ヒット カウンタ

誰でもできる最強筋力トレーニング2

まず、筋肉トレーニング(以下筋トレ)の原理を述べる。
筋トレとは、傷めた筋肉の過剰回復の集積だということだ。
ここでは結論だけ述べる。

大切なことは

  1. 筋肉に負荷をかけること。
  2. 筋肉が傷むこと
  3. 傷んだ筋肉に回復の時間を与えること

これが、筋トレの基本原理だ。
ちまたに山ほど氾濫しているトレーニング技術の全ては、突き詰めればこの原理に行きつく。

ただ、どの程度の負荷をどのようにかけるか、筋肉を傷める程度はどのくらいが最適か。
回復の時間、つまり、トレーニングとトレーニングのインターバルの最適時間はどの程度か。

といった具体的な内容になると、いろいろな研究や、流儀が存在する。
どんな方法が良いかを決定するには実証データが必要だ。

とりあえず自分でやってみて、データをとるのがてっとりばやい。
まず、用意してほしいのはダンベルセット。

これも、プレートとシャフトが別れていて、重量を細かく調節できるやつでなければならない。
こいつを使ってまず上腕二頭筋(ちからこぶの部分)を鍛えてみる。

適当な重さでダンベルをぶら下げた状態から上腕二頭筋を使った状態でゆっくり持ち挙げる。
これが簡単に持ち上がって何10回も簡単に上がるようだと、重さが軽すぎるということだ。

かといって2,3回しか挙がらないのは重過ぎということになる。
丁度よいのはやっと10回挙がる程度。

これで、まず片手で10回ゆっくりと連続で挙げて、つぎに手を代えて10回ゆっくり挙げる。
これを交互にそれぞれ5セットくらい続ける。

後半はとても10回は挙がらなくなるが、それはかまわない。
とにかく限界まで挙げる。

次の日は多分筋肉痛に見回れる。
これは、筋肉が傷んだ証拠だ。

筋肉に痛みのある間は休む。
年齢やもともとの体力などで差があるが、最初は3日から1週間くらいは続くだろう。

痛みがなくなれば、また同じことを繰り返す。
多分2〜3回目のトレーニング日には、10回挙がる重量が増加している自分に気づくはずである。

初心者の場合は面白いように筋力が付いてくる。
初めて筋トレを行った人は最初の1ヶ月である種のカルチャーショックを受けるはずである。

自分の潜在能力の目覚めといっても過言ではない。
3ヶ月たって、会社のだれかと腕相撲してみると良い。

相手のあまりの弱さにびっくりするはずである。
このめざめを経験した人は、あとはほっといても向上していくのだ。

トレーニングの個所ももはや上腕二頭筋だけではすまされなくなる。
本屋でトレーニング関係の本なんかパラパラめくりだしたら、もうしめたものだ。

つづく

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