2011/12/31
今年もとうとう終わりになりました。
何と言っても今年は国難ともいえる東日本大震災、福島原子力発電所の事故に象徴される大変な年となりました。
国全体が非常事態となる中、現空研も道場が使用できない時期が長く続き、現空研大会や夏合宿にも少なからぬ影響を受けました。
しかし新たに仲間になる会員も多く、ここ数年の特徴でもある年齢層の広がりはさらに拡大を見せています。
もともと現空研は壮年部が充実しており、階級によっては一般部を上回る実力者たちが揃っています。
その壮年部も年齢層があがっており、熟年部(?)でも新設しようかなと思う今日この頃です。
もちろんその熟年部も一般部を凌駕するレベルとなると想像されます。
これは、私が考える生涯空手がより明確な現実となることでもあります。
具体的な夢や構想は来年早々にでもお話したいと思っています。
新たな年に向かい皆で空手の道をつき進んで行きましょう。
2011/12/27-3
いよいよ世田谷道場稽古納めの一般部です。
一般部も今年を締めくくるにふさわしい内容となりました。
肝心の世田谷道場の会員の参加者が少なかったのですが、小数ながら個性のある会員が揃い、我孫子からは強豪も参加し、出稽古にこられたYamamoto師範、Nojiri二段という超一級の方々の出稽古もあり中身は最高に意義深い稽古となりました。
組手稽古は稽古納めにふさわしくフルコン、ガチの組手としました。
まあ、社会的にはいろいろ不幸も重なり、景気も悪く、決して明るい一年ではありませんでした。
会員個人個人にとってもいろいろ大変な事も多かったと思います。
そうした鬱積や不満も今日はガチで殴り合うことで全てふっ飛ばしましょうということで帯順での勝抜戦を行いました。
左より Suzuki4級 Yagi3級 Takagi二段 Suematu二段 Yamamoto師範 Nojiriに段 Sugiyama4級 Namekawa二段
Ikeda三段 Sonoda(T)二段 Yokozeki3級 Sonoda会長 Sonoda(I)初段
左 Suzuki4級 右 Yagi3級の強烈な中段逆突
最初の対戦はSuzuki4級対Yagi3級です。
この二人は緑帯ですがSuzuki4級は少林寺拳法でYagi3級は和道流でそれぞれ黒帯を持っています。
Suzuki4級は先月怪我(関節の脱臼)で今日が復帰第一となったのですがブランクを感じさせない攻撃的な空手を行いました。
Yagi3級は渋谷で開業されている歯科医ですが、この後登場するMiwa初段とは高校時代の柔道部仲間で根っからの体育会系です。夏の審査では飛び級で3級を獲得しています。
写真を見てもわかるように開始早々から足を止めての壮絶な打ち合いとなりました。
左 Yokozeki3級の強烈な膝蹴り 右 Yagi3級
次の対戦相手Yokozeki3級は目黒道場にも通う稽古熱心な若者です。体力があり突きの重さは定評のあるところです。
後半スタミナの切れかけたYagi3級に猛烈な膝蹴りで攻勢をかけました。
左 Suematu二段のえぐるような前蹴 右 Yokozeki3級
次に登場のSuematu二段も仕事が忙しく最近はなかなか参加できなかったのですが今日は久々の登場です。
久々とは言ってもさすが二段の実力は抜きん出ていてバワーファイターのYokozeki3級を全く寄せ付けません。
思い切りのよい蹴り技を自在に繰り出し余裕の勝利でした。
左 Miwa初段 右 Suematu二段の飛び込んでの効果的な横蹴りが決まる。
次の対戦者Miwa初段は高校時代は柔道、明治大学ではボディビルで体を鍛えた巨漢です。
技の切れるSuematu二段も体力にまさるバワーファイターとこうしたガチのフルコン組手となると体力の消耗が激しくなります。
接戦となりましたが僅差でSuematu二段の勝利となりました。
左 Sonoda(T)二段 右 Suematu二段の上段後回蹴
次の対戦者はSonoda(T)二段です。
切れのある技の持ち主同士ですが、ガチの二試合を勝ち抜いたSuematu二段はかなり体力を消耗しており、もはや通常の動きはできない状況となっていました。それでも上段の後回を飛ばすなどあくまで攻勢をかける基本姿勢はいつものままです。
左 Suematu二段 右 Sonoda(T)二段の鋭い前蹴 左 Suematu二段 右 Sonoda(T)二段の回蹴
しかし、スタミナの消耗はいかんともし難く、後半は一方的なSonoda(T)二段の冷静な攻撃にさらされます。
左 Nojiri二段の切れのある上段回蹴 右 Sonoda(T)二段 左Nojiri二段右 Sonoda(T)二段のカウンター気味の回蹴
左 Nojiri二段の飛び込んでの横蹴り右 Sonoda(T)二段 左Nojiri二段 右Sonoda(T)二段の近い間合いからの回蹴
さて我孫子でも好試合を演じた二人が再び拳を交わすことになりました。
Yamamoto先生からもメールをいただいたのですが、我孫子からの帰り二人で対Sonoda(T)二段対策を話し合ったそうです。
実は私もSonoda(T)二段に対Nojiri二段戦に向けてのアドバイスをしておりました。
私は体力も技の切れも兼ね備えているNojiri二段に漫然と向かっていっては勝機はない、かと言って避けてばかりではこれまた勝機はない。「後の先」に徹するようにと。
それは、Nojiri二段のような実力者にもし隙があるとすればそれは動作と動作の間にしか見出せない。
それは極めて短い瞬時でしかないので、それを捉え、一旦捉えれば一気に攻勢をかける、というものでした。
そのためには相手に常に攻勢をかけさせねばなりません。
今回何回かチャンスが作れそうでしたが、それはことごとくある声で阻まれました。
それは、そういった場面になるとYamamoto師範が「深追いするな」とアドバイスを飛ばすのです。
全くいやな先生です。(笑)
延長の末決着はつきませんでしたので、後で再試合ということでNojiri二段と対戦したい会員のためにNojiri二段に勝ち残ってもらいました。
左 Ikeda三段 右Nojiri2段の上段回蹴 左 Nojiri二段 右 Ikeda三段の中段正拳
Ikeda三段との対戦は静かに始まりました。
互いに相手の動きを読み、自分の間合いを作るためです。互いに切れのある蹴りを持っていますので緊迫感があります。
顔面への突きを考慮してNojiri二段も不用意な下段などを控えています。
互いの手数は少なかったのですが、レベルの高い攻防でした。有効ポイント差はありませんでした。
左 Namekawa二段の先制の回蹴 右 Nojiri2段 左 Nojiri二段もすかさず回蹴で応戦 右 Namekawa二段
左 Namekawa二段の上段正拳がヒットするも上段は寸止めなのでポイントなし 右 Nojiri二段の中段前蹴
次のNamekawa二段との試合も面白いものになりました。
Namekawa二段は以前にも何回か手合わせしているので、最初からリラックスして攻めていきます。
一方Nojiri二段も待ってましたとばかりの反撃です。
互いに間合いの取り合いとはなりましたが噛み合ったリズミカルな展開となりました。
しかし、一方互いに軸足をねらうなどの厳しい下段の応酬もあり多くの見所のある組手となりました。
この試合もポイント差はありませんが、次のYamamoto師範とNamekawa二段の試合が見たいので僅差判定でNamekawa二段の勝ちとしました。
左 Yamamoto師範の右中段回蹴 右 Namekawa二段の踵落
いよいよYamamoto師範の登場です。
Yamamoto師範は現在も現役を続けておられ引き締まった筋肉質の体は全く年齢を感じさせません。
体も180度の開脚を軽々と行える柔軟性を維持しておられ今日の試合を楽しみにしていたのはご本人だけでなく私や会員たちも同じでした。
現空研でも技の多彩さ切れでは定評のあるNamekawa二段が相手ですから組手が面白くないはずがありません。
しかもガチの試合ですから緊張感はいやがうえにも高まります。
互いに節度はまもりながらも遠慮のない突き、蹴りの応酬となり、本戦、延長とまったくだれのない緊迫感あふれる試合展開となりました。
互いに致命的な攻撃は許さず結果は引き分けとなりました。
今日のこの組手を生で見られた会員は幸せです。
左 Takagi(F)初段の上段正拳 左 Nojiri二段の上段回蹴
少年部のTakagi(F)初段は少年部では最強の一人です。
今日はNojiri2段の胸を借りる事にしました。
Nojiri二段はライトコンタクトTakagi(F)初段は顔面ありのフルコンタクトというハンデをつけて試合を行いました。
最後は上段回蹴をもらい敗れましたが、有効な上段突きを含めて善戦しました。
左 Sugiyama4級の上段突 右Nojiri二段 左 Nojiri二段の上段回蹴 右 Sugiyama4級
遅れて参加したプロボクサーのSugiyama4級も良い機会なのでNojiri2段と組手をやってもらいました。
ハードパンチャーのSugiyama4級も空手ではなかなか思うようにはいきません。時々良い中段突きは入るのですが蹴技を警戒してか今ひとつ効かせるまでには至りません。
終始落ち着いてこれらの突技を裁き要所要所で効果的な蹴技を繰り出すNojiri二段のペースとなりました。
Sugiyama4級もずいぶん勉強になったと思います。
左 Yagi3級のタイミング良い横蹴 右 Nakagawa初段 左 Yagi3級 右 Nakagawa初段の上段突
左 Nakagawa初段 右 Yagi3級のきれいな上段回蹴 左 Yagi3級 右 Nakagawa初段の飛び込んでの上段突
今日は我孫子からNakagawa初段も来ていました。本当はガチのフルコンでやってもらいたかったのですが、我孫子の稽古で早稲田のEguchi初段との組手で腰をいためており今日はライトコンタクトの特別ルールで試合を行ってもらいました。
Yagi3級は大学空手部で活躍した猛者で、試合は伝統系色の強い内容となりました。
Nakagawa初段は思い切りの良い飛び込んでの上段を狙いますが蹴技の上手なYagi3級もやすやすとは入らせません。
上段突きの有効ポイントで僅差判定でNakagawa初段の勝利となりましたがYagi3級の攻撃もなかなかのものでした。
何しろNakagawa初段は腰を痛めているので重量級はさけてNamekawa二段が対戦することになりました。
Namekawa二段の得意とするフルコンタクトルールではないのですが最近突技も研究しているMamekawa二段がじっくりと構えるとさすがのNakagawa初段もなかなか自分の間合いを作ることができません。
本戦はほとんどにらみ合いのまま終了となりました。
両者もっとリラックスして技を出すように促し延長戦となりました。
延長戦でもNakagawa初段はなかなか飛び込めず、リラックスしたNamekawa二段が上段の回蹴りを飛ばします。
しかしこれはギリギリのタイミングでNakagawa初段は首を振ってかわします。
ここで延長がおわり、判定なら攻勢を取ったNamekawa二段に旗が揚がるところですが、せっかくの好カードですから特別に再延長を指示しました。
ここで膠着状況をさけるためNamekawa二段が自分から前蹴で距離をつめていきました。その瞬間をねらったNakagawa初段の上段突きがNamekawa二段を襲います。Namekawa二段は一瞬顔を振って避けますが踏み込みもあったので有効としました。
最終的にはこれがポイント差となり僅差判定でNakagawa初段の勝利となりますが、内容は引き分けと言って良いでしょう。
左Nakagawa初段 右Namekawa二段の至近距離からの上段回蹴 左Nakagawa初段 右Nakagawa初段の上段突。
左 Nojiri二段の上段回蹴 右Takagu二段 左 Nojiri二段 右 右Takagu二段の上段突
Takagi二段は故障を抱えていたのでこれもNojiri二段とライトコンタクトでの組手を行ってもらいました。
上背があり上段突の速さでは現空研でもトップレベルのTakagi二段の突をフルコンに慣れているNojiri二段がどのような試合展開を行うのかが見所となりました。
開始と同時にTakagi二段は上段突きの猛攻をしかけます。それらをたくみなブロックやダッキングでかわしながら蹴りを放つNojiri二段、それをさせじと距離を詰めて上段突きを狙うTakagi二段とのせめぎあいとなる展開でした。
数多くの上段突きのうち二本を有効としてTakagi二段の判定勝ちを宣しましたが、改めてビデオを見るとNojiri二段の上段回蹴がきれいに寸止で決まっているシーンを見つけました。(上写真)私は死角になって左の外受けでブロックされていると思い取りませんでしたが、別の角度のカメラではブロックの内側で止まっているシーンが映し出されています。
これは技有に相当しますので、本来ならば引き分け延長に入るべき組手だったですね。すみません。
左 Nojiri二段 右 Sonoda(T)二段の後回蹴 左 Nojiri二段 右 Sonoda(T)二段のカウンターの前蹴
左 Nojiri二段の上段回蹴 右 Sonoda(T)二段 左 Nojiri二段の上段前蹴 右 Sonoda(T)二段
Nojiri二段とSonoda(T)二段のフルコン再試合を行いました。
最初の試合より両者間合いを詰めての攻防となりました。
互いにもう一歩のところまで攻めますが、勝負勘の良い二人は致命的な攻撃は受けません。試合内容は一回目よりさらに充実していました。両者引き分け。
左 Namekawa二段の上段回蹴 右 Ikeda三段 左 Namekawa二段 右 Ikeda三段の上段順突
Namekawa二段の希望でIkeda三段との対戦。
これも普段なかなか見ない組み合わせで、両者とも高度な技の持ち主なので興味深い体制とてりました。
両者とも隙のない構えで緊迫感がしりました。
結果としては虚をついたNamekawa二段のノーモーションの上段回蹴がきれいに決まりまず技有を先取。
後半Ikeda三段が追い込んでの上段突きの有効ポイントを取りましたが、ここで時間切れ。
Namekawa二段の勝利となりました。
左 Nojiri二段 右 Ikeda三段の上段突 左 Nojiri二段の上段回蹴 右 Ikeda三段
最後はNojiri二段とIkeda三段で組手を行ってもらいました。
Nojiri二段は間合いを詰めて得意の蹴技を決めたいところですが、Ikeda三段のスピードのある上段突のカウンターがあるのでうかつには飛び込めません。
Ikeda三段は何とかして自分のタイミングに誘い込みたい体制ですがYamamoto師範が適宜アドバイスの声をかけIkeda三段の間合いにNojiri二段を入れさせません。
これも大変面白い試合内容となりましたが勝敗の決着はつかず引き分けとなりました。
左 Sonoda(T)二段 右 Miwa初段 最後の乱取でガチの組手
というわけで今年の稽古納めは大変熱気のある稽古納めとなりました。
本当に今年はいろいろ苦難の多い年だったのですが最古をこうした熱い男たちのふれあいで終われた事を多としたいと思います。
そして最後の飲み会となるのですがここではまたYamamoto師範もNojiri二段と現空研会員も交えた大変有意義なお話ができました。内容は新春にでもご紹介したいと思います。
2011/12/27-2
本日は世田谷道場の稽古納めです。
そして現空研の全ての道場の今年最後の稽古日です。
それにふさわしい内容の稽古ができました。
まず、第一に剛柔流空手道神田錬成館のYamamoto師範とNojiri二段(中央大学拳友会 指導者)が我孫子道場に引き続き出稽古に来られたこと。
我孫子の強豪、Ikeda三段(フェアリーズ(Fairies)の師匠)、Nakagawa初段(自衛隊空手四段)、Takagi二段も来たことなどで、普段はなかなか見られない組手が行われました。
今年最後の稽古ということで、現空研ルールのフルコンタクトで試合は行われました。
一試合、一試合道場全体がいつになく緊迫感に包まれました。
内容は初心者はもちろんのこと上級者にとっても全試合勉強になるもので、後ほどゆっくりご紹介したいと思います。
その前に、少年部の稽古について少し紹介しておきます。
冬休みに入り各家庭とも年末のあわただしい中で参加人数は大変少なかったのですが、参加した子たちは皆元気で今年最後の稽古を行いました。
また、今日はIkeda三段の息子さんとTakagi二段の息子さんのFumiya初段も少年部の勝抜戦に参加しました。
皆元気で、今年最後を飾るにふさわしい内容でした。
組手は学年順に並び一年生からの勝ち抜き戦を二回行いました。
一回戦の優勝者はTake(S)君(5年生)2級で二回戦の優勝者はTakagi(F)君 (中1)初段でした。
左 Watanabe(Y)君10級 右 Take(O)ちゃん10級
二人とも1年生ですが、飲み込みが早く、ぐんぐん上達しています。
今年の一年生は皆元気で明るく空手を楽しんでいる様子が伺えます。
今日対戦したこの二人はともに蹴技が上手で間合いの捉え方も大人顔負けのセンスがあり本当に将来が楽しみです。
左Oya君(2年生)8級 Watanabe(Y)君10級
Oya君(2年生)は性格が前向きで負けず嫌いです。いつも前向きで全力を出して取り組みます。空手は当然のことどんどん強くなっていますが、きっと空手以外の勉強もがんばれる素質があります。
左 Tuji君(3年生)5級 右 Oya君(2年生)8級
Tuji君はお兄ちゃんが少年部で黒帯を取った武道兄弟です。
特に蹴り技が上手で、下段から上段まで相手によって巧みに使い分け、大人になった時はすごいレベルに達すると思います。
空手スタイルはまさに現空研空手そのものでフルコンで実力を発揮するパワーファイターです。
しかし、年下の子などには、相手の実力に応じた組手をするなどとてもやさしい一面も持ち合わせています。
奥 Take(S)君(5年生)2級のしなりのある上段回蹴 手前Tuji君(4年生)5級
Take(S)君は今回の昇級審査で茶帯を締めることになりました。
入会したころは、飛んだり跳ねたりやんちゃぶりを発揮していましたか、最近は空手の実力とともに精神的にも余裕が感じられるようになりました。
技術的には2級にふさわしいものを持っています。空手でやしなった武道精神は勉強にもきっと良い影響があるでしょう。将来が楽しみです。
左 Ikeda(T)君6年生 右 Take(S)君(5年生)2級
Ikeda(T)君は我孫子道場のIKeda3段の息子さんで、お父さんの主催する道場で稽古に励む一方現空研我孫子道場にも時々稽古に来ます。
お父さん譲りの蹴り技や多彩な体裁きの技術を持っています。
今日は初めての道場で緊張感もあったと思いますが積極的な攻めで技の切れるTake(S)君を終始押し気味の試合展開となりました。
第一回戦はたまたま上段の突きを二度もらいましたが、二回戦ではリベンジしました。
二人とも内容はすばらしかったと思います。
左 Takagi(F)君 (中1)初段 右 Take(S)君(5年生)2級の気合の入った上段正拳
一回目の決勝戦は黒帯のTakagi(F)君 (中1)初段対Take(S)君(5年生)2級となりました。
この試合も面白い内容でした。
実力は圧倒的にTakagi(F)君 (中1)初段が上なのですが、相手が小学生なのでどのくらい本気でやっていいのかわからないまま、それでも余裕の試合展開だったのですが、飛び込んでの上段突きの上手なTake(S)君に一瞬の隙をつかれて有効打をもらってしまいます。
Take(S)君の果敢な敢闘精神が花開きました。
体力差を考えずにガンガンいけばTakagi(F)君が勝つに決まっていますが、こうした自制の中での試合展開したTake(S)君もりっぱです。
二回戦ではTakagi(F)君は順当に優勝します。
2回戦は決勝戦はTakagi(F)君(中1)初段 対 Ikeda(T)君になりました。
やはり上級生のTakagi(F)君が終始押し気味に試合を展開し、左右の良く上がる足で攻勢をかけますが、Ikeda(T)君も一瞬の隙を狙い果敢に反撃します。Takagi(F)君が優勝し少年部の最後を飾る良い試合でした。
この二人も将来が楽しみです。
左 Takagi(F)君 (中1)初段の右上段回蹴 右 Ikeda(T)君6年生の左上段回蹴
一般部はこの後アップします。
2011/12/27
本日は今年最後の稽古を世田谷道場で行います。
剛柔流空手道神田錬成館のYamamoto師範がロンドンより一時帰国され、25日(我孫子)に引き続き本日も強豪のNojiri二段と出稽古に来られますので会員の皆様も可能な方はなるべく参加してください。
2011/12/25-2
本日は夜は目黒道場での稽古となります。
目黒も今日が稽古納めとなりますので、我孫子に続き今年の最後をしめくくる意味でもガチンコのフルコンタクトの組手をメインに行いました。
午前の我孫子道場でもそうですが、防具を着用してお互いに全て遠慮しないで打ち合うということがいかに体力を消耗させ、本来の自分の技が思うように出せなくなるか。
皆それぞれのレベル差はありますが骨身にしみるものです。
防具を着用しないフルコンはもっと過激に思われると思いますが、実はそうでもないのです。
試合であれば別ですが、いつも顔を合わせるメンバーや友人、先輩後輩であれば、特に上級の者は弱い相手に対してフルパワーは出せないものです。
これは加減してやるとか、手を抜くといった単純なことではなく人間の本来持っている「やさしさ」とか「思いやり」の根源に触れる心情だと思います。
ただこれは人によって程度の差があります。わりと平気でガンガン行けるタイプもあれば、相手を思いやる気持ちが強いタイプ。
中には、本来は自分は先輩より強いのだけど立場上倒すのははばかられるため手加減してやっているのだと思い上がる初心者もいないではありません。
こういった不平等や配慮の一切を取り除いてガチンコ(に近い)組手を行えるのが防具着用の試合なのです。
現空研はいつもガチンコの稽古をしているわけではありませんが、時々こういう無礼講ともいえるガチの組手を行います。
この組手ではポイントによる勝敗など一切気にする必要はありません。
自分で納得できる突き、蹴りができたかどうかが一番大切な事であり、より強くなるための課題を明確にすることが狙いなのです。
こういった状況で組手を行ったのですが、ちょっとしたアクシデントが発生しました。
問題の組手はNamekawa二段とSugiyama4級との試合です。
Namekawa二段は誰もが認める実力者で、現空研大会でも優勝の常連者です。
一方Sugiyama4級は空手は初心者ですが、海外での経験も豊富なプロボクサーです。初めての現空研大会でも優勝候補の上級者を破ったり、先日はあるプロキックボクシングの試合にワンマッチで出場しノックアウト勝ちを収めるなどガチであればかなりの破壊力の持ち主です。
通常の勝抜戦などでは帯順に行うことが多いのでこの二人はめったに対戦することはありませんが、今回は人数が少なかったことなどから帯色関係なしの体重順で行いましたのでこういう組み合わせとなったのです。
Sugiyama4級は格上相手とガチで行うのでかなり気合が入っていました。
Namekawa二段は余裕をもって裁きながら下段、上段と散らした攻撃を行っていました。
特に軸足を狙った下段が効果的でSugiyama4級は何度もぐらつく場面がありました。
そういう中で少し強めの下段をうけたSugiyama4級は一回転させられてしまいます。
しかし、負けん気の強いSugiyama4級は回転しながら捨て身のバックハンドによる裏拳を飛ばします。
顔面は寸止めのルールですが追い詰められている彼には止める余裕はなく、振り抜いてしまいます。
結果的にこれがNamekawa二段の上段を強打してしまいました。
いつものNamekawa二段なら、余裕をもって裁いていたはずですが彼も久々の稽古、しかもいきなりガチの組手ということもあり心の余裕に欠けていたかもしれません。
すぐさま、カギ突き(フック)で顔面強打の反撃を行い、上段回蹴を顔面に飛ばしました。
もちろん、これ以上の混乱にはなりません。
今回のこの展開は、褒められたものではないのですが、両者の格闘技に対する本気度がよくわかる展開でした。
一瞬両者はキレタかもしれませんが、街中のチンピラのようなレベルの低いものではありません。
Namekawa二段のかぎ突きは明らかに当てる意思を持って現実に当てましたが、決して相手に致命傷を負わせるようなものではなく「この野郎お前の顔面はまるあきなんだぞ」といったメッセージを伝える程度のものです。
したがって私は「お互い顔面には気をつけるように」といった程度の注意で続行させました。
もともと武道は相手を倒すこと、あるいは倒せることが大前提になっています。
倒すときは「いざ」という時であって、それ以外は全て稽古であるので相手も自分も傷つけないのが理想です。
しかし、本当に熱心に稽古をすれば当たることも当てられることもあるのです。
逆に、当てられることも当てることも全くない稽古というのは、よほどの達人か臆病者同士のじゃれあいでしかありません。
仕事に支障がでたり後遺症が残るような稽古はもちろん行き過ぎですが、翌日ケロッとしている程度のドツキ合いは問題にするようなことではありません。
根本に相手への思いやりがあれば自ずから適切な限度はわかるはずですから。
今日はそういう意味でなかなか中身の濃い稽古ができました。
手前Sugiyama4級の振り打ちが奥Namekawa二段を直撃 奥Namekawa二段の右かぎ打ちが手前Sugiyama4級の顔面をヒット。
右 Namekawa二段の回蹴の強打が左Sugiyama4級を捉える。 左Endo初段の強烈な膝蹴りが右Namekawa二段を襲う。
左Endo初段が相手をつかめる至近距離から上段蹴を決める。 右Tobe2級
Endo初段は入門以来一直線に実力を挙げ続けている強豪で二段も間近の存在です。
Tobe2級も接近戦での圧力とパンチの重さでは定評があり、この組手はなかなか迫力のあるものになりました。
しかし地力に勝る間様Endo初段が収支組手をコントロールしていました。
左 Saisyo初段 右 Tobe2級
タフさでは定評のあるTobe2級ですが、こういうガチのド突きあいになると俄然光るのがSaisyo初段です。
今日も強烈な下突きでTobe2級が体をくの字にして耐えています。
左 Tasiro初段の下段回蹴 右 Nito(兄)三段ひざ受けでブロック 右Nito(兄)三段の逆回し気味の踵落としが決まる。
Tasiro初段はもともと格闘センスがあり突き、蹴りともにバランスが取れています。またパワーもありますのでこのようなガチンコルールでは活躍します。
今日はパワー、技術とも十分にそなえ、まだまだ向上を続けているNito(兄)三段との対戦となりました。
意図的に接近戦で攻めるNito(兄)三段と何とか自分の間合いを取ろうとしますがNito(兄)三段は休みない攻勢でそれを許しません。
接近戦での蹴技も巧みに使い全く隙をみせない厳しい展開となりました。
左Nito(兄)三段 右Yokozeki3級
Yokozeki3級はきそ体力がありパワーファイターです。
またスタミナの配分等が下手で後半体力が尽きることが多いのですが、現時点では下手にコントロールするよりこうした全力での展開をするというのは悪いことではありません。
今日はガチの組手でしたので最初から全力でNito(兄)三段にぶつかっていきました。
左Nito(兄)三段もこれに付き合い終始足を止めての打ち合いとなりましたが、やはりバワー技術とも勝るNito(兄)三段が終始試合をコントロールする展開となりました。
しかしYokozeki3級は必ず強くなるでしょう。
左 Nito(兄)三段 右 Sugiyama4級
番外編として今日ファイトを見せたプロボクサーのSugiyama4級とNito(兄)三段の特別マッチを行いました。
Nito(兄)三段は防具なしで、ガチの殴り合いです。
お互いに遠慮しないで思い切り当てていくように指示しました。
身長ウエイトも同じくらいなのでかみ合った良い組手となりました。
しかし時折Nito(兄)三段のえぐるような中段(レバー)がSugiyama4級を捉え、防具の上からでも効かせているのがわかります。
両者とも良い組み手でした。
左 Iguchi初段 右 Namekawa二段の上段回蹴がきまる。
最後に仕事で稽古を中断したIguchi初段とNamekawa二段の特別マッチを行いました。
Iguchi初段は体格はめぐまれませんがそのファイティングスピリッツは並外れており、どんな相手でも臆すところは全くありません。
後輩にとっては良いお手本です。
しかし今日の相手Namekawa二段は体格は大差ないのですがパワー技術では一日の長があり、勝負師Iguchi初段もなかなか自分の組手をさせてもらえませんでした。
しかしこの精神力がある限りまだまだ彼は伸びるでしょう。
最後に私がコンクリートの壁をガチで叩いて拳を鍛えることの意義と相手を粉砕できる突きの稽古方法を解説して稽古納めとしました。
2011/12/25
本日は我孫子道場の稽古納めとなりました。
中鉢筆頭師範、酔っ払い師範、Kin三段なども顔を見せてくれました。
今日は、あのTokuma(トクマン)二段も久々に訪れ、剛柔流のYamamoto師範、それに愛弟子の強豪Nojiri二段も出稽古で見えられさらに新会員や見学者の方も多く大変めずらしい組み合わせで今年最後の稽古を行うことできました。
またアメリカからの留学生Zoiちゃんも先週に引き続き元気な姿を見せてくれました。
お互い初顔合わせが多いので、まず簡単な自己紹介をしてもらい、それから稽古に入りました。
まずは筆頭師範の中鉢六段(左から二人目)の紹介です。次にトクマン上腕囲50Cmを軽く上回る腕っ節は昔と少しも違っていません。
ただ頭がスキンヘッドになっていることがある種の凄みを増しています。
Sonoda(T)二段、Kunii2級に続きZoiちゃんもきれいな日本語で上手に自己紹介をしていました。
Uno(T)君はまだ一年生ですが元気に挨拶ができました。見学者のAさん(右写真右端)は和道流、剛柔流、フルコン空手と10年以上のキャリアの持ち主で今日の体験か組手でも良い動きを見せていました。
左よりKiku初段、Sonoda(M)初段、 Uno(T)君、そしてお姉ちゃんのManaちゃん、筑波大学のZoiちゃん
久しぶりにTokuma二段の空手を見ました。 左は対Ando初段戦 右は対レスラー二段戦。
相変わらずの剛腕で軽くやってはいますが迫力があります。対レスラー二段戦は互いに防具を付けましたが回蹴が決まったときの音が地響きのようです。
あの丸太のように太いレスラーの腕がこうしてみるとほっそりと見えてしまいます。
Kikuちゃん(初段)とZoiちゃんとの日米美女対決です。まだKikuちゃん(初段)は余裕をもって対戦していますが、時折Zoiちゃんのタイミングの良いスピードの乗った突きが緊迫感を出しています。とても良い組み手でした。
左写真 Ymamoto師範の膝蹴の猛攻を受けるKunii2級(合気道は黒帯)、全力を出し尽くしたKunii2級(にとってはとても勉強になった組手だと思います。
右写真 Nojiri二段とUno二段の組手。お互いにパワーがありかみ合った良い組手となりました。Nojiri二段はこうしたパワーファイターとの対戦がより地力を発揮するケースが多いようです。この写真も相手の出鼻をくじくタイミングの良い鋭い前蹴です。
次は最近ぐんぐんと実力を挙げてきたSonoda(T)二段と強豪Nojiri二段との対戦です。
右 Sonoda(T)二段の中段の回蹴をさばく Nojiri二段 右 Sonoda(T)二段の上段の回蹴をブロックするNojiri二段
Sonoda(T)二段の中段横蹴りをうまく裁く Nojiri二段 最後はNojiri二段は持ち前のパワーを生かした接近戦を臨む。
Nojiri二段は、最近は大学(中央大学)の空手部の指導がメインということですが、まだまだバりバリの現役の実力をお持ちです。
今日はYamamoto師範からこの対戦を楽しみにしていたとお話を伺いました。
私も楽しみにしていました。
地力で一日の長があるNojiri二段が変幻自在で伸び盛りのSonoda(T)二段の攻撃をどのように裁くかという点が私は一番興味がありました。
ルールは顔面以外はお互いガチンコのフルコンタクトということで行いましたが、やはり両者は初めての対戦なのでお互い遠慮がありました。
特にNojiri二段は我孫子道場が初めてということもあって力はセーブした組手でしたが時折見せる鋭い下段蹴りや接近戦でのパワフルな突きは流石です。
もともと勝敗を決するルールでないので勝負そのものにはあまり意味はありませんがお互い新たな刺激にはなったのではないでしょうか。
特にSonoda(T)二段は大いに勉強になったはずです。
アメリカからの留学生のZoiちゃんは、剣道をやっているとはいえ、初心者とは思えない身体能力と格闘センスの持ち主です。
今日でまだ二回目の稽古ですが少し教えると海綿が水を吸い取るように自分のものにしていきます。
同じように身体能力の高いIkeda3段指導のフェアリーズ(Fairies)の女の子たちと組手をさせてみたいところです。
Uno(T)君と怪物トクマンの対決。Uno(T)君は足がよく上がるようになりました。さすがのトクマンも思わずダウン(?)
