが、これは相手が悪かったのです。
左Kouzu君を重い中段突の連打で攻める右Murakosi初段 左Murakosi初段の上段回蹴
二人目はUno二段です。
Uno二段はお子さん二人と留学生のZoiちゃんの三人の子供たちを引き連れて毎週我孫子の昼の部に通っています。
(今日は試験勉強のためZoiちゃんは休みでしたが)
その地力はますますパワーアップしています。
今日もそのパワーが炸裂します。
Kouzu君はそれでも善戦したと思います。重い中段の回蹴を何発も浴びますが決して怯まず反撃していました。
敗れはしましたがその敢闘精神はりっぱです。
左Uno二段を上段突で攻めるKouzu君(有効) 右 Uno二段の強烈な中段回蹴
三人目はTakagi二段です。
今日は奥さんのTakagi(A)初段、それから息子さんのFumiya初段(中一)も一緒です。
Takagi二段は上背も体重もありその上スピードもありますので体力が消耗した状態で対戦するのは大変です。
ふはりその圧力は大変なものでジリジリと後退させられる場面が多かったのですが、Kouzu君は常に自分の間合いを作るチャンスをうかがっておりその少ない一瞬でパワーを爆発させるという躍動感のある攻撃に徹しました。
見事な上段突(有効)を決める場面もあり最終的には技有二をとられ一本負けを喫するのですが内容はすばらしいものがありました。
右Kouzu君の渾身の上段突(有効) 右 Takagi二段の重い中段回蹴(技有)
四人目は酔っ払い師範です。
普通師範がこのクラスの審査で組手の相手をすることはないのですが、今日はたまたま人数の関係でこんな過酷な組み合わせとなってしまいました。
Kouzu君はまだ体力も残っているように見え、積極的な攻撃を行いますが、やはり実際はスタミナは限界近い状態で一瞬集中力が途切れる瞬間が生じます。
そうした瞬間を酔っ払い師範が逃すはずもなく、上段突(有効)、回蹴(技有)は取られ続ける展開となる事は無理からぬところです。
しかしKouzu君の闘争心が衰えるところは一切なく、チャンスさえあれば反撃しようとする姿勢は最後まで感ずることができました。
結果として試合という目で見れば一方的な展開となったのですがその心意気と精神力は十分四人組手完遂に値するものでした。
少年部も今日はTakagi一家のFumiya初段(中一)も参加して少年たちも元気な組手を見せてくれました。
左 Takagu(F)初段(中一) 右Manaちゃん(小3)の速い回蹴 左酔っ払い師範 右Tetuo君(小1)の力強い回蹴
2012/03/03
今日はお雛祭りですが世田谷第二道場で稽古を行いました。
今日は大型新人が入会しました。
昨年末体験入会したMato君です。
身長が183cm体重が107kgあります。
Mato君は私が講師をつとめる東京造形大学の教え子でもあります。
専門は絵画ですが、コンピュータ技術論を履修しており成績も優秀です。
極真会館の少年部の茶帯も持っていますし柔道も確か段を持っているはずです。
体は大きいのですがスピードもあり格闘センスも良いので将来が楽しみです。
今日はTakagi二段ご夫妻、Namekawa二段それに二段推薦者のMizuo初段やHituji初段、Endo初段の他Watanabe(R)初段や少年部から一般部へ移ったMatunaga初段そのた常連の強豪たちが顔を揃えました。
今日は審査の組手がなかったので基本に立ち返り、基本稽古をみっちりやった後は乱撃を行いました。
Mato君も乱撃の経験はないようなのでまずNamekawa二段とTakagi二段に模範対戦を行ってもらいました。
その後全員で交代しながら乱撃稽古を行いました。
休憩の後今度は乱取(スパー)で体を慣らします。
左 Namakawa二段 右Takagi二段の模範乱撃 乱撃 左決して小さくないEndo初段が小さく見えます。右Mato君
全員で乱撃稽古
勝抜戦にMato君も参加してもらいました。
一回戦はSinozaki3級とMato君です。
これは見所のある良い組手となりました。
まだ荒削りですがMato君は体力を生かして果敢に攻撃します。
Sinozaki3級もパワーがありますので噛み合った良い組手となりました。
途中Sinozaki3級のキンテキに当たるアクシデントがあったので大事を取って勝負なしでYokozeki3級に交代してもらいました。
Yokozeki3級もパワーがありますのでパワーファイトになりました。
さすがのMato君も現空研組手に慣れていないので緊張感からスタミナの消耗が激しく最後は息が上がる形でYokozeki3級の勝ちとなりましたが、随所に将来性を感じさせるファイトが見られました。
左Sinozaki3級とフルパワーで打ち合う右Mato君 左 Yokozeki3級の怒涛の攻めを膝蹴りで防御する右Mato君
左Yokozeki3級 右 Morikawa1級の上段回蹴 左 Morikawa1級 右 Hituji初段の上段回蹴
左Hituji初段の上段突 右 Mizuo初段の上段回蹴
少年部のTakagi(F)初段も久しぶりの参加で今日は一般部の勝ち抜き戦に参加しました。
Mizuo初段を相手に全力でぶつかり負けはしましたが良い組手でした。
左 Takagi(F)初段の中段回蹴のカウンターを取ってMizuo初段前蹴が決まる。 右Takagi(F)初段の中段横蹴
Endo初段とMizuo初段はともに二段推薦を受けている実力者で、今日も面白い試合となりました。
Mizuo初段は開始早々狙いすました得意の前蹴をしかけますがEndo初段にうまく体をさばかれて不発に終わります。
その後は上段突のカウンター狙いに徹しますが簡単には決めさせてもらえません。
一方Endo初段も圧力をかけながら蹴技の連続攻撃を仕掛けますがこれも決定打にはなかなかなりません。
本戦では決着がつかず延長戦になりますが、そこでも双方拮抗した展開でポイント差はつきませんでした。
判定は若干押す場面が多かったEndo初段の僅差判定となりましたが実質的な差はありませんでした。
左 Endo初段 右 Mizuo初段の前蹴 左Endo初段の横蹴 右 Mizuo初段
次のWatanabe(R)初段との対戦もパワーファイトとなりました。
Watanabe(R)初段は防具なしで挑戦します。
これも前の試合同様拮抗した内容ですが、様相は少し違います。
こちらは正にぱわーとパワーのぶつかり合いといった様相になりました。
同じく延長戦となりますがポイント差はなくこれまた僅差判定でEndo初段の勝利となります。
Endo初段は二試合を延長戦まで戦いましたが生きが上がっておらず、最近の充実した稽古内容がうかがい知れます。
左 Endo初段の踵落 右 Watanabe(R)初段 右 Watanabe(R)初段の重い中段回蹴
次はNamekawa二段との対戦です。
開始早々Namekawa二段の上段前蹴がきれいに決まり技有となります。
これで主導権をとったNamekawa二段はリズムに乗り次々と大技を連発していきます。
Endo初段もパワフルな上段逆回蹴などで反撃しますがNamekawa二段の勢いを止めるまでにいたりません。
本戦で決着がつきました。
この試合はNamekawa二段の圧勝となりましたがEndo初段の強さは本物です。着実に地力を上げてきているのがわかります。
奥 Namekawa二段の上段前蹴が決まる(技有) 左Endo初段の逆回蹴
決勝戦はNamekawa二段対Takagi二段となりました。
互いに相手の実力や得意技を知った者同士ですが今日は躊躇することなく思い切りの良い技の応酬が見られました。
得意の間合いが違いますから間合いの入り際、出際が互いの攻撃ポイントとなります。
また両者ともカウンターも得意なのでまったく目が離せない緊迫した展開となりました。
双方良い技を出し合うのですが決定的な有効打を許しません。
延長の末引き分けとなりました。
皆の勉強にもなった組手だと思います。
左Takagi二段 右Namekawa二段の中段回蹴 左Takagi二段の上段突 右Namekawa二段の下段内回蹴
今日は女子部のTakagi初段も乱撃稽古に参加しました。
東京の女子部の皆様ももっと参加してください。我孫子の女子部は元気が良いですよ。
左 Takagi初段 右 Hituji初段
2012/03/01-2
審査の写真と解説を追加しました。
26日の我孫子道場の稽古写真も追加しました。
2012/03/01
2月19日のSinozaki3級、Aizawa4級の5人組手、4人組手の写真と解説を追加しました。
2月18日の新年会の様子も追加アップしました。
2012/02/29
本日の我孫子道場の稽古は雪のため中止します。
雪が止んでも夜間の道路の凍結などが予想されますので、本日は中止にいたしました。
2012/02/28-3
世田谷第二道場一般部は見学者の方が二名来られました。
ご夫婦で、ご主人は少しだけ伝統系の経験がありますが奥さんは極真会館で7年の経験があり1級で茶帯をお持ちです。
お二人とも経験者なので早速体験をしてもらう事にしました。
突きを見てすぐ実力がわかりました。特に奥さんは完璧にフルコンの効かせる突きの基本がしっかりと身についています。
ご主人は典型的な伝統系の基本で対照的です。
お二人とも久しぶりの運動です、ということでしたが特に奥さんの動きはすばらしい。
次回も楽しみにしています。
左 Endo初段を相手に重い蹴りを連発するYさん 右Hiraya初段を相手に基本に忠実な突を出すSさん
今日はSuzuki(S)4級の4人組手を行いました。
Suzuki(S)4級は少林寺拳法出身(黒帯)で、まじめに稽古を積み重ねて今日を迎えました。
数ヶ月前に足の指の関節を怪我したのですが無事復帰しました。鋭い突き技を得意としています。
一人目の相手は先日審査を4人組手を終えたAizawa4級です。この二人は入門はほぼ同期です。
この試合に限ってはSuzuki(S)4級の突技が冴えまくりました。
左 Suzuki(S)4級の上段突(有効) 右Aizawa4級 手前 Suzuki(S)4級の上段突(有効) 奥Aizawa4級
二人目はHirayama初段です。
Suzuki(S)4級は得意の突技で攻勢を受けますが突はHirayama初段も得意とするところです。
一瞬の出鼻を疲れ家上段逆回しをもらってしまいます。
後は一一進一退の攻防となりましたが蹴技も駆使するHirayama初段が勝利します。
左Suzuki(S)4級 右Hirayama初段の上段逆回蹴(技有)
三人目は現在世田谷道場で最も充実している一人Endo初段です。来月(四月)に二段15人組手の挑戦を表明しています。
この強豪相手ですがSuzuki(S)4級は既にかなりの体力を消耗しています。
開始早々からEndo初段の猛攻を受けます。
必死に傍線しますがその圧力は大きく、蹴り技で二本の技有を取られます。
得意の上段突を何発も返しますがやや極めに欠けるものが多くなりポイントにはなかなかなりません。
しかし最後まで防戦一方に回ることはなく、常に勝ちにいく姿勢は崩れませんでした。
左Suzuki(S)4級 右Endo初段の踵落(技有) 右 Suzuki(S)4級の上段突
四人目はあのKin三段です。
技の切れ、スピードは現空研トップクラスのKin三段とこうした状況で対戦しなくてはならないのは本当に厳しい運命ですが、どうしようもない(と思われる)状況でも起死回生を期して戦うのが武士道の心です。
そういった意味でSuzuki(S)4級は武士道を貫いたと思います。
圧倒的な実力差の相手と殆ど体力の限界に近い消耗した体で戦うという体験をしてもらうというのも現空研空手の大きな課題の一つなのです。
勝負は端から問題とはなりません。
圧倒的な力量でKin三段は技を決めていきます。(しかし十分にコントロールはしています)
必死に応戦するSuzuki(S)4級が顔面の突きを寸止め出来ないシーンもありましたがKin三段と意に返しません。
苦しい戦いでしたがついにSuzuki(S)4級は四人組手を完遂しました。
左Kin三段の上段回蹴 右Suzuki(S)4級 左Suzuki(S)4級 右Kin三段の上段逆回蹴(技有)
左Suzuki(S)4級の上段が強打(無効) 右in三段の足払いで転倒する左Suzuki(S)4級
形三戦
形三戦
2012/02/28-2
世田谷第二道場少年部の稽古です。
毎日寒い日が続くのですが少年部の子達は元気に集まってきます。
今日は移動稽古と受けを中心に重点的な稽古を行いました。
小さな子は腕と足の連携が大人ほど固定していません。(良い意味でも悪い意味でも)
少年部の移動稽古はその連携を大人に近づけるために行います。
しかしやりすぎると逆に動きを固定化させることになり、さじ加減が必要です。(ピアノの稽古の右手と左手の関係と同じ原理)
内受は本能に逆行するので訓練しないとできるようになりません。
少年部も上手な子がだんだん増えてきました。
左Watanabe(Y)10級は右Take(O)10級の上段回蹴を右内受で防御しています。自然に出せるように上達しました。
左Oya8級は右Take(O)10級の回蹴を膝受でブロック。これも高度な技です。 右Oya8級の上段突を左Ito(T)7級は外受
左 Ito(T)7級の上段突 右 Tuji(R)5級のきれいな上段回蹴
左 Ito(T)7級の内受 右Tuji(R)5級の上段回蹴 手前Tuji(R)5級 奥Ito(T)7級の中段回蹴
左 Tuji(R)5級 右 Ito(T)7級の中段逆突 左 Tuji(R)5級の上段回蹴 右Ito(Y)2級
手前 Ito(Y)2級の上段回蹴が決まる
2012/02/28
19日のTobe2級の6人組手の写真と解説を追加しました。
2012/02/26
日曜日の我孫子昼の部の稽古を行いました。
今日はソウちゃん初段が昼の部に参加しました。
昼の部は初心者が多いので基本が中心になりますが、今日は有段者も多かったので模範組手を行い、また初心者のための受けの特訓も行いました。
上段突きを基礎からみっちりと
左 そうちゃん初段に右キクちゃん初段が鋭い回蹴を 左 Uno二段 右 Ando初段 模範組手
左 Zoiちゃん内受けの特訓 右 Sonoda(T)二段 上級者の基本技
少年部、女子部の基本稽古 足が揃っているとこんな風に倒されます。
引き手の位置 Uno二段とZoiちゃんの組手
少年部の二名を相手にSonoda(T)二段苦戦 左 酔っ払い師範 と右 Sonoda(T)二段の模範組手
2012/02/25
本日は目黒道場の稽古を世田谷で行いました。
今日からMUrakosi初段が復会しました。
入門が2003年ですから、今日の参加者ではSuematu二段と同期になります。
現空研空手のお手本のような蹴技の持ち主で突いて良し蹴って良しの万能型空手家です。
家業の和菓子屋さんを継ぐため勤めを止めて茨城の故郷に帰るため残念ながら休会となっていました。
事業は順調で昨年復会を目指して我孫子道場にも顔を出してくれたのですが、その矢先東日本大震災で地震と津波の被害に遭い、家屋の全壊という不幸な出来事に見舞われます。
今般移転先などのめどがたちやっと落ち着いてきたので、また空手を再開したいということで手始めに本日世田谷道場の稽古の参加となったのです。
しばらくぶりの空手なので今日は調子を整えるということで柔軟、基本を中心に軽い乱取を行ってもらいました。
乱取を見るととても動きがスムーズなのでその後の組手にもライトコンタクトで何人かの相手と模範組手を行って見る事にしました。
最初は入門が同期のSuematu二段との対戦です。
ライトとはいえ双方大技の連発で生き生きとした組手となりました。
特にMurakosi初段のきれいな上段回蹴は昔と少しも違わず柔らかく体を使ったきれいなフォームで見事でした。
少しま間を空けて今回10人組手を達成した今一番勢いに乗っているMorikawa1級と対戦してもらいましたが、これも終盤に見事な上段回蹴を決め(技有)、その存在感を皆に示すことになりました。
人は皆長い人生にはいろいろ困難や不幸に見舞われる事があります。
Murakosi初段がこうむった不幸は察して余りあるものだと思いますがこうしてまた現空研空手に復帰しようという心が彼の不屈の闘志と前向きな姿勢の強烈な表現だと思い熱いものがこみ上げてきます。
空手が彼の人生の大きな支えと武器になることを信じています。
一方今日は大学の後期試験が終わったSonoda(T)二段も久々に参加しNIto(兄)三段といきいきと組手を行っていました。
また先週見学の東大の合気道部出身の若手官僚O君も入門の意思を伝えてきました。
こういう武道の実践を行おうという若手官僚の存在は日本もまだまだ捨てたのものではありません。
今日もへとへとになるまで体を動かし全稽古をこなしました。
左 Suematu二段 右 MUrakosi初段の上段回蹴 左MUrakosi初段の上段回蹴(技有) 右 Morikawa1級
左 Sonoda(T)二段の上段回蹴 右 Nito(兄)三段 左Nito(兄)三段の打ち下ろすような回蹴 右Sonoda(T)二段
左Nito(兄)三段の上段回蹴 手前 Sonoda(T)二段の至近距離からの上段回蹴
