空手による怪我について

 2013/03/06


空手とけがについて質問します

50代で空手を始めたものです、護身を兼ね精神・肉体の鍛錬と思ってはじめました
空手は型中心でフルコンタクトではありません、初めて2年ほどで、型はジオンとチントウを学びました
昨年、肩の痛みが出るようになり(はじめは肩甲骨でしたが、肩甲骨でなく肩の上あたり)が痛むようになり、突きも今ではゆっくりと練習しています
肩甲骨の痛みは初心者では力が入り過ぎよくあることだと他の練習生にも言われましたので、ゆっくりと練習してから痛みは消えました

今年に入ってからバッサイ(大)を習い、猫足立ちの練習をするようになってから重い腰痛になってしまい、仕事にも差し支え今は休養しています
猫足立ちで片方の足で踏ん張っているつもりが、腰に負担がいってしまったと思うのですが、かかりつけの整体の先生には年齢的に無理といわれました

長々となってしまいましたが、質問させてください
猫足立ちで腰に負担がいくことがあるのでしょうか? それとも片方の太ももやおしりに負担が本来かかるもので自分のやり方がおかしいのでしょうか?
太ももやおしりに負荷となれば今までも経験した筋肉痛なので心配ないのですが、腰に負担がかかるものとなれば、体を鍛える前に持病に
なってしまうのではないかと不安になり、今後続けようかどうか迷っています


まず基本的な話として、空手は形にしろ組手にしろ武道ですからそれなりの厳しい動きを伴います。
したがって筋肉痛などは普通に起きます。

と言うか鍛えるということは多少なりとも一時的に体をいじめる事ですから多少の痛みは伴うものです。
問題はその痛みが数日、長くても1週間くらいで回復できるかどうかということです。

これくらいの日数で回復するのであれば痛みはむしろ鍛えた証拠とも言える勲章のようなものです。
痛みが生じ休息して回復、そしてまた稽古して痛みが生ずる、また回復。

これを繰り返して体は鍛錬されていきます。
気を付けなければならないのは、痛みが回復しないうちにまた次の痛みが加わりだんだんそれが累積されていくパターンです。

こうなるのは明らかなオーバーワークであり、決して良い方向には向かいません。
おっしゃるように痛む場合は休止したり、あるいはスピードを遅くしてゆっくり運動するというのは大変良い方法です。

猫足立ちについては、これはなかなか初心者には難儀な立ち方です。
そもそもこんな立ち方は日常生活の中ではありません。

空手(特に剛柔流系)独特の動作です。
軸足のおしりや太ももには相当な負担があります。

また腰も後に弾いて胸ははりますので初心者にはかなり負荷の大きな立ち方となります。
しかし、これが慢性的な腰痛につながるかと言えば私はそれはあまり考えなくても良いような気がします。

慣れない最初は足にも腰にもそれなりの負荷はかかりますが慣れてしまえば平気になります。
要は痛みが出たらすぐ休養することです。

そして痛みがとれたらすぐ再会します。
痛いのに無理に無理を重ねていくことが悪い結果を生みます。

始める勇気と休む勇気この二つが上手になるための特効薬です。

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