最後は全員で乱取(ライトスパー)で締めくくりました。
今日の見学者のAさんのきれいなまわし蹴り。 Yamamoto師範の回蹴を受けるSonoda(T)二段。 右Kin3段と組手をするUno(T)君
2011/12/23
剛柔流空手道神田錬成館のYamamoto師範がロンドンより一時帰国され、25日(我孫子)と27日(世田谷)に出稽古に来られることになりました。
また何度か目黒道場に出稽古に来られたおなじみの強豪のNojiri二段も同行されます。
また、酔っ払い師範からも25日(我孫子)稽古に参加し、伝説のパワーファイターTokuma(トクマン)二段も参加予定になっています。
トクマンをご存知ない方は現空研サイト内検索で「トクマン」で検索してください。
実質的な稽古納めとなる方も多いと思いますので会員の皆様はふるってご参加下さい。
2011/12/21
昨日何気なくテレビを見ていたら現空研のIkeda3段が映っています。
女の子たちの空手指導をやっています。
本日我孫子道場で稽古のとき本人に聞いてみると、「あれ、今日放映されていたんですか。たぶん夏の録画だと思います。」ということでした。
女の子たちはフェアリーズ(Fairies)という中学生くらいの踊りの上手な子たちを集めてつくったグループということでした。
そういえば、新しいグループを作るという話やそこの女の子たちの空手の指導を渋谷でやることになったというような話を聞いたようなきがしますが忘れていました。
女の子たちは皆ダンスが上手で身体能力も高く、教えたことをどんどん吸収して皆すごい素質を持っているというような話を聞きました。
テレビで見た感じではまだやっと基本を教わったレベルという段階でしたが、体の柔軟性やよく上がる足など素材のすばらしさを感じさせるものでした。
YouTubeその他の公開サイトなどで観ることができますので興味のある方はぜひご覧下さい。
※画像はキャプチャしたものです。著作権等で問題がある場合はご連絡下さい。
2011/12/18-2
突きの威力の話です。
威力のある突は脱力からと簡単に言っても、内容は大変複雑な要素を持っています。
今日は久しぶりにピアノを使っての講義です。
リストという作曲家でピアノの名人が作った超絶技巧練習曲の中にラカンパネラという曲があります。
広い範囲で指を交互に動かす必要があり、ただ弾くだけでも並大抵のことではありません。
早いパッセージを強く、的確に弾く技術はそのまま空手の技に通じます。
力んでいては直ぐに力尽きてしまいますし、第一力強くも正確にも速くも弾けません。
パンチと全く同じなのです。
脱力すれば良いと言っても本当に力を全部抜いたら指を動かすことも手を支えることもできません。
必要な箇所で必要に応じて筋肉をコントロールし、動きを妨げる筋肉は完全にアイドル状態にするということなのですが、これを科学的に分析するのは本当に難しいです。
何回もこのお話はしたのですが今日はピアノを使って実際に音をだし、そしてお互いにガチンコで殴りあってその感覚を実感してもらうという方法をとってみました。
Uchida初段が最近ますますパワーアップしてきたので今日は彼だけ防具をはずして全員で顔面以外はガチンコというルールで組手稽古を行いました。
人数は少なかったのですが中身の濃い稽古ができました。
ピアノを使った筋肉のコントロールの話。
脱力した突きの説明。 Sonoda(T)二段とUchida初段の迫力あるど突き合い。
2011/12/18
今日は我孫子道場にめずらしい見学者の方が来られました。
Uno二段のお母さんがステイさせているアメリカの女子大生を連れて来られたのです。
女子大生は筑波大学に留学していて出身はオハイオ州ということでした。
剣道をやっており小さい頃空手もやった事があるそうです。
引き締まった体で美人ですが精悍さが漂っています。
体験組手をやってもらったところすばらしい身体能力の持ち主でスピードがありびっくりしました。
「押忍」の意味を聞いてきたので、わかりやすく説明しました。
空手道場での挨拶の仕方で、相手が何を言っても「押忍」だけですべてが通じる便利な言葉なのでぜひ覚えるようにと。
それでもいろいろ聞いてくるので概ね「Yes」の意味だがここだけの話、裏には「No」の意味もある。
日本では先生から何かを言われたら「No」と言ったら殺されるかもしれないので常に「Yes」と言わなければならない。
しかしここだけの話全てに 「Yes」と言ったら嘘になることもある。
それで、「押忍」という便利な言葉が生まれた。これが日本文化の真髄である。
彼女は元気な声で「オス」と返事をしました。
Uno二段を相手に基本的な動作を説明。要領をのみこむのが早い。
同じ年齢で大学生同士のSonoda(T)二段と体験組手。
女子部の強豪初段のKikuちゃんとも組手。 乱撃ではSonoda(T)二段にきれいな上段突きを極めるシーンも。
Sonoda(T)二段(左)の綺麗な横蹴りが強豪Nakagawa初段(右)に決まる(技有り)
決勝戦ではSonoda(T)二段とUno二段の対決となる。延長の末Uno二段の僅差判定勝ち
Uno二段のお母さんを囲んで記念祖撮影。
2011/12/16
先日の忘年会で二次会から参加したOrikasa初段(鈴木尽星)の連載漫画 I am の二回目が出版されました。
コンビニで売っているそうです。
最初からかなり難解な展開だったのですが、二回目はますます混沌としていてまさにOrikasaワールド全開といった内容です。
興味のある方は漫画をご覧下さい。
今回は前回のあらすじが書いてあったのでそれを転載しておきます。(本人の承諾済)
彼にはぜひリアルな空手漫画を書いてもらいたいものです。
2011/12/15
東京造形大学コンピュータ技術論後期 講義の後質問に来た学生たちと記念撮影。
現空研にも来たMato君の製作中の作品
2011/12/11
11日は我孫子と池の上で稽古を行いました。
池の上では、今回歴史的な10人組手を達成したGoto君とTakamori君が黒帯を締めての初稽古となりました。
今日はGoto初段の事を少し紹介したいと思います。
Goto初段は体重が50kgに満たない軽量級です。
下の写真でもわかるように身長180cm、ウエルター級で海外でプロボクサーとして活躍していたSugiyama4級との体格差は歴然としています。
体験入会に我孫子道場に見学に来た日、たまたま不慮の事故で足の指を骨折してしまいました。
現空研は経験者や希望者に体験組手をやってもらうことはありますが、ライトスパー程度で今までけが人がでたことなどありませんでした。
もう来ないかなと思いきや、一ヶ月後には入門書を持って笑顔で入会したのです。
(彼はいつも笑顔で、今回の10人組手でも最後のNIto(兄)3段を相手に死闘を演じながら顔には笑みを浮かべていました。)
彼は左利きのいわゆるサウスポーで、その左の突きのスピード威力はこのクラス(体重)では群を抜いています。
とは言え、我孫子の重量級の上級者には全く通じませんでした。
しかし、コツコツとまじめに道場に通い、とうとう今回現空研の黒帯を締めるまでに成長したのです。
彼のすばらしさは、体格差を感じさせない敢闘精神です。
決して強がったり、闘志をむき出しにしたりする性格ではないのですが、いったん試合が始まるとどんな相手でも臆することなく果敢に攻めていきます。
(同じく小柄で敢闘精神のかたまりIguchi初段とタイプは似ているかもしれません)
技術的にはまだまだやり残している事は多いのですが、逆に言えばそれだけ伸びしろがあるとも言えます。
今回の勝抜戦で印象的だったのは、元ブロボクサーのSugiyama4級との一戦です。
Sugiyama4級は先日あるキックボクシングの試合にワンマッチで特別参加し見事ノックアウト勝ちをおさめたほどの実力者です。
空手の技術はまだまだこれからですが、パンチの威力は相当なもので、手だけ組手(現空研では時々行います)では、黒帯相手でもダウンを奪うこともあるほどです。
下の写真を見てもらえばわかりますが、このプロボクサーを相手にGoto初段は、一瞬で相手のふところに飛び込んで上段突きを決めています。
この試合は双方が顔面に有効な突きを入れあう白熱した展開となりましたが有効打のポイント数でGoto初段が勝利しました。
「皮を切らせて肉を切る」という言葉がありますが、これは正に彼の戦い方そのものです。
こうした精神力は実戦になると更に総合力となって威力を発揮します。
小柄な彼の活躍は小柄な人を勇気付けるだけでなく、大きく体力に恵まれた人にも参考になる多くの材料を与えてくれでしょう。。
左 Goto初段の上段逆突き 左 Goto初段の左上段逆突きに対して右クロスカウンターを放つSugiyama4級
3人目の対戦者Mizuo初段にはきれいな右上段回蹴をもらってしまう
3人目に対戦したMizuo初段は前蹴の名手ですが、最近は回蹴にも開眼したようで、場面によって上手に使い分けています。
今日も調子の良いGoto初段に対して効果的に蹴りを使い分け技術レベルの差を見せ付けていました。
2011/12/10
忘年会東京の部を行いました。
今年は呼びかけてからの期間が短かったせいもあって参加人数は少なかったのですが、一癖もふた癖もあるつわものが揃い、大変楽しく、また意義深い忘年会となりました。
高段者も多く、職業も元暴走族から警察官、医師、税理士、会社経営者、自営業、ビジネスマン、工業デザイナー、その他多士済々で二名の大学生(成人)も含めてきわめて多彩な人々が空手という一本の糸で結ばれて酒を酌み交わしました。
今年は、大震災から始まる大きな社会的な困難がたちはだかり、社会不安からか様々な凶悪、怪異な事件が立て続けに起きました。
また、かねてから問題提起していた日本という国の戦後体制のほころびというか腐敗とも言うべき点を日本武道の観点から切り込む話も盛り上がりました。
後半は途中参加の人数も加わり、2次会、またその延長と宴は続きました。
取り急ぎいくつかの一次会の写真をアップいたします。
二次会以降の写真があれば送ってください。
ペンネーム「鈴木尽星」でデビューしたOrikasa初段も二次会からの参加ですが連載漫画の続編が本日発売ということで持参し、皆で読みましたが難解。
Nito(兄)三段もかけつけましたが既に解散の時刻となっていました。
外に出ると皆既月食の最中で皆空を見上げていました。
Oyama初段(警備会社社長) と サカ坊初段(元暴走族) Namekawa二段(会社社長) Nakazawa一級(会計事務所経営)
会長 ロボコップ師範(警視庁) Suematu二段(デザイナー) Aizawa4級(米国大学生) Tasiro初段(自営業)
Miwa初段(柔道、ボデービルダー) Morikawa1級(キックボクシング、極真空手経験者)
レスラー二段(元高校教師剣道高段者) Yagi3級(歯科医、伝統空手黒帯) Takagi二段(元伝統空手師範代)
コマ初段(商社マン ボクサー)ホーチミンより帰国
2011/12/09
忘年会の席は残り数名分空いていますので、飛び入り参加の方は本日夕方までにご連絡下さい。
先週東京(三宿)道場でお話した夢の話「サカ坊初段、Oyama初段はじめ現空研メンバーと料亭で鉢合わせの巻」の登場人物と今回の忘年会参加者の顔ぶれが奇跡的に一致しております。(後数名で完全一致)
正夢でなければ良いが。
2011/12/07
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
木村師範をはじめ、Ikeda三段、アビ二段、Kitajima二段、Ando処断、Nakagawa初段、女子部のKikuchi初段と強豪がそろった上、多くの茶帯、緑帯の中堅が参加し、気魄のこもった稽古ができました。
また先月関西から見学に来られた方も今日正式入会し本格的に現空研空手を稽古することになりました。
また、大学生のTakagi(S)初段も久々の登場で勝ち抜き戦にも参加して健在ぶりをアピールしていました。
最後にどうしてもお話したかった過去の会員の命を懸けた戦いの話しました。
まるで映画のような話ですが真実です。
皆心の中に留めておいてください。
一生の間にはにたような絶対絶命の状況にでくわすかもしれません。
そうした中で生き抜くための大きな指針になるでしょう。
※10日の忘年会の申し込みですが明日(8日)を一応申し込みの締め切り日としますので、参加希望の方は明日(8日)中にご連絡下さい。
2011/12/06-2
Q&Aコーナーにベルギー在住の空手家の方からメールをいただきましたのでお答えしました。
2011/12/06
さすがに12月に入って寒さも厳しくなってきましたが、今年の締めくくりの月です。
終わりよければすべて良しという言葉もあります。
一杯やる前に道場で気持ち良い汗をかきましょう。
なお、忘年会情報などは会員ページに掲載してありますが、まだ新しいID、パスワードに変わった事を知らない会員の方もおられます。
その他コンピュータの入れ替えなどで失念した方もお問い合わせ下さい。
休会中の会員の方にも発行していますのでお問い合わせ下さい。
(休会中の方も忘年会は参加できますので、ぜひ皆と顔を合わせて復帰にきっかけにしてください)
2011/11/30
忘年会の日程がきまりました。
12月10日(土曜日)午後5時 場所は今年の新年会と同じところです。
詳細は追って会員ページにアップします。
2011/11/29
本日より認定証と帯の授与を各道場で行います。
所属道場でなくても構いませんので昇級昇段した会員はなるべく早く参加して授与を受けてください。
2011/11/27
稽古予定日を更新しました。
本日は我孫子(昼)と世田谷三宿中(夜)で稽古を行います。
2011/11/23
11/13に予定していたQ&Aのコーナーで次の質問に対しての回答をいたしました。
心無い暴言に対して殺してやろうかと思うことがあります (2011/11/23)
2011/11/13-2
本日は我孫子と三宿で稽古を行いました。
我孫子は3人の見学者の方が来られました。
3人といってもそのうち二人は親子です。
(今日は小さな子供達でにぎやかでした。)
お父さんは昔フルコン系の空手をやっていて、今日の体験組手の中でもその片鱗を見せてくれました。
初めての道場で遠慮やルールの不慣れということを考えるとなかなかの潜在力の持ち主です。
もう一人は女性の方で糸東流の経験者の方です。
運動不足の解消にというお話でしたが、なかなかの腕とみました。
夜は三宿の稽古に行ったのですが、大変珍しい方が稽古に参加しました。
女子部で休会中のIchikawa初段です。
正確に言うとIchikawa初段ではなくなったのです。
そうです。結婚してTさんと名前が変わりました。
結婚相手のT君は皆の知っている人でしたから道場で私がそれを告げると「オー!!」「エー!!」と様々な歓声が上がりました。
T君は学生(東大)時代現空研に入門して卒業直前に10人組手にチャレンジし苦しみながらも見事完遂を果たしたあのT君なのです。
就職先が関西なので現在休会中ですが、そのうち機会があれば二人で稽古に参加したいとのことでした。
そのIchikawa初段は休会中とは思えない動きで組手に参加しました。
最初の相手は去年の現空研大会無差別級チャンピオンのUchida初段です。
いやあ良い組手でした。
社会人で空手を続けるということはなかなか大変なことです。
現空研は仕事を持った社会人が続けられるように制度上も稽古内容も私の長い経験のもと熟慮したものです。
短時間でいかに効果的な鍛錬を行えるか、そして生涯続けられる空手であること。
これはいつも私が課題として深く心に刻みこんでいる事です。
現空研は若者が元気が良いのは当然の事ですが、いわゆる壮年、熟年と言われる年代の強さは特筆すべきものがあると思います。
現空研大会でも一般部と壮年部はレベルは殆ど変わりません。
クラスによっては優勝の難易度は逆転するケースもまれではありません。
これは私はにとって大変嬉しいことです。
現空研の会員の皆はおそらく現在が自分の生涯で最強の時だと感じているはずです。
「現在が最強」という感覚は常に向上していることの証なのです。
話は変わるのですが少し前に大変考えさせられる質問のメールを頂きました。
フルコン空手を長くやっている方のメールです。(若い方)
返事をしようかどうか迷ったのですが、回答することにしました。
しばらくしたらアップ致します。
2011/11/13
先日予告していた師範、上級者による模範組手の動画の第一弾として11月6日(日曜日)我孫子道場昼の部で行われた酔っ払い師範対Kin3段の動画をアップしました。
防具無しで行われたきわめてレベルの高い現空研組手です。
互いに一撃必殺の威力を持った者どうしの緊迫した組手をご覧下さい。
初心者だけでなく上級者にとっても学ぶべき点が多いはずです。
※今回この動画は会員の勉強のため解像度を落としていません。
従来より個人情報保護の観点より会員の皆さんが稽古のためのダウンロードは許可していますが、会の許可なく、コピーして第三者に貸与したりホームページやブログにアップすることを禁じています。
今回もこの点ご留意お願いいたします。
2011/11/09
しばらく九州へ行っていました。
帰ってから雑用に追われてホームページを更新する時間がありませんでしたが稽古はいろいろ課題を与えて中身の濃いものになっています。
特に最近は接近しての上段蹴りを重点的に稽古しています。
つかみ合いになるくらい接近した間合いでの上段蹴りは通常死角になりますので蹴られるまで、あるいは蹴られても気づかない事が珍しくありません。
剛柔流の接近戦の極意にはこうした蹴り技も含まれています。
現空研ではこうした昔の技をさらに磨いて現在の多様な格闘技環境においても強力な武器たりえるものは再発掘してまいまります。
師範や上級者によるいくつかの模範組手の動画を会員ページに近々アップしますので楽しみにしてください。
今日は我孫子道場で稽古を行いました。
関西から体験入会の方が来られました。
フルコン空手の経験者の方ですが、今日組手の体験をしてもらいカルチャーションクを受けたと感想を述べられていました。
上級者の顔面への攻撃を受ける体験はそれが始めてであれば皆驚きというかある種の恐怖や感動を覚えます。
この恐怖感をともなった感動が「生きる力」の原点であり、稽古へのモチベーションとなるのです。
今日は稽古の後所用があったのでせっかく遠方より来ていただいたのですが十分にお話する時間がとれませんでした。
次回を楽しみにしています。
2011/10/19
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
少年部はTanabe(K)1級の10人組手を行いました。
5年生ですが6年生二人を含む精鋭の10人を相手に引き分け一試合を除き全試合を勝ち抜くという快挙で見事完遂しました。
形、基本審査は既に合格していますので、いよいよ黒帯を締めることになりました。
前列中央が10人組手を完遂したTanabe君 相手をした少年部一同と一般部会員
一般部は鎖骨折と効かす中段を重点的に稽古しました。
Kin3段をはじめ実力者が揃い充実した稽古ができました。
最近はSinozaki君のパワー、技術の伸びが顕著で、上級者もうかうかしておれない状況です。
夏期審査の結果を会員ページに発表しましたので参照下さい。
なお、三段に関しては別途発表いたします。
2011/10/16-3
池ノ上の稽古では体験入会の方が来られました。
一ツ橋大学の学生で少林寺拳法の初段を持っています。
良く上がる足で綺麗な回蹴を披露していました。
早速体験でライトコンタクトの組手をやってもらいましたが動きがスムーズなので入門したらあっとちいうまに強くなりそうです。
2011/10/16-2
本日は夜の部は池の上で稽古を行いました。
今日は今日の参加者の中でちょっと変わった会員の紹介です。
Orikasa初段です。
入門は2003年4月ですから8年半の在籍となります。
いろいろトラブルも少なくないのですが良くも悪くも、強烈な個性の持ち主です。
大きな会社に勤めていたのですが突然脱サラします。
紆余曲折をへて突然タイに武者修行に行ったり、国内では一人で沖縄の達人を探しに長期の一人旅に出発します。
美人の奥さんがいて、夫婦で合宿に参加したりするのですが、その前は離婚状態だったりします。
全く予想のつかない人生を歩んでいます。
そして今回ついに、というか突然のこと漫画のストーリー作家としてデビューしました。
「子連れ狼」という誰もが知っている有名な劇画がありますが、その原作者である小池一夫先生の内弟子といって良いのかそこでお世話になりながら修行を積んでいたようです。
ペンネームは「鈴木尽星」です。
全国のコンビニで今月発売された「ガッツポン」という漫画雑誌にその処女作である「I・AM」という連載ものです。
話はかなり哲学的なものですが、脳死の問題や人間の存在やコンピュータの人工知能とのからみでの話の展開のようです。
ちゃんと濡れ場もありました。
彼はその一見いい加減に見えるそぶりとはうらはらに哲学的な知識は豊富にもっております。
少し前、Kritik der reinen Vernunftという文字を含んだメアドで大学の研究者の方から見学希望のメールをもらったことがあり、私はたまたま大学でこれを読み感動したというかかなり影響を受けたのでかろうじて覚えていたのですが、この意味を会員に聞いてところたちどころにこれを哲学者カントの純粋理性批判だと答えたのは二名だけでした。
そのうちの一人がこのOrikasa初段なのです。
彼の変人ぶりは書き出すときりがないのですが、かなり前突然新年のメールをもらったことがあります。
その事を題材に私が書いたコラムがあります。
また彼が他流派の大会に出場するにあたり、彼の性格を知った上で激励する言葉「もしお前がまけたら私がお前を殺す」といって出場させた大会の写真があります。
この中の2007/04/10の写真がそれです。
極限まで減量した上半身裸の写真もあります。
やるときはここまでやる男です。やるときは・・・・
その時の感想文が以下のものです。
こういう変わった大変強烈な個性を持った会員ですが、空手の腕はかなりのものです。
そうした彼の作品「I am」は大変面白い展開となりそうです。
ついでに私流の解説をすると。
「I am」 の意味は多分、「私は存在する」ということでしょう。
be動詞の語源的な意味は存在だったと思います。
Good byはさようならの意味ですが、語源的にはGod be with youだという説があります。
貴方が神とともにありますように→あなたに神のご加護がありますように、という意味だったと思います。
だからam とか is といったbe動詞は厳然として存在するという意味が語源だと思います。
で恐らくこの題名 I am から私は「自分の存在」の根源的、哲学的なOrikasa流の意味づけをしていく展開となると予想しています。
全然ちがったらゴメンOrikasa君。
その漫画の頭の部分の一部をここで紹介いたします。
※本人の許可は一応口頭で取りましたが、もし出版社その他ご関係者で著作権等の問題があるよ。うでしたらご指摘いただければすぐ削除いたします。
2011/10/16
最近は重量級の見学者、入会者が目だっています。
9日の池の上の稽古では私が勤める東京造形大学の学生のMato君が我孫子に引き続いてきました。
彼はまだ19歳ですがK会館の少年部で6年間修練を積み、大学では柔道で初段を取っています。
身長も185cmiくらいあり体重は100k超級です。
我孫子でも体験組手でなかなかの動きをみせてくれました。
池ノ上では昨年現空研大会無差別級優勝者で100kg超級のUchida初段が来ていましたので、早速ライトコンタクトでの体験組手をやってもらいました。
さすがにUchida初段には通じませんが、将来への底力を感じさせる動きでした。
左 Uchida初段 右 Mato君
その後、全員のスパーにも参加し勝抜戦にも参加してもらいました。
昔見学に来て自宅からの距離で入会をあきらめていた見学者(Sano君)の方が世田谷に引越ししてきて改めて入会するなど新しい刺激が増えています。
本日は我孫子の昼の部に、大学時代陸上部で砲丸投げをやっていた体重120kのこれまた重量級の見学者ともう一人未知数の見学者の方が訪れます。
左 Nakagawa初段 右 見学者のI君(体重120Kg大学時代は陸上部砲丸投げ) 左 Ando初段 右 見学者のK君(役者志望)
2011/10/12
Uchida初段よりEnomoto初段の結婚式の写真が送られてきました。
2次会の現空研会員の写真がありましたので追加しました。
2011/10/10
惻隠の情を追加
2011/10/08
本日は目黒道場所属のEnomoto初段のすばらしい結婚式が行われました。