2012/02/22
本日はKunii2級の六人組手とAbe君の3人組手を行いました。
我孫子道場は審査となると上級者が続々と集まってきます。
今日も大変な顔ぶれがそろいました。
Kunii2級は60kg級なのでもう少し軽量級の人数が揃えばよかったのですが大半は重量級のしかも高段者という恵まれた(?)環境での審査となりました。
毎回言っていますがこの六人組手は十人組手とは異なった雰囲気というか厳しさがあります。
今回も厳しい試合が続きましたがKunii2級は見事六人組手を完遂しました。
組手審査前にルールの確認と注意事項の伝達
審査と試合の違いも確認
最初はKunii2級の六人組手です。
一人目の相手はAndo初段。元自衛隊の戦車乗です。
彼は自動車の免許より先に戦車の免許を取りました。
Kunii2級は合気道の黒帯を持っています。
初戦は双方積極的な攻防で引き分けとなりました。
左 Kunii2級の中段回蹴 左 Ando初段の上段突
二人目はYanagi初段です。昨年15人組手で最後の15人目で中止命令を下され無念の涙を飲みました。もちろん今年こそ再チャレンジして達成してほしいものです。
上段蹴り名手でKunii2級は苦しい戦いを強いられます。
しかし中段回蹴で技有をとるなど善戦し、最終的には引き分けで終えます。
左 Kunii2級の中段回蹴(技有) 右 Yanagi初段の上段回蹴(技有)
三人目は自衛官でパイロットのNakagawa初段です。
自衛隊空手で鍛えた突のスピードは抜きん出たものがあります。
Kunii2級は善戦しますが、技のポイントでは圧倒され、この組手で初の敗北を喫します。
左 Kunii2級)を上段突(有効で攻める右Nakagawa初段
四人目はWatanabe(レスラー)二段です。
レスラー二段はじっくりと構えKunii2級に好きに技を出させるような組手に徹していました。
しかし重量があり動きも的確なレスラーを捉える事は難しくスタミナも急激に消耗していきます。
何とか引き分けには持っていきましたが既に息は完全に上がっている状態となりました。
左 Kunii2級 上段突を出すもブロックされる。
五人目はHayasi(パオ)二段です。
完全にスタミナが切れたKunii2級を動かしているのは気力のみです。
それでも残った力を振り絞って強力なパオ二段に立ち向かって行きます。
パオ二段は的を中段に絞って攻撃をします。
中段は防具を着用しているので効かせるのはなかなか難しいのですがパオ二段は脱力した強烈な中段突で技有をとります。
また、突に気を取られていると蹴技も中段を狙ってきます。
Kunii2級は技有を二つとられ始めて一本負けを喫します。
それでもダウンはしませんでした。
奥パオ二段の中段回蹴で効かされ棒立ち状態になる手前Kunii2級
六人目はKamioka(アビ)二段が相手です。
元ホッケー選手のアビ二段は体重はもちろん100kg超級で圧倒的なパワーの持ち主ですが、最近は小技も多彩になり勢いに乗せると手が付けられない存在です。
今日は審査の組手なのでそさなりの配慮をした戦いでしたがやはりKunii2級はパワーの洗礼を受けることになります。
開始早々から足払い気味の下段回蹴でたまらずダウンします。
それからも何度も倒される場面が続きますがそのたびに気力で起き上がり攻撃の手が緩む事はありません。
終盤はアビ二段の上段回蹴や突も食いますが攻める気魄は最後まで衰えませんでした。
もはや体力の限界は超えているのですが重い中段回蹴で反撃するなど攻めの姿勢を貫き一本負けはしますがとうとう六人組手を完遂させました。
左 アビ二段の下段攻撃でダウンする右Kunii2級 左 足払いで転倒させられるKunii2級
右 アビ二段の上段回蹴 左 Kunii2級中段回蹴で反撃
戦い終わり皆の祝福を受けるKunii2級
そして今日最後の審査はAbe君の三人組手です。
Abe君はまだ入門して規定の日数には少し足りないのですが、日曜日にも来ることが多く、また過去和道流や総合格闘技の経験もあり今回受審するに十分な実績があると見ましたので、昇級審査を受けてもらうことにしました。
今日の審査は初戦のみ色帯のTakeda3級ですが後二人は二段チャレンジを目前にしたYanagi初段と実力者のIkeda三段です。
初戦のTakeda3級も実力はかなりのものですからとても厳しい三人組手となりました。
結果は初戦でスタミナの大半を使い切り、残りの二試合はとても苦しいものになりましたが、基礎的な技術はかなり高いレベルの持ち主ですからこれを良い勉強材料にしてすぐ実力を上げて行く事はまちがいありません。
手前 Abe君のタイミングの良い上段突で先制の有効ポイント 左 Takeda3級の上段突
二人目のYanagi初段には上段回蹴を洗礼を受けました。
至近距離からの変則的な上段回蹴は慣れない人には全く見えない角度から飛んできます。
今回はそを何発ももらう結果となりました。
左 Abe君 右Yanagi初段の上段回蹴
三人目はIkeda三段です。
高度な技の持ち主で緩急を付けた上下に分散する蹴技をまともに受ける結果となりました。
注意が上に行くと下段を襲い、注意が下に行くと上段を狙うというIKeda三段の術中にはまってしまいました。
今回の内容は完敗ですが、最後まで耐え抜き三人組手を完遂しました。
半年後には見違えるように強くなっているでしょう。
奥Ikeda三段の出足を払う形の下段蹴をもらいダウン 左 Abe君 右Ikeda三段の上段回蹴(技有)
何とか三人組手を達成し皆の祝福を受けます。
2012/02/19
本日Morikawa1級見事10人組手完遂。
他 Tobe2級、Sinozaki3級、Aizawa4級がそれぞれ6人、5人、4人組手完遂です。
我孫子道場の少年部Uno君も見事組手、形ともに合格しました。
詳細は追ってアップします。
また、18日の我孫子の新年会も大変面白いものとなりました。これも追って写真とともにアップします。
取り急ぎ速報です。
Morikawa1級の10人組手は壮絶なものになりました。
今日は池の上に強豪がゾロリとそろいました。
一人目はYokozeki3級です。
パワーファイターのYokozeki3級はガンガン出て行きますがMorikawa1級は落ち着いてこれを裁きます。
後半に備えたスタミナ配分も考慮しているかもしれません。
しかし、一方的に受けに回ることはなく、要所では的確に攻めていきます。
左Morikawa1級の下段回蹴 右Yokozeki3級
二人目はSawaguchi初段です。
Sawaguchi初段は軽量級ですが今日は重い蹴りが身だっていました。
特に中段回蹴は相手が軽量級であれば一本を取れたかもしれないジャストミートするものが何本も出ていました。
一方Morikawa1級も的確な上段突きや得意の下段蹴など織り交ぜて確実にポイントを取っていきました。
左Morikawa1級の上段突(有効) 右Sawaguchi初段の回蹴
三人目はTakamori初段です。
この試合はMorikawa1級にとって一番噛み合わない組手となりました。
というより軽量級のTakamori初段が上手に試合を組み立てたとうべきかもしれません。
体力差を考慮してTakamori初段は常にアウトレンジからの攻撃に徹しました。
Morikawa1級が自分得意の間合いに詰めようとするとカイミング良く前蹴でけん制します。
この前蹴は技有をとれる程ではありませんでしたが相手の出足を止めるには十分な効果があり、Morikawa1級は自滅も含めて二度転倒させられるはめになりました。
左Morikawa1級の出足を止める右Takamori初段の前蹴
四人目は厳しい組手となりました。相手は実力者のHituji初段です。Hituji初段は今度二段の推薦を受けています。
開始早々容赦のない厳しい攻撃にさらされます。
まず上段突きを決められました。
パワーでは上回るMorikawa1級ですが、変幻自在に動き回るHituji初段を的確に捉えるのは大変です。
スタミナの温存も図りたいところですが受けに回っていては一方的にやられてしまいます。
後半は重い蹴技で反撃に出ますが、技有をとるまでにはいたりませんでした。
右Hituji初段の上段突(有効) 左Morikawa1級の重い中段回蹴
五人目も今度二段の推薦を受けているOrikasa初段です。Orikasa初段は今日のため岩手から駆けつけました。
岩手で漫画のストーリー作家としての活動を行っています。
この試合は大変面白い展開となりました。
スピードと体の柔軟性を武器としているOrikasa初段とこれを何とか捕まえてパワーで料理したいMorikawa1級。
序盤はOrikasa初段のスピードについていけません。飛び込もうとするところはタイミングの良い前蹴のカウンターで転ばされるシーンもありました。
しかし後半はしつこく接近し下段の回蹴や突蹴のコンビネーションでじりじりと追い詰めていくMorikawa1級。
一進一退のまつ引き分けで終了しました。
右 Orikawa初段の前蹴で転倒するMorikawa1級 左Morikawa1級の強烈な下段回蹴
六人目からいよいよ重量級の登場となります。
まずはSaisyo初段、彼も二段推薦を受けています。
その重い連打攻撃は定評のあるところです。
前半はMorikawa1級は前蹴を上手に使いSaisyo初段を懐に入れさせません。得意の蹴技でかく乱しますが、後半は接近戦に持ち込まれてしまいます。
互いに重い突きの応酬となりました。最後に渾身の力で出した振打が決まりこれが有効ポイントとなりMorikawa1級僅差の判定勝ち。
右 Saisyo初段の連撃 手前 Morikawa1級の振打(有効)
七人目は今回最重量のUchida初段です。Uchida初段は今年の夏合宿で15人組手にチャレンジします。
100kgを超える体重とその体重を感じさせないスピードは過去の現空研大会での無差別級優勝が物語るように今回の10人組手の中でも強大な壁の一つです。
しかも最も辛くなる7人目での対戦はなかなか厳しいものだあります。
開始早々からUchida初段はそのパワーにものを言わせた効く蹴りを次々と放ってきます。
一方Morikawa1級も懸命に反撃しますが、既にスタミナも限界近くになっている攻撃の多くは見切られる事が多くなってきました。
一方Uchida初段は十分にコントロールはしていますがより効果的な突蹴を畳み掛けてきます。
まともに足払いを受けてダウンするシーンもありましたが、すぐに復帰して反撃。最終的には引き分けで終了する健闘を見せました。
左 Uchida初段の強烈な中段回蹴 右 Uchida初段の下段攻撃でダウン
右 Morikawa1級渾身の踵落とし
八人目から二段の登場です。
まずNamekawa二段。
二人とも極真会館出身という共通点をもっています。
タイプは異なりますが上段、中段、下段とも回蹴の切れ味はぴか一です。
しかし、いつも対戦している二人ですからお互い手の内は知り尽くしていて、簡単には食いません。
まずNamekawa二段がスピードのある上段回蹴を挨拶代わりに放ちますが Morikawa1級しっかりとブロック。
続いてMorikawa1級は鋭い上段蹴りを上段に放ちますがNamekawa二段派既に見切っていて軽くガード。
互いにフェイントも混ぜながら切れのある技の応酬となりNamekawa二段が攻勢を取るも Morikawa1級何とか引き分けに持ち込みます。
奥Namekawa二段の上段回蹴 左 Morikawa1級の上段前蹴
九人目はその蹴の威力と常に闘志むき出しの圧力で実力を評価されているSuzuki(R)二段の登場です。
開始同時にお互い前に出ての激しい組手となりました。
パワーとパワーがぶつかる文字通りガチンコの対決です。
Morikawa1級も既にスタミナの限界を超えているのですが気力が充実し精神を上手にコントロールしていて疲れを感じさせないパワフルな組手を展開しました。
積極的ちに前に出ることでSuzuki(R)二段の破壊力を防御したのかもしれません。
この相手に対してこん位置(九人目)で引き分けに持ち込めたのは快挙と言って良いでしょう。
左 Morikawa1級の踵落 奥 Suzuki(R)二段の上段回蹴
そしてとうとう十人目を向かいいれました。
十人目はNito三段です。
Nito三段は相手の状態をしっかり認識した上で危険はないようにコントロールはしつつ、しかし一切手は抜かず真摯な組手に徹しました。
出足は容赦のない前蹴を連発して効かせていきます。Morikawa1級も得意の接近戦に持ち込もうとしますがなかなかそれを許してもらえません。それでも時折一瞬の隙があれば鋭い下段回蹴を飛ばして一方的には攻めさせません。
しかし地力のあるNito三段の体重を乗せた上下の蹴りには急激に体力を消耗させられていきます。
それでも気力はいささかも衰えることなく最後まで大技を繰り出す覇気も持ち合わせていました。
そしてこれだけの激戦で引き分けの大健闘をして10人組手を完遂させました。
左 Nito三段の防具の上から食い込むようて前蹴 右 Morikawa1級のインサイドの下段蹴
右 Nito三段の体重の乗った回蹴 右 Morikawa1級至近距離からの上段回蹴
10人組手完遂し皆の祝福を受けるMorikawa1級
続いてTobe2級の6人組手が始まりました。
Tobe2級は町で会えばごく普通のビジネスマンで格闘技などをやっているようには見えないと思います。
しかし、その秘めたパワーと押しの強さは対戦した人は皆強く感じるところです。
ただ今日は審査の6人組手です。
審査の連続組手はやった者にしかわからない魔物が住んでいます。
想像を絶するスタミナの消耗と当初考えていた展開とはまったく違ったものになるというのは多くの体験者が語っています。
しかも今日はパワーでは更に上回る怪物級が控えています。
最初の対戦者はSawaguchi初段です。
Sawaguchi初段は軽量ではありますが、しなりのある回蹴は体重以上の威力があります。
特に今日は特に中段の回蹴の重さが光りました。
Tobe2級のパワー対Sawaguchi初段のスピードといったところが初戦の見所でした。
左Tobe2級 右 Sawaguchi初段の回蹴
二人目は二段推薦を受けているHituji初段です。
彼も技の切れとスピードはぴか一です。
開始早々上段回蹴を食ってしまいます。
その後はTobe2級も重い中断回蹴などで応戦しますがなかなか切り崩すのは難しい展開となりました。
左Hituji初段のきれいな上段回蹴 右Tobe2級 左Tobe2級の中段回蹴 右Hituji初段
三人目は中段の強打の持ち主Saisyo初段です。かれも二段の推薦を受けています。
お互いパワーのある同士ですから序盤から激しい打ち合いになりました。
両者決定的な決め手には欠けましたが若干Saisyo初段が打ち勝つシーンが多かったように思います。
左 Saisya初段の中段かぎ突き
四人目は100kg超級のUchida初段です。現空研大会では無差別級の上位の常連で過去に一回優勝をしています。
彼も二段推薦を受けています。
Uchida初段のパワーは図抜けていてそれが四人目の対戦者となるわけですから、これは大変な試練となります。
Tobe2級は臆するところなく真正面から受けて立ちました。
渾身の力を集中して突き、蹴りを出していきます。
しかしUchida初段はそれをまともに受けながら猛然と反撃します。
途中Uchida初段は重い中断回蹴が決め、技有をとります。
それでもTobe2級は最後まで気力を奮い立たせて反撃しました。
左Uchida初段の中段を突きで攻める右Tobe2級 手前 Uchida初段の中段回蹴が決まる(技有)
五人目は技術スピードでは圧倒的なNamekawa二段です。
Tobe2級は下段から攻めていきますが、Namekawa二段は想定していたかのごとく軽くブロックします。
そして逆に下段を攻め相手の注意が下段に行った瞬間に上段回蹴をはなちきれいな技有をとります。
それでもTobe2級は良く応戦しましたが既に体力は限界を超え思うような動きはできない状態になっていました。
左Tobe2級の下段回蹴を軽く膝受けする右Namekawa二段 奥Namekawa二段の上段回蹴が決まる(技有)
最後の六人目は暴れ竜ことSuzukiRyuta二段です。
彼も現空研大会では無差別級の上位常連で威力のある突、蹴は周知の事実です。
この対戦も最終回にふさわしい気合の入ったものになりました。
もはや、勝敗は重要なことではなく如何にして自分の空手を全うさせるかということにTobe2級は集中しているようでした。
下段は効かされつづけており軸足はもはや殆ど踏ん張りが利かない状態になっています。
そこにコントロールはされていますが十分に重い蹴りが叩き込まれていきます。
しかしTobe2級は最後まで倒れることなく引き分けでさの戦いを終了させたのは見事としか言いようがありません。
こうしてTobe2級は六人組手を完遂しました。
左Tobe2級を攻める右Suzuki(R)二段 右Tobe2級の渾身の中段前蹴
戦い終えて皆の祝福を受けるTobe2級
次はSinozaki3級の五人組手です。
