第14回現空研空手道大会 入賞者

2023/05/04

 


集合写真

 

 

大会開始にあたってのあいさつ

 

 

 

 

 

 

 

運営


会長 園田 康博

補佐 園田 いずみ 二段

 

主審


師範 中鉢 聡 七段

 


入賞者 

一般部軽量級

優勝  園田 剛士 三段
準優勝 島田 隼 初段

壮年部軽量級

優勝  森川 則明 三段
準優勝 末松 亘 三段
第三位 大野 庸慈 二段

一般部中量級

優勝  半浦 龍樹 二段
準優勝 水尾 佳弘 三段
第三位 杉山 直也 二段

一般部重量級

優勝   二戸 健吾 四段
準優勝  内田 雄豪 三段

壮年部中重量級

優勝  加藤 剛 五段(剛柔流稜風館)
準優勝 平井 愼一 二段
第三位 斉所 洋二 二段

無差別級

優勝  園田 剛士 三段
準優勝 内田 雄豪 三段
第三位 水尾 佳弘 三段
第三位 加藤 剛 五段(剛柔流稜風館)

各賞

最優秀選手賞

園田 剛士 三段
軽量級でありながら準決勝で加藤剛五段、決勝で内田雄豪三段という二人の強力な重量級選手を相手にした優勝であり、向上心と日ごろの研鑽が実を結んだ結果であろう。安定した内容を高く評価する。

最優秀技能賞

森川 則明 三段
もともと重量級だった身体を軽量級まで絞り、その上更なる技の修練の結果が今回の結果を生んだ。対戦相手も末松三段、大野二段と技のキレ味には定評のある強者であったが、二試合とも技あり2、合わせ一本勝ちという内容の濃い試合を展開した。

最優秀組手賞

内田 雄豪 三段 対 半浦 龍樹 二段
今回それぞれ大活躍した二人の組手には多くの者が手に汗を握った。主審、2名の副審で旗が割れるシーンも多く、それだけ伯仲した高度な試合展開であった。

技能賞

水尾 佳弘 三段
速い上段突、前蹴、回蹴と多彩な技を持ち、相手との距離の保ち方やカウンターのタイミングなども長い修練の積み重ねを感じさせる高度な技術を感じさせる。その進歩は留まるところを知らない。

末松 亘 三段
どんな大きな相手でも攻めの姿勢を崩さない。積極的な攻撃を可能にさせる技術の積み重ねがありその技は毎年研ぎ澄まされていく。

 

講評

講評はいつも試合後会場で行うのですが、今回は最終の無差別級決勝が会場の終了時間ギリギリになりましたので、ホームページ上にて行います。

今回は中鉢師範はじめ関係者、参加の選手一同の協力のもと、4年ぶりで世田谷総合運動場の武道場にて現空研大会を開くことができました。
まず大きな事故やトラブルもなく、終えることができました事、感謝の念に堪えません。

試合内容については今回は参加者全員黒帯で、殆どが上級者という非常にレベルの高い試合の連続となりました。
主審、2名の副審それぞれ異なる判定になることも少なくなく、主審は判定に悩み、苦渋の決断を迫られるシーンが数多くみられました。
その中で豪快に技あり、一本をとる選手もいて毎年技能のレベルは向上しています。

また、今回は数十年といった長い休会から復帰した平井二段の参加もあり、多いに盛り上がりました。
平井二段はまだ現空研が前身の拳誠会当時に18歳で入門した創世記の会員の一人です。

その平井二段が約40年の年月を経て再度空手道に復帰し、稽古を再開した事本当に素晴らしい事だと思います。
そして復帰後まだ道場での稽古は数回行っただけですが、今回の大会に参加し、素晴らしい組手を披露してもらいました。

 


平井二段(赤)の上段突 加藤五段(白)                  平井二段(赤)の 前蹴 加藤五段(白)    


平井二段(白)の踵落とし 斉所二段(赤)                                             平井二段(白)の上段振打 斉所二段(赤)  

今回も二戸四段、園田剛士三段、内田三段、水尾三段らの段位上位者は安定した強さを発揮しましたが、剛柔流稜風館の加藤五段も必ず上位の一角に顔をだします。

そして今回目立ったのは半浦二段の躍進です。
火曜日の少年部の稽古後も園田剛士三段、
島田隼初段 時々水尾三段を交えて連続組手を行っており、技の切れとスタミナ養成に役立っていると思われます。

重量級の二戸四段と内田三段はいつもすさまじい熱戦を展開するのですが、お互いに手の内を知り尽くしている仲、今回は互いの探り合いの状況が多くみられました。
両者ともパワー、スピードがあるので迂闊に攻撃を行うとカウンターを食らう恐れがあることを両者とも知り尽くしているのです。

現空研の目指しているものは競技空手ではないので、時間制限のある競技空手での勝ち方は本質ではないのですが、どのような状況でもそれなりの結果を出せる能力は大きな意味では武道空手につながる意義はあると思います。(一部のオリンピック競技なんかに見られる、テレビ放映時間を意識しすぎた警告&ポイント至上主義は本末転倒ですが)

杉山二段もいつもどおりの彼の無限のスタミナからくるスタイル全開の試合で、会場を沸かせました。
斉所二段は平井二段とかみ合ったベテランらしいいぶし銀のような試合を展開してくれました。

今回の現空研大会はやっとコロナが収束して本格的な大会が再開できた第一歩となりましたが、やがてはオープン化も考えており、今年度はそれにむけた準備も行いたいと思っております。
今回参加した関係者・選手一同の皆様、そして全現空研会員の皆様、来期に向けて更なる向上と発展を目指して共にがんばって参りましょう。

トップページへ