お嫁さんは先日道場にもお出でになっていたので昔からの知り合いのように身近に感じました。
とてもかわいらしい方です。
披露宴では恒例の現空研の演武を行いました。
床が固くてすべりやすいので皆に注意を促しました。
こういうイベントでは計算外の事態が発生しやいのです。
今回は模範組手と試し割り(板、バット)を行いましたが、すべて大成功しました。
もっとも招待を受けたのが次ぎの面々なので最初から安心はしていましたが(ウソ)
Nito(兄)三段 今期現空研大会無差別級優勝
Namekawa二段 今期現空研大会軽量級優勝
Saisyo初段 今期現空研大会重量級準優勝
Uchida初段 前回現空研大会無差別級優勝
当のEnomoto初段も 今期現空研大会中量級優勝者です。
最初はNito三段とNamekawa二段の模範組手です。
スパー程度のことをやってもらう予定でしたが始まってみるとガチのフルコンタクトになっていました。
後で聞いたところ、最初からガチでやろうと話し合っていたそうです。
おかげてものすごい迫力で、大変な拍手をいただきました。
試し割りは板とバットです。
先鋒のSaisyo初段が三枚重ねた板を見事に割ると大きな歓声に包まれました。
次ぎはUchida君が更に一枚足してこれを軽々と粉砕。場内からどよめきが。
そしていよいよバット折です。
最初にNito(兄)三段が二本のバットを折り、最後はNamekawa二段が3本のバットにチャレンジです。
これは3本のバットをビニールテープでぐるぐる巻きにしたもので、バラバラの3本の何倍も丈夫になっています。
これは多分折れないだろうと思い、失敗したときのスピーチも考えていました。
しかし、これも見事に粉砕してくれ場内は両者とも「オー」という驚きの声が響きました。
最後に新郎のEnomoto初段に登場してもらい締めとしての板割りを互いの労わり合いにかけて行ってもらい、これも見事に成功しました。
一段と大きな拍手と歓声に新郎の人気や人柄がしのばれます。
自画自賛の部分は大目に見ていただくとしても、今回の演武は本当に大成功でした。
(過去にはいろいろと失敗例もすくなくありませんので)
それから今日の結婚式でEnomo君の会社の上司の方(主賓)の挨拶が私には胸にひびきました。
Enomo君は良い会社ですばらしい同僚、上司の方にも恵まれていますね。
お嫁さんの方もご友人の心温まるスピーチもあり大勢の良いお仲間をお持ちです。
本当にすばらしい結婚式でした。
Nito(兄)3段とNamekawa二段のガチの組手。
Saisyo初段の板割り Uchida初段の板割り
Nito(兄)三段のバット折(2本) Namekawa二段のバット折(3本)
新郎Enomoto初段の板割り(労わり) 現空研の面々
新郎、新婦を囲んで 二次会(?) 現空研の面々
2011/10/07-2
明日は現空研のEnomoto初段の結婚式があります。
現空研の勇士が演武を行う予定ですので後日紹介したいと思っています。
2011/10/07
10月2日 目黒道場池の上にて行った稽古の中でアメリカ人留学生で国際松濤館2級のダン君の体験組手の写真です。
見学だけの予定でしたが皆から誘われて乱取りを体験しました。
最初はルールの違いでとまどいもみられましたが、だんだん慣れてきて動きもスムーズになってきました。
何しろ若くて体重が130kもありますから圧力は相当なものです。
稽古の後のスピーチではこの体験のすばらしさを感動的に語ってくれました。
礼儀もきちんとしており大変好感のもてる青年です。
Aizawa君からその後メールをもらい、その中でダン君の感想が述べられていましたので一部ご紹介いたします。
--------------------------------------------------------------------------------
彼(ダン)は現空研の組手技術を「他の道場では見られない全く別の技術が確立されている」と驚いていました。
-中略-
泰然としたUchidaさんの格闘スタイル、
豊富で切れ味鋭いNamekawaさんの蹴り技、
常に自然体で相手の先読みを一切許さないNitoさんの戦い方に特に言及していました。
またNamekawaさんが帰り道で大変優しくして下さり、
「今まで(日本で)こんなに温かい人たちに出会ったことがない。今日の感動はもう言葉では表現できない」
と涙ぐんでいました。
かつての私も含めて、殆どの留学生は現地の人と触れ合う機会に恵まれることがあまりありません。
そのことで悩んでいた彼にとって、今回大勢の、それもこの国で最も高潔な人たちに出会えたことは強い感激を与えたに違いありません。
私からも感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
押忍
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Namekawa二段との組手。
ダン君も体の大きさに似合わない軽快な動きとパワフルな突きを出していましたが、Namekawa二段の変幻自在な動きには戸惑いと驚きを素直に表していました。
130kgのダン君と110kgのUchida初段は向かい合っただけでも迫力がありました。
フルコンは初めてのダン君ですが、臆すことなく果敢にチャレンジする精神力はりっぱです。
Nito(兄)3段から誘われて、チャレンジするダン君。すばらしい体験だったと思います。
今日は関節技の講習も行いましたが、関節技は初体験のダン君に私の相手をしてもらいました。
パワーがあるのでダイナミックな展開ができました。
日本にいる間はぜひ現空研に通って、空手を通じて日本のすばらしい伝統文化の一端を体験してもらいたいと思います。
2011/10/05
やっと新しいサーバーが正常動作するようになりました。
システムの更新に追われてホームページの更新まで手が回らなかったのですが、これからガンガン更新していきます。
最初に10月2日の池の上の稽古の感想から。
当日はAizawa君の友人のアメリカ人のダン君が来られました。
大変大きな体で体重を聞くと130kgとの事です。
日本で何をしているか訪ねると大学生(留学)でした。
フィラデルフィアで5年間空手を学び2級のようです。
乱取り(ライトスパー)で、何本が組手をやってもらいました。
Nito(兄)3段やNamekawa2段、同じく100k超級のUchida初段やSaisyo初段、それにAizawa君とも対戦しました。
もともとのスタイルは伝統系ですが、慣れないフルコンスタイルにも果敢にシャレンジしていました。
最後の関節技の講習では、彼に相手になってもらい私がいくつかの技を紹介しました。
後で写真を入れて解説したいと思います。
最後に彼から申し出てすはらしいスピーチを聞かせて貰いました。
日本の空手、現空研に大きな感銘を受けたようで、本日Aizawa君からも彼の感想のメールをもらいました。
これも後で紹介したいと思います。
2011/10/02
本日の10/02の日付の連絡事項を読めている方は新しいサーバにアクセスできています。
本日は我孫子と池の上で稽古を行います。
池の上はAizawa君の友人のアメリカ人(国際松濤館)の方が見学・体験に来られる予定です。
会員の方はふるってご参加下さい。
2011/09/21
緊急連絡 (21日 12:30)
台風15号が今夕から夜にかけて関東地方に最接近するとの予報を受けて本日の我孫子道場の稽古は中止いたします。
現在東京、千葉のほぼ全域にわたって大雨洪水暴風警報が発令されております。
現在各道場で昇級・昇段審査を行っております。
昨日は世田谷道場で昇級審査を行いました。
受験でしばらく休会していた少年部のUrano君が大学生になり、大学生活にも慣れてきたので復会したいということで久しぶりに顔を見せてくれました。
先週は世田谷道場に久しぶりにSuzuki(R)二段が顔を出し、Nito(兄)三段やUchida初段と気合の入った組手を見せてくれました。
ホームページに書きたい事が山積しているのですが、いろいろ事務的な仕事に追われて遅れています。
また今週はサーバの変更を行いますので、更新がしばらく滞ります。
ネームサーバの情報変更などでDNS情報がネットに浸透するまで1〜2週間はかかると思います。
その間メールが届かなかったりエラーになる等の不具合が生じる可能性があります。
緊急の連絡は現空研会員専用の電話番号でお願いいたします。
2011/09/06
2011/09/04-2
今月は、合宿審査を受けられなかった会員のために道場での審査を行います。
会員ページを参照の上申し込みしてください。
2011/09/04
8月30日、31日はそれぞれ世田谷、我孫子で稽古を行いました。
先週に引き続き、突き、蹴りに対する特別強化訓練を行いました。
また、本日は我孫子道場で稽古を行いました。
先週から体験入会の方も参加し、少年部のUno君たちも顔を見せてくれました。
また帰り際休会中のソウちゃん(初段)とばったり会いました。
仕事の方は東日本大震災の影響などもありいろいろ大変そうでしたが時間ができたら突然顔をだすかもしれません、ということで楽しみにしています。
2011/08/30
27日(土)は三宿で、28日(日)は我孫子で稽古を行いました。
世界陸上(韓国テグ)でハンマー投げに出場する室伏広治選手のトレーニングのやり方がテレビで紹介されていました。(この時点ではまだ金メダルを獲得していません)
体幹を鍛えることに重点をおいたトレーニングやバーベルやダンベルにハンマーをぶら下げてわざと不安定な状態を作ったり、投網や団扇投げなど興味深いトレーニング方法が紹介されました。
競技によって工夫しなければならない領域は様々だと思いますが、彼が単にハンマーを投げるだけでなく、基本的な身体能力の向上を貪欲に願って厳しい鍛錬を続けていることが分かります。
既に30歳台も後半に入り、オリンピックでは金メダルを獲得し頂点にたった男がここから更なる上を目指して工夫をこらしたトレーニングを続けていることが素晴らしいと思いました。
そして本番では他を圧倒する横綱相撲で堂々と金メダルを獲得しました。
室伏の時代はまだまだ続くでしょう。
それに触発されたというわけではありませんが、27日、28日は、徹底的に筋肉をいじめるトレーニングを行いました。
このトレーニング方法は現空研の秘密兵器でもあるのですが、一挙に別世界の身体能力を獲得すための方法です。
別世界といっても神がかり的なあやしげなものではありません。
簡単にやれるのですが、あっと言う間に筋肉を限界まで追い込むことができます。
プロキックボクサーだったNito(弟)初段が重要な試合の前に道場に稽古に来たときもその方法を教えました。
鍛えに鍛えた彼の腕でも翌日パンパンに張り、その効果を体感できたそうです。(試合は圧勝)
27日はまだ合宿の疲れもとれてないのか、特に合宿組の参加者が少なかったのですがそれでも、Namekawa二段、Saisyo初段、Yokozeki4級らが出席しました。
後、黒帯はKawabe二段や久しぶりのSawaguchi初段も参加していました。
白帯のAizawa君も熱心に参加していてどんどん強くなっています。
2011/08/27-2
本日は合宿後初の稽古が三宿であります。
2011/08/27
平成23年度夏期合宿 その4 Kumagi3級 VS Sonoda(T)二段
2011/08/23
2011/08/22
平成23年度夏期合宿その2プロボクサーSugiyama君とEnomoto初段の素晴らしい組手
を追加しました。
2011/08/21
本日合宿から戻ってきました。
素晴らしい合宿でした。
語りきれないほどいろいろエピソードがあるのですが、まず最初に合宿の華10人組手について述べなければなりません。
平成23年度夏期合宿その1としてまず第一弾、10人組手の感想を述べていますので参照してください。
2011/08/19
明日から合宿です。
今日は雨でしたが明日は幾分良くなりそうです。
稽古、審査は体育館で行いますので天気はあまり関係ないのですが。
炎天よりかえって環境は良くなるかもしれません。
今年も10人組手の挑戦者がいます。
大変な関門ではありますが現空研の黒帯は全員この関門を潜り抜けた猛者たちです。
勝敗は時の運もあります。全力で立ち向かったという事実が自分への勲章となります。
成功しても驕らず、失敗してもくじけず、常に結果を冷静に受け止めて進歩の糧として下さい。
夜は各道場の知らない顔ぶれもありますから入念な自己紹介を行ってもらいます。
今年は常連の猛者たちの何人かが欠席しています。
その一番大きな理由はお子さんの誕生です。
何しろ今年は現空研会員の出産ラッシュでした。(会員の奥さんたちです。)
Nito(兄)三段やSuzuki(R)二段をはじめ、次々とおめでたの連続でした。
赤ちゃんが生まれてすぐには合宿には参加できせん。
それと震災の影響もあり仕事で参加できない会員も少なくありません。
又なくてはならない常連の一人Oyama初段も今年は都合で参加できなかったのですが本日大変素晴らしい差し入れを送っていただきました。
飲兵衛にはたまりません。
中身は合宿でのお楽しみ。(実はガマンできなくて少し味見をしてしまいました)
こうした味見は酔っ払い師範もちょくちょくやっていますのでそれに免じて許してく下さい。
と、これを書いている最中にNito(兄)三段から緊急電話。
合宿に参加するそうです。
いやいや、大丈夫なのかな・・・・・・家庭の方は・・・・・
でもやはり何としても参加して欲しい人材であります。(私は決して無理強いしていませんので・・・・・)
新会員や初めて参加の方の割合が今年は多く、一方師範はほぼ全員が揃いましたし、サカ坊など古参のベテランも急遽加わり、夜の宴会が楽しみになってきました。
急遽飛び入り参加する方は現空研専用電話に直接電話してください。
2011/08/17-2
本日は我孫子で合宿前の最終稽古を行いました。
今日はNakabachi筆頭師範、Kimura師範が揃い、東京からはNito(兄)3段が参加しました。
準備運動、基本の号令は久しぶりに私が行いました。
この日も猛烈な残暑で準備運動の段階で全員汗びっしょりになりました。
組手は振り打ちも交えた乱撃にはじまり恒例の勝ち抜き戦を行いました。
順番は名前のあいうえお順という体重、帯色に関係なしのランダムな組み合わせとしました。
今日は東京から現空研大会無差別級優勝のNito(兄)3段がきていて順当ではありますが大活躍しました。
しかし我孫子には個性の違った強豪が大勢いますので簡単には勝たせてもらえません。
一つ一つの試合はなかなか見ごたえのあるものとなりました。
乱撃の基本をMikiちゃん(今日から新空手衣)に指導をするNakabachi師範(左端)
Kumagai4級(左)の意表をつく上段回蹴り。思わずのけぞるアビ二段(右)
Kumagai4級は良いセンスの持ち主で、急激に力が伸びています。合宿の審査が楽しみな一人です。
Nito(兄)3段(左)の鋭い上段突き。右はNakagawa初段。その後Nakagawa初段も鋭いカウンターを返すがお互い場外で双方ポイントなし。
なかなか緊迫感のある良い組手でしたが互いにカウンターを警戒するあまり手数が少なくなりました。
もう少し誘い技や崩しを使って相手を揺さぶる技術も研究しましょう。
この試合は僅差判定でNito(兄)3段の勝利。
Nito(兄)3段(左)VS Arai4級(右)
この試合も面白い展開となりました。最近現空研空手に慣れてきたArai4級(右)は積極的に前にでます。
特に飛び込んでの上段突きをスピードもあって効果的です。
しかし反応の速いNito(兄)3段には防御されてなかなか技を極めることができません。
Arai4級の攻めを絶妙のカウンターで返すNito(兄)3段(右)
この試合もお互いポイント差はなく僅差判定でNito(兄)3段の勝利となります。
こうしてNito(兄)3段(は次々と勝ち抜いていきます。
その中で次ぎに好勝負負となったのは和道流出身のKitajima二段との対戦です。
Kitajima二段は決して大きくない体ですが大きな相手にも一瞬の隙をついた大技をしかけます。
今日も至近距離からいくつかの大技を繰り出しかいましたが反応の鋭いNito(兄)3段はなかなか切り崩せません。
判定でNito(兄)3段の勝利となりました。
Nito(兄)3段(左) VS Kitajima二段(右)
ある意味今日もっともかみ合った試合がレスラー二段との一戦でしょう。
互いに重い蹴りの持ち主ですが、その応酬となりました。
最後はNito(兄)3段の右上段回蹴がきれいに決まり、これが決定打となってNito(兄)3段の勝利となりました。
Nito(兄)3段(左) VS レスラー二段(右)
Nito(兄)3段(左) VS レスラー二段(右)
女子部のMikiちゃん(左)が今日は真新しい空手衣でNito(兄)3段(右)に挑みます。
Kimura師範(左)とNito(兄)3段(右)の乱取り。
本日は私の号令で最後の中断突き。
2011/08/17
合宿にN師範(警視庁)の参加も急遽決まりました。
そして時を同じくして元暴走族のサカ坊初段も参加を表明しました。
昨日の敵は今日の友です。
今年の合宿も多士済々で面白くなりそうです。
まだ参加枠に余裕がありますので都合のついた会員はどしどし参加して下さい。
面白い話がたくさん聞ける合宿になりますよ。
2011/08/16
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
お盆にもかかわらず多くの参加者があり猛暑の中での熱気あふれる稽古となりました。
少年部も新入会の子たちの新しい空手衣がやっと届き、嬉しそうでした。
少年部の稽古
一般部は世田谷道場としては合宿前の最後の稽古となりますので審査にそなえて実戦的な組手、特に運足や受けの基本に立ち返った稽古を行いました。
勝ち抜き戦も行いましたが、今日大活躍したのはEndo初段です。
初戦のYagi君との熱戦を皮切りに、次々と強豪を破り何と結果的に9人組手となりました。
もともと地力はあるのですが最近は一段と技の威力が増し組手に安定感がでてきました。
Yagi君(左)の至近距離からの上段回蹴をかいくぐって強烈な上段突きを出すEndo初段(右)
逆回し気味の踵落としで技有をとるEndo初段 右は実力者のSuehiro二段。
最近Suehiro二段が復帰して相変わらず巧みな組手を見せてくれます。
実質的な決勝戦となったMiwa初段(左) VS Kawabe二段(右)
パワーファイター同士の見ごたえのある組手です。
Kawabe二段が本日の優勝者となりました。
2011/08/11
ここのところ実戦的振り打ちの稽古を特化して行っていますが、皆こつを飲み込んできて自由組手でも時々効果的な攻撃をみることができます。
最近は我孫子道場や世田谷道場の参加者の数や熱気に比べ目黒道場の参加者が少なめなのが気になります。
目黒道場はまだ使用の許可がでていませんので現在世田谷で振り替え稽古をしているのも影響しているかもしれませんが同じ土日に稽古を行っていますので遠慮せずに参加してください。
私は今日からちょっと休暇をとりますので今週の稽古の様子は帰京してからアップします。
合宿参加者の更新もその間少し途絶えますが確認したい方は現空研専用電話へご連絡下さい。
2011/08/03
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
今日は振打を重点的に稽古しました。
振打は剛柔流の技の中でも接近戦で大変威力を発揮します。
またフルコンタクトのルールにおいても相手のガードの腕を痛みつけたり崩しに応用でき大変奥の深い技です。
まず乱撃で自在に使えるように慣れることが大切です。
その他痛みに対する抵抗力を養うのにも適しています。
乱撃で振り打ちの特訓を行う。
今日の勝ち抜き戦ではNakagawa初段の出来が光っていました。
最終戦でアビ二段に破れますがその他は全て勝ち抜きました。
僅差の判定もありましたが的確な上段突きでポイントを積み重ねていきました。
Nagawa初段(左) VS Arai4級(右)
この二人はともに他流派では4段の持ち主です。
特にArai4級は還暦を過ぎてその基礎体力はもとより技の切れスピードも日に日に増しています。
今日も敗れはしましたが内容はレベルの高いものでした。
Nakagawa初段(右)が鋭い上段突きを極める 左Ando初段 Ando初段(左)の連続攻撃を巧みにかわすNakagawa初段(右)
Ando初段(奥)の必殺の上段回蹴もちょい浅い。 手前Nakagawa初段
Ando初段もNakagawa初段になかなか勝てませんが今日はかなり肉薄する攻撃をみせました。
しかしやはり先手をとられる場面が多く結局後手にまわりがらなので今後の需要な検討課題として稽古して下さい。
Nakagawa初段(左) VS Kitajima二段
この対戦はいつも緊迫感溢れるのですが今日は先週と同じパターンでNakagawa初段が制しました。
Nakagawa初段(左) VS タケオマン二段(右)
蹴りのタケオマン二段と突きのNakagawa初段の対戦です。
先週とは違ってタケオマン二段の気迫が感じられ互いに譲らぬ接戦になりました。
延長の末、僅差判定でNakagawa初段の勝ち。
レスラー二段(左) VS Nakagawa初段(右)
この戦いは本日最も判定の難しかった試合です。
重い足腰と反射神経のするどいレスラー二段は簡単には崩せません。
互いに決定打のないまつ延長戦に入りますがここでも拮抗し、最後は判定となりました。
木村師範も難しい判定を迫られましたが若干の攻勢を認めてNakagawa初段の勝ちを宣言しました。
アビ二段(左) VS Nakagawa初段(右) アビ二段(右) VS Nakagawa初段(左)
決勝戦はアビ二段 VS Nakagawa初段となりました。
Nakagawa初段は相手が重量級であっても常に真正面から攻める姿勢に気迫を感じます。
しかし、パワーだけでなくきめ細かい技も駆使できるアビ二段は簡単には落とせません。
今日はアビ二段の積極性と腰の据わった攻勢が勝利を呼びました。
最後に女子部のMikiちゃんがアビ二段に挑戦です。
足もずいぶん上がるようになりました。
フルタイムで攻勢をかけたMikiちゃんに木村師範の判定で勝ちが告げられました。
最後に1分間の乱取り連続5本行って本日の稽古は終了。
2011/08/02-2
世田谷第二道場一般部の稽古です。
先週からの延長で突きの特訓です。
Kin三段、Suematu二段はじめ実力者が揃って参加人数も多く充実した稽古ができました。
新人や初心者も多かったので突きの基本や心構えのお話も交えて乱撃を中心に稽古を行いました。
しかし最後の勝ち抜き戦はなかなか見所の多い内容となりました。
新会員のYagi君はまだ空手衣も来てないのですが大学時代に伝統系で黒帯を取った実力者で格闘センスも抜群です。
今日は元プロボクサーのSugiyama君との対戦となりましたが、互いに新会員とは思えない迫力のある組手となりました。
この二人はあっというまにもっともっと強くなるでしょう。
パニック障害を克服するために入会したH君もそうした障害はまったく感じさせない気合の入った組手を展開していました。
世田谷道場は新会員や白帯、緑帯、茶帯の中堅層の活躍が特に目立ちます。
しかしきょう一番目立ったのはMiwa初段です。
元も柔道出身で加えて筋力トレーニングで鍛えた重量級の体躯から繰り出す突き蹴りは重くて強烈です。
その上今日は突きのタイミングもしっかり把握して勝ち抜き戦では大活躍しました。
特に決勝のKina三段はスピードでは現空研で1,2を争う実力者ですがそのKin三段を相手に延長の末引き分けたのは見事でした。
本日の稽古のテーマを説明
Kin三段を相手に技の説明
なるべくベテランと初心者が対戦できるように分けて乱撃形式で稽古
元プロボクサーのSugiyama君(右)の強烈な上段突き 伝統系黒帯のYagi君(歯科医師)の威力のある中段回蹴
Aizawa君(左) VS Sugiyama君(右)の左クロスカウンターが決まる Morikawa2級 VS Sinozak君 良い内容です。
Morikawa2級と Sinozak君は私生活でも先輩後輩の仲ですが、二人とも急激に力を伸ばしています。
Hirayama初段(左)の上段突きが Sinozak君に決まる。 Miwa初段(左)の重量感ある上段突 Hirayama初段(右)
Hirayama初段も突き蹴り共に従来からの持ち味スピードに加え重さも目立つようになりました。
Suematu二段(手前)の華麗な上段回蹴 Miwa初段(奥) Miwa初段の胸を借りるHigano君(右)
決勝戦 Miwa初段(左)の上段突き 右はKin三段 Kin三段(右)の飛後回蹴 左はMiwa初段