Sinozaki3級は住まいが近所のTasiro初段と普段から秘密特訓を行っているようで、急激に実力を上げています。
今日の最初の相手はOrikasa初段です。Orikasa初段も今日参加した強豪の一人で二段推薦を受けている一人です。
今日も変幻自在の空手でSinozaki3級を翻弄します。しかしSinozaki3級も隙を見て効果的な突きで反撃します。
試合としては敗れますが良い組手を展開しました。
左Sinozaki3級 右Orikasa初段の上段回蹴(技有) 左Sinozaki3級の上段突(有効) 右Orikasa初段
二人目はUchida初段です。
Sinozaki3級も筋肉質の見事な体格の持ち主ですがUchida初段はさらに圧倒的なパワーで向かってきます。
下段蹴の応酬かち突き合いになりますがどうしてもパワーでは押されてしまいます。
しかし時折変則的な後蹴なども交えて相手が少しでも隙を作ると鋭く反撃しました。
左Uchida初段の上段突(有効) 右Sinozaki3級
三人目はNamekawa二段です。
今回はNamekawa二段は徹底的な下段回蹴でSinozaki3級を攻めます。
しかし良く鍛えられたSinozaki3級は膝受けで必死に堪えます。
試合としてはNamekawa二段に敗れますが決して怯むことなく最後まで攻めの姿勢を続けました。
右 Namekawa二段のたたみかけるように繰り出す力な下段攻撃
四人目はSuzuki(R)二段です。
この試合はパワーファイター同士の力と力が直接ぶつかる試合展開となりました。
圧倒的なパワーと高度な技術も併せ持つSuzuki(R)二段が終始圧力をかける展開となりましたが、決して一方的に押されまくるわけではなく、一瞬の隙をつく上段突きなどもあり引き分けの判定に持ち込んだの見事です。
左Sinozaki3級の上段突(有効)
最後の五人目はNito(兄)三段です。
Nito(兄)三段は最後にふさわしく相手の出方をじっくり身ながらもジリジリと圧力をかけて行き、中段の突きを主体としてコンピネーションとしての下段回蹴を交えて攻撃していきます。
さすがに体力を消耗したSinozaki3級は効かされて後退を余儀なくされますが、これが最後というこもあって残ったパワーを振り絞った反撃を試みます。
時折上段からの踵落としなども交えた果敢な攻勢をかけますが、技有をとるまでには至りません。
一方冷静に相手の動きを見極めたNito(兄)三段は的確な技を決めていきます。
終始押される展開ではありますが、自ら消極的な受けの姿勢になることはなく、最後まで敢闘精神を維持してNito(兄)三段に立ち向かって行きました。
僅差判定で敗れますが見事五人組手を完遂しました。
左Nito(兄)三段を踵落で攻める右Sinozaki3級 右 Nito(兄)三段の上段突が決まる(有効)
五人組手を完遂して対戦者のNito(兄)三段(右)から祝福されるSinozaki3級(左)
最後はAizawa4級の四人組手が行われました。
Aizawa4級はアメリカの大学に留学し現在はその大学の日本校に通う大学生です。
稽古熱心で道場への出席率も高くその分技術レベルもどんどん向上しています。
最初の相手はGoto初段です。
Aizawa4級は軽量ですがGoto初段は更に軽量です。
しかしパンチ力があり特に左の威力は誰もが驚嘆するところです。
Goto初段は我孫子道場で稽古することが多かったのでAizawa4級はおそらく今日がはじめての対戦だと思われます。
Aizawa4級はスピードのある蹴技で善戦しますがやはり一瞬の隙を疲れて左の上段突きをもらってしまいます。
しかしのびのびとした組手で幸先の良いスタートを切りました。
左Aizawa4級 右 Goto初段の上段突(有効)
二人目はHitiji初段です。
身長の高いAizawa4級ですが至近距離からきれいな上段回蹴を決められてしまいます。(技有)
全くのノーガード状態でした。おそらく何が起きたのか自覚できなかったと思います。
その後も一方的に攻められ上段前蹴を決められる(技有)なり完膚なきまでに攻められます。
しかし最後まで耐え抜いたのは良い経験となり将来へ生かせる敗北だと思います。
左 Hituji初段の見事な上段回蹴(技有) 右 Hituji初段の上段前蹴(技有)
三人目はTasiro初段です。
Tasiro初段は塗装業を営んでいますが、最近仕事が忙しく今日は久しぶりの参戦です。
彼は空手をはじめたのは遅いのですが持って生まれたれ勘の良さと発達した運動神経の持ち主でめきめき強くなって黒帯をとりました。
今日は久しぶりの組手だったにもかかわらず強力な突、蹴でAizawa4級を圧倒します。
しかしAizawa4級も上段逆回蹴などで反撃し激戦となり何とか引き分けに持ち込みました。
左Tasiro初段の重い中断回蹴 右Aizawa4級の上段逆回蹴
最後の四人目はNamekawa二段です。
Namekawa二段は何か考えがあったのか徹底的な中段回蹴で終始攻め立てます。
何度も棒立ちになる場面がありましたが不屈の精神で耐え、敗れはしましたが見事四人組手を完遂させました。
Namekawa二段の祝福を受けると大きな拍手に包まれました。
左 Namekawa二段の重い中断回蹴(技有) 見事四人組手を完遂させNamekawa二段の祝福を受ける。
こうして極寒の中でものすごい熱気に包まれた本日の審査の全組手が終了しました。
多少荒削りな面も見られましたが全試合すばらしい内容でした。
2012/02/18
我孫子新年会
ちょっと季節はずれの新年会でしたが、ユニークなメンバーば揃い大変楽しいものになりました。
クラさんやサカ坊といったベテラン組、それに久々のダチョー、またオストラリア人のHeath君あとは我孫子の常連たちといったメンバーだけで雰囲気が想像できる連中です。
ダチョーハンターことFuruta初段は本当に久しぶりです。
私は彼の結婚式でピアノを弾きました。
ビートルズの名曲イエスタデイと隠れた名曲クラウンジュエルです。
クラウンジュエルはオーストラリア人のHeath君の訳で邦題は別にあります。
いずれにせよかなりの難曲で、ある程度の即興技術がないとなかなか人前では弾けません。
ダチョーハンターからはいまだに深く感謝されています。
Heath君は現在日本の大学で英語の講師として働いているそうです。
今日のメンバーは全員英語が堪能なので後半は英語での歓談となりました。
その中でなぜ日本人は学校で長く英語を勉強しているのにしゃべれない人が多いのかという議題となりました。
クラさんは多くの日本人は試験のための英語で英文として正解でないセンテンスは恥ずかしくてしゃべれないのではということを流暢な英語でHeath君に解説していました。
サカ坊も英語が堪能で話題が「手相」などアカデミックなものになるととうとうと解説していました。
私は最初に現在完了形でしゃべる事を教えたらどうだとHeath君に提案しました。
外国人からの最初の質問は殆どが現在完了形だからです。
日本人だって初対面の人には大体現在完了形の質問が殆どです。
「京都に行ったことありますか?」
「空手を見たことはありますか?」
「柔道やったことありますか?」
英語圏の人との会話で「Have you 〜 〜 ?」という問いかけは本当に多いです。
Yesとなると次に出る言葉は「どこで」とか「いつ」とか「誰と」とかです。
そうすると会話は過去形が多くなります。
一通り思い出話や自己紹介が終わってやっと現在形の質問に移ります。
ところで、現在はどちらにお住まいですか?とか現在のお仕事は?といった具合です。
過去の経験(現在完了形)を聞き、しゃべらないと、お互い相手の正体は皆目わかりません。
いきなり「私は日本人です」「あなたはアメリカ人ですか」「これはペンです」「あれは本ですか」
なんて会話が成立するはずもないのです。
子供との会話でも
「このお菓子食べたことある?」とか「おいしかった?」
「ディズニーランド行った事ある?」
「飛行機に乗ったことある?」とか
「空手衣ちゃんと持ってきた?」とか
初対面の子との会話でも現在完了形は多いですね。
まず「Have You」から教えたらと提案しました。
Heath君とは日本人と英語圏の人々との時制に関する感覚の違いとか、主語や目的語をはっきり言わなくても会話が成立する日本語の深遠な所とか哲学的、かつアカデミックな話題で花が咲きました。
レスラー二段やTakagi二段ももちろん話に溶け込んでいます。
途中からソウちゃんも飛び入り参加しました。
場が盛り上がってきたのでオールメンバーで二次会に突入することに。
レスラーが適当な店を探してきました。
酔っ払い師範もいますし、現空研独特の高尚で雅な話題満載の歓談になったことはご想像の通りです。
写真を見てもアカデミックな雰囲気が良くわかります。
まずは乾杯 一番手前がクラさんです。笑っていますが怖いですね〜。
現空研と世界平和と宇宙の発展的未来を祈念して。 グーとチョキじゃグーの勝ち レスラーとイケメン
今年は現空研での活躍を期して サカ坊とHeath君 ソウちゃんも参加
アカデミックな激論の果てに 酔っ払いとダチョー 紅二点?
そろそろ日本語でやろうよとHeath君の提案 最も学術的な雰囲気の三人
お前も頭を剃れとクラさん。 右ソウちゃん
2012/02/17
明日の新年会に以前見学に来たオーストラリア人のHeath君も参戦することになりました。
2012/02/15
我孫子道場でTakeda3級の5人組手を行いました。
Takeda3級はパワーがありしかも稽古熱心なので技術の習得も早く、今日もすばらしい組手を見せてくれました。
ただ、くじ運が悪いというか、最近はいつもそうなのですが我孫子道場はベテランも含めて猛者連中の出席が非常に良いのです。
今日も揃いました。
三段が一人二段が三人そして二段審査待ちが一人といった状況です。
しかも重量級が多く体重60k台のTakeda3級の対戦者としての選定はむずかしかったのですが実力もあるのでかなり強力な布陣となりました。
一人目がAbe君です。
白帯ですが和道流その他の経験もあり初心者ではありません。
二人目は突きの威力スピードではダントツの実力を持つNakagawa初段。
三人目は今期二段の15人組手を控えたYanagi初段。
四人目はご存知レスラー二段。
そして最後の五人目はIkeda三段です。
五人目はHayasi二段にするかアビ二段にするかといった案も考えたのですが、Hayasi二段がまだ完調子ではないのとアビ二段とは体重差がありすぎるということでちょっと5人組手の最後にしては荷がIkeda三段を選んだのです。
まあこの中では誰と対戦しても大変さにおいては大して変わらないのですが。
試合は最初から激戦となりました。
Takeda3級は実力があるのでどの対戦者も全力投球に近い対応となり全ての試合が厳しいものとなりました。
勝敗に関しては初戦で取ったのみで後は全て大差が付く試合が多かったのですが内容はポイント差とは関係なく充実した良いものでした。
最後まで攻めの姿勢は貫き通しりっぱな5人組手となりました。
初戦 左Abe君に上段突を決めるTakeda3級(右)
二人目 Namagawa初段(右)には多くの上段ポイントを取られるが、気持ちでは全く退くところなく善戦。
三人目 今回最も大技を食らった相手Yanagi初段。上段回蹴の嵐。
四人目 右 レスラー二段の上段回蹴
五人目 右Ikeda三段の鋭い上段突。
乱取
Mikiちゃんから手作り(?)チョコレートを Souちゃんから非売品の乃木神社のお酒を頂く
2012/02/15
18日の我孫子の新年会にダチョウハンターも急遽参加します。
ダチョウハンターを知らない会員は現空研サイト内検索で"ダチョウハンター"あるいは"ダチョーハンター"で検索してみて下さい。
2012/02/14-3
18日の我孫子の新年会に伝説のサカ坊(さか坊のブログ) とクラさん(中年空手道奮闘記)が乱入参加します。
2012/02/14-2
形 三戦
世田谷第二道場で少年部の昇級審査を行いました。
今日は少年部で小学生の頃から稽古を積み、勉強が忙しくなって休会していたMatunaga初段が復帰しました。
現在は青山学院高校の三年生ですが青山学院大学に進学が決まり元気に道場に顔を見せてくれました。
受験勉強で休会する少年部会員も多いのですが無事合格して復帰する子も多く本当に頼もしく感じます。
Matunaga初段も今日から一般部の会員となって稽古に励みます。
かつての少年部のMatunaga初段も見守る中少年部の審査が行われました。
一番手はTuji5級です。
Tuji君のお兄ちゃんも青山学院中学に進学して黒帯を取った後現在休会中です。
弟のRiku君はそのまま稽古を続けていてすごく強くなりました。
今日は同年代(4年生)で適当な相手がいなかったため上級生(6年性)二人を相手に審査を行いました。
圧倒的な体力差があっても少しもひるむ事なく、果敢に攻めて行くところがTuji(R)君のすばらしいさです。
今日もポイントでは敗れましたが、互角の戦いを演じその力を証明しました。
左 Ito(y)2級を中段逆突で攻める右Tuji(R)5級 手前Tuji(R)5級の上段突 奥Kakizaki2級
今日は茶帯が二名でしたので二人の対戦を二度行い、適当に相手を決めての組手を適宜行う形で審査を行いました。
今日の二名は6年生で少年部でもトッフクラスのパワーのあるKakizakii2級とこれまたトップクラスの技の切れを持つIto(Y)2級
の対戦でなかなか面白い展開となりました。
ただお互い手の内は知り尽くしているので双方決定的な差はつかず、互いにポイントは取り合うものの二試合とも結果としては引き分けとなりました。
しかし中身は濃いもので双方の特長は良く発揮されれていました。
6年生になると体もだいぶしっかりとしてきますし大人になった時の空手も推測できるようになります。
この二人はとてつもなく強い大人になることは間違いありません。
左 Ito(y)2級の切れのある上段回蹴 左 Kakizaki2級の重い上段前蹴
右 Kakizaki2級のの上段逆回蹴 左 Ito(y)2級の上段回蹴を右Kakizaki2級は内受で防御
一年生はWatanabe君とTakeOuraちゃんの対決です。二人とも10級です。
この二人もとてもセンスが良くとても一年生とは思えない組手を展開します。
まだまだ体力もないのですがともに運動神経が良く、小さな体を上手に使って上級生も顔負けの動きをします。
パワーがない分タイミングやリズムがとても大切になり、その動きはパワーに頼りがちな初心者の大人にもとても参考になります。
左 Watanabe君の中段回蹴と右Ouraちゃんの回蹴が交錯 右 Ouraちゃんの上段回蹴
二年生も今年は強豪が揃っています。
皆空手が大好きなのが伝わってきます。
オレンジ色の帯を締めるころにはそろそろ個性がでてきて、自分の得意技というか得意の攻撃パターンも形ができてきます。
もちろん完成には程遠く毎日が流動的ですが、格闘の何たるかがおぼろげながら体感として分かってきて「勝つ」ことの自分なりの方程式が形となってくるのです。
今日はIwaki7級、Ito(T)7級、Oya8級が三つ巴で対戦しました。
Iwaki7級は上段回蹴が得意で劣勢になっていても最後のワンチャンスで逆転勝ちをするケースも少なくありません。
Ito(T)7級は6年生のIto(Y)君の弟です。
兄譲りのテクニシャンで常に前に出る積極性も持っています。
Oya君は少し入門が遅いのですが他の二人にはまったく引けをとりません。
その敢闘精神は抜きん出ています。
この3人は本当に良いライバル関係です。
左 Ito(T)7級のよく足の上がる回蹴 右Oya8級 左 Ito(T)7級 右Oya8級の上段突
左 Iwaki7級の上段回蹴 右 Oya8級 左 Oya8級の中段回蹴 右 Iwaki7級
左 Iwaki7級の勢いのある上段回蹴 右 Ito(T)7級 左 Ito(T)7級の力強い回蹴 右 IIwaki7級
左 Tuji(R)5級 右 Oya8級の上段突 左 Tuji(R)5級の中段回蹴 右 Oya8級
一般部はKin三段、Hirayama初段、Sinozaki3級、Aizawa4級等が顔を見せていました。
そして先に述べた少年部から一般部へ移籍したMatunaga初段です。
ただ組手審査に十分な人数が揃わなかったので、昇級・昇段審査は形のみを行いました。
しかし、乱取でMatunaga初段は全員と当たり久しぶりの組手の感触を楽しんでいるようでした。
左 Sinozaki3級 右 Matunaga初段 左 Matunaga初段の上段突 右 Kin三段
模範組手 左 Hirayama初段の上段突 右 Kin三段 左 Kin三段 右 Hirayama初段
2012/02/14
Morikawa1級が10人組手に挑戦します。
2月19日(日)池の上が第一志望、25日(土)世田谷道場が第二志望です。
特段の不都合がなければ第一志望の19日に行いますので参加希望者はぜひ参加して下さい。
対戦者は当日決めます。
2012/02/13
我孫子で現空研新年会を行います。
昨年我孫子は忘年会を行っておらず、延期して新年会を行なおうということになっていました。
