50歳を過ぎて空手を始め、昨年初段を取ったTanakaさんが、去年に続き東京都空手道連盟が主催するシニアオープン大会に出場されました。
そして昨年と同様のベスト16入りです。
最後の試合では、審判によっては判定が覆る微妙な勝負であっただけに残念な感情は残りますが、50歳を過ぎて始められたTanakaさんが、若い頃から長年修行を続けているベテラン選手と肩をならべ、いや場合によってはそれを凌駕して活躍されているという事はすばらしい事です。
詳細は本文をお読みください。
平成18年10月1日
TanakaS 初段
グラフィックデザイン会社経営
東京都 在住
10月1日、日曜日。東京都シニアオープン空手道大会に参加しました。
結果は、昨年と同じでした。
昨年より上を狙えるように稽古してきたのですが残念です。
形の部
コンデションは上々。いい感じで試合に臨めました。午前中は形の試合。
「男子形 竹の部(50歳代)」の部。
出場選手39名。結果はベスト16。(強運なクジ運のおかげ)
組手の部
午後から「男子組手 竹の部(50歳代)」出場選手48名。
やはり組手に人気があります。
結果はベスト16。昨年と同じでした。
ただし、試合内容は昨年より進歩したと感じます。
まず落ち着いて相手を見ることができたこと。
息を詰めないで(園田先生によく注意される)、リラックスして動けたこと。
特に1回戦の相手は、1昨年3位のSさん。
(マスターズにも出場。表彰台に立ったこともあるドクター)
組手開始からリラックスして戦えました。
途中2ポイント上段突きを取られましたが、中段の前蹴りも極めることができたし、受けからの上段突きも極まり、7対2で勝ちました。
勝った直後に、目黒道場に通っているSaitoさんが応援に来てくれました。
(勝った試合を見てもらえて良かった)
2回戦は、大柄な人で私より若い感じ、体型はしまりのないItoさんという感じです
(Itoさんは引き締まったますよ)。
この人は飛び込んで刻み突きの代わりにフック気味の背刀を多用する人で、立て続けに2回もポイント取られました。
ただ、上段しか狙ってこない(攻撃が単調)、しかも、体型上フットワークが悪そうなので、前後に揺さぶりをかけてみました。
それが功を奏し、上段突きを何本か極めることができました。
しかも、思い切って中段の回し蹴りを太めの脇腹へジャストミート。
2ポイントゲットです。
結果は5対4で勝利。
僅差でしたが負ける気はしませんでした。
3回戦は形の上手い剛柔流の人(この人は相当空手をやっている)
どうも、相手が上級者であると勝手に思いこんでしまい、リズムを崩す悪い癖があります。
要するに、お互いに構えているときに、相手が攻撃しないので、待ちきれずにこちらから意味のない攻撃を仕掛けて逆に極められるというパターン。
そのパターンを何と、2回も・・・・。トホホです。
2ポイント先取されたので、逆転を狙って上段の蹴り(極まれば3ポイント)を狙い、上手くヒット、(Hitujiさん相手にようやく上段蹴りができるようになりました)
「ヤッター」と思った。(割と余裕があったので、相手の頭を心配して痛くないようにコントロールしてタッチしたのに、相手もやられたという顔をしたのに、審判がポイントをとってくれない)
コントロールした蹴りが弱い(不十分)とジャッジされたのだと思います。
(負け惜しみかもしれませんが、現空研のジャッジなら技あり)
ついに時間切れ。2対0の完敗。
個人戦は以上の成績でした。
団体戦での2回戦目、昨年の優勝チームとあたりました。
私の試合相手はFさん。
Fさんは5年前の大会で組手40歳代の部準優勝。昨年は3位の人。
この試合は激戦でした。
このFさん強烈にメンホーに当てる人なんです。
寸止めルールでも結構メンホーを強打します。(危険だし、当てないルールで当てないとポイントを取らない不思議な寸止めルール)
メンホーへの当てかたがヤバイ人(私が上段でポイントとって、審判が止めを宣言したあとで強打するのです。しかも2回も)思わずキレました。
試合中、「気をつけて下さい」声を大にして注意してしまいました。
(18歳の時、自動車教習所で仮免の路上運転中トラックに追突されて、全治2ヶ月のむち打ち症に、後遺症の頭痛には10年
以上も悩まされたので、首に対する衝撃は大嫌いなのです!)
これで、怒りモード爆発。
すると動きも良くなり、相手の動きも見え、クールに突きを極めることができました。
怒りモードでも冷静に空手ができるものなんですね。
気持ちは怒ってるのですが、少し上空から自分の動きを見みているような不思議な感覚でした。(園田先生が以前、話してくれたことと同じ感覚でした)
結果は7対5で勝ちました。
この試合は面白かったです。
でも、強打の影響で、ご飯が痛くて噛めません。メンホーしていても顎の関節がおかしくなりました。
今年のシニア大会もたいしたケガもなく無事終了。
直すべきところが多く見つかり、収穫ある大会になりました。
来週から、気合いを入れて稽古しますのでよろしくお願いします。
TanakaS
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