この組手は今日のハイライトでしょう。地力のあるKin三段に対し善戦して引き分けに持ち込んだのは見事です。
(追)
今日は稽古の後50肩の話で盛り上がりました。
Miwa初段によると50肩は筋肉(何とか筋とか言っていましたが忘れた)を鍛えることで解消するそうです。
まあほっといても直るのですが、早く治すにはそれが一番なのでしょう。
2011/08/02
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
少年部は夏休みで参加者が少なかったのですが集まった子は元気いっぱいに稽古をしました。
Take(S)君(左)の良く上がる回蹴 Kakizaki君(左)は最近は脱力した回蹴ができるようになりました。
10人組手を控えたMikawa君(左)の中段横蹴り Ouraちゃん(左) VS Mikawa君
兄妹対戦です。 Take(S)君(右) VS Ouraちゃん(左)
2011/07/31
本日は我孫子の昼の部で稽古を行いました。
今日は参加者が少なかったのですが、先日目黒道場(池ノ上)に見学に来たHatusika君が正式に会員になりました。
彼は福岡で12年の空手経験があり(黒帯)大学(慶応)に進学して極真の同好会で2年間の経験があります。
またNito(兄)三段がここ我孫子道場に久々に顔を見せてくれました。
今日は東京の道場に引き続いて顔面攻撃の特訓です。
ただNito(兄)三段の他酔っ払い師範やAndo初段などベテランが揃いましたので説明を一通り行ったあとは実戦での確認を主とした稽古を行いました。
酔っ払い師範とNito(兄)三段の対戦はさすがに見ごたえがありました。
Nito(兄)三段の威力はますます磨きがかかっていますが、今日は酔っ払い師範のスピードがそれ以上に目だっていました。
酔っ払い師範のスピードは全く衰えを見せないどころか最近はより洗練されてまったく無駄の無い動きになっています。
Hatusika君も10年のブランクがありますし、組手のスタイルも違うのでまだ慣れの段階ですが基本がしっかりしていますので本来の力を発揮するのも時間の問題でしょう。
Nito(兄)三段を相手に実戦的にタイミングを説明 顔面を貫く気迫で一撃を極める。
Nito(兄)三段(左) VS Hatusika君(右) Nito(兄)三段(左)VS酔っ払い師範(右)の緊迫感のある組手
Ando初段(左) VS Nito(兄)三段(右) 気合が入っています。
2011/07/30
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
今日は上段突きに重点をおいた稽古です。
フルコンといえど現空研は上段の突きを重視しています。
何といってもルールなしの戦いでは顔面への攻撃は攻撃する側にとってもされる側にとっても致命的な場面になる確率が高いのは間違いありません。
危険防止、後遺症防止の観点から現空研では顔面への攻撃は寸止めで行っていますが、フルコンが許される局面では顔面への攻防は軽視されがちです。
本来の武道精神に立ち返って今日は崩しからの攻撃パターンを稽古しました。
伝統系ではポピュラーなコンビネーションですがフルコン系ではあまり訓練されないパターンです。
こういった攻撃バターンは何度も攻撃されることで防ぎ方も身についてきます。
そのためにはこの攻撃パターンで攻める相手も稽古では必要になるのです。
攻める側、受ける側両方の立場で多くの経験を積めるように今日はこのパターンに特化した基本、組手を重点的に行いました。
Takagi二段は伝統系の道場で指導員までしていた経験がありこうした技法に関しては一日の長があります。
その他今日は目立ったのはWatanabe(R)初段です。
崩しからの突きに入るタイミングまた気合などもとてもスムーズで気迫に溢れていました。
また元プロボクサーのSugiyama君は、突き方がまだボクシング的ではありますがそのスピードとタイミングは侮れないものがあります。
今日のメンバーは総体的にレベルが高く、ほぼ全員が満足できる結果でした。
次の課題はガチンコのフルコンルールでこの技を生かせるようになる事です。
またこうした攻め方をされた時適切に対処できる事です。
稽古に先立ち今日のポイントを全員に説明する。
Sonoda(T)二段相手に崩しのテクニックを説明 Watanabe(R)初段相手に突きき気合の入れ方残心について解説
Sonoda(T)二段相手に善戦するWatanabe(R)初段(右) ポイント勝負では敗れましたが内容は素晴らしかった。
Takagi二段(左) VS Kawabe二段(右) 非常にスリリングな接近線に終始。実力者同士の見ごたえのある組手でした。
互いポイントを取り合い本戦は引き分け。延長戦に入りましたが相譲らず。引き分け判定となる激戦でした。
本日の決勝戦 Namekawa二段(左)の絶妙のタイミングの上段突き。 相手はTakagi二段(右)
Takagi二段(左)のリーチを生かした上段突き。相手はNamekawa二段(右)
(追)
7月17日殺人的猛暑の中我孫子道場へ埼玉から自転車(ママチャリ)で来たWatanabe(R)初段ですが後日談がありました。
あの日稽古の後、帰る途中何とパンクしたそうです。
自転車屋を探して数時間もあの炎天下を歩き続け数時間後にやっと自転車を見つけてパンクを修理し、家に帰り着いたのは東京道場で夜の稽古が終わった頃だったそうです。
流石に東京まではママチャリでは来ないねなどと噂をしていた頃彼はまだ自転車を必死にコイでいたんですね。
2011/07/28
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
Kitajima二段が久しぶりに登場しました。
腰を痛めていたそうです。
先週膝を痛めたNakagawa初段も元気に顔を見せてくれました。
私も腰と膝は過去大きな怪我をしました。
この二つは空手家が最も怪我をしやすいところです。(拳や足先は除いて)
また癖にもなりやすいので十分なケアと普段の注意も必要です。
我孫子は一度に大勢が集まる日は少ないのですが、毎回違った顔ぶれになり組手は多彩な組み合わせ実現され稽古にはもってこいの条件がそろいます。
日曜にもやっていますので東京道場の会員もたまに我孫子に出稽古に来ると新鮮な組手を味わえると思います。
今日光ったのは久々登場のKitajima二段とNakagawa初段です。
勝ち抜き戦の先頭は目の故障でしばらく組手を休んでいたアビ二段からです。
初戦の相手はArai4級(伝統系4段、全空連3段)です。
Arai4級は還暦を過ぎていますが、その身体能力はすばらしく、そのうち動画で紹介したいと思っているのですが、体の柔軟性と筋力はすばらしいものがあります。
アビ二段は昨年の現空研大会では壮年部重量級の優勝者であり無差別級でも常に上位をしめる強豪です。
今日のこの二人の対戦は面白い展開となりました。
Arai4級は技が多彩でスピードもありなによりその気迫は若者にまったくひけをとりません。
年齢を感じさせない身体能力の高さでいろいろ奇襲的な工夫も怠りません。
アビ二段は目がやっと治った状態だったので多少様子見の感はありましたがもともとあのパワーの持ち主ですから一発一発の重さがあります。
今日Arai4級はアビ二段の上段回蹴に対して四股立ちによる極端な低姿勢でそれを避ける動作を再三繰り返していました。
何らかの意図をもった動きですが今日はこれを繰り返すのみでした。なかなか興味深い展開です。
Arai4級(左)の上段突き アビ二段(右)の上段回蹴を低い姿勢で受ける。
一瞬でも隙を見せると飛んでくるArai4級(右)の鋭い前蹴 何回も見せる極端に腰を沈めたArai4級(右)の受け
次はアビ二段対Kitajima二段の対戦です。
この二人は何回となく戦っていますが、毎回緊張感のある良い組手になります。
今日は若干アビ二段が押し気味で延長の末僅差判定の勝利となりました。
しかし、アビ二段は目の故障のためここで退場。
代わってKitajima二段が組手を続けていきます。
新会員のMikiちゃんも勝ち抜き戦へ参加しました。
まだ基本的な攻防や姿勢、構え方などを覚える段階ですが、足はよく上がるし声もしっかり出せるようになってきました。
Kitajima二段(左) VS Mikiちゃん
次ぎに対戦したKunii3級もずいぶん動きが良くなってきました。
その次ぎのKumagai3級も最近最も進歩した一人です。
一つ一つの技はまだまだですが、鋭い反射神経と柔軟な体で蹴り技が光ります。
もう少し至近距離で出せるようになると上級者も食うかもしれません。
今日一番白熱した対戦はKitajima二段対Nakagawa初段の対戦でした。
ともに故障を抱えている状態なのでライトコンタクトで行うように指示しました。
この二人は第3回現空研大会では最高の緊迫感を生む好試合を演じました。
東京道場のNamekawa二段、Muramatu初段を含めての上位争いはレベルの高い見所の多い展開となったのは記憶に新しいところです。
今日はライトコンタクトではありますがやはり緊迫感のある試合展開とてりました。
今日は下の写真のようにNakagawa初段の上段突きが勝敗を決することになりましたが、この技は伝統系のテクニックの一つでフルコンではあまり見られない技なので少し解説致します。
技法としては「後の先(ごのせん)」になります。
もう一つ前のシーンがあるのですが、最初に右のKitajima二段が左上段を狙って突いてきます。
実はこの突きはNakagawa初段の体の揺らしによって呼び込まれたものです。
その直後にNakagawa初段は右腕で相手の突きを下に押さえ込み、すかさず左上段の突きをカウンターとして繰り出すのです。
これが見事に決まっています。
この技は相手が必殺の一撃を狙うタイプには大変有効です。
しかしリスクもあります。
最初のタイミングをとるのが大変難しいのです。
Nakagawa初段はこのカイミングの取り方が上手なのですが、慣れない初心者がこを試みると最初の呼び込むつもりの突きを貰ってしまう危険性がかなり高くなります。
また相手の突きを落とすのも中途半端に行うと反対の拳でいわゆる連撃の形で反対に取られてしまいます。
しかしNakagawa初段のような上手な人が形にきれいに入るとかなりの上級者でも貰ってしまいます。
こうした連続技の防ぎ方は道場で何回かお話しましたが次回道場であらためて解説しましょう。
Kitajima二段(左)の左上段突きを右手で抑えるNakagawa初段(左) 間髪を居れずに左の上段突きを極める。
女子部のキクちゃん初段も今日はNakagawa初段へ挑戦です。
今日はかなり積極的な攻防ができました。もう少し気合の声が大きければ完璧です。
キク初段(右)のよくしなった上段回蹴
最後に対戦したTakeda4級は格闘センスがありパワー気迫とも兼ねた実力者です。
まだ荒削りで、試合では負けましたが、常に積極的に前に出る敢闘精神はすばらしい。
強くなるのは時間の問題でしょう。
Nakagawa初段(左)に膝蹴りで圧力をかけるTakeda4級(右)
2011/07/27
本日嬉しいニュースが入りました。(本人からのメール)
我孫子道場のIkoma初段(通称コマちゃん) Green & lily (コマちゃん)
は長い間ベトナムへ単身赴任していましたがとうとう帰国の運びとなりました。
8月の早い週に日本に戻れるようです。
合宿参加は調整中ですが、無事の帰国を祈っています。
いろいろ武勇伝(?)も豊富そうなので話を聞くのが楽しみです。
2011/07/26
本日は世田谷第二道場で稽古です。
少年部は夏休みに入り時間に余裕ができたのか早くからの参加者が多くなりました。
今日はIwaki君が大変良い組手を行いました。
ポイント勝負はIto君に敗れたのですが内容は甲乙つけがたいものでIwaki君の前にでる勇気は光っていました。
左 Iwaki君 右 Ito君
今日は一番活躍したのはTake君で、次々と勝ち抜き最終戦で最終のKaizaki君に僅差で敗れるまで大活躍しました。
最近上段の突技を覚えた実力のあるTuji君には苦戦しましたが出来は最高でした。
左 Take君 右 Tuji君
最終戦はパワーのあるKakizaki君との決勝戦となりました。
延長権で最後一進一退の熱戦となりましたが、最後はスタミナが切れ地力のあるKakizaki君の勝利となりましたが互いに力を出し切った良い組手でした。
左 Kakizaki君 右 Take君
新会員のWatanabe(Y)君と Ouraちゃんも元気いっぱい頑張りました。
Ouraちゃんは今日大活躍したTake君の妹です。
Watanabe(Y)君(右) VS Kakizaki君(左) Ouraちゃん(右) VS Kakizaki君(左)
一般部は今日はYokoyama2級が久々の登場です。
肩を痛めていたのですが、やっと病院から軽い運動の復帰を認められて顔をだしてくれました。
まだハードな運動は止められているので今日は乱撃と乱取(スパー)の参加となりました。
久々と言えばGoto1級も参加しました。
彼は10人組手を控えていますのでしっかりと調整が必要です。
今日は号令をEndo初段に頼みました。
そのEndo初段は今日の勝ち抜き戦で大量勝ち抜きを演じます。
今日は帯順ではなく氏名のあいうえお順で並び、最後にここのところ絶好調のSonoda(T)二段を配置しました。
Endo初段はたまたま先頭になったのですが、破竹の進撃を続けてました。そして先週Kin3段を破る金星を取ったパワーのあるSinozaki君とは真っ向からのパワー勝負にもちこみ Sinozaki君を圧倒しました。
左 Endo初段 後蹴で技有 右 Goto1級
手前 Endo初段の上段回蹴をもらう Suzuki君(力をつけてきましたがまだガードに甘さが)
さすがにスタミナを消耗した頃これまたパワーファイターのMorikawa2級とガチンコ勝負となり僅差でMorikawa2級が勝利しました。
Morikawa2級も最近伸張著しい一人ですが、これまたパワーファイターのYokozeki4級とは真っ向からの打ち合いを演じました。
Yokozeki4級も力を出し尽くしての打ち合いを演じますが、Morikawa2級得意の押し込んでからの上段回蹴を食ってしまい勝負は決しました。
決勝戦はSonoda(T)二段とMorikawa2級という珍しい組み合わせとなりました。
Morikawa2級はパワーじじりじりと距離を詰めながら上段、下段のコンピネーションで攻めますが、動きの速いSonoda(T)二段を追い詰めるまでには至りません。
一旦守勢にまわるとSonoda(T)二段は隙をついて連続技の攻勢に転じます。
それでも試合の流れは一進一退となり延長戦へと縺れ込みます。
しかし延長開始早々、厳しい展開を予想したにもかかわらず魔の間隙とでも言うか一瞬のタイミングでSonoda(T)二段の素直な上段前蹴をノーガードで貰ってしまいあっけない終了となりました。
ここのところMorikawa2級は好調なのですがどうしたわけかこの上段前蹴りを食うことが何かにとりつかれたように続いており、本人も苦笑いをしていました。(前回は確か池ノ上でのHayasi(Y)初段との対戦だったかな)
Sonoda(T)二段の上段前蹴(左) Morikawa2級(右)
新会員のHigano君も組手に慣れてきました。
前回池の上では締め技の講習をしましたが蘇生法を教えていませんでした。
本日はまず蘇生法から実習です。
蘇生法はいろいろありますが、一番簡単で確実な方法がこれです。
ただし気絶している人が全てこの方法で蘇生するわけでなく、正しい締め技で素直に落ちた場合の活の入れ方であることは十分注意してください。
例えば格闘の末頚骨骨折で気絶した人なんかはこうした方法は禁忌です。(絶対安静で救急車を呼びましょう)
活の入れ方
締め技も組み合う流れになれば強力な武器となりますからしっかり身に着けてください。
2011/07/24
本日夜は池の上で稽古を行いました。
今日は興味深い見学者の方が登場しました。
九州で地元の道場で初段をとり大学でフルコン空手を2年くらい合計12年の空手経験者の方です。
ただブランクが10年近くあり、体験に来た動機は昔やっていた空手をまた再開したくて現空研の門をたたいたということです。
準備運動から基本き一緒にやってもらいましたが、突きの蹴りの基本はできていましたので、今日は勝抜戦の後組手も体験してもらうことにしました。
見学者の方のために乱取りの説明 Namekawa二段 VS Sonoda(T)二段
今日は、防具着用の現空研ルールの組手での勝抜戦を行いました。
黒帯も多かったので主審はNamekawa二段にお願いし、副審は黒帯で交代で行うことにしました。
最後は主審も交代し茶帯の会員も副審を体験してもらいました。
主審のNamekawa二段はすっかりルールを理解し大変スムーズな審判ぶりでした。
副審は慣れた会員はスムーズで、経験の浅い会員は間違いもちらほら見られましたがこれは全て経験が解決します。
今日大活躍したのはSonoda(T)二段でした。
勝ち抜き戦は帯順、体重順で行うといつも似た組み合わせになりますので、今日は一旦帯順でならんだ後、適当に順番を変えました。
特に審査で10人組手を控えた会員は軽量でも後半に移動してもらいました。
そうした中Sonoda(T)二段は前半に登場することになりました。
しかし先週の我孫子道場でも好調ぶりを発揮したSonoda(T)二段は今週も調子を上げており、途中延長の末の僅差判定もいくつかありましたが技有も多くとり結局7名を抜いて決勝はNamekawa二段との二段同士の対戦となりました。
この二人は今年の現空研大会の一般部の優勝者と壮年部の優勝者で、普段の稽古でもいつも接戦を演じます。
若いSonoda(T)二段も7人の強豪を相手の後ですからかなりスタミナも消耗しています。
流石にNamekawa二段は余裕があり、落ち着いた中にも終始押し気味の試合展開となりました。
しかし本戦では決着がつかず延長となります。
延長戦でも終始Namekawa二段の攻勢が続きます。
何回か副審の旗一本がNamekawa二段に上がるシーンもありましたが不十分と見た主審は続行を命じます。
延長も終了間際、Sonoda(T)二段が下がりながらも一瞬の隙を突いた回蹴、後蹴の連続技を放ちます。
それは計算の上という余裕の対応で捌いたNamekawa二段が更に前に出た瞬間思わぬタイミングでSonoda(T)二段は上段回蹴を放ちます。
想定外の奇襲にNamekawa二段の反応はわずかに遅れこの蹴りをもらってしまいました。
こうした接近戦での上段蹴はNamekawa二段が本来得意とする技ですが今日はそれを貰うという展開となったのです。
こうしてSonoda(T)二段が8人抜きを演じたしだいです。
Sonoda(T)二段(左) VS Namekawa二段(右)
最後に見学者との対戦を予定していましたが、Sonoda(T)二段が消耗していましたのでNamekawa二段と対戦してもらうことにしました。
Namekawa二段には相手が有段者であることやフルコン経験者であることも伝えましたがブランクが10年あることからコントロールした組手を行うように指示しました。
体験者の方にも試合ではないのでリラックスしてやってもらうように指示しました。
体験者の方は久しぶりの組手でもありルールもよく分かっていなので遠慮がちでしたが、だんだん慣れて調子もでてきました。
しかし、Namekawa二段の自在の蹴技は長いブランクのせいで良く見えないようで何本も上段回蹴を寸止めで貰う結果となりました。
Namekawa二段(右)のコントロールされたきれいな上段回蹴
現時点での組手としては圧倒的な大差となりましたが、基礎ができていますので入門して稽古を積めば急速に感を取り戻せると思います。
最後に我孫子に続いて池の上でも久しぶりに関節技の稽古を行いました。
初めての会員も多いので原理原則からの説明です。
最後は互いに技をかけあってもらいました。
一つ忘れていたのは蘇生術です。
これは大きな失敗ですね。来週は必ず蘇生法の稽古も行います。
2011/07/24
本日は我孫子の昼の部の稽古を行いました。
少年部のTakagi(F)君の初段の認定証と黒帯の授与を行いました。
中学生となり学校行事も忙しく久々の登場ですが今日は初めて黒帯を締め、我孫子の強豪Ando初段と模範組手を行い良い動きを見せてくれました。
またUno二段の長男Tetuo君(小学校一年生)が本日正式入会しました。
ここ何週間か体験入会中でしたが短い間にめきめき上達し今日は高く上がる上段蹴りも見せてくれました。
体の柔らかいお姉ちゃんのManaちゃんも体験中です。
今日の酔っ払い師範とAndo初段のスパーはなかなか見ごたえがありました。
Takagi(F)初段(右) VS Ando初段(左) Uno(T)君の上段蹴り
少年部、女子部も混じっての乱撃 酔っ払い師範(左) VS Ando初段(右)
2011/07/20
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
台風が近づいているし警報も出ていたので中止すべきだったかもしれませんが、まあ来れる会員だけでも集まって稽古できたらと思い稽古を実施しました。
途中アビ二段から稽古をやるのですかという確認,の電話をもらいました。
「多分中止だろうと思ったけど念のため電話した」とのことですが「やる」ということで驚いていました。
結果、来たのはアビ二段、Ando初段、Nakagawa初段、Arai4級そして女子部のKiku初段、新会員のMikiちゃんでした。
この嵐の中で稽古に来た女子部はすごいですね。
今日は人数が少ないので勝ち抜き戦は行わず、久しぶりに組み技系である「絞め」の稽古を行いました。
最初に覚えてもらうのは蘇生法です。いわゆる「活」の入れ方です。
「落とす」ことの生理学的な意味と原理を説明し、蘇生術を十分にマスターしたあと、簡単な技から少しづつ応用も実技で体験してもらいました。
Ando初段に落ち寸前までを体験してもらい、二人一組で相互に技をかけあってもらいました。
実際に落とすのは危険もともないますので寸前までで早めに参った(タップ)をしてもらいます。
人数が少ないこともあり、かなり入念に稽古をすることができました。
我孫子は畳があるので寝技の稽古がやりやすいのが良いところです。
新会員のMikiチャンを指導するキクちゃん(初段)
2011/07/19
本日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
少年部は防具無しで寸止め稽古を行いました。
寸止めは極めや引き手のメリハリが必要になります。フルコンとは違った腰の切れも必要になります。
フルコンを前提とした寸止めの稽古は、寸止めのための寸止めと異なり効かす技の習得を早めます。
一般部はフルコンの稽古を行いました。
今日は勝ち抜き戦の並び順をランダムにしたところたまたまKin三段が先頭になってしまいました。
今年の現空研大会壮年部中量級優勝、無差別級2位のKin三段が先頭に来てしまっては全員抜きになってもしようがない状況でしたがそれも一つの経験となり意義があるだろうと思いそのまま実行することにしました。
しかしここで大番狂わせが起こります。
Kin三段を最初の対戦者である白帯のSinozaki君が破ったのです。
Sinozaki君は有効技を取られるし当然ですが終始押されていました。しかし終了直前Kin三段の踵落としから後回蹴の連続技をかろうじて避けるや一瞬の隙を突いて上段回蹴を放ち、やや浅めではありましたが副審二名も旗を揚げる見事な技有を決め勝ち残りました。
その後、これまた現空研大会壮年部準優勝の実力者Suematu二段も延長戦に持ち込む接戦の末旗判定(旗も割れましたが)で僅差勝利を得ます。
3人目は元プロボクサーのSugiyama君です。
この試合も激戦となりました。
突きの威力で勝るSugiyama君ですがまだ蹴り技の防御が甘いところをつかれ技有を取られてSinozaki君の勝利となります。
Sinozaki君の快進撃を止めたのはTasiro初段です。
この勝負も延長戦の末僅差判定となる激戦でした。
Sinozaki君の実力が着実に伸びていることを感じさせる勝ち抜き戦でした。
Hirayama初段は今日は中段の突きの重さが目だっていました。
重量級で突きの威力では定評のあるMiwa初段やMorikawa2級を壮絶な打撃戦を見せ勝利したことでも組手のレベルが格段に上がった事を感じさせます。
先週見学に来られたHigano君も正式入会し今日は組手も体験しました。
また最近入会したMiwa初段の高校時代の柔道部の仲間で歯科医のYagi君は大学時代は空手部で黒帯をとった実力者です。
伝統系空手で鍛えられたスピードと反射神経はすばらしく、現空研空手の重い突き蹴りも急速にマスターしつつあります。