遅まきながら「新年会」を行いたいと思います。
日時は2月18日(土曜日)18時から。
詳しくは会員ページをご覧下さい。
東京の会員も参加できます。
2012/02/12
本日は我孫子道場で昼の部の稽古です。
日曜日の昼の部は集まるメンバーというか雰囲気が夜とは全く異なります。
夜は特に我孫子は猛者連中の良くも悪くも男の鍛錬の場といった空気に包まれます。
もちろんいつもシリアスといったものではなく笑いや冗談、あるいはソフトな話も飛び交うのですが、やはり男臭い。
一方昼の部は何と言っても女性参加者や子供も多く華やかさがあります。
今日はZoiちゃんやKiku初段、久々のSonoda(R)初段が参加して女子部同士の組手が多くなかなか興味深い展開もありました。
まず抜群の運動神経をほこるZoiちゃんとSonoda(R)初段の組手はなかなか面白いものでした。
お互い初顔合わせとなりますが久々の登場とはいえ、初段を取って経験も長く柔軟性も保持しているSonoda(R)初段にメキメキ腕を上げているZoiちゃんがどこまで通用するのかといったところに興味がもたれるところです。
開始早々軽快な動きのZoiちゃんの突きに困惑気味のSonoda(R)初段でしたが、徐々に相手のリズムを見極めたSonoda(R)初段が後半は立て続けに蹴り技を決めていきます。
しかしZoiちゃんも最後までスピードは衰えず大きな将来性を感じさせる組手でした。
後でSonoda(R)初段が突きのスピードにはびっくりしたと驚いていました。
開始早々いきなり良いタイミングの上段突を決める右Zoiちゃん。しかし間髪をいれずに右Sonoda(R)初段は上段回蹴を決めます。
右Sonoda初段の中段回蹴 手前 Sonoda(R)初段の上段前蹴
奥 Kikuch初段対Sonoda(R)初段 手前Tetuo君対Zoi 左Manaちゃん対右Kikuちゃん
手前 Ando初段対Tetuo君 奥レスラー対 Zoiちゃん 5本連続の乱撃
右Uno二段の重い回蹴を受けるZoiちゃん Tetuo君 会長にチャレンジ
2012/02/11
今日は祭日でしかも稽古予定日の掲載が遅れた事もあってか参加人数の少ない中での審査となりました。
今日審査をうけたのはYokozeki3級です。
たまたま帯を忘れたので写真では白帯ですが本当は緑帯です。
参加人数は少なかったのですが審査に必要な人数は揃いました。
揃ったは良いが中身がすごい。
Nito三段を筆頭にTakagi二段、Endo初段、Uchida初段、そしてTakamori初段です。
Nito三段、Takagi二段の説明は必要ないとしても、Endo初段、Uchida初段も今年二段審査の推薦を受けている猛者です。
重量級のYokozeki3級ですが、自分より体重の軽いのは前回黒帯を取得したTakamori初段くらいです。
始まる前からガチガチに硬くなっていたYokozeki3級をリラックスさせようとして皆代わる代わる冗談や軽口を飛ばしますが返ってそれが緊張感を高める結果となっていました。
それでも意を決していよいよ5人組手に挑戦しました。
初戦は軽量級のTakamori初段です。
Yokozeki3級はスタミナ配分を考えていたのでしょうが、そうした傾向がみられたのは開始30秒くらいで後は互いにガンガン出る展開となりました。
双方有効、技有を取り合う接戦になり引き分けで終了。
二人目は、強打者のEndo初段です。パワーはYokozeki3級もかなりの持ち主ですが、Endo初段は一桁違います。
上段回蹴から中段突、膝蹴と猛攻を受けます。
必死に反撃に出るもなかなか自分の空手をさせてもらえない展開となりました。
そして三人目は100k超級のUchida初段です。実はUchida初段は今日NIto三段の主催する自主トレーニングに参加しての帰りなのです。しかも来たるべく15人組手を想定した多人数組手を消化した後だったのですが、まったくそんな事は感じさせないパワフルな組手を展開しました。
開始早々重い中断回蹴を決められYokozeki3級は苦しいスタートとなりました。その後も次々と大技の洗礼を受けます。
しかし気持ちは折れず、タイミングの良い上段突きをいくつか放ちそのうちいくつかで有効ポイントも取りました。
しかし体力の消耗は限界に近づいていました。
四人目はパワー、スピード両方兼ね備えたTakagi二段の登場です。
開始早々強烈な前蹴をもらいます。
体が宙に浮く程の前蹴でしたがとっさに腰を引くことでかろうじて防御。
その後も終始おされ気味で周りからも「下がる」との声援を受けますがもはや体力は限界を超えています。
しかし押されながらもここ一瞬の突きのチャンスで有効をとることに成功。
その後も猛攻にさらされますが何とか堪えてとうとう僅差判定勝利に持ち込みます。
いよいよ最後の五人目はNito三段です。
Nito三段は落ち着いた組手で相手にも技を出させるように静かに開始しました。
しかし要所はコントロールはしていますがしっかりと効かせる突き、蹴りを積み上げていきます。
もはやYokozeki3級に残されたスタミナは殆どありませんが常に前に出る稽古を豊富に積んでいるYokozeki3級は気力で応戦できる能力が残っていました。
中盤には鋭い上段突で有効をとる場面もありました。
しかし上下に的確にまた執拗に浴びせられる攻撃にもはや対抗できるすべはありません。
ただ最後まで相手の目を見据えてチャンスがあれば飛び込む意思は最後まで持続しました。
そしてとうとう5人組みを完遂さたのです。
左 Yokozeki3級の重い中断回し蹴 右Takamori初段
右 Endo初段のえぐるような膝蹴り
左 Uchida初段の強烈な中段回蹴 左 Yokozeki3級渾身の上段突きが決まる
右Takagi二段の強烈な前蹴で宙に浮く左Yokozeki3級 右Yokozeki3級会心の上段突(有効)
右 Nito三段の上段回蹴(技有) 右 Nito三段の猛攻にフラフラになりながら耐えるYokozeki3級
今日ちょっと変わった見学者の方が来られました。
変わったといっても変人としいう意味ではありません。
髭を蓄えたワイルドな感じな青年なのですが、この方Oさんは見かけとはぜんぜん違って東大出身の若手官僚なのです。
東大時代に合気道初段を取ったという話で全然自信は無いとのことでしたが突きをやらせてみると手首がしっかりと固定されて初心者特有のフラフラしたところが全くありません。
これには相手をしたパワーファイターのEndo初段も驚いていました。
先々週からきている女子大生のWakanaちゃんも素人ばなれしていますが今年に入って面白い人が増えています。
Oさんは動きが良いので最後に全員の乱取に全て参加してもらいました。
たぶんこれはかなり筋肉にきているはずで二、三日は筋肉痛に襲われるでしょう。
でも次回来られるときは直っています。
左 見学者のOさん 右 Endo初段
今日はしばらく体調をくずされていた女子部のTakagi初段が久々に乱取に参加。
まだ完全には良くなってはいないそうですが今日は久しぶりの組手を拝見しました。
左 女子部のTakagi初段
2012/02/08
本日は我孫子道場で審査を行いました。
審査は3名の組手審査を行いました。
今日の審査は66歳にして超人的な身体能力の持ち主Arai3級、大阪から毎月通っているIwata君、それに大学生のKumagai2級です。
最初はArai3級です。
Arai3級は何度もご紹介しましたが伝統系四段、全空連公認三段をお持ちで、伝統系では指導者的立場の方ですが、どうしてもフルコンをやってみたいということで現空研に入門されました。
現在は3級ですが柔軟性もバワーも若い人を上回る身体で円熟した技が最近はフルコンルールにも生かせるようになり急速に実力を上げてきました。
今日は2分間のフルコン5人組手の挑戦です。
対戦者は一人目が同じく還暦を過ぎたパワーファイターのTakasima2級、二人目は元自衛隊の戦車乗りAndo初段、三人目が現役自衛隊のヘリコプター乗りのNakagawa初段、そしてこれから重量級の高段者Takagi二段が四人目、五人目はWatanabe二段(レスラー)という強力な顔ぶれです。
Arai3級はこの強力な5人に対して実に見事な組手を展開しました。
さすがに勝ち抜くのは難しかったのですが、決定的な強打は上手に裁き、要所要所では得意の上段突きを効果的に使い最後まで相手にも緊張を強いる生きた空手を貫きました。
そして見事5人組み手を完遂しました。
左 Takasima2級 右 Arai3級の上段突きで有効 左 Ando初段 右 Arai3級の上段突きで有効
左Arai3級の上段と右 Nakagawa初段の上段突(有効)が交錯。 左Takagiu二段からも右Arai3級は上段突きで有効
左 Arai3級の上段突きが見事右レスラー二段の上段を捉える
二番手で登場したのはIwata君です。
彼は、大阪からの通いです。
仕事で東京出張がありその空き時間を利用しての稽古を続けています。
仕事は大手電池メーカーのエンジニアで潜水艦の蓄電池の設計などをやっていて現在は管理システムの設計などが主業務のようです。(今日も私の大学の講義の内容で数学の加法性の話と自分の仕事との関連性でちょっと話題になりました)
彼は関西のフルコン空手の道場にも通っています。かなり昔の話ですがその流派の館長の若い頃の試合を何度か拝見したことがあり当時から抜きん出た技術とセンスを感じさせる選手でその戦い方は今でも鮮明に覚えております。
現在は顔面攻撃を禁じたルールで試合を行っているようで、Iwata君も顔面攻撃には慣れておらず最初の課題はそこにあると思います。
しかし理論派でまた努力家でもありますのですぐ克服して、短期間で自分の長所を生かせるようになるでしょう。
今日は3人組手への挑戦ですが、対戦相手も変化にとんでおり貴重な体験をしたと思います。
一回戦の相手は入門間もないAbe君です。
Abe君は和道流の経験もあり、フルコンでもかなりの実力の持ち主です。Iwata君はかなり苦戦を強いられますが、上段突きの有効をもらった後終了間際に上段突きで有効を取り返し引き分けで次の試合に入ります。
二人目は現役自衛官でパイロットのNakagawa初段です。片や海上自衛隊の潜水艦の製作に携わり,片や海上自衛隊のパイロットとういう何か因縁のある組み合わせとなりました。
空手の実力ではまだ圧倒的な差があるのは否めませんが、Iwata君は最後まであきらめずに自分の力を出し切った組手となりました。その中で今後の課題をいくつか指摘しました。
最後は現空研最強軍団の一人Takagi二段jとの対戦;です。
開始早々、コントロールはしていますがそれでもズシンと音が響く中段の回蹴で技有を取られます。
その後も圧倒的な威圧感でゆっくりと追い詰められるシーンが続きますが回りの声援やアドバイスもあり、終了間際に渾身の上段突きの連撃が功を奏し有効一つを返しました。
最初の3人組手としては上出来と言って良いでしょう。見事完遂しました。
左 abe君の上段突(有効) 右 Iwata君 左 Iwata君の上段突(有効) 右 Abe君
左 Nakagawa初段のコントロールした上段突(有効) 右 Iwata君の惜しい上段突(やや極めに欠けて有効取れず)
左 Takagi二段の重い中段回蹴(技有) 左 Iwata君の渾身の上段突(有効)
今日最後の挑戦はKumagai2級の6人組手です。
6人組手は1級になるための必修関門です。これに合格するといよいよ黒帯をかけた10人組手にチャレンジする資格が取れるのです。
6人組手はやった人、その多くを見ている人には解りますが10人組手とは違った苦しさがあります。
10人組手にはある種形式ばった重さがあり、それは受ける者、対戦する者ともども一種独特の雰囲気があります。
ある意味格式ばったという側面もあり、受審者の覚悟や違った意味での「あきらめ」のような吹っ切れた感情も混じります。
そしてそこには覚悟した者だけが漂わせることができる凄みと落ち着きも感じられるのです。
しかし6人組手はちょっと違います。
2級から1級は帯色も変わりません。
前回の5人組手より一人多いだけの6人です。
しかし5人組手とは全く異なるのです。
10人組手をマラソンに例えるなら中距離走の苦しさと言えば想像できるでしょうか。
まだスタミナの温存方法もわからないまま相手のフルパワーにガチで応対すると一人か二人目で息が上がってしまいます。
息が上がってからの連続組手。これが良い経験となるのですが当事者にとっては大変苦しい体験となります。
長く黒帯を締めているベテランも自分の6人組手は決して忘れていないと思います。(と言っても苦しさだけで細部は思い出せないのが普通です)
この経験が大きな糧となって次の10人組手に真正面から向き合えるようになるのです。
今日のKumagai2級は我孫子の強豪の洗礼を受けることになります。
対戦者はAbe君、Nakagawa初段、Ando初段、Watanabe(レスラー)二段、Ikeda三段、Kamioka(アビ)二段という強力布陣です。
初戦はAbe君です。Abe君は切れ味の良い回蹴が主武器です。
開始早々Kumagai2級は変則的な回蹴をきれいに決め技有を取ります。
これは楽勝かと思われたのですが、この後 Abe君は猛然と反撃にでます。
丁々発止の攻防になりますが結果として中段回蹴で2本目の技有を取ったAbe君が合わせ一本での勝利となりました。
二人目は突きの名人Nakagawa初段です。
これも前半はKumagai2級は上手に裁いていましたが後半スタミナが切れ始めた頃からNakagawa初段の突きをもらい始めます。ポイントでは敗れましたがなかなか良い組手でした。
三人目はAndo初段です。この二人はよく道場でも対戦するのでお互い手の内はわかりすぎるくらいわかっています。
いつものように蹴技の応酬となりました。
いつもはAndo初段に圧力負けすることが多いのですが今日は積極性が目立ちます。
お互いに技有を一つづつ取り合い引き分けとなる善戦をしました。
四人目のレスラー二段との組手は見事でした。
実力的には圧倒的な差があり、レスラーはいつものようにじわじわと圧力かけていきます。
レスラーは剣道で培ったタイミンクの良い足裁きでの上段突とそのパワーにものをいわせた中段、上段の回蹴が得意です。
今日も開始早々上段突きで有効をとり、その後も回蹴や突きで攻勢をかけていきます。
しかし中盤ノーガードになったレスラーの中段に回蹴を決めます。やや力強さに欠ける面もあったのですがギリギリで技有をとります。
その後も圧力はかけられているのですがタイミングの良い上段回蹴を放ちます。スピードもあったのですがガードの上からと後一歩の重さがなかったので技有をとれませんでしたがタイミングは抜群でした。
その後も押され続けるのですが後半またしてもノーガードのレスラーに中段の回蹴を叩き込みました。
これが見事に決まって技有。
合わせ一本の勝利となりました。
普段の稽古でもレスラーから一本取ったことは一度も無かったと思います。見事でした。
五人目はIkeda三段です。
Ikeda三段は送れて来たため急遽組手に参加することになり、重量級で二度出場になるTakagi二段と交代してこの位置での組手となりました。
Ikeda三段は誰もが認める我孫子道場のというか現空研の最強軍団の一人です。
通常では全く歯の立つ相手ではありません。
しかしKuamagai2級は善戦しました。
有効、技有は取れませんでしたが後一歩という状況は何度が作ることができました。
後半はIkeda三段も全く手を抜かない真剣モードで対戦しました。Kuamagai2級は技有1を取られ敗れましたがすばらしい内容でした。
いよいよ最後の六人目です。
六人目は100Kg超級の巨漢Kamioka(アビ)二段です。
普通では絶対勝ち目はありません。しかし今日は奇跡が起こりました。
まず、最初はたいざん巌のごとくどっしりと構えたアビ二段にジリジリと後退をよぎなくされますが、周りも声援を送り本人も最後の力を振り絞って攻撃に転じます。
それでも殆ど跳ね返されるのですがたまたま絶妙にポジションを取れた時渾身の力で蹴った中段回蹴がノーガードで見事決まりました。それでも追い詰められては足払いなどで転ばされ続け、ポイントも次々と奪われていきます。いよいよ残り数秒となったとき中央に呼ばれ「続けて」の号令とともに出した上段回蹴がアビ二段のノーガードの上段に決まり技有。
「オー!!」とうい歓声の中合わせ一本の宣告を受けて見事六人組手を完遂させました。
左 Kumagai2級の上段回蹴(技有) 右 Abe君 左 Abe君の威力ある中段回蹴(技有) 右 Kumagai2級
左Kumagai2級の上段回蹴がブロックされる 右Nakagawa初段 右 Nakagawa初段の上段突(有効)
左 Ando初段の中段回蹴(技有) 右Kumagai2級の上段回蹴(技有)
左 レスラー二段の上突(有効) 左 Kumagai2級の上段回蹴(技有)
左 Ikeda三段 右Kumagai2級の上段回蹴ブロックされる 右 Ikeda三段の上段突(有効)
左 アビ二段の足払いから上段突(有効) 奥 Kumagai2級の上段回蹴(技有)で合わせ一本を決める
我孫子道場での審査初日はこうしてすばらしい組手の連続で幕を開けました。
