更新 2009/03/09
女性の方へ
現空研の空手は女性にも適しています。
確かに平均すれば女性は男性より体力はありませんし、骨格も格闘向きにはできていません。
だからと言ってこれが空手に向かないという結論にはならないのです。
そもそも空手は生まれながらに強い人間のための技術ではありません。
弱い人間を強くするためのノウハウの集積したものが空手なのです。
女性男性は問わず弱者を強者に変える技術、ここに空手の醍醐味があります。
昨今、様々な社会のひずみで心の病んだ人たちが増えています。
理不尽な、そして動機も理解できない不気味な暴力事件は毎日のように新聞、テレビの話題になっています。
根本的な解決は社会問題として取り組まなければ不可能ですが、個人レベルでは当面の危険に対処せざるを得ません。
理不尽な暴力に対抗できる力があるという事は精神的な余裕が生まれます。
力を持つという事がどれほど精神的な余裕を持つことにつながるかは空手をやった人にしかわからないかもしれません。
そういう意味では空手の本当の効能は精神の安定にあるのです。
強さという絶対的な力に裏打ちされた精神力は少々のストレスではビクともしません。
そうした自分自身への信頼が心に余裕を持たせ、あらゆる行動が自信に満ちて落ち着きを生みます。
人間関係もうまくいくようになります。
内部から湧き出る自信は、無理やり作った空威張りとは根本的に違います。
おとなしくしていても、ニコニコしていても何かオーラのようなものが出るのかもしれません。
空手をある程度やった人が皆共通に感ずるのは「トラブルが激減した」ということです。
「いじめ」とか「嫌がらせ」といったものが気が付いたら縁遠いものになって行きます。
もし、そうした心の悩みがあるのでしたらぜひ空手を試してごらんになったらいかがでしょう。
最初の一歩を踏み出さないことには全ては始まりません。
現空研は発足当時から長い間成人男子に限って募集をしていました。
私自身が女性の指導に対する方針や女性の武道に対する基本的な考えがまとまっていなかった事と、当初は実際に当てる(フルコンタクト)というコンセプトと、とにかく力に対する追求に専念していたことが上げられます。
現在は違います。
武道というものが本来は弱者を強者に変えるためのものである、という考えに行き着いたからです。
そうすると弱者の範囲は男性に限る必要はないのです。
昔の「強い者をより強く」という考えから「弱い者を強く、強い者はより強く、そして全ての者を最強に」、というような考えに達して現空研を運営しています。
強くなりたい「か弱き女性」を大募集します。・・・・・・か弱くなくても構いません・・・・・・・・
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