今日は中身の濃い稽古ができました。
2011/07/17
本日は昼は我孫子、夜は池の上で稽古を行いました。
我孫子道場昼の部は、仕事で夜稽古に出られなかった会員や、東京からの出稽古の会員で毎回顔ぶれが変わり、組手の組み合わせも変化に富んで興味深い対戦が多くなります。
酔っ払い師範や木村師範も顔を出すことが多く、常連はアビ二段、Uno二段(親子)、Ando初段、キクちゃん初段、ミキちゃん(新会員)他です。
本日はHayasi二段、Takagi二段も顔を見せ、高段者が揃いました。
また東京道場のWatanabe(R)初段が我孫子初登場です。
ただ驚いたことはこの炎天下に自転車で来た事です。
数十キロの距離を自転車とは・・・・
私の車の車外温度計は40度を指していたのに。
しかもその自転車は、変速機も何も無しのいわゆるママチャリです。
滝のような汗でした。これで組手ができるのか・・・・・・・・
ある意味すごい根性です。
今日大活躍したのはSonoda(T)二段です。
一般男子は全員黒帯だったので、段位関係なしの体重順でフルコンスタイルの勝ち抜き戦を行いました。
我孫子は重量級が多いのでSonoda(T)二段が先頭になりました。
しかし好調なSonoda(T)二段は次々と強豪を破り、最終戦はTakagi二段との対戦となりました。
流石にTakagi二段はパワーもあり動きの速いSonoda(T)二段の好きなようにはさせません。
終了間際にきれいな上段突きを決め、勝負は決しました。
Sonoda(T)二段の活躍が目立ちましたが、Hayasi二段は腰痛をおしての参加であり、勝敗は紙一重でした。
副審も二名つけ、審判の稽古も兼ねての組手稽古でしたが、好試合の連続でした。
またUno(T)君が毎回すばらしい上達でこれも驚きです。将来が本当に楽しみです。
夜は池の上での稽古です。
我孫子で満身創痍のSonoda(T)二段も一時間の仮眠を取って参加しました。
池ノ上にはHyasi(y)君が久々に顔を見せてくれました。
Hayasi(y)君は本日初段の認定証と帯を受け取りました。
入門は2003年です。
実力があるのになぜこんなに期間がかかったのかは仕事の関係です。
転勤や出張が多く、なかなか定期的に道場に来れなかった事、
また昇級・昇段審査を前にアクシデント的な怪我をしたり本当に不運が続きました。
しかし、常に不退転の気持ちで出来る時に稽古を続けとうとう本日黒帯を締めました。
本日は我孫子に続き、副審も二名つける試合用のフルコン組手を行いました。
ただし、異様な猛暑と床の固い事もあり、お互い節度をもったフルコンという規定で行いました。
※節度をもったフルコンのお話も致しました。
もちろんHayasi(y)初段も参加します。
池ノ上は我孫子以上に人数も集まり、強豪が揃いました。
Sonoda(T)二段は我孫子の疲労を考慮して最後尾に並ばせました。
東京道場は白帯、緑帯、茶帯も進歩の著しい会員が多く、全試合すばらしい内容となりました。
主審は私が行いましたが本戦で決着のつかない接戦が多く旗判定になり交代で行った副審二名も判定に苦労したと思います。、
Orikasa初段とHayasi初段の対戦は両者ともスピードと変化技を持っていますのでなかなかおもし展開となりました。
今日試合で光ったのはNamekawa二段でしょう。
最初の対戦がUchida初段で、体重差は30kくらいでしょうか。
しかもUchida初段は体重・パワーだけでなくスピードもあります。
独自に筋力トレーニングにも取り組み地力ではトップクラスです。
そのUchida初段の猛攻は冷静にうけとめ要所要所で的確に勢いを削ぐカウンターや攻撃で総合的に勝利をものにしました。
次ぎは、突きに特化した試合で圧倒的な強さを見せ付けたKawabe2段との対戦です。
この勝負は本当に僅差となりました。
本戦、延長とも互いに譲らぬ好試合となり旗判定となりました。
判定は赤白に分かれました。
主審である私は副審二名を呼び協議。
私も含めて協議も割れ、大会試合であれば再延長となる内容でした。
なぜ難しい判定となったかは、この両者は相当な実力者でありそして持ち味は全然異なっていて、何を重視して判定するかで結果は異なるからです。
体重・パワーに勝り、重い突き蹴りが身上のKawabe二段と鋭い蹴り技を自在にこなし、突きはそのスピードに定評のあるNamekawa二段では互いにポイントを譲らなかった場合の旗判定は大変難しいものとなります。
今日の一番の見所となりましたがこうした試合での判定をどうするかということも審判としては十分勉強しておく必要があります。
結果は僅差判定でNamekawa二段の勝利と致しました。
次ぎは我孫子で大活躍したSonoda(T)二段との対戦となります。
持ち味やスタイルは全然異なりますが互いに蹴りを特異としている点やスピードのある点が共通しています。
この組み合わせは毎回接戦となり一瞬の技で勝敗がきまることが多く、審判泣かせの判定が多いです。
今日も展開は互角のまま丁々発止の攻防となりました。
終了間際にSonoda(T)二段の上段蹴りがきまり旗二本が上がり勝敗は決しましたが両者とも素晴らしい内容でした。
最後は少年部のMatumoto(R)君がSonoda(T)二段に挑戦です。
開始早々Sonoda(T)二段の上段回蹴をもらって技ありを取られますが、ひるむ事なく攻勢をかけとうとう突技で有効2を取り延長戦に縺れ込みます。
延長戦に入っても苦戦は続きますが終了間際に必殺の上段突きが入り、とうとう勝利をもぎ取ります。
万来の拍手が起こりました。
その後で起こるナデシコジャパンがアメリカを破る瞬間を予言するような内容でした。
今日は本当に熱い一日でしたが稽古の内容も熱く充実した一日となりました。
2011/07/16
明日は我孫子と東京で稽古を行いますが、勝ち抜き戦も含めて合宿・審査に向けてのオールラウンドな組手の稽古を行います。
上級者は、主審、副審の稽古も合わせて行いますのでなるべく参加可能な会員はなるべく参加してください。
2011/07/13
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
道路が異常な渋滞でいつもより1時間も遅く道場に入りました。
指導は木村師範に頼んでいたのでスムーズに進行中でした。
今日は世田谷道場に引き続き久々の勝ち抜き戦を行いました。
今日最も光っていたのはNakagawa初段です。
もともと切れる技の持ち主ですが、自分より大きくパワーのなる相手でも常に果敢に攻勢をかけていく気迫がすばらしい。
今日は厳しい注意と戦いおける心構えについて全員にお話しました。
東京の道場でも同じような内容の話をしましたが、我孫子ではより具体的なお話をしました。
それは現空研空手の精神にも通ずる話です。
2011/07/12
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
ここのところずっと中段突きをメインの稽古を行ってきましたが、合宿・審査に向け蹴り技も取り入れるオールララウンドな組手の稽古にシフトしていきます。
本日はその第一弾です。
脱力した突きのイメージを蹴りにも生かします。
足を重量感のあるムチのように意識し、腰のひねりを効果的に使ってパワーのロスを極力さけながら威力のある蹴りをだせるようにします。
今日は体験入会の方がいましたので基本の説明やその他をSuematu二段に行ってもらい、号令をEndo初段に行ってもらいました。
今日の体験入会の方はパニック障害という持病で20年間悩まされていて、こんかい思い切って空手で第一歩を踏み出そうという決意で来られました。
ご本人の承諾を得てご紹介させていただきました。
空手を始める方の動機は様々ですが、共通してお持ちなのは「向上心」です。
強い人はより強く、弱い所をお持ちの方はそれを鍛えて強くする。
精神的な強さや肉体的な強さ、また健康増進を目指す方、目的はそれぞれですが、共通して言えるのは現状に甘んじたくない、新たな自分を開拓したいという気持ちです。
こうしたチャレンジ精神がある限り人は向上していきます。
私自身も長い間には様々な困難に直面してきましたが、それらを克服できたのは常にチャレンジ精神を持って戦ってきたからだと思います。
毎日異常な暑さが続いていますが、こうした過酷な環境も自身を鍛えるためのチャレンジの場と考えれば少しはガマンもできます。
(ただし、水分補給などの合理的な対処は十分行ったうえでの話です。また世は過熱気味の節電ムードですが、時間帯によっては電気は余っています。クーラーなどは適切に使用しましょう)
2011/07/06
昨日は世田谷第二道場で、本日は我孫子道場で稽古を行いました。
昨日はSaisyo初段に今日はタケオマン二段に準備運動、基本の号令をまかせました。
号令をかける立場は慣れないと難しいものですが、指導者や命令者の立場で適切な号令や命令、指導ができるようになることも武道の目的の一つです。
技の一つだと思って上級者は取り組んでください。
二人とも後半はだいぶ慣れてきましたがまだまだ遠慮が見られます。
世田谷、我孫子ともフルコンでの組手、倒せる中段突きを徹底的にマスターしてもらうための特訓をおこなっています。
難しいテクニックですが、体重の乗ったしかも単なる押す突きではない切れのある突きを身につけてください。
本日の我孫子道場ではタケオマンが流石という突きを見せてくれました。
大学生同士のEguchi君とKumagai君も若者らしい元気のある良い組手をみせてくれました。
特にKumagai君は良い上段蹴りを連発していました。
女性体験入学者(体験二回目)Mさんも少し慣れて、なかなか活気のある稽古ができました。
2011/07/05
夏季合宿の案内を会員ページにアップしました。
今年も昨年と同じく九十九里で行います。
津波の影響なども心配したのですが、電話で宿のお上さんとも連絡がとれ幸い皆さんも施設も無事で今年もお邪魔させて頂く事にいたしました。
我々の活動がわずかではあっても被災された地域の活性化につながればと思います。
10人組手をはじめ昇級・昇段審査の大イベントが楽しみです。
会員ページをご覧の上早めに申し込み下さい。
2011/07/03
最近忙しくてホームページの更新が滞っておりますが、各道場稽古は活発に行っております。
昨日は世田谷第二道場で稽古を行いました。
中段突きに特化したフルコン稽古を集中的に行っておりますが、脱力の重要性はもちろんですが、その上に体重の乗った突きをどうすれば放つことができるかを追求しました。
体重を乗せた突きは押す突きの事ではありません。
スピードは殺さず腰の切れとリラックスした状況でなおかつ体重を乗せる術があります。
それを身につければ誰もが恐ろしい程のハードバンチャーになれます。
もちろん一日で身につくほど簡単な事ではありません。
最低限の基礎体力や腕力(筋力)は鍛える必要があります。
今回はその方法も伝授しました。次の日は皆腕がバカになって細かい作業はできなくなったと思います。
必要な筋力を獲得したら次はそれを最大の効率で突きの威力に転化させる方法(技)と気力を獲得します。
大切な事はその達成した状況のイメージを常に頭に描く事です。
イメージどおりの動作ができるように反復練習して体に覚えこませることを稽古と言います。
今回は、この稽古で特にできの良かったKawabe二段とWatanabe初段、Endo初段とTobe2級に最後に模範組手を行ってもらいました。
両対戦ともに重くて鋭い突きの応酬で皆の参考になったと思います。
この他にも良い組手は多数あったのですが、この技術の完成形はこの4人も含めてまだまだはるかかなたです。
皆各自の潜在能力の1/10も発揮できていません。
そして翌日(本日)は昼は我孫子道場で稽古を行いました。
恐ろしい暑さでしたが、後半怪我が治った酔っ払い師範も登場してUno親子やAndo初段、Mano初段らと相変わらずのスピードのある組手を展開していました。
2011/06/26
夏合宿の日程が決まりました。8月20日、21日です。
詳細は近いうちに会員ページへアップします。
現空研大会以降、道場では多人数組手や実戦を想定した倒すための技術を追追求する稽古に重点をおいています。
私が理想とする究極の空手は力まず、興奮せず、飄々とした自然体で圧倒的な制圧能力を保持し続ける技法を獲得し、それを善用できる生き様の体現です。
口先だけの正義でなく、行動できる人間力を鍛えたいと思っています。
最近現空研の会員に新しい生命の誕生という慶事が続いています。
親になる事の嬉しさや守るべき家族が増える事の喜びの一方責任も重くなります。
世の中の景気はなかなか好転しませんが、個人個人の努力によりまず自分に力をつけ、それが集団の力となり最終的には社会の力となってより良い世の中が実現すると信じています。
本日は昼の我孫子と夜の東京で稽古を行います。
2011/06/21
皆さんご無沙汰しておりました。
稽古は毎回充実した内容で行っております。
コンピュータの調子が悪く、特に現空研関係のサーバを管理していた端末(ノートブック)がとうとう逝ってしまい更新が滞ってしまいました。
しようが無いのでWindow7搭載のノートに変えました。
現空研のサーバはメインはLinuxで運用しているのですが、仕事柄Windowsもサーバーからスタンドアロンまでかなり古いバージョンから現役で稼動させています。
Windowsのできの悪さは周知の事実で特にVistaであきれはてていましたので自分で使うのはWindow7はずっと保留にしていたのです。
試しにアカデミックパックで入手してテストしてみようかなと思った時もあったのですが、大学で聞いてみると3本からのライセンス購入でそれも異様に高く馬鹿馬鹿しくなりやめました。アメリカなら学生でもメール一本でただみたいな価格で買えるのに。
何で日本だけこんな高い価格設定にされ、また皆文句も言わずこんな出来損ないのOSをせっせと買うのでしょう。
アメリカの対日戦略のミニ版を見るようです。
今回はネットで購入したノートにWindows7が掲載されているのでいまさらながら使ってみたわけです。
まああらためてWindows(7にかぎらない)のできの悪さにあきれはてました。
Linuxが特段優れていると主張するつもりはありませんが、Windowsの思想の統一性のないことと大衆に迎合する姿勢のうさんくささに辟易しているところです。
今まであまりにもセキュリティーに関して穴だらけだったので、それを改善した姿勢は評価できないわではありませんが、中途半端な素人迎合で余計わかりにくくなっている。
つまり初心者には分かりづらいし、かと言って専門家にもわりにくい。
「ヘルプ」にいたっては、幼児語を思わせるような普通名詞を定義なくこれでもかと使っている。(英文のほうはいくらかましだが日本語は最低)
中途半端にウイザードで自動設定されてしまうが、どのレベルまで設定されたのか専門家にもわかりにくい。
一括で設定できる項目を頭の悪いウイザードが一つ一つ聞いてくるのでかったるいことこの上ない。
肝心なところになるとネットワーク管理者に聞けとか言って逃げる。
そもそもホームエディションを使っていて、ネットワーク管理者に聞けとかヘルプで出てくるところからおかしい。
ネットワーク管理者が常駐している家庭なんかどこにある?
だんだん口調も変わってきそうなので続きは暇なときに書きます。
2011/06/04-2
第4回現空研大会各賞の賞状授与を各道場で行いますので入賞者はなるべく早めに稽古のある日に道場へおいで下さい。
明日(06/05日曜日)は我孫子道場の昼の部と目黒道場(池の上小学校)の夜の部で稽古と賞状の授与を行います。
2011/06/04
少年部の第4回現空研空手道大会入賞者の低学年の部を発表しました。
追って高学年の部もアップします。
もアップしました。
2011/05/30-2
をアップしました。
2011/05/30
第4回現空研空手道大会入賞者に各賞も追加してアップしました。
今回は各賞は参加選手に事前に各賞の推薦用紙を渡し、「選手が選ぶ各賞」という形をとってみました。
例年各賞は一部を除いて主に審判長である私や主審、副審その他の運営幹部で話し合って決めていたのですが、今回は実験的に試合当事者である選手が実際に戦ってみての感想になりますのでそれも面白いと思ったからです。
実際に集計してみるとなるほどと納得のいくものでした。
ただ、当日参加の選手が一覧表に記載されてなかったり、他道場の選手の名前をあまり把握してないと思われる用紙もあり、正確な集計にはなっていないかもしれず、来年はまた方式を改良するかもしれません。
今回は各階級の出場選手の数にばらつきがあり、一部の階級では不戦勝で勝ちあがった選手もいますが、参加を表明したということ自体で十分勝ちに値する行動ですのでたとえ試合数が少なくても十分に表彰に値するものです。胸をはって誇りに思って下さい。
一方激戦クラス(無差別級や重量級他)は入賞に値する実力の選手が一回戦や二回戦で敗れ去るという番狂わせも多く見られました。
しかし試合とは本来こういうものであり、こうしか一発勝負の世界を経験しそこで失敗するということも長い武道人生においては宝物となりえます。
個々の試合の感想もおってアップしたいと思っています。
2011/05/29-2
第4回現空研空手道大会入賞者をアップしました。
各賞も集計でき次第アップします。
2011/05/29
本日は第4回現空研空手道大会を実施しました。
今年は高段者や壮年部等の充実した実力者の参加割合が高く、初戦からレベルの高い試合が続きました。
一方初参加の白帯にも上級者を食う活躍をした会員も散見され、全試合面白く内容の濃い展開となりました。
全体的には実力のあるベテラン勢の活躍が多かったのですがそれに混じって初参加の新人も暴れまわるという一瞬も目を話せない試合の連続でした。
午前中で体重別の全試合が決し、午後は無差別級と道場別対抗戦が行われました。
無差別級は参加者多数のため4つのプロックに分けてトーナメンドを行い、それぞれの優勝者で準決勝、決勝戦を行いました。
Aブロックでは前回新人のUchida初段に不覚をとったNito(兄)三段が一般部中量級優勝者のEnomoto初段を破り、ブロック決勝戦で白帯ながら元プロボクサーの特質を生かした強力なパンチで勝ちあがってきたSugiyama君を終始冷静に押さえ最後は上段回蹴できれいに決めて勝ち上がりました。
Bブロックでは前回優勝のUchida初段が長く休会の後復帰した実力者のMurakosi初段、目黒のパワーファイターのEndo初段を破って勝ち上がってきました。
Cブロックでは実力者のWatanabe(レスラー)二段を番狂わせで破った新鋭のTakamori2級を落ち着いて捌き、一般部軽量級優勝者で進境著しい大学生のSonoda(T)二段との延長戦にもつれ込む厳しい戦いを制したベテランのKin三段が勝ち上がりました。
Dブロックは前回準優勝のKato三段が前年度一般部軽量級優勝、本年は準優勝のHituji初段を破り、茶帯ながら極真出身でパワーファイターのMorikawa2級を破って勝ち上がってきました。
この4人の戦いで最終的に決勝に残ったのはNito(兄)三段とKin三段という現空研を代表する二人の実力者です。
本戦はピリピリと緊迫間の漂う中、両者の火花を散らす戦いとなりました。
双方研ぎ澄まされた刃のような蹴りの応酬で展開する中、もつれた直後の隙をついたNito(兄)三段の上段回蹴がきれいに決まって技有。
これが最終判定の決定技となり優勝。
道場別対抗戦は目黒道場の優勝となりました。
全試合の詳しい結果はこのあとすぐアップする予定です。
無差別級決勝戦 Kin三段の上段後回蹴(左写真) Nito(兄)三段の技有を取った上段回蹴(右写真)
一般部軽量級決勝戦 日辻 初段の上段回蹴(左写真) 園田(剛) 二段の上段後回蹴
壮年部軽量級決勝戦 末松二段の後回蹴(左写真) 滑川 二段の上段突(右写真)
2011/05/28-2
昨年の現空研大会無差別級決勝戦の動画を会員ページにアップしました。
会員ページは本年4月よりパスワードを変更致しました。
まだ新しいパスワードを受け取っていない会員はメールでご請求下さい。
パスワードは休会中の会員にも発行いたします。
2011/05/28
明日の現空研大会の変更事項について最終最終決定を行いましたので会員ページを参照して下さい。
大蔵第二運動場体育館 午前9時開場(集合)
2011/05/27
現空研大会の変更事項についての詳細を会員ページにアップしましたので参照下さい。
2011/05/26
第4回現空研空手道大会の優勝カップ
現空研大会(29日)が迫ってきました。出場選手は体調管理に気をつけて最後の調整を行ってください。
平常心が一番大切です。
今回は地震の影響で殆どの方が十分な準備には程遠いと思います。
しかし武道とは想定外の事象にいつでも適切に対応するための日々の生き方を考え、実行するものです。
そうした意味からも不十分な状況でもチャレンジしてみる価値は十分にあります。
無理はしないでありのままの自分で平常心で立ち向かってください。
2011/05/25
本日は我孫子道場で大会前の最後の稽古を行いました。
木村師範を筆頭にIkeda3段、Hayasi2段、アビ2段、レスラー2段が揃い、Yanagi初段、Nakagawa初段、Ando初段、Kiku初段の黒帯が揃いました。
また還暦を過ぎてなお急成長著しいTakasima3級や東京から出稽古のYosioka3級(伝統系黒帯)などを交えてレベルの高い稽古ができました。
大会を控えていますので、組手は防具着用のライトコンタクトで行いましたが、乱取りでは2分間の5本連続稽古など皆良い汗をかいたと思います。
勝ち抜き戦は帯がまったちランダムになるような順序でおこないましたので普段なかなか対戦しない組み合わせが多くなかなか面白い内容になりました。
特にTakasima3級が重量級の猛者アビ2段にも臆するところなく果敢に攻め込む姿勢はまわりから拍手が起きました。
Takasima3級(左) VS アビ2段(右) Yosioka3級(左) VS アビ2段(右)
Yosioka3級対アビ2段の組み合わせも珍しいものです。
磐石のアビ2段を切り崩すの難しいのですが、Yosioka3級は持ち前のスピードで果敢な攻撃を絶やさず善戦しました。
アビ2段(左)の上段回蹴 VS レスラー2段(右) レスラー2段(左)の上段回蹴 VS アビ2段(右)
アビ2段とレスラー2段は我孫子を代表する重量級同士ですが、この二人の組手はパワーでの押し合いではなく、技の応酬になることが多いです。
この日も互いに巨体に似合わず上段回蹴の応酬が見られました。互いに癖を飲み込んでいますので簡単には食いません。
レスラー2段(左)の上段突き VS Ando初段 Ando初段(左)の上段突き VS レスラー2段(左)
レスラー2段とAndo初段は突きの応酬となりました。
Ando初段は仕事の関係でしばらく思うように稽古に出られなかったのですが最近は時間がとれるようになり昼の部、夜の部も稽古にでて最近急に動きが戻ってきました。もともと地力がありますので面白い存在です。
今日は互いに接近戦での突きの応酬が光りました。
(つづく)
2011/05/24-2
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
少年部は防具なしの寸止めルールで組手稽古を行いました。
子供たちはなかなか極めの感覚をつかむのが難しいのですが、上級生はかなり上手になってきました。
一般に低学年ほどフルコンルールのほうがやりやすいのですが、極めの感覚はフルコンルールにおける効かせる突き、蹴りにもつながりますので少年部でも大きな課題として取り組んでいます。
一般部は今日は面白い顔ぶれが揃いました。
白帯対決は元プロボクサーのSugiyama君に対し、キック中国拳法出身のSinozak君です。
両者とも運動神経が良くSugiyama君がボクシング仕込みのスピードのある連打を出せば、Sinozaki君は変則的な蹴りを自在に繰り出して対抗します。
Morikawa2級とSinozaki君の対戦も迫力がありました。昔からの先輩後輩関係で互いに密度の高い自主練習を積んでいる事を伺わせる内容でした。
プロボクサーのSugiyama君(左)を飛び後ろ回蹴で攻撃するSinozaki君 Morikawa2級 VS Sinozaki君
Hirayama初段とMorikawa2級の対戦も見所が多い試合でした。
突きのスピードとタイミングに優れたHirayama初段と極真仕込みの圧力で押してくるタイプのMorikawa2級とタイプは異なりますが互いの長所をいかんなく発揮した組手は見ていて面白い内容となりました。
Morikawa2級(左)を打ち下ろすような上段回蹴で攻めるHirayama初段 Morikawa2級(左)の踵落とし