Hayasi二段は今日は体調を崩して大事をとって組手には参加しませんでしたが最後の乱取はその他審査に参加しなかった会員も含めて全員で行い今日の審査と稽古を終えました。
関西から通っているIwata君は手相を見るセミプロでIkeda三段が絶賛していましたが私も稽古の後ちょっと見てもらいました。
2012/02/07
いよいよ昇級・昇段審査が開始されました。
今日は初日です。
今日は世田谷道場のHigano6級が審査を受けました。
Higano6級は基本部に入会したのですが、途中で一般部に転向することを薦め今回が昇級審査で初の組手審査となります。
精神力を鍛えるために入門したという話を最初に聞きましたが、精神だけでなく肉体的にも随分強くなりました。
2分間のフルコンタクトの試合を連続で3本行うのは最初の体験としてはなかなか大変なことです。
対戦者はSuzuki4級、Yokozeki3級、Goto初段の三名です。
Higano6級は最初のSuzuki4級との対戦でフルパワーで立ち向かっていきました。
おそらくスコミナの大半を初戦で使い切ったと思います。
しかし、二人目のパワーファイターYokozeki3級にも臆するところなく果敢に立ち向かい、上段突きの有効ポイントを取るなど善戦しました。
最後はGoto初段です。
Goto初段は久しぶりの登場ですが、いきなり審査の相手をすることになりました。
軽量級ではありますが、さすがに黒帯の貫禄で、Higano6級を翻弄しますが審査にふさわしい組手で相手にも十分技を出させます。
殆ど息の上がったHigano6級ですが見事3人組手を完遂しました。
今日は前回の世田谷道場稽古につづきYamada初段と体験入会の女子大生Wakanaちゃんも登場です。
Wakanaちゃんは二回目ですが、先週に続いて今日もすばらしい突、蹴を披露してくれました。
格闘技未体験の女子でこれほど強力なパンチ力のある子は本当に珍しいです。
あのパワーファイターのYokozeki3級が、「Endo初段に殴られたように効きました」と言っていました。ちなみにEndo初段は今度二段の審査の推薦を受けた程の実力者で、そのパワーは誰もが認めるところです。
久しぶりに登場したGoto初段にも打たせてみましたが彼もびっくりしていました。
左 Yokozeki3級に上段突きを決める 右 HIgano6級 左 Goto初段を上段回蹴で攻める 右HIgano6級
Yokozeki3級に強烈な回蹴を放つWakanaちゃん
※ 今月の11日は祭日ですが世田谷第二道場で稽古及び審査を行います。
最初稽古予定日に記載漏れしていましたので再度確認してください。
2012/02/06
昇級・昇段審査の日程および、二段推薦者の発表を会員ページにて発表いたしました。
例年にない寒さ厳しい中での審査となりますが各自怪我をしないように入念な準備をして審査にチャレンジして下さい。
最近、少年部の会員の嬉しいニュースが多く飛び込んでいます。
親子で会員のIto二段のお子さんのDaiki君が有名進学校に合格しました。昨年はOzaki初段の息子さんKouki君も有名進学校に合格しましたしここ数年世田谷道場少年部も多くの有名校への進学を果たしています。
また、受験や勉強で休会していた少年部の会員の復会も増えています。来週は青学(高校)に通うMatunaga君が復会します。
空手で養われたがんばる力、精神力が勉強の面でも良い結果を示しているようで指導する身としては大変嬉しいニュースです。
昨日酔っ払い師範から聞いたのですがNakabachi師範の息子さんも高倍率の千葉県警に合格したのを本人から聞いたそうです。
Nakabachi師範の息子さんは高校、大学と柔道に転向しましたが、小学生の頃はSonoda(T)二段と良きライバルでした。
Yamada初段も難関の神奈川県警に合格していますから、現空研は警視庁、千葉県警、神奈川県と関東圏の警察を網羅しました。
特に千葉県警の会員は多くなりましたね。
2012/02/04
私が講師を務める東京造形大学のコンピュータ技術論の試験の採点や最終成績の決定でホームページの更新の時間がなかなかとれませんでした。
今年の後期試験では1名100点満点を取った学生がいました。
論文も含めて私の試験で満点を取るのはなかなか難しいのですがすばらしい。
さて、更新をしなかった間も道場ではいろいろ面白い事がありました。
順を追って書いていくつもりですが、一つだけエピソードを。
警察官の就職が決まったYamada君が一人の体験希望者を連れてきました。
看護師を目指す女子大生です。
初対面でもニコニと笑顔のかわいい女の子なのですが、基本の突きをやらせてビックリ。
とても素人とは思えない腰に乗せた突きです。
この日は世田谷に屈強の面々んが揃っていたので次々と彼女に突かせてみたところ、全員が「ウワッ」と驚くパンチ力。
格闘技の経験は?と聞いても何もないとの事です。
バレーボールを6年間やっていたということですが、格闘技っぽいものは何もしたことがないと言うのです。
とんでもない人がこの世には存在するものです。
ぜひ正式に入門してその天性を花開かせてほしいと思います。
詳しくは後日順を追ってご紹介します。
本日は世田谷第二道場で稽古を行います。
2012/01/24-2
世田谷道場一般部の稽古は久しぶりにYamada初段が参加しました。
Yamada初段は今年大学を卒業しますが見事警察官の高倍率の試験に合格しました。
明るく快活で空手も強いYamada初段のような若者が日本の治安を守る仕事につくのは本当に嬉しいことです。
また今日は元プロボクサーで最近キックの試合でもKO勝利を収めたSugiyama4級も参加しており勝抜戦ではYamada初段と初顔合わせとなり迫力ある展開となりました。
右 Suzuki4級の上段突 左 Higano6級の上段突
左 Suzuki4級 左 Sugiyama4級
つづく
2012/01/24
毎日寒い日が続きますが今日も大変寒い一日でした。
それでも世田谷道場の少年部の皆は暖房もない道場で元気一杯の稽古ができました。
今日は突き、蹴りの移動稽古と実戦的な受を重点的に稽古を行いました。
特に内受は組手で強くなるには必修の技術です。
基本の動作は良く出来ても実戦の中で上手に使える人は一般部の黒帯でもあまりいません。
今日は基本動作だけでなく動きのある組手の中で効果的にこれを使えるための稽古を行いました。
少年部移動稽古
回蹴の内受の実習 左 Ito(Y)2級 右 Tanabe初段 に実際にやってもらう
実際の組手の中で使える技を実践を通して体で覚えることが大切。
2012/01/22-2
夜は目黒道場の稽古を池の上で行いました。
今日の課題は我孫子に続いて防御です。
防御は同じ技でもその目的によって使い方は全く異なります。
防御そのものが相手への攻撃になる受け方と相手の力を吸収、あるいはいなして無力化する受け方は技の名称は同じでも、その技術や使い方、精神のあり方が全くことなるのです。
そして稽古の中でも技の技術面を向上させる目的と体の部位を鍛える目的ではやり方がまるで変わってきます。
今日はそうした防御の異なる側面を意識して稽古を行うように指示しました。
今日は上級者も多く参加し中身の濃い稽古となりました。
組手稽古に先立ち防御についての考え方や今日の稽古の課題をお話しました。
勝抜戦は通常の帯順を少し変化をつけ、なるべく普段当たらない者同士の対戦となるように順番を変えました。
その結果新鮮でなかなか興味深い対戦がいくつも実現しました。
また今日の課題である防御についても各人それぞれ自分でテーマを見つけ工夫をしていたのが見て取れました。
最初の試合は最近技術の進歩が著しいSinozaki3級と実力者Orikasa初段です。
双方切れ味の良い蹴技の持ち主なのでなかなか派手な展開となりました。
Sinozaki3級は格上のOrikasa初段に臆するところなく次々と技を放ちます。
前半にタイミングの良い後回蹴を放ちあわやという展開でしたがOrikasa初段は持ち前の勘の良さで紙一重の差でこれをかわします。しかし全体的にSinozaki3級が押し気味で本戦を追終え、延長戦に入りました。
延長戦も五分五分の展開となったのですが一瞬の隙をついたOrikasa初段の上段回蹴がきれいに決まり技ありで終了しました。
押されていても相手の弱点を一瞬に見て取り効果的な反撃を加えるのはさすがに上級者の底力です。
左 Sinozaki3級の惜しい後回蹴 右 Orikasa初段の上段回蹴が決まる
次の対戦者は10人組手を控えたMorikawa1級です。
Morikawa1級は黒帯を狙えるスキルは十分に備えている上に体力もありタイプの違うOrikasa初段とはなかなか興味深い展開となりました。
Orikasa初段は持ち前の変幻自在の組手を展開し、Morikawa1級はいかにそれに惑わされないように組み立てるかという運びとなりました。
互いに持ち前の技を出しますが、Orikasa初段は転倒するシーンがいくつかあり、体力で押され気味でした。
しかし要所を決める力はOrikasa初段が勝っており、最終判定は難しいものになりました。
今日は試合ではなく稽古なので圧力で勝ったMorikawa1級の勝ちとしました。
左 Morikawa1級の上段回蹴 右 Orikasa初段の左上段突
次の対戦者はEnomoto初段です。
Enomoto初段は特に上下に蹴り分ける回蹴が得意で
今日はMorikawa1級のインロー(内股下段)を効果的に狙っていました。
しかし、Morikawa1級も下段蹴は得意で、Enomoto初段のインローにあわせてカウンターで外側からローのカウンターを当て、相手がよろめいたところに上段突を入れるという高等技術を何度か使い、その一つが見事に決まりました。
延長の末ポイントはなかったのですが僅差判定でMorikawa1級の勝利となりました。
大変中身の濃い試合でした。
右 Enomoto初段の上段突き有効 左 Morikawa1級のカウンターの下段蹴り、その後上段突で有効
次はSonoda(T)二段とMorikawa1級の対戦です。
今日はSonoda(T)二段はいつもとは全く異なった組手を行いました。
先週からの課題である防御について、敢えて相手に打たすという課題に取り組んでいるようです。
いつもは軽快な動きでチャンスを作るのですが今日は敢えて打ち合い、そして打たせる事を試しているようでした。
打ち合う事ではひけをとらないMorikawa1級とはガチの打ち合いになり勝負としては微妙な判定でしたが若干適確さで勝ったSonoda(T)二段の僅差判定勝ちとしました。
左 Morikawa1級の下段蹴りも敢えて打たせるSonoda(T)二段 左 Sonoda(T)二段の上段回蹴
次はやはり突きの重いYokozeki3級との対戦です。
ここも、Sonoda(T)二段は真っ向からの打ち合いにでました。
打ち合いはYokozeki3級も望むところです。本戦は善戦し延長戦にもつれこみますが、徐々にスタミナが切れてきて後半は下突などで効かされるシーンもあり判定でSonoda(T)二段の勝利となりました。
左 Yokozeki3級の中段突き 右 Sonoda(T)二段の中段下突
次の対戦はなかなか面白い展開となりました。
蹴技得意のNamekawa二段との対戦です。互いに持ち味は違いますが蹴技を得意ということでは共通点があり、いつも華麗な展開になる二人ですが、今日はちょっと違った展開となりました。
原因はSonoda(T)二段が殆ど動かず打たせながら打つという事に徹したからです。
前の二試合で動きは読めていたNamekawa二段ですが、そうした動きは承知の上で自分の間合いでの攻勢をかけてきます。
じっくり構えたSonoda(T)二段はなかなか崩れませんが、そこは二段の実力者、一瞬の隙をのがさず上段の振り打を見事決めます。
その後は互いに肉薄した攻防を展開しますがポイント差はつかず延長の末、先の振り打の有効が効いてNamekawa二段の勝利となります。
延長戦では互いに良い中段の回蹴の応答があり、防具を付けていないNamekawa二段は最後の一発はかなり効きましたと言っていましたがSonoda(T)二段も同じような中段をもらっておりこの点では双方良い蹴りを出していたと思います。
左 Namekawa二段の振り打(有効) 左 Sonoda(T)二段の中段回蹴
次は重い突き、蹴りの持ち主Tobe2級です。
この試合は動きの良いNamekawa二段がリズムに乗った軽快な動きでTobe2級の持ち味を上手に殺していました。
序盤にTobe2級が勇んででるところをタイミングの良い出足払い気味の下段蹴りで転倒させたり、注意が下に行ったところをタイミング良く上段突きを決めたり流れを積んで完全に相手をコントロールしていました。Tobe2級は最後までパワフルな地力を発揮するチャンスを与えられずNamekawa二段の長所が光った試合でした。
左 Namekawa二段の下段(インロー)が決まる 手前 Namekawa二段の上段突
次の相手はNito三段です。
Nito三段も今日は相手に打たせるという組手を展開しました。
剛柔流うの基本である猫足立を多様し、Namekawa二段の外股、内股を打ち分ける下段攻撃にも殆ど体勢を崩さず対処していました。
ただ課題を防御に置いたせいか攻撃の手数がやや少なく、最後まで攻撃に徹したNamekawa二段が延長の末僅差判定で勝利しました。
勝敗とは関係なくなかなか中身の濃い一戦でした。
右 Namekawa二段の下段蹴を猫足の体勢を崩さず受けるNito三段 左 Namekawa二段の前蹴攻撃
決勝戦はベテランのSaisyo初段とNamekawa二段の対戦となりました。
Saisyo初段は重い突きの連打が武器で、そのモードに入られると場外までなかなか反撃のチャンスをつかめにくくなります。
最近は肘の故障でちょっと威力にかげりがあったのですが最近だいぶ復調してきて以前の威力に戻りつつあります。
ただ仕事が忙しくてなかなか稽古の時間が取れないのが残念だと話していました。
今日は動きの速いNamekawa二段との久々の対戦となりました。
序盤何度かもう一歩の突きがあったのですが、腰の入りと極めがいまいっぽで有効ポイントとならなかったのは惜しまれるところです。
終盤立て続けに振り打ち、上段突きと有効ポイントを取ったNamekawa二段が合わせて技有一となり勝利しました。
今日はNamnekawa二段の優勝となりましたが、皆それぞれ自分の課題を試した良い稽古ができたと思います。
この後は私が指名して面白く、内容の濃いいくもの組手が展開されました。
対戦者同士はもちろんですが見る者にとっても得る所が多い稽古ができたと思います。
左 Saisyo初段の惜しい上段突き 左 Namekawa二段の腰の入った上段突(有効)
2012/01/22
我孫子昼の部の稽古です。
今日は久しぶりに酔っ払い師範の登場です。
Uno一家はTetuo君が特に元気一杯でした。
私と同じ靴下を履かずに素足で道場に来ました。
今日はManaちゃとTetuo君が乱取を行いましたが噛み合った良い組手になっていました。
Zoiちゃんもどんどん上手になっています。
しかし今日は酔っ払い師範との組手で前蹴を肘で落とされ飛び跳ねて痛がっていましたがコールドスプレーで痛みを抑えてすぐ稽古に復帰、なかなか根性があります。
今日は酔っ払い師範、Uno二段、Ando初段と強豪がそろいましたので、それぞれの組み合わせで3本模範組手を行ってもらいました。
こうした上手な人の組手を見る事も大事な稽古の一部です。
乱取稽古 Tetuo君とそうめうManaちゃんの初顔合わせ。Tetuo君が良い蹴りを出しています。
左 Zoiちゃん 相手の目を見て攻撃するように指導 右 Zoiちゃん 下段を蹴るときも視線を下げないようになりました。
左 Ando初段 右Uno二段 左Uno二段 右 Ando初段
左 酔っ払い師範 右 Uno二段
乱取 Manaちゃん足がよく上がっています。
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2012/01/21
17日の世田谷道場での稽古写真を追加しています。
2012/01/18
我孫子道場の稽古からお話しましす。
今日は大変意義のある稽古ができました。
我孫子今年に入って道場に活気があふれています。
稽古に参加する会員が多いというか、いつも多彩な顔ぶれになることが多いのです。
個人的にはたまにしか参加できない会員も多いのですが、それが入れ替わり立ち代りになっており顔ぶれが毎回変わってそれが新しい刺激を生み、変化に富んだ稽古内容になります。
今日は防御の心構えということをテーマにしました。
防御にはハードな防御とソフトな防御が存在します。
ハードな防御は受けが即ち攻撃になる、破壊的な防御です。ソフトな防御とは相手の攻撃を柔らかく殺す、いなす、さばくといった流れの中で行う柔らかい防御です。
どちらも技術としては大切なのですが、今日はソフトな防御を心がけるということをテーマにしてみました。
防具を着用したライトコンタクトで勝抜戦を行いました。
