本年度の夏季合宿も無事終了しました。
今回は、昇級昇段審査も内容が良く、大変満足のできるまた面白い合宿になりました。
今回は、特に白帯、色帯ともレベルが高く、組み手が大変白熱したものになりました。
特に10人組み手を完遂したO君の精神力は大変なものでした。
途中エキサイトした対戦者の連続した投げの猛攻にも良く耐えました。
(今回、組み手の前に私が、今回は投げも、関節も締めも何でもありのガチンコルールだから各人思い切ってやれ、と言った私の言い方にも問題はあったが、やはり物事は限度というものがあり対戦者のI君はやはり行き過ぎた面があった。本人は勿論反省しており謝罪の言葉がありました。)
今回は特に大型選手の多いなかであの高温多湿の環境でよくがんばったと思います。
関節、投げ、締め全てありのルールでの完遂ですから価値があります。
特に10人目の強豪Ni君の猛攻を最後まで耐えた敢闘精神は見事なものです。
また、先月膝の靭帯損傷で手術をしたばかりのSa君の組み手や、長身の生かしたSi君の上段蹴りも見所がありました。
白帯も今回は特にレベルの高い人が多くて組み手もそれなりに見ごたえがありました。
また、師範同士の模範組み手もおこないましたので皆勉強になったと思います。
KI師範対KO師範の高度な技の応酬、警視庁のNi君とI師範のスピード感あふれる息詰まるような組み手はさすがと思わせるものがありましたね。
私も久々にガチンコの組み手をN筆頭師範と楽しみました。
N師範との組み手は毎回こういった形になるのですが、このような下段蹴りの応酬は相手を傷付けようと思ってやっているのではありません。
お互い気心か知れていますのでこのような限界点すれすれの打ち合いをやっても怪我もしないのです。
後は心地良い若干の打撃痛がのこるだけです。後のビールがうまくなります。
今回は特別に柔道のI先生に関節技と締め技を講習していただきましたが、時間の制約からまだ未消化な感じがあります。
道場に畳がありますので今後また機会を見て時間をタップリ取って講習して頂く予定です。
I先生の柔道場にはグレーシー柔術の道場にも行っているやレスリングが本業の人も来ているらしくいろいろ面白い技の話も伺いました。
また今回の組み手はすべてビデオに撮ってありますから、後日参加者はこれを見ることができます。
自分の組み手をビデオでみることは大変良い勉強になります。
おそらく自分の想像とは違った自分の姿をそこに見ることになります。
言葉では説明できない欠点や長所が一見して分かります。
それらを参考として更なる稽古を積み、新しい自分の創造に役立ててください。