Endo初段はその突き、蹴りの重さと前に出る圧力は誰もが認める実力者です。
技の切れで勝負するHirayama初段とはいつも緊迫した内容になりますが本日も互いに譲らぬ迫力ある展開となりました。
決勝戦はKin3段の登場です。
圧倒的なスピード、圧力といつも気迫に満ちた試合態度は現空研空手の良いお手本となっています。
今日はスピードには定評のあるHirayama初段が相手で、延長線までもつれ込む好試合となりましたがやはり一日の長を感じさせる展開となりました。
Endo初段(左) VS Hirayama初段 Hirayama初段(左) を後ろ蹴りで攻めるKin3段(右)
2011/05/24
現空研大会の最終申し込みに関する注意事項を会員ページの「会員連絡」にアップしましたのでご覧下さい。
2011/05/21-2
いよいよ現空研大会が迫ってまいりました。
今年は震災などアクシデントが続き、なかなか十分な準備ができないままの大会となりましたが、
こんな状況の中でこそこういう大会を実施する意義もあると思います。
会場も例年より広い場所で実施いたしますので一人でも多くの参加を期待しています。
参加は帯色関係ありません。白帯の会員もふるってご参加下さい。
エントリーは当日参加も可能ですが、なるべくなら事前にご連絡下さい。
何となく社会全体が沈滞化したムードが漂う中、大会を機会に行動を前向きに変えて行きましょう。
仕事で休会中の方や他道場で出稽古に来られた方も参加できますのでぜひ参加して下さい。
会員は会員ページからエントリーできますし、会員ページをご覧になれない方はメール下さい。
2011/05/21
昇級・昇段者の帯、認定証の授与を22日以降各道場で順次行います。
2011/05/18
昨日は世田谷道場で久々の正常どおりの稽古を行いました。
少年部のいつものメンバーも元気いっぱいに集まりました。
少年部は4人の体験入会者が来られ、しかも3人は女の子でした。
皆大変元気が良く入会が楽しみです。
少年部の元気いっぱいの組手
今日勝抜戦で大量勝ち抜きのTake君(左) 優勝者 Tanabe君(右)
後半は一般部も揃い、現空研大会が近いので、フルコン組手は行わず、寸止めの勝抜戦そして一試合2分を想定した乱取りを行いました。
Namekawa2段に殆どの主審をお願いいたしましたが、大変スムーズな進行で安心した任せられます。
一方副審は今日は始めて体験する会員もいて戸惑う場面も多く見られました。
誤判定や判定すべき状況で無反応だったり若干の問題は今日も散見されましたが、その都度注意しましたので回を重ねれば精度は上がっていくでしょう。
何事も鍛錬と慣れが必要です。
2011/05/17
Q&Aに卑屈な自分を空手で変えられるでしょうか を追加しました。
2011/05/16-2
15日は我孫子道場にかわいい体験入会者がいました。
Uno2段の息子さんです。小学校一年生になりSonoda(T) 2段相手に力いっぱい突きを出していました。
私はNito(弟)初段の結婚式に参加していたので以下はビデオを見ての感想です。
中鉢師範、木村師範の元、内容の濃い稽古となっていました。
特に今日はUno2段が奥さんお子さんもご一緒に一家での参加です。
Takagi2段は腰を痛めていて今日は審判主体です。
Uno(T)君(右)の正拳突き Uno2段(左) VS Ando初段(右)
Kikuchi初段(右)が強豪Uno2段から上段突有効を奪取 Kin3段(左) と Nakagawa初段の熱戦
Kin3段(右)の飛後回蹴 左はUno2段 Sonoda(T)2段が時々見せるさそり蹴がきれいに決まり技有
右 Sonoda(T)2段がYosioka3級にさそり蹴を試みるもこれは浅い この踵落としは完全に入っておりコントロールも効いている。
全体的にSonoda(T)2段の蹴技とNakagawa初段の突技が目だっていました。
そして、自力のあるKin3段の鋭い蹴り技や久々の参加を感じさせないUno2段の圧力も流石です。
ただし、審判に関しては特に経験の浅い会員はまだまだ研修の必要性を感じました。
当然取るべき技有相当あるいは有効相当の技に関しても主審はおろか副審二名とも無反応という事例もみられました。
これは東京道場でも同じで、もっともっと経験を積んで判断力を更に養って欲しいと思います。
2011/05/16
昨日は我孫子道場の稽古でしたが私は会員でプロキックボクサー(現在は引退)のNito(弟)初段の結婚式に招かれてそちらに行っておりました。
記念写真 新婚の二人を囲んだ現空研会員 場所は東京女子大学キャンパス
お嫁さんはキックボクシングジムで知り合ったそうですが東京女子大を卒業したばかりの才媛です。
結婚式は母校の東京女子大のチャペルで行われました。
Nito(弟)初段は好青年とはいえ、当時プロのキックボクサーとよく結婚を決意したものです。
花嫁さんの友人はみな才色兼備のお嬢様がたが揃っておりましたが花婿側の友人は数人の中学時代の悪友を除くと空手家とキックボクサーばかりというアンパランスです。
式では慣れない賛美歌を歌わされたり大変でしたが場所を変えた披露宴は楽しさがいっぱいでした。
宴もたけなわになるとSionaka初段は主食(?)のおかわりを要求するし、Namekawa2段は、酒をボトルで持って来させるなどいつもの現空研2部のような雰囲気になってきました。
ユーモアいっぱいに花婿を紹介れさていたキックボクシングジムの会長(元バンタム級チャンピオン)の方とも楽しいお話ができました。
2011/05/15
第4回現空研空手道大会(5月29日)の実施要領を会員ページに発表いたしました。
今回は地震の影響で十分な準備のできないままの大会となりますが、武道は準備不十分の状況でもいつでも対処できることが重要であることを鑑み多くの会員の参加を期待しております。
ただし、社会人主体の会員であることや、全体的に稽古不足である今年の特殊条件を考慮し、安全面に関しては例年以上のきめ細かい配慮を行いたいと考えております。
幸い、師範クラス、上級段位者に関しては事前にルール、審判基準など、そして安全面に対する心構えなども含めて例年以上の準備ができたと自負しております。
今回も前回同様互いに出稽古や交流稽古をした他道場の選手の方々のエントリーも受け付けておりますので遠慮なくお問い合わせ下さい。
また休会中の会員も参加できますのでお問い合わせ下さい。
2011/05/14-02
本日は東京道場の特別稽古を行いました。
時間を4時間取りましたので、いつかやろうと思っていてなかなかできなかったピアノの講習を行いました。
私は昔からピアノと空手にその技術的な共通点が多くあることに着目していました。
皆さんが想像するメンタルな面ではなく純粋に技術的、テクニック的な分野での共通点です。
特に技術を習得する鍛錬に属する面、もう一つは効率的な筋力の使い方に関してです。
私はピアノの弾くという事に関して、子供の頃は音大を目指す才能に満ちた子供たちの集団の中で稽古を積まされるという過酷な体験を経て、才能のない自分でも継続すればそこそこには弾けるようになるのだなという実体験と、長じてジャズに挑戦することでコード奏法や即興のテクニック、また根源的というか実践的な音楽理論をを自分なりに構築できたというある意味強烈な体験をしています。
ピアノに関してはアマチュアレベルの人が効率的にテクニックを習得する方法の一つを結果的に追求できたと自負しています。
プロの世界では現在の最先端のピアニストの技術やテクニックは人類の潜在的能力の極限に近いと思っています。(まだまだ開発の余地はあるにしても)
このピアノの訓練のメソッドに空手の技術向上や筋力の効率的な使い方の強烈なヒントが隠されていると私は確信しています。
逆に空手のテクニックの極限の鍛錬はピアノの奏法にもフィードバックされるのではと思っています。
ですから私は現空研の黒帯は全員ピアノが弾けるようになるはずで、何とかそれを証明したいと常々思って、また皆にも話していました。
しかし、なかなか空手家はピアノに興味を示してくれません。
今日、とうとうそれを実現できるチャンスが訪れました。
何しろ4時間枠ですから通常稽古を十分にとってもまだ余裕があります。
しかも今日は東京道場の猛者が集まっています。
いつものメンバーに加えて、しばらく休会していたNakano初段の復帰や久々に登場のMizuo初段も参加しています。
特にMizuo初段はピアノも趣味にしています。(今日は見事な演奏を披露しました)
今日は全員をピアニストにするための第一歩ですから、簡単な音楽理論と奏法の基本原理をお話し、具体的にそれを演奏してみせることで実感として意外に簡単だと思ってもらう事が目的です。
次に代表選手を選んで実践してもらいます。
代表選手は参加者で最高段位を持つN
ito(兄)3段以外は考えられません。
結果は・・・・・・・・・
簡単な即興演奏を披露します。
西洋音楽の基礎理論や平均律の話 それから東洋音階や日本独特の音階、ジャズの基礎のお話をしました。
皆神妙に聞いています。
いよいよ楽しい実践編です。代表選手としてNito(兄)3段を指名。
簡単なコードを指定し弾いてもらいます。意外なことに一発クリア。先が楽しみです。
Mizuo初段の華麗な演奏
肝心の組手の部ですが、主審、副審に関してはNamekawa2段、Nito3段ら経験を重ねてきた会員は安定してきましたがまだまだ全体的には慣れが必要です。
それでも、今日は特に副審は積極的な判断ができてきたと思います。
第一回目の勝ち抜き戦の決勝戦は今日は面白い展開になりました。
Nito(兄)3段対Suehiro2段で本戦は引き分け、延長戦となりました。
久々参加のSuehiro2段の狙い済ました上段後回蹴りが絵に描いたようにきまりました。
と言うわけで優勝者はSuehiro2段となりました。
こんなにクリーンにこんな大技を食うことはNito(兄)3段はめったにありません。珍しいシーンです。
第2回目の勝ち抜き戦では上段回蹴でリベンジしていましたが・・・・・・
左 Nito(兄)3段 VS 右 Suehirou2段
第二回目の勝抜戦の決勝戦はNamekawa2段対Uchida初段の対戦となりました。
Uchida初段は前回の現空研大会の無差別級優勝者でありめきめき実力を上げ今年の現空研大会無差別級の有力な優勝候補の一人です。
一方Namekawa2段は壮年部では軽量級連続優勝の覇者であり無差別級でも常に上位に食い込む実力者です。
体重110kの無差別級相手では倍近い体重差となりますが、それをものともしないテクニックの持ち主です。
今日も互いに一歩も譲らぬ接戦となり本線引き分け、延長戦でもポイントなしきの旗判定となりました。
副審の旗が赤、白分かれるきわどい判定のすえ主審判断でUchida初段の勝利となりましたが、どちらに判定が上がってもおかしくない見ごたえのある試合でした。
左 Namekawa2段 右 Uchida初段の回蹴 左 Uchida初段 右 Namekawa2段の上段突
2011/05/14
本日は午前9時より三軒茶屋小学校体育館で稽古を行います。
駒繋小学校ではありませんので間違いないようにお出で下さい。
Q&Aに基本稽古だけの道場が物足りない を追加しました。
2011/05/11
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
久々の夜の稽古というのに、大雨と異常な冷え込みに襲われました。
これじゃせっかくの稽古再開も出足をくじかれたかなと思いきや、懐かしい顔が次から次へと集まってきました。
パオ2段、アビ2段、レスラー2段等の上級者にAndo初段 Yanagi初段 Tokiwa初段 Nakagawa初段らの強豪の顔が揃いました。
また、最近日曜日の昼間も皆勤の女子部Kiku初段が夜の部にも参加し、意気込みが感じられます。
進歩が著しい大学生のKumagai3級や真面目に稽古に取り組むKunii3級も久々の登場です。
そして審査の日に指を怪我したArai4級とTakeda4級も顔を見せてくれました。
この2名は、年齢やタイプは全然違いますが、武道経験者(過去流派は違いますが)である事や武道に取り組む前向きな姿勢に共通点があります。
そしてたまたま同じ日に怪我をし審査は中段したたのですが技術的なレベルはかなり高く、その内容を評価して昇級となったいきさつがあります。
こうして多彩なメンバーとなりましたが、最近重点を置いている審判の経験は皆あまりありません。
昼の稽古で何回か経験のある者を除くと殆ど審判初心者です。
しかしまず経験をしない事には話しにならないので今日は、組手というより審判技術に重きをおいた稽古をしました。
組手の内容は大変レベルの高いものとなったのですが、審判の混乱振りは途中で全員爆笑が起きるなどある意味楽しいひと時となりました。
初めて主審、副審をやった会員はすごい勉強になったと思います。
勝ち抜き戦は今日はNakagawa初段の勝ち抜きが目立ちました。
崩しから上段突きに入るタイミングが冴えており、並み居る強豪を次々食っていったのは圧巻でした。
その勢いを止めたのはアビ2段で、本人は久々の組手で怖かったと言っていましたが客観的には全くそんな気配は感じられません。
泰然自若で終始落ち着いた隙のない組手だったと思います。
決勝はアビ2段とTokiwa初段という我孫子道場最大重量級の対戦となりました。
ドスン、ドスンと重い攻撃の応酬となりましたがアビ2段のタイミングの良い中段回蹴が技有となり、これが最終的なポイント差となって決着がつきました。
今日は皆久々の組手だったので自分のペースを掴むのが難しかったと思います。
久々の組手だとアビ2段のような強豪でも「怖い」といった感想を持ちます。
今日は皆主審や副審の経験も怖かったと思いますが久しぶりの組手も怖かったはずです。
組手はどんな強い人も「怖い」という感覚は常にあります。
「怖い」という言葉が適当でないなら、緊張感と言っても良いですが、緊張感はちょっと強がった表現で本当は「怖い」が正直な表現ではないでしょうか。
この「怖い」という感覚を自ら望んで味わいに来るのが稽古であり鍛錬であり、結果的に鍛えられるという成果を生むのです。
アビ2段(右)中段回蹴 Tokiwa初段(左)
「怖い」という感覚を味わう事が「楽しくなる事」が強くなるということなのです。
2011/05/09
東京の道場使用予定日がほぼ正常にもどりました。現空研総合稽古予定日で確認してください。
我孫子の日曜日の稽古も引き続き行いますので、会員各位は自分の都合の良い場所、日時で稽古を行って下さい。
2011/05/08
本日は世田谷小学校で稽古を行いました。
時間が長かった事もあり参加者全員充実した稽古が行えました。
今時間がないので時間ができたら写真を紹介する予定です。
2011/05/07
明日(5月8日)は東京と我孫子同時に稽古を行います。
我孫子道場は中鉢師範はじめ我孫子の師範の方々に指導をお願いしてあります。
東京は世田谷小学校体育館での稽古となります。場所は稽古予定日で確認して下さい。
東京は稽古が変則で少なくなっていますので参加できる方はなるべく参加してください。
なお明日は稽古時間が長いので途中参加、途中退出も自由ですのでお気軽に参加してください。
プロキックボクサーとして活躍したNito(弟)初段も参加します。
2011/05/05
本日は世田谷総合運動場武道場で稽古を行いました。
久々に参加した東京の会員も多く充実した稽古ができました。
畳なので足払い等も安全に仕掛けることができます。
準備運動をSonoda(T)2段、突をNito(兄)3段、蹴をNamekawa2段に号令してもらいました。
今日は稽古時間が長いので勝抜戦は2回り行い、組手はもちろん審判の稽古も充実した内容となりました。
審判はまだまだ慣れないので誤審や見落としも含めて反省点は多々ありますが、何事も経験を重ねることで上手になっていきます。
一方組手は今日は見所が多い内容となりました。
今日は黒帯が多く、色帯や白帯も実力者揃いだったので帯色関係なしの体重順で勝ち抜き戦を行いましたが、Sonoda(T)2段、Namekawa2段他数名を残し全員が70kg以上という重量級メンバーだったのには驚きました。(後から軽量級の会員も参加しましたが)
第一順はSonoda(T)2段が初戦、2戦は技有で好調に勝ち抜いて行きました。
3戦目のEndo初段とは互いに譲らぬ激しい戦いとなりましたが延長の末僅差判定でSonoda(T)2段が勝利。
4戦目に登場したSinozaki君は白帯ですが過去キックボクシング、中国拳法などを経験した実力者です。
この戦いは面白い内容となりました。体力もあり変則的な技も交えて多彩な攻撃をしかけるSinozaki君ですが、正攻法で落ち着いて対処するSonoda(T)2段を切り崩すことはできませんでした。しかし進歩の速度は驚異的です。
5戦目のWatanabe初段は今日最も目立った一人です。
ブランクを感じさせない動きの良さと元から持っている圧力の強さをいかんなく発揮し、やや疲れは見えるものの調子を上げているSonoda(T)2段を延長の末僅差判定で破りました。
Sonoda(T)2段の上段回蹴 技有 Sonoda(T)2段の後回蹴
Endo初段(左) Sonoda(T)2段(右)の後回蹴 Sonoda(T)2段(左) Endo初段(右)の前蹴
Sonoda(T)2段(左)に変則的な蹴りを放つSinozaki君 Sonoda(T)2段(左)と好試合を演じ延長の末僅差判定勝ちのWatanabe初段
そのWatanabe初段と真正面から対峙したのが軽量級でありながら後半戦に回ってもらったNamekawa2段です。
重量級のWatanabe初段に正攻法で対峙し双方かみ合った激しい組手を展開し勝利します。
その後、極真空手、キックボクシング経験者で急激に実力を伸ばしているMorikawa2級も余裕で下します。
そして今年は無差別級王者奪還も狙うNito(兄)3段との対戦です。
この試合はなかなか厳しいものとなりました。
互いに正攻法で気合は入っていますが冷静かつ沈着な試合展開となりました。
本戦では決着がつかず延長戦となりましたがポイント差は無く、旗判定も割れるという接戦です。
主審が副審を呼ぶ協議の末Nito(兄)3段の勝利となりました。
決勝戦はNito(兄)3段と前回無差別級王者のUchida初段との対戦となりました。
これまた双方とも気合十分で互いに正攻法の厳しい試合展開となりました。
本戦で有効ポイントで一つリードしたNito(兄)3段ですが本戦決着までのポイント差にはならず延長戦となりました。
延長戦も互いに譲らぬ接戦でしたがやや優勢に試合を運んだNito(兄)3段が最後の旗判定で勝利しました。
これで一巡目の全試合が終了しましたが、後から参加した会員も加えてそのまま2順目の勝ち抜き戦と続いていきます。
Namekawa2段とWatanabe初段の組手の中での判定解説 Namekawa2段(左)の踵落し
Namekawa2段(左) Morikawa2級(右) Namekawa2段(左)上段回蹴技有 Morikawa2級(右)
Namekawa2段(左) Nito(兄)3段(右)の上段回蹴 Namekawa2段(左)の上段後回蹴 Nito(兄)3段(右)
Uchida初段(左)鋭い上段突 Nito(兄)3段(右) Nito(兄)3段(左)の重い膝蹴り Uchida初段(右)
(つづく)
2011/05/01
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
中鉢師範、酔っ払い師範が参加。
準備運動、基本は中鉢師範が行いました。
中鉢師範による猫足立ちからの中段回蹴の稽古
本日は審判の講習とともに、相手を倒した後の攻撃、極め、そして事故防止のための選手の心構え、また主審の適切な行動や判断基準のお話を致しました。
もつれ合った時や場外、相手を転倒させた時は特に主審、副審の瞬時の適切な判断が要求されます。
武道の基本精神を踏まえてかつ最大限の安全性への考慮、公平性の確保をなさねばなりません。
また一方主審は自分の判断力や経験そして権限を十分に自覚し、毅然とした判定を行わなければなりません。
副審も主審の判定や観客の声に惑わされず己の見た事実のみを根拠に毅然とした旗判定を行わなければなりません。
しかし、ルールに従って協議に入った場合は自己の判定に固執してはいけません。
虚心坦懐に他の審判の見方も参考にしつつ自己の判断と比較考量して最終判断を決定します。
審判の旗の上げ方 一本の宣告 技有
有効 引き分け、あるいは無効
倒した相手への適切な攻撃も瞬時の判断を要求される場面です。
実戦においても倒された瞬間は最大の危機状況ですから心も動揺しどんな反撃に出るか予想は難しいものです。
試合と言えども選手同士は真剣ですから事故もおきやすなります。
倒した側は倒したから簡単に一本取れると判断してはいけません。
すばやく相手の上方(頭側)か側面にポジションを取り、適切なとどめの攻撃で極める必要があります。
もちろん試合では寸止めです。
とどめの攻撃は通常突きなるいは蹴りで行います。
女子部のKikuchi初段を相手に倒した後の適切な突技の講習
同じくKikuchi初段を相手に倒した後の蹴技の講習
倒した後、すばやく適切なポジションが取れなかった場合、深追いは禁物です。
特に足元からの不用意な攻撃は蹴りで反撃されることもありますし、もつれた場合は寝技系の相手だとそこに持ち込まれる事もあまりす。
不十分な体制で攻撃して反撃される例。
本日は東京からも会員が参加し、組手も初顔合わせが多く見られました。
今日の初戦は東京道場のSuzuki君と我孫子道場のTakasima3級です。
ともに他武道、他流派の経験者で基本がしっかりしています。
とても充実した内容のある組手となりました。
特にTakasima3級は急激に実力を上げています。
年齢は熟年世代でしかも大きな病気を克服しての空手再挑戦の方ですが、ご自分の体力の実情は十分自覚された上で合理的な鍛錬を望まれ、体力、技量とも長足の進歩を遂げられました。そしてまだまだ現在進行形でもあります。
その気迫も含めた試合態度には酔っ払い師範も感服しており、私としばし観戦中に話題となったほどです。
出稽古のSuzuki君(左)とTakasima3級(右)の組手 akasima3級(右)の上段の突きに主審、副審とも有効の判定
早稲田大学院のEguchi初段も久々の稽古です。
良く上がる左右の回蹴を得意としていますが、欠点は極めに欠ける事が多々あることです。
せっかく良いタイミングで技が出ていても的確な気合や切れが欠けるとなかなか審判は取ってくれません。
これは究極的には審判の問題ではなく、技としての威力や自分の技をどのくらい意識的に(自己のコントスール下という意味)で出しているかという問題なのです。
威力ある回蹴を切れよく極め、技有、一本がとれるように指導
本日はTakgi一家(家族4人全員黒帯)が3人参加です。
Takagi(F)君は中学一年ですが初段です。
今日は我孫子の強豪Ando初段を相手に果敢に攻め続け延長の末僅差判定の勝利を収めました。
技も切れるのですが常に前に出る勇気があり将来が楽しみです。
Ando初段のコントロールの効いた上段回蹴 Takagi(F)初段(右)連続技で攻撃をしかけるが見切られてしまう。
普段なかなか見ない組み合わせで興味深い対戦がありました。
目黒のSuzuki(R)2段と我孫子のTokiwa初段の対戦です。
ともに重量級の実力者です。Suzuki(R)2段は現空研大会の無差別級の上意常連者で常に優勝候補の一角に挙げられる強者です。
Tokiwa初段も我孫子道場の代表的な重量級の一人です。前回の現空研大会は怪我のため欠場しましたが怪我もかなり回復しており活躍が期待されます。
本日も両者迫力ある組手となりました。両者ポイント差のないまま延長戦となりましたが最後まで決着がつかず、判定の結果僅差でSuzuki(R)2段の勝利となりました。
Suzuki(R)2段(右)の鋭い上段回蹴 Tokiwa初段(左)の前蹴
これまた強豪同士の対戦です。
Suzuki(R)2段とTakagi2段の2段同士の対戦となりました。
Suzuki(R)2段はパワー、技術とも兼ね備えたファイターですが持ち味は威力のある回蹴とチャンスにたたみこむ攻撃精神にあります。
一方Takagi2段は伝統系で鍛えた上段突きの威力と現空研で見につけたフルコン技術を兼ね備えた強豪です。
やはり本戦では決着がつかず延長戦となりました。
双方相譲らぬ中、僅差判定でSuzuki(R)2段の勝利となりました。
突き得意のTakagi2段(右)の上段回蹴(右) 蹴り得意のSuzuki(R)2段(左)の上段突き
3段の登場です。Kin3段は世田谷道場所属ですから同じ東京でも目黒道場所属のSuzuki(R)2段とはあまり対戦の機会はありません。