今日は本当にメンバーが多彩で初戦から面白い展開となりました。
Kumagai2級とTakeda3級です。
タイプは違いますがセンスがあり上達スピードが速いことでは共通しています。
今日は突きのTakeda対蹴りのKumagaiという内容になりました。
序盤はNakagawa初段にいろいろアドバイスをもらっているTakeda3級の鋭い突きが決まり有効を先取します。
しかし後半Kumagai2級のの蹴技が炸裂し引き分け延長となります。
最後はKumagai2級の上段回蹴がきれいに決まり勝負は決着しました。
回蹴を決めた後、Kumagai2級は転倒しますが、これは回蹴を止めたためであり、実戦であれば瞬間に降り抜くこともできたわけでKumagai2級の技ありとしました。
手前 Takeda3級の上段突きが入る 右 Takeda3級の上段突
左 Kumagai2級の上段回蹴が決まる 手前Kumagai2級の上段回蹴が極まる
次の対戦者はArai3級です。
Arai3級の上達もものすごいものがあります。もともと伝統系四段の実績があるとはいえ、60歳を超えて未経験のフルコンにチャレンジし、一般部でメキメキ実力を上げているというのはある意味驚異とも言えます。
今日もスピードも体力もある茶帯の大学生Kumagai2級と丁々発止の勝負を展開します。
驚いたのは途中で二段蹴りを繰り出したことです。決まりこそしませんでしたが軽がると跳躍する躍動感はとても60歳を超えた人とは思えません。その後も鋭い突き技を繰り出し内容は拮抗していましたが延長戦の末僅差判定で勝利しました。
右 Arai3級の二段蹴りの二発め 左 Arai3級の上段突き
次は安定した実力のあるAndo初段です。
これも延長の末きわどい判定となったのですが積極性においてやや勝ったArai3級が僅差判定で勝ちました。
Ando初段は、稽古の時はもう少しリスクをとった攻防を試みても良いでしょう。稽古では勝負より収穫に重きをおくべきです。
右 Ando初段の後蹴 左 Arai3級の上段突、これは腰が入っていないので不十分
次の対戦はある意味今日の組手の名で最高の一つに数えられるものです。
Takasima2級は重篤な病気をいくつも克服して武道に復帰しました。空手だけでなく合気道も長い経験があります。
しかし病気のため全てをあきらめなくてはならない運命になったのです。
しかし彼は不屈の精神で60歳を過ぎてカムバックを果たします。
そして地獄の5人組手を完遂して茶帯を取得するのです。
今日は我孫子の60歳代の両雄の対決となりました。二人ともカムバック組みですがArai3級は伝統系出身、Takasima2級はフルコン出身という違いがあります。
まず特筆すべきは両者とも高い戦闘意欲と勇気の持ち主だということです。
そして戦いを楽しむ心の余裕も持っています。勝敗にはこだわりませんが全力を尽くす事に関しては何の躊躇もありません。
内容は均衡しており勝敗は最後までわからない緊迫したものとなりました。
延長の末Arai3級の出した順突に対してクロスカウンターで出したTakasima2級の突きが決まりこれが最後の判定での僅差となりTakasima2級の勝利となりました。
この二人は生涯空手という現空研の目標を高いレベルで実践している空手家であり若い人も目標として大いに見習ってほしいと思います。
しかしこの二人はまだまだ発展途上であることが末恐ろしく感じます。
左 Arai3級の上段突きを右Takasima2級はガード 右Arai3級の上段突きと左Takasima2級のカウンターが交錯
次はいよいよHayasi二段との対戦です。
ただこの対戦はHayasi二段が上段突きで有効を取った後、掌底が運悪くArai3級のアゴにあたりましたので大事を取って試合は中断、勝負なしとしてTakasima2級には休んでもらい次の対戦へ移りました。
左 Hayasi二段の上段突き 右Takasima2級
いよいよ黒帯同士の対戦です。
Hayasi二段とNakagawa初段の対戦はいつも激しいものになります。
今日も気合の入った二人の組手は見ごたえがありました。
両者当てる場面がありましたので注意をしましたが内容はすばらしものでした。
決定的な有効打は延長戦でもありませんでしたが皮一枚の攻防戦を若干コントロールしていたNakagawa初段の僅差判定勝としました。
左 Nakagawa初段の上段を攻める右Hayasi二段 左Hayasi二段の上段の攻めを上手にいなすNakagawa初段
次はアビ二段とNakagawa初段の対戦です。
この二人もいつも良い勝負になります。
アビ二段の圧倒的なパワーをいかにかいくぐってNakagawa初段が自分の距離で技を出せるかがポイントになります。
序盤はNakagawa初段の飛び込みをタイミングの良い前蹴などで抑えていたアビ二段ですが一瞬の隙をつかれて上段突きをもらってしまいます。
それをきっかけにアビ二段も攻勢をかけます。本戦はポイントと有効1を取ったNakagawa初段ですが延長に入りアビ二段の猛攻の前に相打ちのケースも増えてきました。
終盤アビ二段の上段突きが決まり有効1を返します。
激しい攻防のまま時間切れとなりました。ポイントの差はありませんでしたが若干自分の距離を掴む場面が多かったNakagawa初段の僅差判定の勝利としました。
左アビ二段のけん制の前蹴 右Nakagawa初段のタイミングの良い上段突
左 アビ二段の上段突き 左 Nakagawa初段 右 アヒ二段の相打ち
決勝戦はNakagawa初段対Ikeda三段になりました。
この二人もいつも接戦になります。
持ち味は違うのですが、技術レベルは共に高くまた勇気もあって研究熱心です。
Ikeda三段は様々な流派との試合経験も豊かですし柔道もなかなかの腕前です。
今日は試合開始早々組み合う局面がありましたがうまく相手を潰す技術はなかなかのものでした。
組んだ状態がもつれてなく危険ではなかったので途中まで「待て」は出さず経緯を見ました。
倒れてからの攻防は危険性が多いので倒れた時点で「待て」を宣告しました。
本戦では互いに明確なポイントはなく延長戦に入りました。
延長戦ではNakagawa初段がやや攻勢をかけていましたがポイント差にはいたりませんでした。
トータルで判断してIkeda三段の僅差判定勝ちとしました。
下 Nakagawa初段 を押さえ込む 上Ikeda三段 左 Nakagawa初段の上段突きは止まってないのでポイントなし
女子部はMikiちゃんの対戦相手がいなかったのでNakagawa初段が相手になります。
Mikiちゃんは気合もだせて動きもだんだん様になってきました。中段突きもきれいな形で基本どおりに出しています。
これからどんどん強くなっていくでしょう。
左Mikiちゃんに軽い回蹴を出すNakagawa初段 左Mikiちゃんの中段逆突
2012/01/18-2
新しいコラムを追加しました。護身術のうそ (2012/01/18)
昨日は世田谷道場で稽古を行いました。
なかなか中身の濃い稽古ができましたが時間がないので内容の紹介は今日の我孫子の稽古の後まとめて明日アップします。
14日の内容も後半続きがありますので時間があれば追加する予定です。
2012/01/17
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
すごい冷え込みでしたが少年部はそこそこ人数も集まって熱い戦いができました。
今日は一年生はWatanabe(Y)君一人なのでいきなり上級生との対戦になります。
二年生のIto(T)7級です。
Watanabe(Y)君は本当に元気があり、Ito(T)7級にも臆することなく全力で向かっていきます。
しかしIto(T)7級はさすがに帯が上で落ち着いて対処します。
左 Watanabe(Y)10級の前蹴 右 Ito(T)7級 左 Watanabe(Y)10級 右 Ito(T)7級の回蹴
次はIto(T)7級対Oya8級の二年生同士の対戦です。
Oya君は入門が少し後ですが負けん気が強く、特に突きが良くて連打もどんどん出ます。ぐんぐん伸びています。
二人ともいつも接戦になるのですが今日はIto(T)君が特に調子良く、上段回蹴などを的確に決めて勝利しました。
左 Ito(T)7級の上段回蹴が決まる 右Oya8級 左 Ito(T)7級 右Oya8級の相打ち
Ito(T)君の次の相手は3年生のTuji5級です。
学年も帯も上のTuj君には普段からなかなか勝つことはできません。
しかし今日のIto(T)君は違っていました。格上のTuji5級に臆するところなく立ち向かっていきました。
特に蹴技が強いTuji5級に蹴り負けしなかったところが今日の勝ちにつながりました。
左 Tuji5級の上段回蹴を受ける 右 Ito(T)7級 左 Tuji5級を 右 Ito(T)7級が上段回蹴で攻める。
左 Ito(T)7級の上段突きが見事決まる。
次の対戦者は2年生のIwaki(T)君7級です。
Iwaki(T)君はIto(T)君と同期生になります。ですからこの二人は良く対戦し毎回元気一杯の組手をします。
今日は本戦でIto(T)君が上段突の先手を取りましたが有効差が1だったのでそのまま遠延長戦に入りました。
今日は全体的にIto(T)君が押し気味だったのですが終了間際にIwaki(T)君の放った上段回蹴が見事に決まり、逆転勝利となりました。
二人ともとても良いできでした。
奥 Ito(T)7級の上段突で有効ポイント 左 Iwaki(T)7級の上段回蹴(技あり)
今日は次の相手は6年生のChiba(S)君2級となります。
2年生と6年生ではまともに勝負したら2年生はかないっこないのですが、現空研は相手が自分より弱かったり初心者の場合は相手に怪我をさせるような攻撃はしないように指導しています。
手を抜くというのではなく、相手のレベルに応じた戦い方で真剣に行うという事です。現空研の少年部は皆このことは良く理解しています。
ですからChiba(S)君は2年生のIwaki(T)君を力任せに攻撃するということはしません。
それでも要所要所では技を決めます。
しかし今日のIwaki(T)君はすばらしい盛り返しを見せます。先の試合と同様起死回生の上段回蹴をきれいに決めて延長戦へともつれこむのです。
さすがに延長戦では6年生2級のChiba(S)君が地力を発揮して勝ちますがそれでもIwaki(T)君はすばらしかった。
左 Iwaki(T)7級が懸命に 右Chiba(S)2級6年生に立ち向かいます。 右Chiba(S)2級の上段突きが決まる
手前 Iwaki(T)7級 起死回生の上段回蹴
いよいよ茶帯同士の対戦です。次の相手は6年生のKakizaki2級です。
Kakizaki君は少年部きってのパワーファイターで常に相手に圧力をかけていきます。
Chiba君も負けじと応戦します。互いに蹴りの応酬となりましたが明確なポイント差はなし。
延長戦に入って終盤Kakizaki君の上段回蹴が決まり勝負がつきました。
右 Chiba2級の中段回蹴 左 Kakizaki2級の上段回蹴
最後は同じく6年生で2級のIto(Y)君です。
Ito(Y)君は技のきれがあり、突、蹴ともバランスのとれた攻防が身上です。
Kakizaki君はパワーにものを言わせて圧力をかけますがIto君もタイミングを見て有効な反撃を行い互いに譲らぬ白熱した組み手となりました。
延長の末引き分け。
左 Ito(Y)2級のしなりの効いた回蹴 左 Kakizaki2級の力強い回蹴
世田谷道場は年が明け早々は一般部の参加が少なかったのですが今回あたりから人数が増えてきました。
一番手はAizawa4級です。Aizawa4級は目黒、世田谷どちらも参加することが多く稽古熱心な一人です。
その効果はてきめんで体重は軽量なのですがその不利なところを動きの良さで十分カバーできるところまで来ています。
今日は少林寺拳法出身のSuzuki4級との対戦です。
怪我の治ったSuzuki4級は今日はバワフルな突きを主体で攻めました。一方Aizawa4級は上がるようになった左右の回蹴で対抗します。延長の末Suzuki4級が上段の突きを決めて勝利します。
左 Aizawa4級の上段回蹴 右 Suzuki4級の鋭い上段突
次の対戦もなかなか面白い展開となりました。
相手はYagi3級です。Yagi3級は高校時代は柔道部、大学時代は空手部に所属していた硬派で格闘センスもありめきめき強くなっています。どちらかと言うと突きのスピードで勝負をつけることが多かったのですが今日は蹴技が目立ちました。
Suzuki4級は今日は突き主体で攻めていたのですがその裏をとったきれいなカウンターの上段回蹴がまずきまります。(技あり)
しかしSuzuki4級もすぐ上段突で有効を取り返します。その後またしてもSuzuki4級が上段突で有効を取りポイントはイーブンになり延長戦へとなだれこみました。
これはもつれた試合になりそうだと思った瞬間Yagi3級がまたしてもきれいな上段回蹴を決め、これで決着がつきました。
今日はYagi3級が大活躍しそうな予感がしてきました。
左 Yagi3級の上段回蹴、技あり 右 Suzuki4級の上段突き、有効
左 Suzuki4級の上段突き、有効 左 Yagi3級の上段回蹴、技あり
次はSinozaki3級です。Sinozaki3級は足技が得意ですがパワーもありますのでなかなか攻めるのは難しい相手です。
Yagi3級は最初から鋭い前蹴などでSinozaki3級得意の接近戦にもちこませぬようにしますが多少疲れもでており、そこをぐいぐいと前に出てくるSinozaki3級と打撃戦となります。
本戦では決着がつかず延長に入ったところ、又しても上段の回蹴がきれいにきまり、技あり。そこで決着がついたのです。
右 Yagi3級の強烈な前蹴 右 Sinozaki3級の圧力のある回蹴
次の対戦相手はHirayama初段です。
Hirayama初段も伝統系の出身で突技の速さでは定評があります。
今日は蹴技が冴えまくっているYagi3級は開始早々から上段回蹴で攻めていきます。
しかし、さすがに疲れもたまってきて動作が大きくなったところはカウンターの突きを返される場面が多くなってきました。
Yagi3級も突は速いので互いに交錯するシーンもありましたが、スタミナ十分のHirayama初段は余裕があり有効ポイントを重ねて勝利しました。
手前 Yagi3級の良く上がった上段回蹴 右 Hirayama初段のカウンターの上段突
ここから二週目に入りさすが黒帯の地力を見せたHirayama初段は連続で勝ち抜いて行き、再度Yagi3級との対戦となりました。
アクシデントが起きたのはこの時です。
Yagi3級の出した左前蹴をHirayama初段がブロックします。
その時Yagi3級の上足底がHirayama初段の猿肘を直撃することになります。
ちょっといやな乾いた音がしました。
大事を取ってすぐ試合を中断しました。
足の指ではなく上足底なので指の脱臼とか骨折はなさそうですが足の裏がかなり痛そうでした。
右 Yagi3級の前蹴が左Hirayama初段の肘を直撃
その後試合は続行され最終戦はHirayama初段とSinozaki3級の対戦となり、両者緊迫した試合を展開、延長の末引き分けとなり今日の勝抜戦は終了しました。
2012/01/14
歩きながらリズムを崩さず拳を自由にだせるようにする訓練
本日はパワーファイターのオンパレードとなりました。
体重も重量級が揃い組手は大変重量感のあるものになりました。
勝抜戦は変化を付けた帯順と体重順の2回連続で行いました。
初戦はパワーでは定評があるWatanabe初段とYokozeki3級の対戦です。
Watanabe初段は久しぶりの参加ですが今日は防具無しで全組手を行いました。
Yokozeki3級もパワーがありますのでお互い正面からぶつかり合うガチンコ組手になりましたがやはり地力に勝るWatanabe初段が終始攻勢を保ち勝ちを収めました。
左 Watanabe初段の迫力ある前蹴 右 Yokozeki3級
次の対戦者はMorikawa1級です。
Morikawa1級はパワーだけでなく多彩な足技の持ち主です。
この二人はパワーという共通点はあるのですが持ち味はそれぞれ個性があって異なります。
開始早々Morikawa1級は多彩な蹴技で攻勢をかけますがWatanabe初段の鋭い下段蹴でバランスを崩されます。
Watanabe初段の上段突きで有効ポイントは付きますが延長戦へ。
ここでも一進一退の攻防戦となります。終盤Watanabe初段の下段をすかしたMorikawa1級の上段突がきまり有効ポイントを取ります。ここで時間切れ。
双方有効1づつですが僅差でMorikawa1級が勝利しました。
左 Morikawa1級を下段蹴で攻める右Watanabe初段 右Watanabe初段の下段蹴をすかして上段突きを決めるMorikawa1級
次の対戦も大変面白いものでした。Endo初段は二段に近い存在ですしMorikawa1級も今年10人組手を控え黒帯に最も近い一人です。
ともにパワーファイターでもあります。
Morikawa1級はチャレンジャーの立場にふさわしい積極的な攻勢にでます。
しかし地力のあるEndo初段は下がりません。一瞬の隙をついた上段逆回蹴が見事にきまり技有を先取。
