2009/05/08
Ikeda2段(我孫子) VS Kin2段(世田谷) Nito2段(目黒) VS Suzuk(R)2段(目黒)
平成21年5月5日の第2回現空研空手道大会は数多くの名勝負を残して無事終了した。
良い結果を残した者、納得いかない結果になった者様々であろう。
各階級優勝者は1人なので、大半の者は思いを残して終了した事になる。
また、トーナメント方式であるので参加者の半数は初戦敗退という憂き身をみる。
したがって負けた事に対してはそれほど問題にする必要はない。
結果は後からついてくるもの。試合は修行の途中経過としての捉え方が正しい。
とすれば問題なのは結果よりその中身である。
優勝者とて自分の思い通りの展開になったものは1人もいないのではないだろうか。
現空研は試合を最終目的としないのは再三述べている通りである。
しかし、試合というものが自分を鍛える手段としては強力な道具であるという事は否定していない。
それはどんなに覚悟をもって普段の稽古に臨んでいても、そこには多少の甘えや気の緩みあるいは馴れ合いといったものが一切介入しないということは、我々感情を持った人間には不可能だからだ。
それがこうした大会という形で厳密に勝敗を決するという場になると、実戦とは言えなくても普段の稽古とはまるで違う緊張感の中で行うことになり、そこには日常とは異なる状況が展開される。
平常心という言葉の意味や重さがいやおうなく突きつけられる事になるのである。
精神のあり方、それに対する考察はどんなにしてもしすぎることはない。
私から見た大会の印象であるが今回は前回にもまして心に残る試合が多かった。
まず、壮年部のKin2段とIkeda2段の試合は、今回屈指の名勝負と言って良いだろう。
それから神田練成館のKato3段とKamioka2段の対戦も互いの持ち味がでる好勝負であった。
後、
Kin2段対Suematu初段
Muramatu1級対レスラー初段
Siba2段対 Hagio初段
Suehiro初段対Uchida1級
Mizuo初段対Namekawa初段
Kawabe初段Sionaka初段
も対戦として内容が濃かった。
特にSuematu初段は今回特にその敢闘精神が光っていた。
勿論この他にも特筆すべき試合は数多い。
再度言うが勝敗はくじ運やわずかな判定差できまることも多く、問題にすべきはその内容である。
現在動画を整理中であり近日中に会員ページにアップする予定だ。
各自は自分の動きをこれらで確認して次のステップにつなげてほしい。