今日は出稽古同士での対戦となりました。
現空研トップクラスの実力者同士ですか緊迫した試合内容となりました。
お互い良くコントロールした技での応酬で技術を争う展開となりましたが本戦、延長ともポイント差はなく、僅差の旗判定となりました。
審判泣かせの難しい判定ですが攻勢が評価されたのかKin3段の僅差判定勝利となりました。
Kin3段のスピードのある上段回蹴(左) Suzuki(R)2段(右)の威力ある下段蹴り
決勝戦は3段同士の対戦となりました。
押しも押されもせぬ実力者同士ですが持ち味は異なります。
鋭い反射神経と圧倒的なスピードを誇るKin3段に対し、威力のある回蹴に加え常に研究を怠らぬ向上心で各種技を磨いたくNito(兄)3段の対戦は稽古の場とは言え皆も注目するところです。
開始早々顔面強打のアクシデントがありましたが大事に至らず再開。
緊迫した中にも互いに自制心を効かせて敢闘した良い組手でした。
本戦では決着がつかず延長戦となりました。
レベルは高いのですが、おそらく両者とも完全燃焼した感じは全くなかったでしょう。
そういう意味で両者の持ち味を出し切った試合ではなかったのですが互いに良い勉強になったと思います。
最後の旗判定は主審と副審が割れるという難しい判定となりました。
副審二人はNito(兄)3段の赤旗を上げましたが、主審のNakabachi師範はKin3段に旗を揚げ、規定により主審判定を取りました。
それほど微妙な内容でした。
Nito(兄)3段(右)の伸びのある前蹴 Kin3段(右)の意表をつく後回蹴
女子部は我孫子のKikuchi初段と目黒のTakagi(A)初段の対戦となりました。
スピードのある上段突きを得意とするTakagi(A)初段と最近回蹴に威力を増してきたKikuchi初段の組手は開始早々激しいものとなりました。
最初の上段突きの応酬も互いにカウンターを狙っておりクロス気味の応酬が続きました。
常に攻勢をとっていたTakagi(A)初段が突きにおいては押し気味でしたがKikuchi初段が時折カウンターとして放つ回蹴も効果的でした。
この試合は延長の末旗判定となり僅差でakagi(A)初段が勝利しました。
主審はともかくとしてまだ副審が慣れていなので時折混乱もありましたが、経験を重ねるたびに長足の進歩が全体的に感じられます。
来る現空研大会に向けての対策を兼ねて各自稽古、研究して下さい。
Takagi(A)初段(右)の上段突きだが相打ち気味 Kikuchi初段(右)の会心の回蹴だがブロックされる。
2011/04/30
我孫子道場が5月11日より通常通り夜の部も使えるようになりました。
5月4日は連休中のため我孫子道場はお休みといたしますが、5日は世田谷総合運動場第一武道場(畳)で稽古を行います。
現空研稽古予定日で確認して下さい。
なお、東京道場の稽古日がまだ不定期なので我孫子道場の休日の昼の部はそのまま継続して稽古を行う事に致します。
東京道場の方もぜひ我孫子道場に出稽古にお出で下さい。
また現空研大会は予定通り5月29日に行います。場所は大蔵第二運動場体育館(4月9日稽古した場所)です。
2011/04/24
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
木村師範、酔っ払い師範はじめ、Ikeda3段、Nito(兄)3段、Sonoda(T)2段らの高段者やAndo初段、Nakagawa初段らの実力者が揃いました。また先週に続いて好調のTakasima3級も参加です。
今日は、Ikeda3段が主催している空手クラブから茶帯のKatoさんが出稽古に来られました。
基本はしっかりしているし動きも良いので早速組手にも参加してもらいました。
強豪のSonoda(T)2段と2度対戦しましたが、初めてのルールにもかかわらずかみ合った良い組手を展開されていました。
今日も来る現空研大会に備えて審判の稽古を主体とした勝ち抜き線を行いました。
やはり回を重ねるたびに大きな進歩が見られます。
今日は、特に高段者の組手に関する心構えについて重点的に解説しました。
また、審判の判定基準や心構えまた、技にたいする審判からみたポイントなども詳しく解説しました。
審判は人間が判定する限り、ミスや見落としは発生します。
しかし、判定原理を理解し正しい心構えをしっかり持って行う事を常に自問しながら回を重ねていけばだんだんミスは減っていきますす。
今日も強豪同士の試合では判定の難しい場面は何度もありました。
私は審判長として参加しましたが、私自身も含めてまだまだ反省点は多々あります。
しかし、現空研の理念を良く理解し、自分技を磨いていけば審判の技術も自ずから向上していきます。、
木村師範の指導による基本稽古
高段者に期待する組手について解説を行う。
左 Nakagawa初段 VS Takasima3級 左 Nakagawa初段 VS Ando初段
主審と副審の判定が割れた難しい判定。 Sonoda(T)2段の上段回蹴。難しい体制で顔面直前でピタリと止めた技有
出稽古でこられたKatoさん(右)の鋭い回蹴 Sonoda(T)2段(左)の振り下ろすような上段蹴り。
Ikeda3段のパワフルな横蹴り 右 Kikuchi初段(女子部)の力強い回し蹴り
Ikeda3段 VS Nito3段のレベルの高い攻防 試合開始の手の動作の意味を解説
Sonoda(M)初段(女子部 の果敢な攻撃 Sonoda(T)2段の技有を取った体重の乗った前蹴
Sonoda(T)2段とIkeda3段の気合の入った攻防。 Ikeda3段の鋭い突き。
乱取り
2011/04/23
今期春の昇級昇段審査(初段以下)結果を会員ページにて発表しました。
2011/04/20
非公式ですが、5月より我孫子道場が通常使用できそうです。
東京道場も正常化しそうな情報はありますがまだ正式には発表されていません。
情報が上がり次第連絡いたします。
2011/04/17
本日は我孫子道場で日曜日の午後稽古を行いました。
日曜日の昼間の使用としての第一回目の稽古となります。
中鉢師範、酔っ払い師範をはじめアビ2段、Takagi2段、Ando初段などのベテランが揃いました。
女子部のKikuchi初段や少年部のTakagi(F)初段も参加です。
また東京からはKin3段、Nito(兄)3段、Sonoda(T)2段、Saisyo初段他、東大大学院のHiguchi2級、元プロボクサーのSugiyama君など 、多彩なメンバーとなりました。
本日は我孫子、東京の合同稽古で、初顔合わせとなる会員も多かったので、主審、副審の稽古も兼ねて、組手主体で行いました。
最初に酔っ払い師範に主審の手本を見せてもらい、高段者に次々と主審、副審を交代してもらうという方法をとりました。
そして、私が審判長となり、適宜注意点などを指摘していきました。
なかなか中身の濃い稽古となりましたが、ちょっと私の話の時間が長すぎて審判、選手ともに十分な稽古とならず不十分な稽古となりました。
一番残念だったのは我孫子、東京の高段位同士の対戦ができなかったことです。
レベルの高い稽古ができたはずなのですがこれがちょっと心残りとなりました。
それでも見学の女子学生や東京の新会員の方の参加もあり有意義な一日でした。
酔っ払い師範の主審で Takasima3級 VS Sugiyama君(プロボクサー) 中鉢師範から挨拶の仕方の指導
場外で止めのタイミングの確認。 副審の判定でSaisyo初段とAndo初段の判定が割れます。
主審トップ登場のアビ2段に事前の説明 東京のベテランSaisyo初段と我孫子の強豪Nakagawa初段の初顔合わせ。
2011/04/16
本日我孫子市教育委員会から我孫子道場の日曜日の正式使用許可がおりましたので、明日から我孫子道場を再開します。
明日17日(日曜日)お昼の12時から午後2時まで、いつもの白山中武道場で稽古を行います。
東京道場の方もぜひ出稽古にお出で下さい。
2011/04/09
引き手の位置 少年部組手 Takagi初段 VS Kakizaki3級
少年部組手 Kakizaki3級 VS Takagi初段 審判規定の説明 有効となる突きの要件
Namekawa2段 VS 新会員のSinozaki君 Sonoda(T)2段 VS Suematu2段
Takagi 2段 VS Sonoda(T)2段 Kin3段 VS Nito3段
本日は世田谷大蔵第二体育館で久しぶりの稽古を行いました。
初めての場所で最初は集まりが悪かったのですが、稽古開始後徐々に集まり最後はそこそこの人数で稽古を行う事ができました。
現空研大会を5月29日に決めました。
この場所で行う可能性が高いですが、東京都の自粛方針が変われば例年とおり世田谷道場で行いたいと思っています。
本日はKin3段、Nito3段、Sonoda(T)2段、Takagi2段、Suematu2段、Namekawa2段他黒帯も揃いましたので、試合向けに2分間でのフルコンタクト勝抜戦を行いました。
2段以上には主審を交代で黒帯以上に副審を交代で行ってもらいました。
例年、現空研大会は主審は師範クラスで行っているのですが、黒帯には審判の経験も積ませようと思っています。
審判をすることで、実技面での新たな発見もあるからです。
今日のできは全員大きな間違いやミスは少なかったのですが私が期待する合格点には達しているとは言えません。
一方組手に関しては全員ブランクを感じさせない気合の入った力強い動きでした。
逆に久しぶりの稽古で皆熱くなりすぎるところも散見されました。
本日は新しい入会者もありました。Morikawa2級の後輩でキックボクシングや中国拳法の経験もあり、休日は二人でトレーニングしているということなので、勝抜線に参加してもらいました。
ルールに慣れないので緊張している様子はありましたが、動きは良く、パワーもあって一人勝ち抜く活躍を見せてくれました。
流石にNamekawa2段には上段後回蹴を食らってしまい破れましたが初めてのルールでは大健闘で、これからが楽しみです。
ただその後Namekawa2段は勝ち抜いていくのですがいまひとつ元気がありません。
聞くと、昨日39度の熱で今日は久々の稽古ということで解熱剤を飲んでの参加ということで途中交代となりました。
今日調子が良かったのはSonoda(T)2段で、二人の2段を技あり、あわせ一本で破り、最強豪のKin3段との対戦では延長の末僅差判定となりました。
今日のメーンイベントはNito、Kinの両3段同士の対戦となりました。
この試合は双方とも冷静でレベルの高い攻防を見せてくれました。
本線では決着がつかず、延長戦で僅差判定でNito3段が勝利しました。
また少年部はKakizaki3級とTakagi初段が一般部を含む3人組手を行いました。
Kakizaki3級は6年生ですが背も高く体力がありとてもパワフルな空手が身上です。
一方Takagi初段は中学一年ですが既に黒帯を取得した強豪です。
この二人は世田谷道場と目黒道場なのでめったに対戦することはありません。
今日は副審もつけた試合形式で初めての対戦となりました。
結果としては上級者のTakagi初段が技ありを含む優勢勝ちとなりましが、双方持ち味を十分発揮しての好試合でした。
なお本日参加した黒帯の一人Okosi初段は京都に転勤するため休会となります。
彼は出版社に勤めており、彼が仕事で関係した本を私が借りて読んだところ内容が大変面白く、その話もしたいと思っていたところなので大変残念でした。
※本の持ち主はOkosi初段ではなく彼の推薦でNito3段が購入しそれを私が借りていたということが判明しました。
2011/04/09-2
4月、5月の現時点での稽古予定を更新しました。
4月も含めてまだ流動的ですので、状況が変わり次第速やかにアップします。
2011/04/09
本日は世田谷区立大蔵第二運動場体育館で昼間(12時〜15時)稽古を行います。
隣接して世田谷区総合運動場がありそちらにも総合体育館がありますので(徒歩数分の距離)お間違えのないように。
間違えても歩いて数分の距離ですから、わからない場合は現空研専用電話に電話してください。
2011/04/08
明日は世田谷区立大蔵第二運動場体育館で昼間(12時〜15時)稽古を行います。
詳しくは会員ページをご覧下さい。
なお、会員ページはパスワードを変更いたしましたので、まだ新しいパスワードをもらってない会員は、事務あてにメールで請求してください。
氏名(フルネーム) 住所 電話 所属道場 を記載して
本文 「新パスワードを発行してください」 とだけ記載してお送り下さい。
2011/04/07
我孫子道場で日曜の昼間使用できる見通しが立ちました。
正式の登録が済み次第詳細をお知らせいたします。
2011/04/04-3
4月9日(土)の稽古は一般部と平行して少年部も行います。
ただし少年部の稽古時間は 12:00〜13:00
少年部で参加ご希望の方は詳しい情報をメールあるいは現空研専用電話にてお問い合わせ下さい。
2011/04/04-2
コラム追加
国としても精一杯最後まで応援します (2011/04/04)←New
2011/04/04
久々にQ&A追加しました。
カナダ在住の日本人の方からの質問 (2011/04/04) ←New
2011/04/01
下記の日時で稽古を行います。
日時 4月9日(土) 12:00〜15:00
場所その他の情報は会員ページを参照してください。
2011/03/30-2
会員ページのIDとパスワードを変更いたしました。
会員の方には新しいIDとパスワードを発行いたしますのでメールでご請求下さい。
氏名(フルネーム) 住所 電話 所属道場 を記載して
本文 「新パスワードを発行してください」 とだけ記載してお送り下さい。
現会員はもちろんですが、休会中の会員にも発行いたます。
2011/03/30
我孫子道場が4月中は使えない旨の連絡がありました。
その他はまだ未定です。
現空研大会は会場がまだ決まりませんが万難を排して実行する予定です。
現時点ではなかなか稽古の場所が確保できていないのですが、4月2日(土)にNito3段がコソ錬を行います。
Namekawa2段のプログに詳しい場所等が記載してありますので参照下さい。
また我孫子道場のIkeda3段が主催する空手クラブ(葛飾区)でも出稽古のご提案をいただいています。
詳細は現空研会員ページをご覧下さい。
2011/03/29
なかなか稽古再開のメドが立ちませんがいくつかの明るい提案をいただきました。
まとまり次第明日以降本ページでご紹介したいと思います。
今しばらくお時間を下さい。
また原発事故に関して思う事をコラムとして掲載しました。
2011/03/26
皆様お待たせいたしました。
やっと現空研のホームページが再開できる状態になりました。
様々な悪条件が重なり、ホームページが滞る状態が続きましたが全てが解決しました。
遅くなりましたが今回の東北関東大震災で被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。
私の知人友人またその周りの方々も亡くなった方や多くの被災者がおられます。
まだ連絡の付かない方々から悲しい知らせが届くかも知れません。
亡くなられた方々には本当にお悔やみ申し上げます。
さて現空研の現状ですが、全ての道場がこの震災の影響で使用不能の状態が続いております。
現在代替の道場を急遽模索しておりますので今しばらくお待ちください。
また現空研大会は予定通り5月を目標に開催したいと考えておりますので、道場再開の日までは自主トレなどで鍛えておいて下さい。
本日以降情報をこのホームページで速やかに伝達いたします。
2011/03/01-2
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
本日は審査がありませんでしたので先週から行っている内受けの稽古を重点的に行いました。
この技法自体より自分の手足をどのくらい自在にコントロールできるかが大きな課題です。
今日は昔から行われ長い歴史に耐えて進歩し続けてきたピアノのテクニックのトレーニングの方法や、慣れない動作がどれ程想定外の動きになるかを自動車の運転などの例をあげて説明しました。
自分の意識と実際の動作の差を鏡や他人からの指摘、ビデオ等でフィードバックし、縮めていくというのが効果的、かつ効率的な学習方法の一つです。
トレーニングの効果が少しでも動作に反映されるのは早い場合は直後ですが長い場合は数週間以上かかる場合も少なくありません。
運動神経の良い人はフィードバックの時間が短いのですが、大きな観点からするとこれが最終的に最高の結果を生むかどうかはまた別の問題です。
「愚直」が「器用」を上回る事はあらゆる分野の学習でときたま見られる現象だからです。
空手に関してはまだまだ未知、未開発のトレーニング領域が多く残っているという実感が私には強くあります。
また、既知の事柄であっても実生活の中での実践性と継続性という問題があり、むしろ社会人にとってはこちらの方が重要なのかもしれません。
Sonoda(T)2段を相手に実戦的内受けの講習 Sonoda(T)2段(左) VS Kin3段(右) による稽古
2011/03/01
2月27日に行われた東京マラソンで市民ランナーの川内優輝選手(23)が日本人トップとなり、世界選手権代表の座を射止めました。
タイムも2時間8分台という素晴らしいものです。
公務員としての仕事をこなしながら、限られた時間でのトレーニングで環境的には圧倒的に恵まれた実業団の選手たちを破った事は素晴らしい快挙です。
現空研も会員の大半は社会人、学生であり、アマチュアの集団です。
格闘技の世界で言えば、現空研の会員がK1やプロボクシングのタイトルマッチに出場していきなり優勝したような話です。
もっとも格闘技の世界ではプロといえどもそれだけで生活できるのはトップの一部の選手で大半はなんらかのアルバイトをしながら生活をしているものですが。
マラソンの世界はプロはないと思いますが、それでも実業団の選手たちは、雇用の面を含めてもコーチやトレーニング環境は格闘技のプロの世界以上に恵まれているように感じます。
そうした状況の中で完全なアマチュアの選手が勝ったということの意味は物凄く大きいと思います。
公共の施設で限られた時間、予算で、いかに効率良く、合理的な稽古をしていくか。
川内選手はインタビューで語っていました。
これは、現空研が標榜している理念と全く内容が同じなのです。
そして「最強」を目指すところまで。
分野は違いますが川内優輝選手の生き方は我々空手家にとっても大変参考になります。
これからの更なる活躍を期待し、応援したいと思います。
2011/02/26
本日は世田谷第二道場で審査と稽古を行いました。
今日の組手審査は緑帯のMatui3級からです。
Matui3級は軽量ですがスピードがあり、突きも蹴りもスムーズに出せるオールラウンドタイプです。
今日は重量級も多く、殆どの対戦者が自分より体重のある相手でしかも黒帯が多数占めていますのでかなり苦戦を強いられました。
しかし気迫と根性で順調にこなしていたのですが、4人目のEndo初段との対戦で下段蹴をカットされ直後に上段回蹴をもらってしまいます。
Endo初段(奥) 上段回蹴 VS Matui3級(手前)
この時カットされた脛からいやな音が響きました。
一旦試合を中断して足の状況を確認しました。
ちょうど膝頭を脛が直撃する形になり、Matui3級は一瞬動けない状況になりました。
いわば自爆状況です。
打撲が骨を直撃してないようだし本人も続行したい意思も強かったので続行を許可しました。
しかしこの後最終戦の5人目がNito(兄)3段との対戦という最難関になりました。
彼は開始早々から積極的ち攻勢に出ます。
開始10秒くらいでしょうかMatui3級は思わず渾身の下段への一撃を放ちます。
しかし、冷静に見切られNito(兄)3段に定石通りの膝受けでカットされます。
またしても自爆です。
一瞬棒立ちになるMatui3級でしたが、試合再開。
そして、この苦しい5人組手を完遂させました。よく頑張った。
Matui3級(手前) Nito(兄)3段(奥)
次は茶帯のTakamori2級です。
彼も軽量級です。
外観も性格も穏やかでとても格闘技をやっているようには見えません。
入門当初は声も小さく動作全体が遠慮の塊のようでしたが、最近は見違えるように組手も積極的な動きになり、時折放つ上段回し蹴りは上級者を食うこともあります。
しかし、今日はMatui3級と同じく多くの上級の重量級が相手ということもあり苦戦が続きました。
特に6人目のTakagi2段には圧倒されますが、最後まで旺盛な敢闘精神で積極的に立ち向かっていったのは賞賛に値します。
見事6人組手完遂です。
Takagi2段(左) VS Takamori2級(左)
最後はSuga2級です。
Suga2級は180Cmを超える長身で、そのリーチを生かしたスピードのある上段突は、しばしば上級者も食らってしまいます。
また、突きだけではなくその伸びる前蹴も脅威です。
性格は物静かで控えめなのですが迫力ある組手との対比が余計彼を目立った存在にさせています。
今日は現空研大会無差別級チャンピオンのUchida初段や軽量級チャンピオンのNamekawa2段を含む強力な6人が相手でしたから全体的に苦しい戦いとなりましたが要所要所では有効、技有も重ねその存在感をアピールしました。
Suga2級(左) 最初上段前蹴 Morikawa3級(右) Suga2級(右) 2本目の上段前蹴 Morikawa3級(左)
特にMorikawa3級との試合は衝撃的でした。
Morikawa3級は極真会館で修行したあとキックボクシングもやっており、そうした技術を持った上現空研に入門して更に実力を急激に上げている猛者です。
組手稽古やスパーでも上級の黒帯を食うこともしばしばの曲者です。
そのMorikawa3級をSuga2級はきれいな上段前蹴りで技有を2つとって鮮やかな合わせ一本で破りました。
最後は消耗しましたが、見事な6人組手完遂です。
今日は久しぶりにニュージーランドで長くプロボクサーをやっていたSugiyama君が顔を見せてくれました。
彼はついこの間までニュージーランドにいて今地震災害で多くの日本人を含む被害者の救出が難航しているクライストチャーチも何度も行った事があり友人も大勢いるということで驚きました。
幸い彼の友人は全員無事だったということですが、彼は自分にできる何らかの援助をすると言っていました。
今日は審査のあと時間があったので、先週に続いて受けの特別強化稽古を行いました。
2011/02/25
同時通訳者として活躍中のSibahara1級からメールをいただきました。
下記のロンドンのスーパーおばあちゃんの記事で誤訳がありましたので早速訂正させて頂きました。
現空研は英語のスペシャリストが多いので本当に助かります。
なおSibahara1級は10人組手直前で稽古で膝を痛めていたのですが、3月中には稽古に復帰するそうです。
2011/02/24-2
たまたまネットを見ていたら面白い動画を発見しました。
今月ロンドンの宝石店に侵入しようとしていた強盗の6人組をたまたま通りかかった老齢のご婦人がハンドバックで撃退し、バイクで逃げようとした犯人の一部を通行人らが協力して取り押さえたというものです。
一躍英国で有名になった彼女ですがコメントがなかなか面白い。
“At first I thought one of them was being set upon by three others.
I was not going to stand by and watch somebody take a beating or worse so I tried to intervene.
What concerned me was that too many people just stood around watching as if they were in shock and nobody was doing anything.”
最初私は彼らのうちの一人が他の3人に襲われているのだと思いました。
私は誰かが殴られたりそれ以上のひどいことをされたりするのを指をくわえてみているつもりはありませんでしたので騒ぎに割って入ろうとしたのです。
だって私をがっかりさせたことは、あまりに多くの人々が回りでこれを見ながらあたかもショック状態のように誰も何の行動も起こさず、ただ突っ立っているだけだったのですから。
“When I got closer to them I realised it was a robbery and then I was even more angry that they felt they could get away with what they were doing in broad daylight.”