その後Morikawa1級もも猛攻を続けますが、逆に上段回蹴を受けられそのまま押し倒されそうになったり最終的にはEndo初段が本戦で決着をつけました。
左 Endo初段の逆回蹴 右 Morikawa1級 左 Morikawa1級の上段蹴を外受で受けながら押し込むEndo初段
次の挑戦者はTobe2級です。今日は帯を忘れてきて白帯で稽古をしていますが本当は茶帯です。
Tobe2級は怪我も感知し従来の重い突き蹴りが復活してきています。
この対戦もパワーファイター同士ということもあり迫力のある展開となりました。
決着をつけたのはEndo初段の上段回蹴です。審判の私の位置から見えなかったので反対側で見ていた会員に入ったかどうかを確認して判定しました。
と言うのもその直後Tobe2級が蹴られた足を取って後方に倒したからです。
その前に蹴りが入っていたかどうかでこの転倒の意味が大きく変わります。
と言うのは、現空研は上段の攻撃は基本的に寸止めで行っています。(蹴りは良しというルールで行う事もあります)
本日はライトコンタクトで上段は寸止ルールでした。
寸止の場合上段は止めなければなりません。
攻撃を受けた場合、その寸止めされた足を取って反撃してもそれは意味がありません。本来(寸止めしなかったら)倒されていたかもしれないからです。
ですから、確認をとったのです。入っていたという声が多く、今回ビデオで確認してもやはり技を決まっていましたので判定は正しかったことになります。
ここで皆さんにこの機会に注意を喚起しておきたいことがあります。
寸止ルールで特に蹴りを寸止めされた後、その足を掴んで技をかけるケースはわりと良く見ます。
今回のように流れの中で思わず出ることはありますが、蹴られた後のこうした行動は、本来相手が寸止しなかったら自分は倒されていたかもしれないという謙虚な気持ちを持って下さい。
そうでないと寸止めできない事になります。(寸止めすると自分が危険なため)
ただ、初心者の全く威力のない上段回蹴などに関しては上級者は教えるという意味で敢えて蹴らせてその足を優しく持ち上げて安全に転倒させる場合もありますので初心者は勘違いしないようにしてください。
今回は流れの中での結果で双方とも問題は無いことは付記しておきます。
左 Endo初段の上段回蹴が決まる。 右 TObe2級の上段回蹴
次はUchida初段の登場です。彼も有力な二段候補です。体重は今日106kgと言っていました。
Uchida初段は現空研大会無差別級優勝実績もあり体力だけでなくスピードもしります。
今日は何か突技の秘策を練ってきたようで構えから違っていました。
その研究してきた上段突きを何発もEndo初段に対して実験しているようでした。
最初は力みが見えていたのですが、ついに綺麗な上段突きを決めることができました。
Endo初段も簡単には押されません。回蹴りや後蹴のカウンター攻撃にでますが今日はUchida初段の前に出る圧力に押されて技有を取るまでにはいたらず僅差判定でUchida初段が勝ちました。
右 Uchida初段のための効いた上段突きが決まる 左 Endo初段の渾身の回蹴も距離を詰められて不発に
決勝戦は Uchida初段VS Sonoda(T)二段となりました。
初段対二段ですが体重は106kgと65kg なので体重差は約40kg。
しかしSonoda(T)二段は子供の頃より自分の何倍も体重の重い大人と稽古してきましたので少々の体重差は体で覚え対処方法が身についています。
しかしUchida初段は単なる大男ではありません。筋肉質の体から繰り出す突、蹴はパワーだけでなくスピードもあるのです。
そして研究熱心さでは誰にもひけをとりません。
この二人は比較的よく対戦するのですがいつも面白い展開となります。
今日はUchida初段が上段突きに工夫こらした攻め方をしましのでいつもとは少し違う組手が見られました。
最初は双方軽い蹴りあいから入りましたが、すぐに両者距離を詰めた接近戦となっていきました。
距離を詰めるのはたのはUchida初段からが多かったのですがSonoda(T)二段も今日は簡単には下がりません。
相手の出鼻をねらった思い切りの良いカウンター攻撃で対抗します。
非常に緊迫感のある試合展開となりました。
互いに顔面への突きを狙い互いに下がりませんので相打ちになるケースや皮一枚の差となる場面が多く、審判泣かせの試合でした。
やや的確さで勝っているSonoda(T)二段の勝利としましたが、蹴り合いのときの圧力はUchida初段に分がありました。
双方とも勇気みなぎる試合展開だったことは評価に値します。
左 Uchida初段の上段回蹴 右Sonoda二段 左Uchida初段 右Sonoda二段の後回蹴
左 Uchida初段の中段回蹴 右Sonoda二段 左Uchida初段 右Sonoda二段の上段突
右 Uchida初段の中段回蹴にあわせて左Sonoda二段が下段蹴で返す。 右 交錯する両者の上段突
左Uchida初段突きをかわして右Sonoda二段がカウンター気味の上段突を返す。
つづく
2012/01/10
我孫子道場の夜の部の初稽古です。
大阪から通いの会員の方(出張を利用して稽古に来ています)から質問をされていた関節技を最初に稽古することにしました。
基本の型があるのですが、最初に簡単な体験をしてもらったほうが理解が速くなるとおもいましたのでまず実戦を想定した簡単な応用編から入りました。
合気道や柔道と違って空手の関節技は双方の突き、蹴りを想定した上で行わなければなりません。
関節技は90%はポジションで決まります。まず掴むポイントを明確に覚えなくてはいけません。
基本どおりに掴めたらまず関節技はかかります。逆に上手に掴めなかったら空手家は関節技にこだわる必要はありません。
もっと手っ取り早い突き、蹴りの技があるかです。
接近戦でもみ合いの中良いポジションが取れたらすかさず関節に入れば良いのです。
関節技の原理は人間の筋力の弱点(方向や位置)を知り、それをテコの原理で攻めることです。
今日は体重100kg筋肉の塊元アイスホッケー選手のアビ二段に実験台になってもらい小柄な女の子のMikiちゃんにつぼを押さえてもらうことで大男のアビ二段が全く起き上がれないという事で人間の筋力の不思議さと言うか不均衡な点を理解してもらいました。
こちらは力をあまり使わずに相手の力を封じ込める事、これが関節技の面白いところです。というか人間の肉体構造には多くの弱点があるということです。
手首を極められると倒れるしか道はなくなります。 急所を一本拳で突けば軽くても悶絶します。
首にも弱い方向があります。 ポイントと角度が決まればどんな怪力でも起き上がれません。
全員で体験してもらいます。コツをつかんでしまえば簡単ですが、実戦で使えるレベルとなると体で覚えていなければなりません。
組手の勝抜戦は一応帯順、体重順に並ばせた後適当に変化を付けました。
Nakagawa初段はまだ腰が完全ではないので先頭に来てもらいました。
最初はTakeda3級との対戦です。Takeda3級はもともと良い運動神経の持ち主で中国拳法の経験もあり急激に強くなりつつあります。今日も積極的な攻めを見せていましたが顔面の防御に慣れてなく上段突きでポイントを取られました。
左 Takeda3級の力強い前蹴 右 Nakagawa初段
次はAndo初段です。
Ando初段もいつも攻めは積極的なのですが、どうもワンパターンに終始するきらいがあります。
タイミングを読まれてカウンターの突きを取られるという形から脱却しなければなりません。進むことと退くことを攻めの気持ちの中でバランスをとりましょう。
左 Nakagawa初段 右 Ando初段の前蹴 左 Ando初段 右ANakagawa初段の上段突が決まる
次は面白い対戦でした。最近地力を発揮してきたArai3級の登場です。
Arai3級は66歳ですが日を追うごとに強さが増している脅威の存在です。元々伝統系で四段、全空連でも三段の実績をお持ちですが、現空研のフルコンルールへの対応も早く全く年齢を感じさせない若々しい組手を展開します。
又割も180度開きますし、腕立てや拳立ても片手でこなすほどの身体能力の持ち主でもあります。おそらく70歳になっても80歳になっても最強への道を進まれるでしょう。
今日もこの二人は緊迫感のある組手を展開していました。延長を通じてポイント差は無かったのですがNakagawa初段が腰をかばって若干待ち気味だった点を考慮して僅差判定でArai3級の勝ちとしました。
左 Arai3級の飛び込んでの上段突 右Nakagawa初段 左Arai3級の上段突と 右Nakagawa初段のタウンターが交錯
次に登場のIwata君は新会員です。大阪からの通いです。
地元の有名フルコン道場にも通っています。顔面有ルールに慣れていないのでまだ間合いを掴みきれていないのでなかなか自分の力を発揮できない状況ですが大変研究熱心なのですぐ慣れて本来の力を発揮できるようになるでしょう。
左 Arai3級の上段順突 右 Iwata君 左 Iwata君の下段回蹴 右 Arai3級の膝受け
左 Iwata君 右 Arai3級の横蹴
いよいよ二段の登場です。Hayasi二段は勝抜戦優勝の常連で特に突は威力があります。
今日はArai3級との対戦となりましたがこの組み合わせは普段はあまりありません。
したがって両者新鮮な気持ちと緊張感があったのではないでしょうか。
試合は地力で勝るHayasi二段がポイントを重ねたのですがArai3級も一歩も後退せず相打ち覚悟のカウンター攻撃で対抗しましたので迫力ある展開となりました。
左Arai3級の上段突を外側にかわして右Hayasi二段がカウンターの右上段を決める。 手前Hayasi二段の振打が決まる。
強豪のHayasi二段にチャレンジするのは見学二回目のAbeさんです。
フルコン空手、ボクシングの経験者で最初の見学の時も良い動きを見せていました。
今日も大変良い動きで試合開始早々に上段回蹴で技有を先取。Hayasi二段が上段回蹴を決められることは殆どなく、初顔合わせですからラッキーな面があったとしても彼の潜在能力の高さが証明されたと言えます。後半突きで有効ポイントを返されますがそのまま時間切れで勝利しました。慣れない道場での上級者相手の勝ちは賞賛に値します。
左 Abeさんの上段回蹴が決まる 右Hayasi二段 左 Hayasi二段の上段突きが決まる。
しかし次は100k超級のアビ二段です。体力だけでなく技術、スピードもあります。
Abeさんも果敢に攻めますが跳ね返されるシーンが増えてきました。
下段蹴りの応酬でもパワーが違いますので体が宙に舞うシーンが何度か見られました。
それでも最後まで攻めの姿勢は崩さず見事でした。
右Abeさんの強烈な下段蹴も 右アビの膝受けでブロック 左アビ二段の重い下段蹴で体が浮きます。
右ブロックされますが至近距離からの綺麗な回蹴 左アビ二段の上段突が決まる
本日のメインイベントとなるのはアビ二段VS Ikeda三段です。
この両者は顔を合わせる機会は比較的多いのですが、ライトコンタクトとお互い言いながら結構フルに近い組手になることが多いです。今回も内容はフルコンタクトでした。
ただお互いに高い技術を持っていますので危険なシーンはあまりありません。
今回の勝負の幕切れは劇的でした。
本戦では互いに攻撃的な展開で甲乙付けがたい内容でした。
延長に入り両者疲れが出始めた頃一瞬静止状態になります。時計係が残り10秒を告げた瞬間でした、突きに行く初動を見せたIkeda三段がいきなり上段回蹴を放ちます。
裂ぱくの気合とともに放たれた回蹴が綺麗に入りここで勝負が決着しました。
アビ二段はしてやられたという顔をしていました。
左アビ二段の上段突きを外側にかわす右Ikeda三段 左アビ二段の上段回蹴をブロックするIkeda三段
左アビ二段の強烈な中段回蹴 手前 Ikeda三段の見事な上段回蹴が決まった瞬間
女子部はSonoda(M)初段とミキちゃんの対決です。
ミキちゃんは昨年末より基本主体の基本部から組手ありの一般部へ転向しました。
まだ組手に慣れていないのですが入門時からみれば格段の進歩がうかがえます。
このまま順調に稽古を積めば色帯になるのはそんなに先の話ではないでしょう。
左 Sonoda(M)初段 右 Mikiちゃん
左 Sonoda(M)初段 右 Mikiちゃんの中段る回蹴 左 Mikiちゃん 右 Sonoda(M)初段の上段回蹴
最後は全員の乱取で締めました。
今日は木村師範も稽古をつけます。
左 木村師範に挑戦するMikiちゃん 左 Ando初段も 右 木村師範にチャレンジ
今日は我孫子の本格的な稽古初めなので、現空研が短い稽古時間で成果をあげられる理由をいくつかお話しました。
5分間の予定でしたがやはり時間をオーバーしてしまいました。
時間どおりに話をまとめるのも状況コントロール能力の一つです。反省。
2012/01/10
世田谷道場の初稽古です。
少年部は今年最初の稽古になります。
世田谷はこの冬一番位の寒さでしたが子供たちは元気に初稽古ができました。
しばらく休みが続いたので今日は柔軟をみっちりやりました。
少年部の上達は本当に速いですね。去年、今年と特に低学年の少年たちの上達が目立ちます。
今日は勝ち抜き戦はいつもの帯順ではなくあえて帯色の違う組み合わせで普段なかなか対戦しない組み合わせにして行いました。
いつも全力でぶつかるだけでなく、弱い相手にはそれなりの配慮をしつつ綺麗に勝つ技術も体得してほしいからです。
こういった配慮(優しさ)やテクニックは大人になってトラブルに巻き込まれた時の対処にも役にたちます。
蹴りの形での又割り 皆よく足があがるようになってきました。
組手の最初の対戦はWatanabe(Y)君(一年生)とIwaki(T)君(二年生)です。
Watanabe(Y)君は学校の作文にも空手が大好きと書くほどの空手少年です。
明るく素直ですがいざ試合となると勇気があり常に攻撃の姿勢を見せるファイターに変身します。将来が大変楽しみです。
Iwaki(T)君は一年先輩になります。普段は上級生と当たることが多いのですが今日は一年生のWatanabe(Y)君との対戦となりました。さすがに先輩の貫禄でいつものような上級生にがむしゃらよ向かっていく姿勢は一切なく、常に相手を見て冷静に試合を進めます。最後は一瞬の隙を捉えて鋭い上段回蹴を決めますが、顔面の皮一枚を残してビタリと寸止めをしました。
見事というしかありませんね。
左Watanabe(Y)君(10級)の中段順突 右Iwaki(T)君の右上段回蹴 見事に決まっていますがちゃんと寸止です。
Iwaki(T)君が勝ち残り次は一年生ですが女の子のTakeOuraちゃんです。
OuraちゃんはSouma君という茶帯の強いお兄ちゃんがいます。大変活発で身体能力も高く男の子にひけをとる所はまったくありません。今日も強豪のIwaki(T)君に正面から向かっていきます。突き、蹴りで精一杯の攻撃をしますが、やはりバワー、技術ともに勝る上級生のIwaki(T)君には上段回蹴で技有を取られます。Iwaki(T)君はこの蹴りもピタリと寸止めで決めます。
左TakeOura10級の中段前蹴 左Iwaki(T)7級の右上段回蹴 技有
次は同じ二年生で8級のOya君です。Oya君は突きに威力があり連打で相手の追い詰めるのが得意です。
この二人は入会も同時期で、何度も対戦しています。
後で登場するIto(T)君も同期でこの3人組は皆それぞれ個性は違いますが、皆順調に強くなっている点では共通しています。
Iwaki(T)君とOya君は延長戦の結果僅差判定でOya8級の勝利となりました。
左Iwaki(T)7級の右上段回蹴 右Oya8級の上段前蹴
次のTuji君は5級です。体力、技術ともかなり上回ります。
さすがに余裕を持った組手で元気一杯のOya君の攻撃を上手に受けて要所要所できれいなカウンター攻撃でポイントを加算していきます。
左 Tuji5級の上段回蹴 右Oya8級の中段突に合わせて 左Tuji5級の上段逆突が決まる。
次は2年生3人組の一人Ito(T)君です。
Ito(T)君はこの後登場する強豪のお兄ちゃんがいます。兄弟揃ってセンスの技の持ち主です。
蹴技が得意です。しかし今日は3年生で帯も上のTuji5級が相手ですからなかなか思うように攻めることができません。
しかし最後まで勇気ある攻撃を続けました。
Tuji(R)君もだいぶ疲れてきましたかそれでも要所ではキチンと技を決めていました。
左 Tuji(R)5級の重い中段突き 右 Ito(T)7級の中段回蹴
次の相手は6年生の茶帯Kakizaki君です。体も大きくパワーもあります。
体を鍛える事が大好きで家でもトレーニングを欠かさないそうです。
3年生では圧倒的なパワーの持ち主のTuji(R)ですがさすがに相手が6年生となると圧倒されます。
しかし敢闘精神は旺盛で一瞬の隙をついては攻勢にでるなど白熱した試合展開となりました。
最後は地力にものを言わせてKakizaki君が勝利します。
右 Tuji(R)5級の力強い中段突 右 Kakizaki2級の上段回蹴
いよいよ6年生同士の対戦です。
Ito(Y)君はIto(T)君(2年生7級)のお兄ちゃんです。突、蹴ともバランスがとれた欠点の少ない空手を行います。
