Izumi初段は現在我孫子道場で中堅として活躍しています。
動きが速く突きも蹴りも切れがあります。
当初は攻撃一辺倒でしたが最近は待ちの姿勢も覚え、臨機応変緩急をつけた組手ができるようになっています。
また少年部や初心者に対しても相手の技を引き出してやる懐の深さがあります。今回も10組手に挑戦する後輩たちの面倒見も良く、着実に空手家として成長していることが感じられます。
ただ、いきなりヨーロッパにフラリと1人で旅行に行ったり変わった趣味の持ち主でもあります。
2016年 2月 1日
Izumi 初段
我孫子道場
千葉県我孫子市在住
園田先生
押忍、我孫子道場の泉です。
あの10人組手審査から間も無く1年が経とうとしており、最近同じ道場生が当時の私と同じように審査が間近に迫っているのを見て、ようやく実感が湧いてきましたので、これまでの私の想いを書かせて頂きます。
先ず、先生始め奥様、師範の皆様、審査時に相手して下さった皆様並びに応援して下さった皆様、改めてありがとうございました。
2012年夏の終わりにアビスタにて体験入門させて頂いた頃の話になりますが、そもそもの入門動機は運動不足解消(ダイエット)、当時水泳が苦手だった娘と同様の気持ちを味わい、励ます意味で自身でも(あまり好戦的ではない)性格的に不向きだと自覚している格闘技、とりわけ礼節を重んじると言われている武道に目を向けました。
継続可能である物理的距離から近隣のあらゆる(空手に限定せず)道場のHPを数ヶ月覗いている中で「クラさん」のHPを経由し現空研を知り園田先生のコラムを中心に数日間かけて読み漁り、体験入門に至ります。
体験入門時〜色帯初期は、圧倒的に格上の先輩方ですので攻撃されずとも毎回敗北感はありましたが、ただひたすら暴れて運動不足の解消が出来て体重も相当落ち、また苦手な水泳を克服した娘を見て、ある程度入門動機であった目的は早期に達成されていたように思えます。
しかし、その後は気持ちに多少の変化が生じ始め「自分の技が決まらない」「逆に簡単に相手の技があっさり決まる」などなど、疑問から再度現空研のHPに目を通し、ヒントが隠れていないか探ったり、先生、師範の皆様、先輩方に素人質問を多数させて頂き少しずつ頭で理解し乱取りや組手でトライアンドエラーを繰り返す工程を繰り返す反面、前述のとおり稽古に通う当初目的が達成された事により継続理由を見失ったり、子供の度重なる入院や手術、多忙な仕事等で多少の迷いが生じた時期でもありましたが、ある時から先生や師範の皆様、先輩、後から入門された方などとの稽古や会話を通じ、通える範囲で稽古を続けるようにしました。
そして気付けば一年前にあたる2015年2月最初の稽古にて先生から審査のお話を頂き思わず「次週でお願いします」と言ってしまいましたが決して安易に考えている訳ではなく、「いつ何時であっても如何なる対応を出来るように」という教えが根底としてありますし、仮に一か月先に審査日を設定したとしても自身としては「急激に力が付く訳でも無いだろうし駄目だったら次回またやろう」という半ば開き直りに近い状態で、あの日の審査に臨みました。
傍目には、どう映ったのか分からないのですが5人目のkitajima2段から完全にペースが崩れ、大敗の連続でありましたので、「たまたま最後まで立ってた」というのが率直な感想でした。
終わった直後に先生から祝いの御言葉を頂いた時に感じた事は「空手を始めたいな」。
あれから約一年が経ち空手家の側で見習い?として学ぶ事は膨大にあり、変わらずトライアンドエラーの繰り返しですが、私の一番好きな言葉である「やわらかな決心」を念頭に日々精進して参りたいと思いますので、引き続き御指導御鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
Izumi