私は彼らと間近で対峙し彼らが強盗であることに気づきました。そして私は、彼らが白昼堂々と奪ったものを持って逃げることができると感じていることにより怒りが込み上げたのです。
"It was maybe foolish of me to get involved but somebody had to do something"
関わり合いになるなんて愚かなことだったかもしれませんが、誰かが何かをしなくてはならなかったのです。
見て見ぬふりは最近の日本だけの現象ではなさそうです。
彼女の勇気ある行動に、回りが触発されて逮捕劇となったことに救われました。
しかし、彼女のスーパーグランたるところは、彼女自身自分は英雄ではなく、この行動を"愚かな事だったかもしれない"と評価しているところです。
一歩間違えばという視点を持っている事を感じさせる勇敢で賢明な女性だと思います。
動画(真ん中の赤い服がそのご婦人) 途中から加勢した男性たちに取り押さえられる強盗の一人
(写真 動画は YouTube より)
2011/02/24
昨日は我孫子道場で稽古を行いました。
酔っ払い師範が久々の登場でしたが集まりが最近になく低調。
それでもTakagi2段が世田谷に続いて連続参加。
学生も独協大学のKumagai4級と早稲田大学大学院のEguchi初段が良い動きを見せてくれました。
最近各道場で見学、体験入会の方が続いているのですが、今日の見学者の方も驚きました。
空手、格闘技は全くの初心者で運動経験は野球という事だったのですが、基本の突き、蹴りが普通ではありません。
軸が全くぶれないし、頭の上下動も殆どありません。拳の握りもしっかりしていますし、突きだけでなく引き手も正確です。
ちょっと怪しいので、詳しく話しを聞くと、何と会社の上司がプロキックボクサーで空手の経験もありその方から手ほどきを受けていたというのです。
早速防具を着けて体験組手をTakagi2段を相手にやってもらいました。
まだ遠慮があって控えめな組手でしたが、かなりの潜在力を感じさせます。
上司の方はかなりの技術の持ち主だと推測されます。
でもいろんな会社があるものですね。
来週は我孫子道場は学校行事のため休みですが、再来週が楽しみです。
(2/15のHirayama1級の10人組手以降の写真を追加しました。)
2011/02/22-2
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
少年部の最後の一人Iwaki君の審査と一般部で先週10人組手を完遂したHirayama1級の基本・形審査も行い、両名とも見事合格を果たしました。
一般部では、組手審査がなかったので久しぶりに勝抜戦を行いました。
審査中は受審者はもちろんですが、対戦者も程よい緊張感で全体的に技術レベルが向上します。
今日も良い組手が続きました。
今日の見所は決勝戦となったSonoda(T)2段とTakagi2段の対戦です。
Takagi2段(手前) Sonoda(T)2段(奥)
Sonoda(T)2段の柔軟な蹴りとTakagi2段の前に出る圧力プラス鋭い上段突きの激突となりました。
この組み合わせはいつも激闘になるのですが、今回はSonoda(T)2段の上段後回蹴がきれいに決まり、Takagi2段の上段突きの有効ポイントを制して僅差で勝利となりました。
その他今日目立ったのはUchiyama君が試合では敗れましたが大きな蹴り技を積極的に使っていた事や新会員のSuzuki君(少林寺拳法2段)が始めて勝抜戦に参加し現空研の組手に慣れてきたことなどです。
女子部のUeda2級も最近出席率が上がっていて今日は組手でも勝っていました。
今日は稽古の後最後に言葉遣いの注意を行いました。現空研の誰かというわけではなく、世間一般の風潮として乱れを感じているので予防的に注意を喚起したのです。
昔から若者は悪気は無くても間違った言葉遣いをしがちです。
言葉遣いはルールです。
ルールを守る事は空手の試合やその他の武道、スポーツはもちろん、社会生活の全てにとって基本中の基本です。
間違っている場合は気づいた者がそれをすぐ指摘し注意する事。
殆どの若者の言葉遣いの間違いは「悪意」からではなく「無知」から来ています。
教えてやればすぐ分かります。
多くの大人が優しく、しかし間違った都度訂正してあげる事が大事なのです。
現代の日本で最も欠けていることの一つに、こういった間違いを誰も指摘したがらない事があげられます。
事なかれ主義というか、日本を覆っている「嫌われたくない症候群」の一種なのでしょう。
偉そうに言う私も若い頃はどれほど「無知」たったか・・・・・・・今もか・・・
2011/02/22
昨日は八王子京王プラザホテルで開かれた東京造形大学の「教育運営に関する意見交換会」に出席しました。
到着がギリギリで、たまたま空いている席に座らせていただきました。
そのためお隣は初めてお目にかかる先生だったのですが、いろいろ楽しいお話をさせて頂くことになったのです。
この方は女性ですが、軽いお話でも視点がユニークで鋭い視点をお持ちでした。
話があまりに面白いのであらためて自己紹介をさせて頂き先生の専攻も詳しく伺いました。
その方はサスティナブルプロジェクトの担当教授の財満先生でした。
なるほどと思ったのは私の授業でいつも一番前に座って熱心にノートを取ったり、質問も良くする学生がいて、彼がたまたまサスティナブルプロジェクト専攻の学生で成績も優秀なためこの学科の印象が強かったのです。
サスティナビリティーとは文明や環境における持続可能性について研究する学問で、きわめて今日的な研究課題です。
東大大学院の新領域創成科学研究科にもサスティナビリティーを専門に研究している部署があります。
なかなか面白い分野だと思うのですが、造形大では2011年度からは専攻領域としての募集は行わない事になったようです。
現在の学生は不景気とうい社会情勢を反映してこうした基礎研究より、ノウハウ的な分野に目が行くのかもしれません。
理系でも基礎学問の分野の人気ががた落ちしているのと同根の問題でしょう。
教育というものに対する基本哲学の欠如が大学はもちろん高校、中学、小学校まで含んだ教育システムを硬直化し魅力のないものにしていて、こうした本来の学問を学ぶ場を消している大きな原因になっているように思います。
しかし、昨日は、話が若者論からマスコミ、社会現象に及び、最近のニュースキャスターは「ちょっと変じゃない」なんていう話で盛り上がりました。
歓談中は現空研から武士道論までお話させていただき私にとっては楽しい一時でした。
2011/02/21
昨日は池の上で昇級・昇段審査を行いました。
時間の関係もあり、10人組手のSawaguchi1級と先日我孫子道場に出稽古に行っていたYosioka君、それに学習院大学のTakamori3級です。
3名とも素晴らしい組手で完遂しました。
Yosioka君は地力はあり、2回チャンスを逃がしていますので今回は飛び級にチャレンジしてもらいましたが、厳しい組手が続きました。
それでも最後まで気力を集中して見事完遂です。
Takamori3級は高校生の時に入門しましたが受験のため休会していました。
復会してからは調子を上げてきましたが、後期試験とも重なり若干準備不足での受審となりました。
やはり後半はスタミナを消耗する展開となり最終戦は同年の大学生Sonoda(T)2段から一方的に攻め込まれる展開となりましたが起死回生の上段回蹴を決め、結果技あり1同士の引き分けとする根性を見せてくれました。
最後のSawaguchi1級からは事前にメールで、自分にはまだ10人組手は早いのではないか、しかし与えられたチャンスには全力でぶつかって行きたいという趣旨のメールをもらっていました。
10人組手はその時の対戦相手などはどんなメンバーが揃うか分かりません。
対戦候補者が大勢の場合は体重等の考慮も行って対戦者の人選を行いますが、今回はちょうどぴったりの黒帯対戦者が揃いました。
しかもその中は昨年現空研大会無差別級優勝者のUchida初段(100k超級)や2年連続現空研大会無差別級優勝者のNito3段をはじめ、現空研屈指の強者が揃いました。
Sawaguchi1級は軽量級で体重は50k台です。
このままでは流石に公平さに欠けるので100kg超級のUchida初段に変わって同じ軽量級で東大大学院のHiguchi3級に変わってもらいました。
しかし、ある意味でこれが裏目にでます。
とういのは、初戦のHiguchi戦で上段突きが顔面に入るアクシデントがあり、大事は無かったのですが、念のためHiguchi3級に変わってこれまた実力のあるSuga2級に登場してもらいました。
結果としてSawaguchi1級は11人を相手にすることになったのです。
対戦者の殆どが自分より体重も実力も上の上級者との厳しい対戦です。
しかし、Sawaguchi1級は素晴らしい敢闘精神でこの10人(11人?)組手を完遂しました。
かなり厳しい戦いの連続でしたが見事でした。
Sawaguchi1級(左) VS Namekawa2段 Sawaguchi1級(左) VS Nito(兄)(右) 3段
2011/02/20
本日は池の上小でSawaguchi1級の10人組手を実施します。
2011/02/19
本日はSionaka初段の結婚披露宴に招かれました。
Sionaka初段は少年時から極真会館で空手を学び、大会で優勝するなど活躍していました。
東京で就職すると同時に現空研に入門し、短期間で10人組手を完遂し、現在東京の極真会館にも所属して各種大会で活躍しています。
またプロキックボクシングで活躍した二戸伸也初段とも大変仲が良く、互いに切磋琢磨して実力を上げています。
今日の披露宴では、現空研の仲間達、極真会館の師範代の方々をはじめ猛者の勢ぞろいといった様相となりました。
極真会館の方々による演武にSionaka初段も飛び入り参加で素晴らしい演武、試し割り(バット折)などが披露されました。
また、友人(先輩?)のピアノの弾き語りによる素晴らしい歌やSionaka初段自らのギター弾き語りなど、彼の多才さに驚きました。
極真会館の方々もとても温かみのある素晴らしい武人で大変楽しく交流できました。
極真会館 現空研 空手関係集合写真
極真会館師範代の方(左)とSionaka君(右)の迫力ある模範組手
現空研の仲間達
お嫁さんを中心に現空研一同
2011/02/17
昨日は我孫子道場で審査を行いました。
東京から白帯のYosioka君が来ました。
Yosioka君は現空研暦もそこそこ長いのですがたまたま昇級・昇段審査を受けておらず白帯です。しかし京都大学時代は野球部で活躍する一方糸東流の初段を持っている実力者です。
人数はいつもより少なかったのですがHayasi2段、アビ2段、レスラー2段、Ando初段、Eguchi初段、Nakagawa初段他実力者が揃う中での審査です。(Nakagawa初段は先日のTakagi2段との激闘で膝を痛めていたので組手には参加しません)
受審者は
Araiさん
Takeda君
Takasima 4級
Kunii 4級
の4名です。
Araiさん、Takeda君は入門期間は短いのですが、それぞれ他流派、他武道での経験も長く、突き、蹴りの基礎はしっかりできていますので特別に審査を許可しました。
この二人は我孫子道場の白帯では抜きん出た二人です。
特にArai さんは65歳で、既に伝統系の4段をお持ちですが、フルコンタクトをやってみたいということで現空研に入門されました。
物腰のやわらかな静かな人です。
しかし空手になると鋭い突き、蹴りの動きはさすがと思わせるものです。
Araiさん(左) 伝統系4段 VS Yosioka君(右) 伝統系初段
Takeda君はHayasi2段の友人で他武道の有段者で地力があります。
その2名にアクシデントがありました。
それぞれ別の組手でしたが、同じ左手の中指を痛めたのです。
二人とも骨折の可能性があったのですぐ救急の手配をし、病院に行ってもらいました。
幸いにも二名とも骨折しておらず、全治まで短期間で済みそうでホッとしました。
先日東京道場でも、構えの時指をまっすぐ開いていると突き指する危険が高いので必ず握るか、内側にまげた状態で構えるように指導し、少年部でも、ふざけながら乱取りをしていた少年に事故を防ぐ意味で厳しく指導したばかりでした。
ただビデオで見るかぎりAraiさん、Takeda君とも、そうした構えの不備はなく、突発的なアクシデントでありました。
細心の注意を払っていても、アクシデントの可能性は常にあるのは空手に限ったことではありませんが最強への最短距離は無事故で稽古の継続をすることです。
今以上にこうしたアクシデントは極力防ぐように皆さんの自覚をさらに高めて下さい。
組手審査は、Arai さんは中断しましたが、Takeda君を含め残りの3名は全員規定の人数をクリアしました。
何とTakeda君は、レスラー2段との対戦中に怪我をしたのですが気づかず(審判をしていた私も気がつきませんでした)その後、あのアビ2段に全力で立ち向かったのです。結果は一本負けでしたがすばらしい内容でした。
Kunii 4級、Takasima 4級も最後まで良く頑張りました。
特にTakasima 4級は、62才で、大病を克服しての空手復帰をした人です。
最後のKunii 4級とTakasima 4級の直接対決は双方技有り1の引き分けという熱戦で終了しました。
2011/02/15
本日は世田谷道場で少年部、一般部の審査を行いました。
一般部はHirayama1級の10人組手が行われました。
Kin3段をはじめ、強豪の2段、初段、そしてトップパッターだけ茶帯のGoto1級が勤めました。
Suzuki(R)2段、Namekawa2段、Suematu2段、Suehiro2段、Endo初段、Okosi初段らが対戦者となりました。
緒戦から、緊迫感あふれる組手が続きましたが、得意の上段突きを要所要所で極めるなど、順調に勝ち抜いていきました。
しかし中盤にかかると流石にスタミナも消耗し、押される場面も増えてきました。
特にSuzuki(R)2段からは下段を効かされ、後半は厳しい戦いとなりましたが良く耐え、最後のKin3段との対戦になりました。
開始早々蹴りで技ありを取られますが、苦しい中でも最後まで敢闘精神を失わず突きで二つの有効技をきめて引き分けで見事10人組手を完遂しました。
Hirayama1級(左) VS Kin3段(右) 10人目
2011/02/11
今日は井岡一翔選手のボクシングの世界タイトルマッチがありました。
井岡選手はアマチュアの頃から注目されていた選手ですが試合を見たのは今日が始めてです。
プロデビューして7戦目での世界チャンピオンで日本ボクシング史上最速ということです。
しかも相手は40戦無敗の最強チャンピオン。
これを見事なKOで破りました。
今回注目したのは井岡選手の勝ち方です。
まさにレバーをえぐる理想的な中段カギ打ち。
腰の入った重く鋭い中段です。
中段を効かすのは空手でも簡単ではありません。
特に顔面が一瞬ノーガードになるボデー打ちは、勇気も必要です。
顔面無しルールでの中段と顔面ありルールでの中段は全く異なる技術なのです。
相手の選手はカウンターのタイミングも威力も一級でした。
この状況でこうした一発を決めるには偶然では無理です。
普段の弛まぬ稽古と研究を積み重ねて初めてできる技です。
久々に空手の参考にもなる良いボクシングを見させてもらいました。
強烈な左中段でオーレドン(タイ)選手をマットに沈めた井岡選手 (写真 サンケイスポーツ ヤフーニュースより)
2011/02/09
本日は我孫子道場で稽古と審査を行いました。
組手審査は時間の関係で1名、独協大学のKumagai4級の4人組手を行いました。
Ikeda3段、レスラー2段、Ando初段などを含む我孫子の強豪が相手でしたが、見事完遂しました。
Kumagai4級は、もともと格闘センスがある上に稽古熱心で、Nakagawa初段に休憩中も組手の稽古をしてもらったり旺盛な研究心の持ち主です。
今回は後半の上級者には格の違いを見せ付けられましたが、得意の上段蹴りはスピードもありすぐに実力を上げてくるでしょう。
左 Kumagai4級 VS Takasima4級
一方今日は、時間の関係で基本、形審査のみでおわった熟年組のTakasima4級とAraiさんも活躍しました。
お二人とも60歳台ですが、すばらしい空手を展開しました。
Takasima4級は大病から奇跡の生還を果たして現役に復帰した元フルコン他流派出身のベテランです。
Araiさんも若い頃伝統系の経験が長く、自流派4段、全空連3段をお持ちです。
お二人とも剛柔流の経験は無いので基本や形は初めてですが、基本ができているので体の使い方や腰の入れ方は申し分ありません。
今回は白帯からの挑戦ですが基本は余裕で合格しました。
来週以降組手の部にチャンレンジされます。
2011/02/08
本日は世田谷第二道場で稽古と審査を行いました。
まず少年部の審査からです。
今日の少年部はいつもより気合が入っており、組手、形とも全員出来が良かったです。
特に10人組手に挑戦したTakagi君は、前半は少年部の選抜メンバー、後半は一般部の黒帯を相手に果敢な組手を展開しました。
そして見事10人組手を完遂しました。最後まで攻める姿勢を貫き立派でした。
少年部基本審査
少年部 Takagi(F)1級(右)の10人組手 相手はTanabe2級(左)
一般部は、Oe2級の6人組手が実施されました。
集まった顔ぶれで、6人の対戦者のうち3段一人、2段が三人という超強力な布陣となりました。
当然過酷な組手の連続となりましたが、何とかこれらの上級者の洗礼をかいくぐり無事完遂しました。
この一週間緊張のため眠れなかったと話していましたが、今日はぐっすり熟睡することができるでしょう。
左 Kin3段 右Oe2級 最終戦
2011/02/05
本日は目黒道場で稽古と審査を行いました。
審査初日ということもあり、参加者も多く、早速組手で熱戦が展開されました。
白帯の部、色帯の部とも全員気迫のこもった良い組手が展開されました。
10人組手は本日はありませんでしたが、1級チャレンジのGoto君が6人組手を行いました。
Goto君は一般男子の部では最軽量の一人で体重は40kg台です。
しかし、各道場への出稽古も熱心で着実に実力をつけ今回の挑戦となりました。
実力では圧倒的な差がある黒帯の重い攻撃にも耐え、その他強豪の色帯の猛攻にも一歩も引けを取らない見事な6人組手を完遂しました。
左 Goto2級
5人組手はTobe3級、Higuchi3級、Morikawa3級がチャレンジしました。
右 Tobe3級の上段突き攻撃。
Tobe3級は会社では管理職で外観は穏やかそうな感じですが一旦空手着姿になると豹変します。あふれる闘志で見事6人組手完遂。
Morikawa3級は現空研大会無差別級チャンピオンのUchida初段を破る大活躍。
技の切れるNamekawa二段に敗れるも善戦し、最近の著しい成長の証を見せてくれました。
Higuchi3級は東大の大学院で物理を専攻する若き研究者ですが空手でも非凡な才能の持ち主です。
今日も並み居る強豪の試練に耐えました。写真は5人目の東京海洋大学のSonoda(T)二段の後蹴で効かされた瞬間ですが、最後まで攻め続ける気迫を見せました。
文武両道の道を極めてほしいと思っています。
白帯の部も熱戦が展開されました。
年齢も体格も持ち味もそれぞれまちまちですが、全員に共通しているのは、旺盛な向上心と強くなりたい意欲です。
技術的にはまだまだ研究しなければならないことは山積していますが、格闘技で大切な気迫においては誰一人欠けていません。
今回は総当戦の形式をとりましたので、体重の軽いUchiyama君は一番荷が重かったと思いますが、最後まで気力の衰えるところはありませんでした。
全員合格です。
Uchiyama君 VS Yokozeki君
研究熱心なUchiyama君と常に全力で稽古を積み重ね、重い突き、蹴りの持ち主Yokozeki君。
将来が楽しみです。
Turumi君 VS Matumoto君
体が柔らかで格闘センスのあるTurumi君と理想的な体格でパワーもあるMatumoto君もすぐ強くなるでしょう。
少年部は Matumoto君(小学2年)が初めての審査です。
相手は今回10人組手にチャレンジする少年部の星Takagi1級(小学6年)です。
Takagi1級(小学6年)はもちろんコントロールした組手ですがMatumoto君は臆することなく果敢にチャレンジし見事完遂しました。
2011/02/02
本日は世田谷道場で稽古を行いました。
体験入会中のSuzukiさんが正式に入会されました。
Suzukiさんは他武道で二段の黒帯です。
今日はSuehiro二段と初めてのフルコンの組手を体験してもらいました。
まだルールなどに慣れていないのでとりあえず自分のやり方で軽めのスパー的な組手を行ってもらいました。
突き、蹴りとも基本は身についていますのでコツを掴んだらあっというまに強くなるでしょう。
女子部のUedaさんも久しぶりに稽古に参加しました。
今日は一番目立ったのはHirayama1級です。
勝抜戦では実力者揃いの黒帯を一掃する活躍で優勝しました。
再来週(15日)の10人組手(予定)に向けてしっかり調整が進んでいるようです。
※2月の昇級昇段審査の案内を会員ページにアップしました。
2011/01/29-2
新年会を行いました。
世田谷道場近くの三軒茶屋です。
一次会は居酒屋で、二次会は世田谷道場会員の行きつけのバイキングです。
一人ひとりの今年の目標や意気込みまた空手以外の面白い話も聞け、大変盛り上がった良い飲会となりました。
最近の厳しい社会情勢で仕事のためなかなか空手のための時間を取れない方も多く、いろんな苦労話も聞きました。
また、怪我のため休会している方とも久しぶりに話ができました。
もともと地力のある方なので黒帯取得は時間の問題でしょう。
また、自分のサイトやブログをもっている会員のおもしろいコラムや日記の話から始まって私の若い頃のコンピュータの仕事の話やあまり表にできない昔話などでも盛り上がりました。
その他漫画のストーリー作家としてデビューを控えている会員や東大のドクターコースで頑張っている会員、職業や分野は本当に様々ですが、空手という共通点で集まりこうして杯を交わすというのは本当にエキサイティングで楽しいものです。
もうすぐ審査も始まりますが、現空研は生涯空手を目指しています。
それぞれのペースで着実に武道の道を極めていってもらいたいと思っています。
なお2次会で解散の後、3次会以降もいろいろあったようです・・・・・・・・
これより二次会
2011/01/29
コラムを追加しました。
政治家はなぜ「お願いするのか」 その9 (2011/01/29)
本日は新年会を行います(三軒茶屋)。
2011/01/26
我孫子道場の稽古の様子です。
2011/01/22
本日は目黒道場で稽古を行いました。
突きの効率的なうち方について、無酸素運動と有酸素運動の関係。
20秒リミットの話などを行いました。
2011/01/19
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
今日は現空研の主な師範が揃いました。
中鉢筆頭師範、木村師範、飯塚(酔っ払い)師範
その他、ベテランの高段者や実力のある若手も揃い、年代も10代から60代までと多彩なメンバーになりましたので、最近課題にしている「突き」に特化したフルコン組手を師範も混じって総当りで行いました。
普段なかなか相手をしてもらえない4段、5段、6段といった高段者の師範やベテランと初心者や若者の対戦もあり、厳しい中にも楽しい組手が展開されました。
現空研の師範たちは、過去のむちゃくちゃ厳しかった時代からの蓄積がありますから流石といった組手を見せてくれました。
圧巻は最終戦となった最重量で圧倒的なパワーの持ち主であるKamioka(アビ)二段と筆頭師範の中鉢六段とのガチンコの打ち合いでした。
もちろんお互いにコントロールはしていますが、ドスンドスンという重い響きの打撃戦は迫力がありました。
左 中鉢六段 VS 右 Kamioka(アビ)二段
2011/01/18-2
世田谷道場一般部はKin3段、Suzuki(R)2段も久しぶりの登場でにぎわいました。
新しく二段に昇段した、Sonoda(T)二段、Suematu二段、Namekawa二段への帯、認定証の授与を行いました。
その他黒帯の実力者も揃ったところで、最近の課題であるフルコンタクトの突きに特化した稽古を重点的に行いました。
初めて新防具着用の会員も多かったのですが、すぐ慣れ、中身の濃い稽古となりました。
このフルパワーでの現空研独特の稽古メニューはより実戦に近い状況を安全に体験できますので本来の武道追求の手段としてかなり有効なものだと私は考えています。
打撃の反動を利用する事や瞬時の脱力、バワーの集中など理屈を知った上で実践を重ねることで自分の技術とすることが可能です。
2011/01/18
本日は次期少年部の10人組手を控えた目黒道場のTakagi(H)君が世田谷に出稽古にきましたので、少年部の5名の選抜選手相手に稽古で5人組手を行いました。
Takagi(H)君は足も良く上がり、バランスの取れた空手を身に着けていますが、世田谷にもは個性豊かな少年たちが揃っています。
突きの得意な子、蹴りの得意な子、またパワーで押すタイプなど様々です。
全ての組手が好試合となりましたが、5人目世田谷の業師のTanabe君とは特にかみ合った良い試合となりました。
お互いに多少の遠慮はありましたが、互いの良いところを素直に出しています。
Takagi(H)君 VS Kakizaki君
Ito(Y)君 VS Takagi(H)君
Sakai(T)君 VS Takagi(H)君
Mikawa君 VS Takagi(H)君
Tanabe君 VS Takagi(H)君
2011/01/18
本日以降各道場にて二段昇段者の認定証、帯の授与を行います。
2011/01/15
本日は目黒道場の稽古を代替の世田谷第二道場で行いました。
我孫子に続き突きに特化したフルコンでの稽古を重点的に行いました。
今回は引退まもないプロボクサーのSugiyama君がさすがと思わせるボデーの連打を見せてくれました。
蹴り技が入るとなかなか自分の間合いがつかめないのですが、突きだけとなると水を得た魚のようになります。
最近突きの威力がましてきたMizuo初段と好試合を展開しました。
今回は新しい防具のテストも兼ねて行いました。
2011/01/12
本日は我孫子道場で稽古を行いました。
極寒の中多数の参加があり、フルコンタクトの突きに特化した稽古を重点的に行いました。
やはり重量級のアビ二段の突きの重さが目立ちました。
2011/01/10
昨日は目黒道場で稽古を行いました。
いつものメンバーに久しぶりの参加の会員も加わり、初稽古にふさわしい陣容での稽古ができました。
体験入会もアメりカ留学から帰国したばかりの方(格闘技経験あり)が参加し、昨年入会した白帯の会員もだんだん組手に慣れてきて乱取りも多彩な様相を呈していました。
特に今日はMorikawa君の動きが目立っていました。
さて、道場で新年会の案内をして、会員ページに詳細をアップすると言いましたが、リンク先が昨年の忘年会の案内に間違っていました。
本日正しい記述に訂正いたしましたので各自参照の上ふるってご参加下さい。
また、入会してまだ会員IDをもらってない方あるいは忘れたり紛失した方はメールで会員IDを請求して下さい。
2011/01/08
世田谷、我孫子と初稽古を行いました。
さすがに世田谷は正月明け早々の4日でしたので参加者は少なかったのですが、 Namekawa二段、Sonoda(T)二段はじめ精鋭が揃い、新年にふさわしい内容の稽古ができました。
翌日の我孫子は、人数も揃い、東京からはNito(兄)三段もかけつけ、IKeda三段はじめ多くのベテランや新鋭が揃いレベルの高い稽古ができました。
今年の目標や現空研の基本的な精神を再確認し新たな年を実り多きものにしたいと思っています。
なお、今年は新年会を開く予定です。日程、場所が決まりしだい会員ページにて発表いたします。
2011/01/04
新年明けましておめでとうございます。
今年は昨年にもまして激動の年となる事が予想されますが、現空研は更なる発展と充実を期して武道の道を貫いて行きます。
昨年は後半書きたいコラムがあまりに多く、収拾がつかないうちに今年になってしまいました。
今年は、空手、武道に対する考察はもちろんのこと、もっと広く、日本文化や社会、組織、そして世界とのかかわりも視野に含んだより広い視点からの切り込みも志しています。
本日は世田谷道場で初稽古を行います。
我孫子道場女子部 Kikuchi初段(キクちゃん)作成