強いて言えばパワーのKakizaki君対技のItl(Y)君の対決といった形です。
これも丁々発止の戦いとなりました。延長の末、若干押し気味だったKakizaki君が僅差判定で勝利しました。
左 Kakizaki2級 右 Ito(Y)2級のしなりのある回蹴 左 Ito(Y)2級 右 Kakizaki2級のパワフルな回蹴
最後は5年生ながら今回黒帯を取得したTanabe(K)君です。
技も切れますが根性もあり、今回難行とも言える10人組手も不屈の精神力で乗り切りました。
しかしKakizaki2級も体力的には上回るものをもっていますし、闘争心では負けていません。
内容は拮抗していましたが、要所で的確に技を決めたTanabe(K)君が黒帯に恥じない組手を展開し最終的には勝利しました。
両者の良い面がともに見られた良い試合で少年部の初稽古にふさわしい内容となりました。
左 Kakizaki2級 右 Tanabe(K)初段の力強い回蹴 左Tanabe(K)初段の回蹴に右Kakizaki2級が突のカウンター
右 Tanabe(K)初段が飛び込んでの上段突きこのポイントが最後の判定で生きる。
少年部 乱取
左 Higano6級 右 Sinozaki3級の中段回蹴 左 Sinozaki3級 右 Higano6級の上段回蹴
Higano6級は基本部での入会ですが組手の上達が目覚しく次期は一般部での昇級審査を薦めました。今日もパワーのあるSinozaki3級と噛み合ったスパーをこなしていました。
2012/01/08
我孫子道場での初稽古です。
アメリカからの留学生のZoiちゃんも皆勤で初稽古を行いました。
今日はまず徹底的な柔軟から行いましたが、Zoiちゃんはバネがあってしかも体がやわらかく本当に格闘技向きです。
少年部のTetuo君も益々足があがるようになってきました。驚異的なのはおねえちゃんのManaちゃんです。全く抵抗感なく頭の上を軽く越してしまいます。総じて女子部は皆柔らかい。
それに比して悲鳴を上げているのは男どもです。
新会員のMorita君は声もでない状態で体中に力が入っています。それで容赦ないKunii2級の補助で結果的にはかなり上がるようになりました。
攻守交替でそのKunii2級も限界超えの喜びの声が響きます。
我孫子の昼の部は初心者が多いので基本にみっちり時間をかけています。
組手は黒帯対初心者という組み合わせで行い、最後に黒帯同士の模範組手を行ってもらいました。
さすがに黒帯同士となるとスピード迫力とも一変し、一瞬にして道場に緊迫感が走ります。
特にTakagi2段VSAndo初段の組手は良かった。
最後は全員で乱取を行って初稽古は終了しました。
左 Zoiちゃん 右 Kikuちゃん 左 Tetuo君 右 Manaちゃん
白帯のMorita君 限界を超えてここまで足があがるようになりました。 Kunii2級も最後の力を振り絞って足を上げます。
左 Morita君の回蹴 右 Uno二段 左 Tetuo君の上段回蹴 右 Kikuちゃん(初段)
左 Takagi二段 VS 右 Ando初段 の模範組手 ZoiちゃんとKikuちゃん(初段)の乱取(スパー)
2012/01/07
東京道場での初稽古を世田谷道場(目黒道場の振替)で行いました。
初稽古にふさわしい寒さでしたが集まった会員は久しぶりの稽古で汗を流していました。
特筆すべきは我孫子道場のNakagawa初段が参加したことです。
Nakagawa初段は昨年の稽古納めにも東京に駆けつけ、飲み会で遅くなって我孫子に帰れなくなりカプセルホテルに泊まったそうです。
膝と腰に故障をかかえながらも組手に参加するなど積極的な姿勢は大したものです。
会の今年の予定や課題を簡単にお話して稽古に入りました。
左 Yokozeki3級 右 Aizawa4級
Aizawa4級は軽量なのですが、最近は積極的な攻めを行うようになり威力も少しづつ増しています。一方Yokozeki3級は恵まれた体力を生かして破壊力のある攻撃が身上です。まだスタミナ配分に難がありますが、現時点ではへたに出し惜しみするより目一杯力を出しつくし動きの中での体力保持の方法を体で覚えていく事が長い目でみると上達への近道となるでしょう。
左 Sinozaki3級の踵落 右 Yokozeki3級 左 Yokozeki3級の飛前蹴 右 Sinozaki3級
Sinozaki3級も久しぶりの稽古です。中国拳法やキックのけいけんがあり変幻自在の組手を行いますが、天性の感の良さもあって上級者にとっても油断のできない存在となっています。バワーもあるのでYokozeki3級とは噛み合った組手となり互いに大技の出し合いとなりました。
左 Sinozaki3級の踵落 右Tobe2級 左 Tobe2級のタイミングの良い上段突 右 Sinozaki3級
Tobe2級は怪我も回復し本来のパワー組手がさらに磨きがかかってきました。
今日は同じくパワーをほこるSinozaki3級を終始押しまくる展開となり技も的確に決めて勝ち抜きました。
しかし次の対戦者Morikawa1級は久々の登場ですが今日はすばらしいできでした。
最初は距離感がつかめず蹴りが空を切る場面もあったのですがだんだん自分の距離を取り戻してきれいな逆回しなど蹴り技主体でバワーファイターのTobe2級の良さを出させない事に成功していました。
左 Morikawa1級 右Tobe2級
次に登場したHituji初段も蹴り技が得意で今日調子の良いMorikawa1級と噛み合った面白い組手となりました。
Morikawa1級の放った逆回蹴が技有となり、その後Hituji初段も切れの良い上段前蹴などで攻めますが技有までは行かず、Morikawa1級の勝ちとなります。
左 Morikawa1級 右Hituji初段の前蹴 左 Morikawa1級の逆回蹴 右Hituji初段
次のNakagawa初段とMorikawa1級の組手は今日最も良かった組手の一つに数えられます。
圧倒的な上段突きのスピードを誇るNakagawa初段ですが、Morikawa1級は終始自分の距離を保つことに徹していました。
下がらず、深追いせず重い蹴技で圧力を加えていました。
Nakagawa初段は腰を痛めていたこともありますが、自分の得意のパターンに持ち込むことがなかなかできず上段蹴りで技有を取られます。その後、上段の突きで鋭い反撃はみられたのですが相手に有効のポイントを取るにはいま一つ腰が入っておらずMorikawa1級が接戦を制しました。
Morikawa1級の勝因はNakagawa初段の突きを恐れず肉を切らせて骨を絶つという精神力にあったと思います。
もちろんNakagawa初段の精神力は誰もが認めるところですが今日はMorikawa1級が上回っていました。
奥 Nakagawa初段 手前 Morikawa1級の上段逆回蹴 左 Morikawa1級の上段回蹴 右 Nakagawa初段
左 Morikawa1級 右 Nakagawa初段の上段突
次に登場のEndo初段は最近の充実ぶりは誰もが認めるところです。
今日好調のMorikawa1級とは迫力ある内容の組手となりました。
どちらも蹴りの重さには定評がありますがその両者が至近距離で蹴り、突きの連続技でせめぎあいました。
延長の末僅差判定でEndo初段の勝ちとなりましたが充実した内容の組み手でした。
左 Endo初段の上段前蹴 右 Morikawa1級 左 Morikawa1級の上段突き 右 Endo初段
さたここから黒帯同士の対戦となりました。
誰でも必勝の信念で立ち向かうSuematu二段とEndo初段の対戦はいつも実戦さながらの迫力があります。
今日は最初Endo初段が重さのある蹴りでやや押し気味に試合を進めていたのですが、本戦では決着がつきませんでした。
延長にはいり両者ますます厳しい打撃戦となり、まずSuematu二段が上段突きで有効をとります。
残り10秒が告げられEndo初段がポイントを挽回すべく上段回蹴の大技に出たところを足を取られて転倒します。
Suematu二段はその一瞬を逃さずに上段突きを決め一本には不十分ながら文句なしの技有で勝利しました。
Endo初段にとっては残り数秒ということで大技の反撃に出たのが隙を作る結果となりました。
左 Endo初段のめり込むような横蹴 右 Suematu二段 Suematu二段の上段突で技有
左 Sonoda(T)二段 右Suematu二段の上段突 左 Sonoda(T)二段の前蹴 右Suematu二段
次の対戦者はSonoda(T)二段です。
Sonoda(T)二段は今日この後連続で行った二周目の勝ち抜き戦で一人残して全員勝ち抜きを行うのですが、最も接戦だったのがこの緒戦でした。
Suematu二段はEndo初段に続いてSonoda(T)二段も転倒させたのですが、その後のポジション取りで失敗しました。
すぐサイドにまわるか頭の方に回って攻撃を行えばよかったのですが足元から攻撃を行いました。
このポジションは蹴りの反撃を食らいやすく現実に反撃されてしまいました。
最も大きなチャンスを逃した場面です。
第二試合は頭に戻ってAizawa4級が挑戦します。
Aizawa4級も果敢に攻めるのですが、さすがに地力が違いますので簡単に上段回蹴をもらってしまいます。
左 Sonoda(T)二段の上段回蹴 右 Aizawa4級
3人目のYokozeki3級も最初から全力で立ち向かうのですがスピードに勝るSonoda(T)二段の動きに持ち前のパワーがなかなか生かせません。逆にSonoda(T)二段の得意の間合いを作られ蹴技の猛攻を受けてしまいます。
左Yokozeki3級 足を取られて突きで反撃しますが逆に回蹴の反撃を受けます。 左Sonoda(T)二段の上段回蹴
4人目のSinozaki3級との対戦は蹴りの応酬が見ものでした。二人とも蹴技が得意で双方持ち技のオンパレードになりました。
勝負というより互いの技を出し合って楽しんでいるような展開となりましたがやはり17年間の経験の積み重ねが最後の技有をとる差となって現れました。内容は多彩で面白い組手でした。
手前 Sinozaki3級の変則的な後蹴の奇襲 右 Sonoda(T)二段のさそり蹴気味の後蹴
左 Sinozaki3級のよく上がる後蹴 右 Sonoda(T)二段の上段回蹴が決まる
5人目はパワーファイターのTobe2級です。
Tobe2級もこの試合は自分の間合いでの勝負をさせてもらえませんでした。
飛び込む前にカウンターの蹴の攻撃を受けどうしても自分の土俵にもちこむことができないまま上段回蹴の技有を取られてしまい不完全燃焼におわってしまいました。
左 Sonoda(T)二段の上段回蹴 右 Tobe2級 手前 Sonoda(T)二段の後回蹴
6人目は今日最も調子の良い一人のMorikawa1級です。
最初の勝ち抜き戦では対戦がなった二人がここで対戦することになりました。
Morikawa1級は極真会館やキックボクシングの経験を生かした重い下段蹴や接近戦での回蹴に威力があります。
その上最近は突も上手になり死角がすくなくてっています。
今日の二人の対戦は蹴技の応酬となりました。
双方接近戦での蹴りあいで迫力がありましたが勝負勘の良い二人はぎりぎりで相手の攻撃をさけなかなか決定打が取れません。
しかし終了間際にSonoda(T)二段が上段回し後蹴りと連続技をしかけ間合いを極限まで詰めた上で踵音で攻撃、一瞬の虚を疲れたMorikawa1級はこれを避けることができず技ありを取られます。
左 Morikawa1級の流れるようなスムーズな上段回蹴 右 Sonoda(T)二段の絶妙なコントロールで決めた踵落
7人目はHituji初段です。
Hituji初段は蹴り技が得意なのですが接近しての突き技もきれがあるので対戦相手はうかつには飛び込めません。
組手全体としてはやはり蹴りの応酬となったのですがお互い単発の攻撃をもらうようなレベルではありませんので膠着状態がつづきました。均整を破ったのはSonoda(T)二段の連続技です。回蹴、後蹴のれんぞく技をタンミングをずらしながらしかけ、最後の後回蹴りがヒットこれが技有となり勝敗が決しました。
左 Hituji初段の前蹴 右 Sonoda(T)二段 左 Hituji初段 右 Sonoda(T)二段の後回蹴が決まる
8人目のNakagawa初段とSonoda(T)二段の試合は今日最も激しい組手となりました。
ここ2試合連続でSonoda(T)二段に不覚をとっているNakagawa初段の気魄はすさまじく、今日は必ず勝つという意気込みが伝わってきました。開始早々やや強引ではありましたが飛び込んでの上段突きがきれいにきまり最初に有効ポイントを取ります。
しかしすぐその後Sonoda(T)二段が猛反撃に転じ、突き、蹴りを織り交ぜた連続技の攻勢にでます。
もつれた中で双方相打ちを覚悟の突き合いとなりますがカウンター気味のSonoda(T)二段が突きで有効を取り戻します。
その後も相譲らぬ攻防が続きますが本戦では決着がつかず延長戦へ。
延長戦は互いに相手の動きを読みあう静かな展開となります。
Nakagawa初段は相手を撹乱させる猫だましのような手を使いますがSonoda(T)二段はそれには乗らず微動だにしません。
殆ど決定的なポイント差はなかったのですが最後の攻勢を取ってSonoda(T)二段の判定勝ちとしました。
右 Nakagawa初段の上段突き有効 左 Sonoda(T)二段の上段突きから回蹴への連続技
左 Nakagawa初段の上段突 右 Sonoda(T)二段の上段突有効
延長戦 左 Nakagawa初段 右 Sonoda(T)二段の前蹴
9人目は毎年パワー技術とも驚異的な向上を続けているEndo初段です。
Endo初段は持ち前の地力を生かして常に圧力をかけ続けます。
本戦は両者相譲らぬ拮抗した戦いになりますが延長戦に入りややスタミナの切れ掛かったonoda(T)二段に接近してのかぎ打ちが入りこれが有効打となり僅差判定でEndo初段の勝利となりSonoda(T)二段の連勝はここまでとなりました。
Endo初段はこの組手を見てもわかるように現空研の標榜する倒せる空手を着実に身に着けていることが伺えます。
左 Endo初段 右 Sonoda(T)二段の中段回蹴 左 Endo初段のがき打ち 右 Sonoda(T)二段
次は今日二度目の対戦となるSuematu二段との対戦です。
一回戦目は完敗だったEndo初段が同じ手は食わないといった厳しい攻めを見せます。
圧力をかけながら手数も多く、 Suematu二段の距離を作らせません。
本戦の終盤ついにEndo初段の必殺の踵落とがきれいにきまり技有をとります。
Suematu二段も起死回生の後回蹴を放ちますがタイムアップ、Endo初段の勝利となりました。
左 Endo初段の踵落 右Suematu二段 左 Endo初段 右Suematu二段の後回蹴
2012/01/01
新年明けましておめでとうございます。
昨年はいろいろ困難の多い年でしたが、今年は辰年ということもあり昇り竜の勢いで活動を活性化したいと考えております。
今年の稽古始めは1月7日(土曜日)の世田谷道場となりますので、心新たに今年の稽古を始めたいと思っております。
昇級・昇段審査、現空研大会と各行事もすぐまいります。
まずは怪我のないように、おのおの与えられた条件の中で上手に時間をやりくりして益々のご健闘を期待いたします。
さて、昨年の稽古納めの後、神田錬成館のYamamoto師範はじめ現空研の会員の方々と様々なお話をいたしました。
その中でYamamoto師範から、次のような質問というかお話をいただきました。
現空研は基本週一回の稽古でありながらあれだけの強豪が多数育っている。
自分の知っている道場では数稽古を基本として猛練習しているところも多数あるが、その実成果はあまりあがっていないようにも思います。現空研の稽古の効率の良さ、稽古の質の良さに驚愕しています。
もちろんYamamoto師範の謙遜というか社交辞令ではあるのですが、私にとっては最高の褒め言葉としてうれしく思いました。
社会人にとっての武道は、恐ろしく時間制限を受けた中での修練を行わなければなりません。
それも単なる健康増進の域ではなく、実効力のある格闘技、武道としての空手道を目指す現空研の目的と手段、その方法論に賛同していただいたわけですから。
ただしYamamoto師範がご自分で行っておられる猛稽古の意義は1番弟子のNojiri二段の尋常ではない実力を見れば語る必要もないほどです。
Nojiri二段が現在監督指導されている拳友会は40年近い歴史があり多くの先輩の方々も現役で活躍されているそうです。
Nojiri二段は謙遜されていましたが実力があるからこそ謙遜できるわけで、稽古量をこなす凄い道場だと推察されます。
いつも思うのですが本当に実力ある人はみな謙虚ですね。本当に見習わなければなりません。
これからもいつでも出稽古においで下さい。そしてお手柔らかにお願いいたします。
久しぶりにコラムを書き足しました。
タイトルは平成24年 あえて日本に苦言を呈します
飲み会でも話題にした日本の現状についての苦言と提案です。
ちょっと長文になったのですが興味のある方は目をとおしてみて下さい。