ヒット カウンタ

昇段審査を終えて ー我孫子道場 Komaー


Koma君は、我孫子道場で稽古続けていますが仕事が忙しくなかなか集中した稽古ができませんでした。

それでも時間を見つけてコツコツと稽古をかさね今回10人組手にチャレンジすることを決断しました。

入門は2005年11月ですから稽古期間は4年と少しになります。

体も決して大きい方ではなく、並外れたパワーがあるわけでもありませんが常に前向きの姿勢で物事に取り組み、組手で負けが続きなかなか勝てない時期でもくさらずコツコツと稽古を重ねていきました。
また彼の古くからの友人が会長を務める青春塾というキックボクシングジムでもトレーニングを積み今回の10人組手に臨みました。
ちなみに青春塾は先日K1MAXで大活躍した山本優弥選手の他スーパーフェザー級の全日本チャンピンの石川直生選手や同じく バンタム級の全日本チャンピオンの寺戸伸近選手を抱える有力ジムです。
本人の努力が一番ですがこうした回りの多くの人たちの励ましや家族のきずなでとうとうこの10人組手を完遂させました。
忙しい仕事を持つ社会人として、また家族をささえる父親として、現空研の標榜する空手家の一つの理想像を彼の生き様に見ることができます。

 


2009年2月27日
Koma初段
我孫子道場
会社員
東京都葛飾区在住

 2月4日と18日の2回に渡り、我孫子道場での昇段審査ありがとうございました。
今審査の合格発表をhpで確認させていただき、率直に感じることは、安堵感と今後のプレッシャーです。
10人組み手を完遂できたとは言え、実力的にはまだまだ先輩方の足元にも及ばないレベルであることに変わりはないので、
本当の意味でこれからの稽古にどれだけ集中し技を磨いていけるかが大きな課題と思っています。

又、黒帯取得は私にとってこの現空研に入会したときから自分を変えるとても大きなゴールでした。その大きく高い壁を超えた今 黒帯になることはゴールではなく、通過点であることに気づかされたように思います。

今後も現空研の黒帯を巻く者として帯に恥じないよう今まで以上に稽古に励み、生涯空手を実践していければと思います。

 今回の審査(10人組手)には沢山の方々にお相手頂きました。本当にありがとうございました。
会長が「我孫子の会員はレベルが高いから・・・」と言う言葉にいつも私自身すごいプレッシャーを感じておりました。
「こんな自分も我孫子のひとりとして黒帯を巻ける日がくるのだろうか?」常に自問自答しておりました。

 そういう意味でも自分が昇段審査を受ける時にはひとりでも多くの我孫子の先輩方にお相手頂き、黒帯の洗礼を受けてその壁を乗り越えたいと思っていました。
そうは決心していたはずでしたが、組み手の内容は、自分自身満足できる内容はひとつもありませんでした。

しかし、審査を終えていつもの居酒屋で皆さんから「おめでとう」とお祝いして頂いた瞬間は、「これで自分も我孫子道場の・・・と言うより、現空研の黒帯として迎えてもらえたんだ。」と本当に心の底から嬉しさがこみ上げてきました。

 本当にありがとうございました。
これからも仕事と家庭と空手とバランスよくいつまでも続けて行く決心です。

 長くなってしまいますが、先日もお話しさせてただいた 私が昇段審査に備えてお世話になった友人のジムに所属する山本優弥選手にまつわる話しですが、彼が先日出場したK−1MAX日本代表決定トーナメントはご覧いただけたでしょうか?

 今回、私が稽古不足にも関わらず半ば強引に自主トレを積んで昇段審査に挑んだのは彼が何気に私に言ってくれたある言葉でした。
「自分を追い詰めてください。周りが何と言おうが 始まってしまったら、信じるのは自分だけだから・・・。駒さんは凄いですよ」
当然、彼は練習の中で発した他愛もない一言だったと思います。覚えていないでしょう。しかし、私にはすごい響いた言葉でした。
10人組手の最中、何度か彼の言葉を思い出し自分に渇を入れたのを覚えています。

正直、途中で駄目だと心が折れそうになったのも事実です。
数年前にも5人組手を受ける夏合宿前に娘からもらった「パパ空手弱くても、心折れないでね」と言う言葉もしかり、私の昇段には周りの人達に支えられた上に
できたものだと改めて感じました。

 その彼がK−1に出場が決まってから、必死に練習を積んできたのを私も目の当たりで見ておりました。本当にあの日の試合にすべてを賭けて臨んでいました。
私も当日は有給休暇をもらい、会場まで応援に行きました。私だけではないと思いますが、試合が迫ってきたある日、「必ず優勝します!」と言ってくれたのです。

 結果はもう一歩のところで準優勝でしたが、最後まで心折れず、決してあきらめない強い根性を見せてくれました。
私は試合が終わったとき、負けてしまった悔しさよりも色々な意味で彼に対する感謝で泣いていました。
彼は周囲の人達に優勝を宣言することで自分を追い詰めてモチベーションを高めていたのかなぁと感じます。

 彼の勝利への執念は様々なことで私や沢山の人達に勇気や元気をくれました。今は本当にすばらしい試合を見せてくれた山本優弥選手に「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。

彼は皆との約束を充分果たしてくれたと思っています。

彼は今24歳。私もファンの一人として今後の更なる活躍を期待しています。
もちろん私も今後は現空研の黒帯として益々空手に精を出したいと思っています。

 本当に誤字脱字の乱文で失礼いたします。
今後も宜しくお願いいたします。

 押忍


平成21年2月27日  Koma

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